人 、朔望月の巡りのなか
人生という謎を前にし

 内なる祭壇を設け蝋燭を立て
 点火した炎、その仄かな光の揺らぎに

無限へ昇りゆく真白い螺旋の階段を観る
よろこびのために
生きるけれど
生きる意味を
なおも探し続ける
私のいのち



足るを知れ
と時々
自分に言い聞かせる
欲は尽きないが
今幸せな私



縁があっ ...
夏が終わるからと
肩からクラシックギターを提げて
ハイキングコースを登ってたら
足を滑らした

背中でギターが弾けて
俺は空を飛んでいく
作らなんだら階段らあらへんねん

空には ...
○「教訓」
*後味の悪いことはやらない
*すっきりしないことはやらない
*自分の立ち位置を明確に知るということ
*自分のやった過ちから目をそむけない

○「独り言」
独り言は自分のために ...
午前1時起床
アイス珈琲を2杯飲み煙草をくゆらせ
寝不足から漸く覚醒する
午前2時出発
車は殆ど無く快適なドライブ
午前4時渓に到着
コンビニで買った微糖の珈琲を飲みながら
夜明けを待ち ...
あの頃ぼくは口径20㎝の反射望遠鏡が欲しかった
土星・木星・プレアデス・アンドロメダ… etc
銀河鉄道に憧れて
遠い 遠い{ルビ宇宙=そら}を観たかった
当時はバイトをしても貧しくて
とて ...
大勢があやうくかたまり
習慣がかれこれ砕けた
散大した瞳の階層で夕の切っ先に
それぞれ立ち 馬のように挽かれた

あなたはふと骨牌は懐にて
まるみのある弧を失えると知った
噴水のとびこし ...
藍色の悲観主義が窓枠と一緒に錆びてる、デカダンスは周回遅れだ、何かを突き詰めて探そうとすると必ず時代遅れだと揶揄される、連中はどんどん頭を使わなくなっているのさ、初見で判断出来るものだけで現代社会 ... 色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
小学1年の頃だった
学校帰りの途中
特別な場所が幾つかあった
大きな桜の根元の穴
上水に架けられた橋のたもとの石柱
踏切の横に立つ慰霊碑
ぼくはそこに綺麗な石を一粒ずつ置いた
意味もなく ...
今日もおばあちゃんと折り紙で鶴を折る
最初に三角に折るところから
おばあちゃんは折り方を忘れてつまづいてしまう
だからまた折り方を教える

だめだねえ
弱々しく笑うおばあちゃん

毎日 ...
  

いま、短歌投稿して想ったんだけど
なんか、私、そろそろ短歌、
寡占しそうな勢い。

ホント、な〜んにも考えずに書けるから
いくらでも書けるんだよね。

それが許される投稿 ...
詩もそうだ。
ただだからこそ価値あるものを
絵画でさえ価値が認められたなら
何億もの値がつくというのに
詩にはそれがない
職業詩人になど超幸運な星のもとに生まれた人にしかなれない。
パインサラダにするレタスをちぎり
水に反射した光をそっとボウルに散らせる
どうということもない休日の終わり
新しいドレッシングの蓋を開けた

レモンピールが見えなくなるまで刻み
胡椒とクル ...
夏の遠き
記憶の残照か

闇の粒子掻き分け
兄に導かれ辿った森の

深奥に闇の明けゆく朝焼けと共
カブト虫やらクワガタやら

幹の蜜をじっと吸い込み黒々艶めくを
発見した瞬間のオド ...
おれらのマミーはすっかりダミーでどれが実母か実像ぼやけちゃってる
あっちじゃ酒マミーれ、こっちじゃマンマミューズ、そっちじゃ年じゅー夏休マミーさ
オウ! 擬態にあけくれるヒビとヒビ割れるマミーの愛 ...
ひらひら
一反の布が飛んでいく
くるくる
ドーナツ追いかけて穴に落ちた
軍隊みたいなとこだったよね
分別を検討してから購入される家具
家庭裁判所で正常を望み続ける人
水晶と塩の売人
バ ...
カーテンあけて世界に接続する
わたしの内燃機関
26℃の冷房
うす青い朝を映す窓は
精巧なディスプレイか、鏡か
夏の桜並木
二車線道路を過ぎる車はまばらで

幾世代も巻き戻す夏、
セ ...
輝き続けよう 自由のために
輝き続けよう 明日のために
輝き続けよう なにかのために
輝き続けよう 誰かのために

そんな白けた顔をしないで 愛し人、そばに
ホンの小さな 夢があればいいさ ...
底抜けの淋しさにあてるために
壊してもよいおもちゃを探してました
そこへ来てあなたが、
きちんとあたたかいものをお食べよ。などと言えば
てきめんに恋をおぼえます

