さようならアメリカ
たぶんぼくはアメリカが好きだった
ジーンズが好きだった
コーラが好きだった
ポテトチップスも好きだった
さようならアメリカ
自由と平等と人種差別の国よ
民主的で覇権的 ...
◯年を取ると
夫婦喧嘩する元気もなくなる
おだやかになったのじゃない
◯年を取ると
二日酔いする元気もなくなる
酔っぱらわないうちに帰りたくなる
◯年を取ると
悲しむ力も弱くなる ...
目覚めたとき真っ先に教えてもらったのは
上手にこころを売る方法だった
胸を開いて痛くないようにするりと指を滑らせる
脈動する網目の管を感情といい
抜け落ちた粘液を理性だと聞いた気がする
...
自称詩人どもの
メンタリティは
オバハンを大統領にしたかった筈なので
先ずは大爆笑しておく
ガハハハハ!
その上で
アメリカ大統領選挙なんて
所詮は
ちょっぴり現実主義的なバカか
...
乾いた太陽、冷え切った指先にほどけた毛糸を巻きつける
赤い手のひらは落ちていくのが早まったし、昼はとても短くなったね
深い夜は夢を見て、朝、現実に戻るまでの道のりはとても長い
桜の花びらのよ ...
世界ハ
巨大な鏡像スクリーン
透明な皮膜のなか
ふわふわ微睡み感じ取る
人、森、岩、猫、大海原
唐突、道路に開いた穴
その深淵ハ
弾け飛んだ信頼の重み
傾く生を朦朧と
肉の苦痛に ...
真っ暗な部屋のなかで、ひかりを考える
太陽の下で、ふと夜を見上げる
相変わらずの自然の寒さに、暑さに、眩しさに、冷たさに、暖かさを感じた
自然のなかで、人工物のなかで、僕らは生き物みたいには ...
太陽みたいに輝いている君の眼が、ひかりを失いませんように。
失ってしまったとしても、いつか取り戻せますように。
ころがる石たちは曲づくりにいそしんでいた
ぼくは鬱で苦しんでいた
しかしバイオレンスを求めていたことも確かだ
彼らはとまらない
サタンを憐れむ歌を歌を歌いまくっていた
そのときぼくは ...
いつのまにか
ぼやけてしまった
染みが
もう存在が消えようとする、その瞬間に
ようやくこころの片隅に
いろを
発生させて
うまれるよ
うまれるよ、と
存在を主張し始める
...
私たちにとって目や耳は透明である。視覚情報や聴覚情報は記号作用によりすみやかに意味に変換されるし、そこに世界は現前していても、その世界を映し出している目や耳自体は無視されてしまう。私たちはあたかも目 ...
両手を広げ
足を開き
大きな太陽に灼き尽くされたい
この世は地獄と極楽の連鎖を螺旋のように繰り返している
疲れた
私が何を問いかけても
あなたは銀色の頬笑みを水面に落とし
静かな光を映すだけ
まるで失われた恋のように
年を取ると
どこに置いたかが
わからなくなる
「なくなった」と言うと
まわりを不安にし
「盗られた!」と言うと
誰も来なくなる
生まれ出る暗闇を
スリッパで歩く
冬の
イルミネーションはもう、海に沈んでしまっていた
ほしの形をあしらった
知恵の輪を
あつめては ほどく 少年の眼
それを見つめているたくさん ...
波打ち際を歩いては
地獄と極楽を彷徨い
明日の定めを占った
胃を失ったからなのか
精神の病からなのか
私にはよく解らない
こんな私に明日というものがあるのなら
未來という扉は開き
私を ...
黒が悪で
白が善と言うのは
西洋文明に毒された
差別主義者の物言いだ
ホワイト企業って方が
何か胡散臭いぞって
感じるぐらいでないと
世の中から人種差別はなくならないぜ
「電通 ...
かなしいさびしいでは
最大公約数としてしか判らない
と言われたって
余裕あるわけないじゃない
さらにポエジーも忘れずになんて
がんばったけど
リサイクルショップから着払いで戻ってきて
咄 ...
集合時刻五分前に行ったら
「遅い!」と言って
怒られた
大事なのは
観光よりも
トイレ休憩です
床に一ぴき蜘蛛がいる。
あれはこないだ殺した仔だ、
滴るような銀色のナイフで
老婆のようにひらめくちり紙で
その八本の脚は散り散りになり
身に詰まった哀愁
ぞくりとするほどの哀愁は
くし ...
