夜半から
夢見に何故か
愛娘の顔、
どんどんどんどん
遠のき消えゆき
哀しみ 溢れ 、
止まらなくなり
溢れ出すうち

溺れそうに
なりながらも、

 いつしか 哀しみ
 自 ...
職場の昼下がり
パートのオバチャンが仕事の手を休めてコックリコックリ
やりかけの仕事目の前にあるのにまるで仕事してるように見せかけておいて
目を瞑ってまさに夢のなか
目が覚めても上司の目の前で ...
あなたの網膜に向かってなめらかに捩れる音楽を把えるために僕はあなたの眼を視ない
なんとなれば眼とは水を細分しあまりに暗く非在の青を結ぶ その二組の泡の両端をそれぞれに直線で結ぶことは眼の仕事ではない ...
〈くちなはの目醒め貴方の懐に大穴があるそこから這ひ出し 平手みき〉


【ⅰ】

 朱那アケナは明らかに泥酔してゐた。「うー、水、水」
 國王が水を汲んでやると、それをぐびぐび飲み、「うー ...
どうしましたか
知るか

ひまですか?
は?おっぱい?

なんですかそれ?
ひひお前なんで俺に話かけるん?

うざ
なーに触られたいの?

ひまひまひー
な、キモ
早贄みたいに残された
だれかの祈り
吹雪きの中
目くばせする
硝子のような時を隔てて

木の実を爪繰る
指先に
小鳥の心音

あなたの長い舌が
耳の奥まで入って来ると
つめたい ...
例えば既存のメディアにたいしてフェイクニュースだと叫ぶ
実業家で政治家がいた
アメリカの国民たちは皆それを信じて彼を大統領に押し上げた
彼は巧みにSNSを操り
国民を分断し
困っている人々を ...
まったくトンチンカンな解釈に
「そういう捉え方もありますね」
感想を言って貰えるだけでありがたいと
できるだけ優しく受け答えしてみる
内容とはまったく正反対
本当は違うのになぁと内心は思いな ...
【ⅳ】

 町會長である松本さんが、封筒を持つて事務所にやつて來た。「粗茶ですが」悦美が茶など出す。松本さんは、おづおづと封筒をカンテラに差し出した。「あの、これ」「は?」「トイレの魔物を退治して ...
〈早蕨や婆サの澁の味がする 涙次〉


【ⅰ】

 テオが安保氏に「ボンド・スクーター(作者註)」の改造圖面を、メールで送つたちやうどその時だつた。「きやあああ」悦美の聲である。だうやらトイ ...
○「いいもの」
高いものがいいものではなく
自分に合ったものが
いいものである
これはすべてのことにあてはまることである

○「面倒なこと」
まず取りかかってみることである

○「小 ...
信号機に話しかけた
けれどその装置は
何も答えてはくれなかった

人が作ったから
人に作られてしまったから
今日もすべてのものに
平等に
色を伝えている

家の者に食べ慣れ ...
僕は何であるかを考える
いつもこの街のどこかを
ぼんやりと歩きながら そして
自分の姿を忘れながら


夏は自転車に乗った
光を 駆け抜けた あの時
橋をそして 渡った
魚を目にした ...
[郷愁]


小学校の理科の時間に
習った

雨は
空にある記憶の破片ひとつひとつに
水蒸気が付着し
それ自身の郷愁の重さに耐え切れなくなったとき
地上まで落ちて来るんだと

...
本質に即した思考に向かう人は、思考そのものの中に感情と意志とを共に見出すのである。
感情も意志も、現実の深みの中に存在している。
思考から離れて、「単なる」感情と「単なる」意志に向かう人は、
感 ...
これまでSNS上で過去については多少語ってきた。
最初ネットで文を書いていた時自分がなにであるか書かずに音楽についてのコラムを綴っていた。
統合失調症として福祉施設に通っていること。それまでに家庭 ...
月に貴様、爪先に傷。
つきにきさまつまさきにきづ


声のキツそうな嘘吐きのエゴ。
こえのきつそうなうそつきのえご


善い島。同感が疎ましいよ。
よいしまどうかんがうとましいよ
...
にんげんは
しぜんをこわしながらいきている
かちくはふえたがやせいはへった
それにきづいてかんきょうをかんがえる
そんなながれにはなっているけれど
いままでのはかいをかいふくするには
ぼう ...
呼んでいる呼ばれている
誘い出されしまう憧れに
空のエメラルドグリーン
すぅうとひろがり意識の中
薄くけれど確かに染め抜かれ
わたしの還りを待っている

とてもとほい処に吸い込まれ
と ...
〈靑ぬたを食ひたし我が心乾く 涙次〉


【ⅰ】

 珍しく仲本の方からコンタクトを取つてきた。
「頼みがある。『もぐら國王』(作者註)を捕らへて慾しい」「單刀直入だな、」とじろさん。「『 ...
雨の日に傘を差すのは勿体ない気がして
そのまま雨に濡れながら歩いていた
雨はシャワーよりも冷たく
悲しくないのに何だか泣きたくなる
無数の水が私を重たくして歩幅を狭めているよ
道行く人が傘も ...
吐き出された二酸化炭素
無色透明な

曖昧で
生まれたてのカタチのまま現れた
まるで無意味かどうかさえ
わからなくするみたいに

白紙原稿にお行儀よく座り
次の仲間を待つ
それは全 ...
 

