散乱したゴミが
部屋の片隅
産卵をしていた
孵化して命となったゴミに
名前をつけていく
太郎や博美は
早くに死んだ
真理子や貴文などは
長く生きて
また新たなゴミを産んだ
...
もう、
笑ってもいいんだよ
って云われた、
ような
笑っていないのは
すこし弱くみえるらしいし
ずいぶんむかしのことだが
たぶん白みはじめた鳥たち囀る早朝
いちばん悲し ...
敵であり、
味方であり、
ボクの恋人であり、
油断の出来ない女だった
彼女が欲しいのは男らしさ
弱い男なんか目じゃない
心の傷を舐めてなどくれない
辛い時に、優しくもない
だけ ...
秋が重い腰を上げて、ようやく日も少しずつ短くなり始めた、空には一文字に切り裂かれたような雲が浮かび、そいつらを見下ろすように鱗雲が多足生物の足跡のようにぽつぽつと揺れていた、秋に生まれたせいかこういう ...
命が惜しいと老人は若者に、我慢を強いる
生徒は学校で教師の言うことを聞けず
夏は暑いからと過度にエアコンに頼る
お金が欲しいと子供達は、YOUTUBEに顔を出し
難しいことは考えたくないと、人 ...
窓ガラスの向こうは
灰みたいな霧雨
しっとり濡れたふたり
長い沈黙はお互いを窺っている
温かい珈琲をブラックで飲み
空気が微笑んだ途端に
外の世界は滅んでゆく
ドアの鍵を掛けたその手で
...
ぼうとする・・・
眠る前、眠剤とれば・・・
しとどの雨も上がったようだ
僕も布団の中に
帰らなきゃならない
眠りわずらいの
詩を
沢山書いてきました
書いて消し
くりかえし
...
電線伝いに溜まった雨滴の群れ、無数無数
すぅうと膨らんではぽとっと落下していく
次々と、次々とまた膨らんでは落下して
繰り返し繰り返し
ベランダのキキョウやガーベラの花々
いっせいに ...
かたてそこ
僕の廻りにはあなたがいて
それでも僕はまわり続けている と あなたに問いかけた
...
やりたいことを
やり尽くしてしまったので
今日はもう
何もやることがありません
仕方ないのでキャスをしました
すると、若い女性から
彼氏がほしいと相談されました
はっきり言って上手い答え ...
(番外編34)ながごとするまろうど。
(清少納言さん)
あなづりやすき人ならば、後でとてもやりつべけれど、
さすがに心恥ずかしき人、いと憎むくつかし。
衣装 ...
そんなに簡単に国を割るなよ
玉子じゃねーんだからさ
貴方なら、きっとそう言う
貯めていたお金は
もうすぐ底をつきそう
生きるのは、お金がかかる
甲子園って広いね
膨大な熱量を受け止めるに ...
廃墟の森を歩く少年は
ただ風船を友達にしてた
緑は風を受ける船
青は羽、赤は流れ星、
紫は雲の上の人々
白は予感で張り詰めている
清潔な太陽を受けて
風船たちは化石や燃料や
女 ...
太陽がくもると
僕の心は晴れる
食卓の椅子を眺めながら
僕の一生が終わってもいい
地中のヘビたちが万物を知っていること
遠い空で息絶える一羽の鳥
誰も見ていないのにカラフルに咲いて、枯 ...
何処にでも行けることを忘れないで
ドイツにでもポリネシアでも
幸福を打ち合うビリヤードのように
運命の庭は心の中にもある
あなたの瞳は雨の日々のように
痛みのように弾け
狂ったポケットに落 ...
一篇の詩は極まれり 画布をまたひるがえすのみ無名のひとよ
守一の猫たちどまる秋の雨いまだ降りをる窓を眺めて
だれに口惜しき過古ありぬ ぼくら係留場の反対にゐて
...
「今日は和風居酒屋
『死語の世界』にお邪魔しています
こちら壁一面にもうあまり使われなくなった
死語がたくさん貼ってあります
そしてメニューも死語になっています」
・揚げ物メニュ ...
ぼくのふるふる
まろやかなやわらかい
自慢のふるふる
たまにカチカチになる
おかしいななんでだろう
そっとなでたりいろんな角度から愛でたり
とつぜん濃厚な咆哮がこだまする
いきおいよくと ...
夕闇に光るライナー
目的地は魂
ここで眠る僕の本心を
赤と規定した推測を
先に退勤した末松さんと覆す
出荷済みの金曜日
吉日として調整が入るまでに
ごちゃごちゃ考えてるとさ
道が曲がる ...
日めくりカレンダーが
風でパラパラとめくれ
ちぎれて飛んでいく
慌てふためく私を
置き去りにして
ひっくり返すことのできない
残り時間もわからない砂時計
私が生まれると同時に
...
