〈春寒し瞬間を生き息を吐く 涙次〉
【ⅰ】
押越亨オシゴエ・トホル。獸醫師である。一應、テオの主治醫、と云ふ事になつてゐる彼は、大黑屋の「角打ち會」にも、たまに顔を出す。
彼に ...
ティッシュペーパーを窓から放ると、
十五階のマンションの窓からは、
ティッシュペーパーは、ひらひらひらひら、
はかなく、可愛らしく、おちていったよ。
ひらひらひらひら、落ちていったよ。
...
ターミナルの一つ先の駅に私は住んでいる
冬
川を渡る朝
光る水面と黒く大きな建物を
遠くの富士が見つめている
夏の帰りみち
車内であなたの言葉を読んだ私は
光を見つけた
そ ...
【ⅴ】
じろさん、泣いてゐたやうだ。自分は、悦美の為に涙一つ零せない。カンテラは憂愁に浸りつゝ、ランタンの中に籠もり、細い火を燈してゐた。と、
「お邪魔します」テオが猫用の出入り口から入 ...
昨日の嘘も何もかも白い雪解けで融けてしまえばいいのに
甘い吐息と共に
今まで君との約束交わした指がこんなにも痛い
愛という言葉すら裏切った僕への代償
君はうつむき加減で黒い睫毛を濡らし ...
偽りの花園で彼は笑いながら踊り狂う
どぎつい照明の下でひとときの快楽に酔いしれたふりをしながら
客席に目を向け品定め
彼には真の美徳よりも大切な金蔓からいくら金を搾り取れたか・・・
ということ ...
〈竹秋や奈落大好きなる女 涙次〉
【ⅰ】
じろさんは蒼白な顔をしてゐる。「悦美が…壊れていつてしまふ」
そんな焦燥を、カンテラはまともに受け止めたくはなかつた。「今、もぐら國王が ...
五線
5銭
いちどの付箋、口笛
付箋、聴こえた
スマホのアラーム、ペットボトル、天井、壁
冷蔵庫、玄関、手袋と靴、ドアから階段
ゴミを捨てた息白く
つながる、つながらないか
...
詩、
ってさ
過去書いた勢いが
いまのじぶんを萎えさせるよね?
悲しみばかりみえるから
この目を突き刺すナイフが欲しいと
歌ったのは
希ったのは
とあるメッチャゆー ...
○「心」
私たちは
依存するものに
心を支配される
○「意識」
善人とは
加害意識の強い人で
悪人とは
被害意識の強い人である
○「変革の時代」
石橋をたたいて渡るタイプか ...
クズ多し
あぁ、然るや
クズ多し
多ければ
クズを向こうに
戦えるかや
人を指さす前に
君の手が汚れてないか
確認してくれ
あ、さよう
我もまた
クズかもしれぬ
...
被害者意識の塊で
コンプラ大好きな
生意気小娘は
チンポコで往復ビンタしてやるから
顔を近づけなさい、顔を
えっ、あんたのじゃ痛くも痒くもない
ただ汚いだけですって?
くそ~、当たってい ...
うつ伏せに浮かんでいる文字の背を言葉に
揺れる水面
浮き沈むかたち象る
遠ければ遠いほど意味は重たく
暗い水底から手招きする魚影
木葉日のレモンカードの行方知らない
小鳥啄んでいる ...
風がさらさら
光がゆらゆら
気持ちに音符が芽生える
葉形の影はベース
踊る光はメロディ
影と光を聴きながら
行きたい方へ行こう
夜半から
夢見に何故か
愛娘の顔、
どんどんどんどん
遠のき消えゆき
哀しみ 溢れ 、
止まらなくなり
溢れ出すうち
溺れそうに
なりながらも、
いつしか 哀しみ
自 ...
職場の昼下がり
パートのオバチャンが仕事の手を休めてコックリコックリ
やりかけの仕事目の前にあるのにまるで仕事してるように見せかけておいて
目を瞑ってまさに夢のなか
目が覚めても上司の目の前で ...
あなたの網膜に向かってなめらかに捩れる音楽を把えるために僕はあなたの眼を視ない
なんとなれば眼とは水を細分しあまりに暗く非在の青を結ぶ その二組の泡の両端をそれぞれに直線で結ぶことは眼の仕事ではない ...
〈くちなはの目醒め貴方の懐に大穴があるそこから這ひ出し 平手みき〉
【ⅰ】
朱那アケナは明らかに泥酔してゐた。「うー、水、水」
國王が水を汲んでやると、それをぐびぐび飲み、「うー ...
どうしましたか
知るか
ひまですか?
は?おっぱい?
なんですかそれ?
ひひお前なんで俺に話かけるん?
うざ
なーに触られたいの?
ひまひまひー
な、キモ
早贄みたいに残された
だれかの祈り
吹雪きの中
目くばせする
硝子のような時を隔てて
木の実を爪繰る
指先に
小鳥の心音
あなたの長い舌が
耳の奥まで入って来ると
つめたい ...
