厳かに高らかに
力強く情緒たっぷりに
高音と低音が混ざり合い
歌い上げられる
それはレクイエムなのか
誰かを弔うための慰めも
まるで静けさを破る息遣い
走り去る音霊は騒がしさすら凌駕 ...
長い間忘れていた友という存在
社会に出て日常に追われているうちに
記憶の隅に置き去りにしてた輝き
いま思い出した
いつもそばにいて笑いあう存在を
君がいつの間にか僕のもとに来てくれたおかげだ ...
大岡 信先生のもっとも印象的な思い出は、ぼくの目をまっすぐにお見つめになられたその大きなお瞳です。その先生とはじめてお目にかかったときに、つぎのような言葉のやりとりがありました。先生が、「きみが ...
なんか少しやればすぐ
なんか言いがかりつけてくるわな
クソ政府は、
マジでバカもいいとこ
だってよ、俺はまだ若いのに
なんでこんなことやらなあかんの?
イかれてんのけ?考え方? ...
液晶テレビは打撃ダメージに弱いから、
画面の中心に弾みをつけて回し蹴りでかかとをあてたら、
放射状にひびが入ってきっと破壊される。
でも、その破壊が機能を完全に損なう可能性は高くなくて、
電源 ...
快樂が快樂ケラクであるとき
飛びだせナイフよ
Switchbladeつて
飛び出しナイフの事ぢやなかつたか知ら
さう思ひ出し
若かりし僕の足は止まつた
都會つ子ぶつて
入つた輸入盤屋 ...
Sさんと云ふ人がゐて
その界隈では著名であつたが
同時に追放されんとしてゐる人なのであつた
酒の席で長廣舌をぶつ- 文學を語るのだが
それは彼の立派な學歴が物語る如くに
何処かで聞いた事のあ ...
まだ夜が明けぬ間にハルピンへと旅立った母
異郷で歌を届ける為だ
新入りだというだけで白い目で見られながらも
欠かさずレッスンへ行き家でも家事をしながら
テープを流して歌を歌っていた
その ...
主なる神はその人に命じて言われた。「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。
(創世記 ...
あなたが夕日の
真似をするものだから
わたしはすっかり
あなたを夕日だと
思ってしまった
ほんの少し
音を出してみる
それもまた
言葉だった
誰かが黒板に描いた
綺麗な ...
手の甲が干からびてゆく
風呂上がりのカウントダウン
湯気は甘くはかない
海で生きていた頃は
まばたきさえ要らなかった
青い背は空を真似て
夕焼けに照らされる蜜柑
旬がいつだったか ...
壊滅的な苦痛すら
快感への断念とし
自らを生きる魂の内
脈動し続けるなにものか 、
これ肉の悲鳴か 聴き取る現
生活の扉に掛かる手紙のように
いつかはベイビーも大人となる
「風の中のようだね」
愛なんて、言ってたかな? 僕らは
滝から落ちる喜び友にあり 緑の美しさから生まれでる 暖かな星あり
...
迷路のようになにもない空間に、昼と夜が貼り付くように混ざり合い、幾何学模様のように延びたり、収縮したりする
過去と未来を結ぶ未知の橋のように見える。かわいた台所に生乾きの蝶が脱ぎ捨てられたまま震 ...
僕が「寒いね、今日」と云つたら
彼女は何か返答した
よく聞こえなかつたけれども
多分
「もうすぐ立春になるんぢやない?」と、そんな言葉
生活第一な
人が
生活を
支えてゐる
體内 ...
やらなければならない事がないと
思考は外側や内側を探求する
ジャンルは作らない
たとえ主観が
どんよりとしていようとも
蓋をしていた記憶の中から
素手で取り出した
生臭い瞬間の数々を
...
風を浴びる
人、
ひんやりと神の内懐に入り
包み込まれながら
気流の鳴る音を聴き
浴びる風、
静か彼方に流れていく
水の流れゆく響き
木霊させながら
魂に爪喰い込ませて居 ...
そうか、大丈夫なんだな
うちは無事だと言い切れるんだな
それでは記者会見開催で進めてくれ
テレビ局がテレビ撮影禁止して
紙芝居記者会見だと非難された
フジテレビの轍を踏むなよ
そんなこ ...
夢の中でも詩を作っていた
映画のパンフの写真の切取りを二種類ぐらい並べて
物語風に詩を作っていくのだ
〝いまはまだ蒼い空の下で〟
〆の文句を考え付いたところで唐突にもう一つ詩を思い付いて
...
「本当にお母さんと声がそっくりね」
電話口に出てしばらく話をしてから
母の知り合いである女性にそう言われた
思わず顔を顰める
嫌なわけじゃない
ただ別人格であるはずの母とそっくりだと言わ ...