見覚えのある言葉が
...
本当は、特段何もしないでいいのだけど
かたちだけ、きもちだけ、
余った障子紙、半紙や和紙をちぎり
膨らませた風船に溶かした糊を刷毛で塗り
ペタペタ貼ってまた塗って
重ねて塗って乾かす
風船 ...
にわか雨は上がった。その暑さは雨のせいか比較的やわらいでいる。空はもうすっかりとあかるい夏の水色になって、住宅街はとてもおだやか。そんななんとなく緩慢になる午後に、いくつもの陰りがついた。とおくの方で ... 萩原朔太郎の自転車日記は自虐コメディで素敵だ。まあコケるの。萩原朔太郎だからコケても面白くて素敵。てか危ない。萩原朔太郎自転車日記によれば「余車上ニ呼ビテ曰ク。危シ、危シ、避ケヨ、避ケヨト」。ぶつかり ... まくらを持ってる
すべての音を吸い込むまくら
まくらとどこへでも行く
市場、裏道、廃ビル
寂しいとき抱きしめると暖かい
まくらが泣いてるときはぼくが撫でてあげる
それで朝まで抱きしめ続ける ...
きつい今現在
全部投げ捨てたくなる
消えてなくなりたい
あゝ
嗚呼
苦しい
夕日は沈む
朝日は昇る
それを繰り返し
いつか景色は変わる
かもしれない
それを信じながら
今日を生 ...
就職転職、絵に描いた餅のような人生を歩んできた人々
どんな人生も波瀾万丈。ならずとも、一癖二癖、なくて七癖
ここにきて停滞。伸び悩み始めたニッポン
原因不明死亡者激増、自殺者急増、倒産破産
そ ...
モントルーのボンゾ、
小刻みに大胆に
内なるキリスト
打ち刻み呼び起す
断ち切り横殴り
人の覚めた意識を
更に明るませ
白銀の視界へ
林立する黄金に
発光スル群れ数億、
混沌鉄火の ...
 たとえば
 /むきだしの内臓
 /メモワールの墓標
 それなりの垂移にSpinを捧げる

  この『たまらなく はがゆいうた』

 あなた自身を映し出すわたしの瞳が存在を憶えているから ...
一本の樹の中でうわさが広がった
灰の幕屋は綻び 
沈黙は決壊する

降り注ぐことばがことばを
地に開く波紋が波紋を
打ち消し合い 相殺し
延々と生と死を被せ合う
その声は群れ
ずれ重 ...
  

(短歌八首)



この腕を
走る青めの血の線が
あたしを冷たい女と告げる



最近は
みずから命を絶とうとは
どんな夜でも想わないのに


その刃 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
五行歌、内なる祭壇ひだかたけし自由詩324/8/16 17:39
※五行歌 五首「同じ時は 二度と無いのです」こしごえ自由詩3*24/8/16 17:00
夏が終わるからと奥畑 梨奈枝自由詩124/8/16 12:55
独り言8.16zenyam...自由詩2*24/8/16 9:43
【渓流】燻製 改訂版レタス自由詩3*24/8/16 0:55
自由詩5*24/8/15 22:57
フィールド蕎麦屋の娘自由詩124/8/15 22:50
チューニング・ライフホロウ・シカ...自由詩2*24/8/15 22:06
※五行歌「命が首をかしげる」こしごえ自由詩8*24/8/15 21:34
聖地レタス自由詩4*24/8/15 21:21
折り鶴自由詩724/8/15 19:10
短歌秋葉竹自由詩024/8/15 19:03
ただほど高いものはないというが三木ワカメ自由詩024/8/15 18:17
パインサラダsoft_m...自由詩1024/8/15 16:04
この沸騰の夏日に(改訂)ひだかたけし自由詩424/8/15 15:47
病におかされちゃってもダミーのダメージにマイっちゃダメーさ( ...菊西 夕座自由詩2*24/8/15 15:04
蛸壺凪目自由詩124/8/15 13:32
完備 ver...自由詩024/8/15 10:20
新しい日々鏡文志自由詩224/8/15 7:27
玩具はるな自由詩424/8/15 0:06
ささやかな夜唐草フウ自由詩7*24/8/14 23:30
祭囃子本田憲嵩自由詩7*24/8/14 22:54
自転車に乗って佐々宝砂散文(批評...624/8/14 22:11
あっちむいてほい凪目自由詩324/8/14 22:09
消えたくなっても自由詩4*24/8/14 18:52
僕たち、まいっかあ族鏡文志自由詩224/8/14 18:19
時の打刻、*モントルーのボンゾひだかたけし自由詩324/8/14 18:14
ひどくもろくみえずらくさわれないものあらい自由詩124/8/14 16:45
感光/残滓ただのみきや自由詩2*24/8/14 14:07
しあわせのうた秋葉竹短歌124/8/14 13:39

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加筆訂正:
感光/残滓/ただのみきや[24/8/16 8:36]
修正
祭囃子/本田憲嵩[24/8/15 23:23]
さらに加筆修正。
祭囃子/本田憲嵩[24/8/15 0:03]
さらに加筆。
祭囃子/本田憲嵩[24/8/14 23:19]
修正しました。
3.57sec.