例えば既存のメディアにたいしてフェイクニュースだと叫ぶ
実業家で政治家がいた
アメリカの国民たちは皆それを信じて彼を大統領に押し上げた
彼は巧みにSNSを操り
国民を分断し
困っている人々を ...
まったくトンチンカンな解釈に
「そういう捉え方もありますね」
感想を言って貰えるだけでありがたいと
できるだけ優しく受け答えしてみる
内容とはまったく正反対
本当は違うのになぁと内心は思いな ...
【ⅳ】
町會長である松本さんが、封筒を持つて事務所にやつて來た。「粗茶ですが」悦美が茶など出す。松本さんは、おづおづと封筒をカンテラに差し出した。「あの、これ」「は?」「トイレの魔物を退治して ...
〈早蕨や婆サの澁の味がする 涙次〉
【ⅰ】
テオが安保氏に「ボンド・スクーター(作者註)」の改造圖面を、メールで送つたちやうどその時だつた。「きやあああ」悦美の聲である。だうやらトイ ...
○「いいもの」
高いものがいいものではなく
自分に合ったものが
いいものである
これはすべてのことにあてはまることである
○「面倒なこと」
まず取りかかってみることである
○「小 ...
信号機に話しかけた
けれどその装置は
何も答えてはくれなかった
人が作ったから
人に作られてしまったから
今日もすべてのものに
平等に
色を伝えている
家の者に食べ慣れ ...
僕は何であるかを考える
いつもこの街のどこかを
ぼんやりと歩きながら そして
自分の姿を忘れながら
夏は自転車に乗った
光を 駆け抜けた あの時
橋をそして 渡った
魚を目にした ...
[郷愁]
昔
小学校の理科の時間に
習った
雨は
空にある記憶の破片ひとつひとつに
水蒸気が付着し
それ自身の郷愁の重さに耐え切れなくなったとき
地上まで落ちて来るんだと
...
本質に即した思考に向かう人は、思考そのものの中に感情と意志とを共に見出すのである。
感情も意志も、現実の深みの中に存在している。
思考から離れて、「単なる」感情と「単なる」意志に向かう人は、
感 ...
これまでSNS上で過去については多少語ってきた。
最初ネットで文を書いていた時自分がなにであるか書かずに音楽についてのコラムを綴っていた。
統合失調症として福祉施設に通っていること。それまでに家庭 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『獸醫師・押越亨とドク ...
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/2/11 17:24
ゆめ
由比良 倖
自由詩
3
25/2/11 15:04
ターミナルの一つ先の駅に私は住んでいる
武富諒太
自由詩
5
25/2/11 12:25
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『所謂ゾンビ病について ...
髙任勇梓 T...
散文(批評...
1
25/2/11 10:01
僕だけのSNOW KISS
栗栖真理亜
自由詩
1
25/2/11 9:33
偽りの花園
〃
自由詩
1*
25/2/11 9:26
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『所謂ゾンビ病について ...
髙任勇梓 T...
散文(批評...
1
25/2/11 8:46
たいくつくつ
wc
自由詩
10*
25/2/11 7:30
気狂いになりたい人へ
秋葉竹
自由詩
2
25/2/11 7:05
独り言2.11
zenyam...
自由詩
1*
25/2/11 6:28
そうも思わないけど
りゅうさん
自由詩
3*
25/2/11 5:19
何も言えない
花形新次
自由詩
1
25/2/10 23:24
水葉日
紅茶猫
自由詩
4*
25/2/10 21:23
木漏れ日
海
自由詩
3*
25/2/10 19:07
あけびの怒り
ひだかたけし
自由詩
4
25/2/10 18:13
ありふれた日常
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/2/10 18:11
幻身についての序論
森 真察人
自由詩
2
25/2/10 17:33
NWSFピカレスク・ロマン(スピンオフ小咄)『もぐら國王』①
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/2/10 17:20
ねむらさん
林 理仁
自由詩
2*
25/2/10 16:42
祝祭の扉
ただのみきや
自由詩
4*
25/2/10 9:37
蝗
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/2/10 9:26
堪える
〃
自由詩
1*
25/2/10 9:21
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『逆襲の汚穢河童』中・ ...
髙任勇梓 T...
散文(批評...
2
25/2/10 9:18
NWSF怪畸幻想譚 斬魔屋カンテラ!!『逆襲の汚穢河童』前篇
〃
散文(批評...
1
25/2/10 7:58
独り言2.10
zenyam...
自由詩
3*
25/2/10 7:09
小箱
たもつ
自由詩
2
25/2/10 5:50
2月の道
番田
自由詩
8
25/2/10 0:53
ぼろぼろのつばさ5
青色銀河団
自由詩
6
25/2/9 23:57
〈死んだ思考〉と〈生きた思考〉について3.
ひだかたけし
散文(批評...
3
25/2/9 20:27
生活があれば、SNSで反応がないぐらいで荒れない
鏡ミラー文志
散文(批評...
3*
25/2/9 19:55
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175
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180
181
182
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187
188
189
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4.44sec.