あなたから滲み出る匂いを嗅ぎ
やっと呼吸をすることができる
冷えたコンクリートに囲われて
息を止めたまま凍りついていた
思考回路が野生化する花の香り
ひとりでは何をするにも未熟で
あなたの ...
朝に
自らの面を
洗う
雨、
打ち付ける
アスファルト、
濡れそぼつ
銀の色に
人影 映り、
滑落する時に拍車掛け
始まる一日、
新たに 告げ
響く声
内か ...
(番外編33)あの日にかえりたい (荒井由実)
要求された曲に丁度ぴったり収まる歌詞とは人の運命の出会いの様でこうなるのか
新しいミュージックにひこうき雲、卒業写真、いちご白書をもう一度 ...
湿っぽい風の中を歩いてきた
さくばんの雨で路傍がきらきらしていた
きらきらに意識が混濁しつつ
湿っぽい風の中を歩いてきた
僕はラッキーストライクに
カフェラテを買った
妻が何を ...
お寺の境内の一角、緑の葉が繁り、そのところどころで小さな可憐な花が咲いている。
その紫色を見ているとなぜか懐かしさでこころのうちがあたたかくなる。
「萩の花だわ」
すれ違っていく観光客の会話でそ ...
心の地図にのってない場所へ
出掛けてくると君は言う
──UA
手紙書くきれいな気持ち小鳥来る
秋風を連れ去るもまた秋の風
鳥渡り{ルビ ...
*
シューケーキ
3つのお星さま
4重層のシュー
お腹に 苺 を
隠しておきます
*
ルモンド
長かったトンネル
やっと出会えた
2人
チョコとアイス
...
秋の森には、青いそよ風が吹いて
森の中のおおきな池には
なぜか、
金色の人魚が棲んでいるらしいのです
うっそうと陽光を遮る森たちの
樹々の隙間をぬうように
さやさやとした ...
見慣れたカーテンの色彩が風に揺れて部屋全体を染める。ねぼけなまこで電話に出ると君からだった。君は僕の視線を逸らし、通いなれた道筋を迷うことなく進んでいった。これはゲームなのだ。渋谷とウチのちょうど中 ...
ずいぶん長いこと静かだった
道路の舗装工事をしても
気づかれることなく
死んだように眠っていた
それが突然起きてマジギレして
大地に穴を開けた
近くに人がいたら殺していただろう
忘れかけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
唇
たもつ
自由詩
3
24/10/6 8:55
メロディー
秋葉竹
自由詩
1
24/10/6 7:09
傷だらけのダンディ
atsuch...
自由詩
20*
24/10/6 4:09
今日の証拠
ホロウ・シカ...
自由詩
4+*
24/10/5 22:20
我慢知らず大国ニッポン
鏡文志
自由詩
6*
24/10/5 19:25
ふたり
海
自由詩
5*
24/10/5 19:03
睡眠前
田中教平/K...
自由詩
3
24/10/5 18:59
生きること
ひだかたけし
自由詩
6*
24/10/5 18:01
それでも言葉は廻る
アラガイs
自由詩
6*
24/10/5 17:28
キャス
林 理仁
自由詩
6*
24/10/5 16:45
(524)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/10/5 15:26
もう焼かれてるから
トビラ
自由詩
4*
24/10/5 14:06
風船
由比良 倖
自由詩
4
24/10/5 11:57
帰り道
〃
自由詩
3*
24/10/5 11:57
日々は旅のように
〃
自由詩
2*
24/10/5 11:56
『世界樹の断面』以後
中田満帆
短歌
4
24/10/5 10:50
和風居酒屋『死語の世界』
イオン
自由詩
4*
24/10/5 10:41
ふるふる
おまる
自由詩
2*
24/10/5 8:59
道すがら
トビラ
自由詩
2*
24/10/5 8:18
五行歌 矢のように
ヒロセマコト
自由詩
14*
24/10/5 2:15
風を発す
海
自由詩
9*
24/10/4 18:39
日の声
ひだかたけし
自由詩
6*
24/10/4 17:26
(523)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
24/10/4 15:18
風
田中教平/K...
自由詩
6
24/10/4 12:33
慈雨
そらの珊瑚
自由詩
13*
24/10/4 12:22
言ノ葉の彼方へ
森田拓也
俳句
7*
24/10/4 11:20
4種類のケーキ
足立らどみ
自由詩
5*
24/10/4 7:53
最果て、待つ人魚
秋葉竹
自由詩
3
24/10/3 21:50
涙
おまる
自由詩
4*
24/10/3 19:18
歴史の証明
海
自由詩
7*
24/10/3 18:55
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
3.74sec.