彷徨って
彷徨ったことを忘れたくて
風のおくりなはとてもやさしい

早朝
カラスが群れて泣くのを
棄てたいこころを抱きしめながら聴く

教会の庭には
ちいさな噴水があって
...
 野田執行部の暴走を止めないと、立憲民主党は確実に消滅するだろう。個人的にはそれで一向にかまわないのだが。
 なにか、それもゴキブリを踏み潰すような、爽快感があるのは確かだが、そういう感覚に ...
ちっともさびしくないって
きみは言うけれど
きみの表情が、きみを裏切っている。
壁にそむいた窓があるように
きみの気持ちにそむいた
きみの言葉がある。
きみの目には、いつも
きみの鼻の先 ...
人間の魂の働きの内で思考ほど誤解され易いものはない。
意志と感情とは、その状態を後から体験するときにも、魂を暖めてくれる。
思考を後から体験する場合には、大抵の場合、魂は冷えたままである。
思考 ...
光を求めていた頃には
同じように光を求めて近づいてくる友人ができ、
諦めや失望に囚われていた頃には
同じように諦めや失望に囚われた友人が寄ってくる
なんとも不思議なこともあるものだ
まるで虫 ...
63円切手の神様が

俺のところにやってきて









これからは85円切手になるけれど


今後ともどうぞよろしくって



...
今回は仕方ないは許すこと、と書いた詩を現代詩フォーラムの月ラスト作としてあげました。
どこかで意地を張っていても人間は自己を他人他者のために諦めなければいけない。そういう思いを詩に託しました。家庭内 ...
ネット詩と理想主義
 

いろいろと暗すぎる。もっと理想に燃えた状態で、詩を吸収できる人、学び続けられる人、言葉の愉しみを共感できる人がなぜ居ない

ネット詩サイトで釣りで愚痴ってみたけど、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あけびの怒りひだかたけし自由詩425/2/10 18:13
ありふれた日常栗栖真理亜自由詩2*25/2/10 18:11
幻身についての序論森 真察人自由詩225/2/10 17:33
NWSFピカレスク・ロマン(スピンオフ小咄)『もぐら國王』①髙任勇梓 T...自由詩125/2/10 17:20
ねむらさん林 理仁自由詩2*25/2/10 16:42
祝祭の扉ただのみきや自由詩4*25/2/10 9:37
栗栖真理亜自由詩2*25/2/10 9:26
堪える自由詩1*25/2/10 9:21
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『逆襲の汚穢河童』中・ ...髙任勇梓 T...散文(批評...225/2/10 9:18
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『逆襲の汚穢河童』前篇散文(批評...125/2/10 7:58
独り言2.10zenyam...自由詩3*25/2/10 7:09
小箱たもつ自由詩225/2/10 5:50
2月の道番田 自由詩825/2/10 0:53
ぼろぼろのつばさ5青色銀河団自由詩625/2/9 23:57
〈死んだ思考〉と〈生きた思考〉について3.ひだかたけし散文(批評...325/2/9 20:27
生活があれば、SNSで反応がないぐらいで荒れない鏡ミラー文志散文(批評...3*25/2/9 19:55
知らず知らず詩すら死すらしい(回文)水宮うみ自由詩3*25/2/9 19:53
にんげんは自由詩425/2/9 18:58
詩想、夕べ窓辺にてひだかたけし自由詩425/2/9 18:23
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!番外篇『カンテラvs. ...髙任勇梓 T...散文(批評...125/2/9 17:17
雨の人リィ自由詩1*25/2/9 16:31
誕生栗栖真理亜自由詩025/2/9 14:44
冬にせつない夜が更け秋葉竹自由詩4*25/2/9 12:35
「クレクレ星人の独り言 33」ジム・プリマ...散文(批評...1*25/2/9 12:01
かきくけ、かきくけ。田中宏輔自由詩11*25/2/9 11:47
〈死んだ思考〉と〈生きた思考〉について2.ひだかたけし散文(批評...225/2/9 10:45
栗栖真理亜自由詩2*25/2/9 8:23
ガンズ&ローゼスTAT自由詩225/2/9 6:59
鬱と新作について鏡ミラー文志散文(批評...2*25/2/9 5:59
ネット詩と理想主義足立らどみ散文(批評...3*25/2/9 1:32

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