雨上がりに
名前も知らない花が
芯まで濡れながら
凛と咲いていた
雨の匂いは
濡れた土や
草花の匂いを
際立たせている
木々は細かい秋雨を
その全 ...
題名を知らないシャンソンが鼓膜から記憶へと
空気を振るわせ、時間と空間を潰して流れる
後になって知る、このフレーズは本来なく
この旋律は架空であると。
記憶の断片が忘却の窪みで発酵する
...
裸の男が消えたあと
庭の片隅に不思議な植物が生えてきた
ひとつひとつの葉がのっぺりと丸く
それが重なって層をなし
傍目には一個の大きな球体のように見える
つやのない葉は太陽の光を反射せず
...
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ
深く彫り込まれた眼窩 ...
こういう真新しいチェーン店のカフェにはほとんど立ち寄らないのだが、入ったのには理由があった。
ここには、今どきのカフェには珍しく喫煙室があるから煙草が吸える。
慣れないカウンターでコーヒーを ...
ひとり
空を見上げているのは
雑踏の中私だけだったから
やっぱり
一人ぼっちなんだと思ったのよ
それはBBQをしている河川敷の人たちを
一人橋の上から見つめている
ようなそんなもの
...
あ、と指をさされている
振り返ってもなんにも無くて
張り紙がちらと目を掠めたようだ
手は届かないから 張られたまま諦めた
どうやらこうやら
そんな目で見られているらしい
重なっていく紙 ...
物憂げな予感に満ちて
黄昏時に立ち止まってじっと
夕日を見ている人がいた
空が暗色に沈んでいく
目に丸い陽の跡が残って
月の横に暗色の太陽が浮かんだ
空に色を付けるのなら
赤しかない ...
会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さよならアメリカ
ただのみきや
自由詩
18*
16/11/9 21:34
年を取ると
zenyam...
自由詩
1
16/11/9 21:32
チャンバー内の加圧トマト
カマキリ
自由詩
9
16/11/9 19:26
チャンス
花形新次
自由詩
1+
16/11/9 18:08
落陽
青の群れ
自由詩
4
16/11/9 15:45
夢〇現(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
16/11/9 15:34
暖かい
水宮うみ
自由詩
1*
16/11/9 15:30
お願い
〃
自由詩
1*
16/11/9 15:17
ころがる石たち
fujisa...
自由詩
1
16/11/9 13:58
染み
小林螢太
自由詩
13*
16/11/9 13:25
石田瑞穂詩集『耳の笹舟』について
葉leaf
自由詩
1
16/11/9 12:04
田園の死
レタス
自由詩
1
16/11/9 11:19
ラ・ルーナ
〃
自由詩
2
16/11/9 10:54
老いた!
zenyam...
自由詩
1
16/11/9 7:44
ちりばめて
唐草フウ
自由詩
6*
16/11/9 3:45
生まれ出るものへ
レタス
自由詩
4
16/11/8 21:35
ブラック企業
花形新次
自由詩
2
16/11/8 21:31
御団子四姉妹
もっぷ
自由詩
4
16/11/8 19:51
時間を守れないシルバーたち
zenyam...
自由詩
1
16/11/8 19:50
シルバー旅行
〃
自由詩
1
16/11/8 19:47
蜘蛛
梅宮迷子
自由詩
1
16/11/8 18:59
『咲いていた』
葉月 祐
自由詩
4*
16/11/8 18:48
誤解の猿酒
青木怜二
自由詩
2
16/11/8 18:03
おのころ草
春日線香
自由詩
2
16/11/8 17:53
覚醒夢〇天空眼
ひだかたけし
自由詩
4
16/11/8 16:31
ドトールにて
高林 光
自由詩
3
16/11/8 16:09
上から見てる
這 いずる
自由詩
2
16/11/8 14:19
張り紙
〃
自由詩
1
16/11/8 14:17
空は二十キロの渋滞
〃
自由詩
5
16/11/8 14:13
いまいる
もっぷ
自由詩
2
16/11/8 10:21
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
加筆訂正:
口癖についての不思議
/
りゅうのあくび
[16/11/9 21:16]
推敲
口癖についての不思議
/
りゅうのあくび
[16/11/9 16:22]
加筆推敲
染み
/
小林螢太
[16/11/9 15:22]
誤字修正
天体とこころ Ⅲ
/
白島真
[16/11/8 18:29]
ルビ
砂の中の海
/
るるりら
[16/11/8 10:28]
×あったとしら ◎あったとしたら
5.21sec.