芝居っぽいため息付きの微笑みをワインのせいと云う恋人よ
悲しさがわからないまま泣いている作業のようさと口にしてみる
封印を解いたみたいな地獄酒あゝあのことをまた責 ...
冷気を嗅いで手繰り寄せる
黒い焔 死せる舞踊者
太陽との距離を測りながら
夢を滾らせる
からだは形を逃れ
こころは殻を得た
重なり溶け合う
不可分の同一
全感覚でまぐわうように
世界 ...
八重桜のぼんぼんかざり去りゆくと人には告げよ天の箱舟
煙たげに顔を歪める
整った顔をみている
裏技がこれなのかもね
胸が鳴る音が聴こえる
ほんとうは嫌いたいのに
こんなとき可愛く想えて
かなわないしろいほほえみ
なぜだろう泣 ...
かこを振り返るんじゃないの。
あたしはそんなの、かこなんて
ぜってーみないでいきてやるんだと
赤信号でもまえだけをみて
走り出しちゃうほど
ひとの迷惑省みず、
の気持ちで ...
{ルビ誤綴=ごてつ}された
この午後の陰を 歩く
哀しみも慕わしさも
あなたの唇の{ルビ彩=いろ}で 膿んでいた
{ルビ端=はな}から鋳込まれていたように
そこに ここに ...
○「自分ファースト」
トランプ大統領が「アメリカファースト」なら
僕は「自分ファースト」だ
まわりに助けを求めている人たちが
たくさんいるのに
それには目をつぶって
ただ自分の幸せだけを求 ...
夜中の二時前
布団の上で頬杖つきながら
スマホのワードアプリから今この詩を打っている
頭の左隅っこがジンと響いて痛い
なぜこうなったのか
これからこの痛みについてどう対処すれば良いのか
わ ...
はぁ
俺が思いついたことにならねぇかな
なんて考えながら、涙。
今日、命日つて事はないよね?
私は追悼文を書きたいんぢやないからね
『杳子・妻隠』を讀んだ時には
はゝあ、当時の文藝批評家たちが
新しいタイプの小説家が、つひに!
と総立ちになつたのも無 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Requiem
栗栖真理亜
自由詩
0*
25/1/26 17:18
Friendship
〃
自由詩
0*
25/1/26 16:45
まっさらな直線、「凧の思想」 ──大岡 信のこの一篇
田中宏輔
自由詩
11*
25/1/26 15:52
あー、ほととぎす。
林 理仁
自由詩
2
25/1/26 14:37
はじめから世界はこわれているから
ねことら
自由詩
0
25/1/26 14:11
Strawberry Switchblade
髙任勇梓 T...
自由詩
0
25/1/26 12:24
或る人の肖像
〃
自由詩
1
25/1/26 10:26
母、ハルピンへとゆく
栗栖真理亜
自由詩
0*
25/1/26 9:29
イヴの手が触れるアダムの胸の傷あと ──大岡信『地上楽園の午 ...
田中宏輔
自由詩
9*
25/1/26 8:34
黒板の花
たもつ
自由詩
2*
25/1/26 6:52
いきれ
木屋 亞万
自由詩
1
25/1/26 1:08
五行歌、一つノ現
ひだかたけし
自由詩
4
25/1/25 21:07
落場の包み窓
林 理仁
自由詩
1
25/1/25 20:44
わたしはもりをでて、またもりにかえる。
あらい
自由詩
2
25/1/25 20:30
引用、ほか
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/25 19:19
土曜日の探究
海
自由詩
5*
25/1/25 18:49
渚にて
ひだかたけし
自由詩
4
25/1/25 18:23
ブジテレビ
イオン
自由詩
2*
25/1/25 18:19
睡歌
栗栖真理亜
自由詩
2
25/1/25 15:49
Copy
〃
自由詩
2*
25/1/25 14:44
恋人よ
秋葉竹
短歌
0
25/1/25 11:46
冬の樹霊
ただのみきや
自由詩
4*
25/1/25 11:41
今期の花神が誰だか知らない
足立らどみ
短歌
2
25/1/25 11:22
しろいいま
秋葉竹
自由詩
2
25/1/25 10:45
星みるひと
〃
自由詩
1
25/1/25 10:06
誤綴(2025.01.21)
草野春心
自由詩
4
25/1/25 9:16
独り言1.25
zenyam...
自由詩
1*
25/1/25 6:25
暗転
栗栖真理亜
自由詩
2
25/1/25 1:37
キラーフレーズ
えこ
自由詩
1
25/1/24 23:39
古井由吉『招魂としての表現』讀後
髙任勇梓 T...
自由詩
0
25/1/24 21:07
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
4.09sec.