家はたくさんあるのに
その家の屋根にはたくさんの鳥が集まっていた
一列に並んで
まるで会議中のようであった
それぞれが首をかしげ
うなづきながら会議をしていた
ついと一羽がとびたつと
い ...
貴方が奏でる言葉はいつも
嘘ばかりが煌びやかに揺らめくので
いつからか私は言葉の端に
緩く小指を絡めては
何処か遠くに行かないで、と願う様になった

矢絣模様に臙脂色
朱色に紛れた杏子色 ...
それをやめる捨てるそして
夜空を想う
お月さまは三日月 腰掛けてみる
見下ろすと海 きらきらと
たくさんの星の棲む
ダイブする どこまで行っても
きらきらと瞬くさやか
ばかりのなかをお散 ...
私は昨日は赤羽にいた  
昔ほど 自由ではないのかもしれない 
ただ 私の人生は そればかりで
店をぼんやりと出た


あまり休みの無かった 私がいた
ただそこにある商売といえるかどう ...
古い洋服を捨てるクラップスクラップ
女の価値は着替えたフクの数だなんて
ウタってたのは大人計画の「キレイ」
副題は〜神様と待ち合わせした女〜で
白髪の伊藤ヨタロウがカミだったっけ
あたしなら ...
(こういうときに)
いつも見得てくるのは
石っころばかりが転がってる原野
曇っていて 夜ではなくて
怖さやさびしさは ない
色彩の灰色な単調さのなかに唯一
そよぐ一輪のあおい花があって
...
くろい猫のため真昼の月をみる恋人たち

オブラートつかんでなにかわすれた聞こえますか

日蝕はじまる点滴はまだか母よ

われたきつねのおめん王女だだこねる砂丘のはて

花粉撃ち抜けわた ...
忘れないでいて

わたしはきっと変わってゆくから
わたしが変わりたくないと思っていても
きっと時間の流れに攫われてしまうから

きらきらのお砂糖のままではいられないもの
甘酸っぱいだけの ...
久し振りに
ショッピングに
出かけた


薄手の
ニットが欲しくて


淡い化粧をして…


薄紅
薄紫
薄青…


綺麗な淡い色は
とても素敵で
とても好きで
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
恋に落ちていくように、落ち葉も落ちていく。

あなたの世界にも、わたしの世界にも、ひらがなのように落ちていく。

詩が落ちてくる。小雨のように、ゆきのように、この場所に落ちてくる。
 若いころの孤独というものはナルシシズムと不可分である。若いころ、人はよく孤独に陶酔する。自分が孤独であることに酔って、孤独である自分がかっこいいと思う。そのような孤独な陶酔する主体が書いた詩とい ... 鳥は 空を飛ぶ時に
これが自由、って歌うかな
あるいは「不測」と呟きながら?


鳥は 空を飛ぶ時に
羽ばたく権利、って云うかな
あるいは「仕事」と鳴きながら?


淡淡と ぬくか ...
綺麗な植物たちのなか、言葉を忘れて、歩いていく
人であることを忘れ、綺麗な世界を歩いていく
博多陥没

廃炉なん兆円

東京五輪

にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた


トランプ大統領

ブレグジット

パククネ大統領


博多陥没

廃炉なん ...
時間が感覚している
巨大なてのひらが極めて薄くなり
眼を開く刻限を探っている
仏は舞い散っては脱皮して
柱を支える土壌に滲み込んでいく
空間が覚醒している
門の内と外は色濃く混じり合って
...
ここは静かな山の学校です
小さな校舎の上には
秋空が広がっています
地上には
秋が色づき始めています
一年生の教室からは
先生のやさしく丁寧な声が
聞こえてきます
授業の終わりの鐘が鳴 ...
庭木の梢が 北風で揺れている

踊っているのか

笑っているのか

震えているのか

呟いているのか

でも  泣いてはいないよ ね
とろみをつけたくて
片栗粉を 探したけれど
こないだ 捨てたこと
思い出した

透明な タッパーに入れて
護りは 完璧な 筈だったのに

心の隙間に
ちょっとした恋が
埋まって ...
金魚鉢を売りに
宇宙基地に行くと
そこには所狭しと
地球脱出用ロケットが並び
丘一面の仙人掌が
キカキカキカと揺れている
頭の上の羽のかたまり
空は川底 地は水面
光と ...
朝、一日を台無しにするのも有意義にするのも

自分次第だと痛感してはいるものの

この薄明が吸血鬼たる自分には

眩しすぎるのだ
日暮れ早 カレイの煮つけ 五目飯 時は流るる 飲めとごとくに  漂いの中に浮かぶ船はとても空虚だ。
 空虚は僕の心を浸潤する。
 広がり、閉じる。
 この情緒こそ難破船にはふさわしい。

 水面に移る悲しみを鳥たちが啄む。
 僕は自分が何か勘違い ...
君がめいっぱいタバコを吸って煙を吐いた
だけど、吐き出されたのは煙ではなく砂煙だった
僕は運動会でつむじ風が起きたときのことを思い出した
空は一瞬で濁って
口や目に砂が飛び込んできて、服の ...
事務のことが
あまり分からずにいた
町医者はようやく
面接を終えたあとでした
この紙は職安にFAXすればよいのかしらと
採用を決めていましたが
横たわる夜空に向かって
そう尋ねたのでした ...
             161119

目覚ましを買いにゆく
半球形の鉦が角みたいに
2つ頭に付いている
クロームメッキが美しく
音も煩そうだ
目覚ましの典型的なのが
目に付いた
...
サクサクと熱いコロッケが食べたいな 血管が最も交差するポイントで血流は行きあぐねていた、わだかまるものたちが新しい言葉を産み落とす、すんなりと流れないものだけが真実だ、俺は疲弊して仰向けに寝転びながら…その真実だけを認識していた ...   ずっと雨がふっている
  私たちは 灰色になって
  果物のようにすわっている


  かたい音をたてて郵便が届く
  この場所に生活があるから
  バイクがぬるい水を撥ねて ...
地球が滅びるんじゃないかと
ドヨンと曇った気分だったが
たんに風邪を引いただけなの
枕元に父の差し入れのミカン
ひとりの部屋を温かく照らす
オレンジ色のランプみたいに
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
バードサミット朧月自由詩416/11/20 21:52
恋慕智鶴自由詩516/11/20 21:40
三日月もっぷ自由詩416/11/20 21:11
夜の赤羽番田 自由詩116/11/20 20:33
オールドファッション/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩0*16/11/20 20:26
こういうときにもっぷ自由詩316/11/20 19:29
恋人たち(自由律俳句)とつき俳句216/11/20 19:29
いろはにほへと中村 ながる自由詩116/11/20 17:56
薫子自由詩116/11/20 17:54
〈根源悪〉の原体験(新訂)ひだかたけし自由詩4*16/11/20 17:49
落ちて水宮うみ自由詩1*16/11/20 17:12
孤独の変質葉leaf散文(批評...516/11/20 14:38
無知もっぷ自由詩2*16/11/20 13:53
綺麗な休日水宮うみ自由詩2*16/11/20 13:49
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた吉岡ペペロ自由詩016/11/20 13:24
寺院葉leaf自由詩416/11/20 13:19
居眠りzenyam...自由詩116/11/20 12:15
塑像(九)信天翁自由詩216/11/20 11:25
鰤を振る光景藤鈴呼自由詩016/11/20 9:55
ノート(金魚鉢)木立 悟自由詩416/11/20 7:06
一日の始まりにりゅうさん自由詩216/11/20 6:18
今日の終わりに短歌1*16/11/20 6:17
漂うものヒヤシンス自由詩9*16/11/20 6:08
灯台うみこ自由詩5*16/11/20 3:08
夜空を想う町医者りゅうのあく...自由詩5*16/11/19 23:57
オールドファッションあおば自由詩4*16/11/19 23:55
晩秋レタス俳句116/11/19 22:59
Blood on Bloodホロウ・シカ...自由詩2*16/11/19 22:04
草野春心自由詩316/11/19 21:58
ことばあそび五田中修子自由詩1*16/11/19 21:12

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加筆訂正:
落ちて/水宮うみ[16/11/20 17:14]
改行しました
夜空を想う町医者/りゅうのあくび[16/11/20 13:54]
一連目推敲しました。
4.28sec.