ボットン便所を囲んで皆で歌った
曲はなんでも良かった

太古よりこびりついたほにゃららの香りと
最新のほにゃららの香りを胸一杯に吸いこんで
厳かに歌いだす

「Aufersteh'n, ...
夜の森が叫ぶ
ひび割れた木々の枝が揺れ動き
足下のつるに躓いて倒れた
赤い月が昇る
コウモリの群れが羽ばたき月光にてらされる
よろめきながら足を進めると
しだいに深い闇が私を呑み込んで行く ...
女性のヘアーは
どう見ても不自然だ
タワシみたいなものも
無理やりくっつけたような感じがする
それに比べると
男のヘアーは
さまになっている
シンボルに花をそえている
冬は寒くて
乾いた風が吹く
肌を乾燥させる

白い息が冬の中へと消える
見た目が地味な冬

心も乾燥させる
そんな勢いをもつ

湿度があり過ぎても
ジメジメして嫌だけど
乾いた ...
今ならわかる
君が何について悩み
何について語ったかー

それはー
幸福について
自由について
病気について
人生のあらゆる困難について

それがどんなに
僕の人生において
希 ...
♪るるりら ぶすりら
風に吹かれて
知らない街角で
立ちんぼしたい

♪ぶすりら るるりら
ひとり静かに
愛を売り捌いて
四十歳のエチュード
突如として訪れた現実は
あまりに物悲しく
手を差し伸べることもできず

それでも
あなたのままでいて欲しい

護りたい人がいようとも
受け入れがたい自分だとしても

どうかあなたは ...
ここにヨシオという男が居る。三十を少し過ぎたもの静かな男で、生活のためにある巨大な施設の厨房で洗い場を担当している。毎日日が昇る前に仕事場に入り、日が暮れるころに家に帰る。彼には共に暮らしてい ... 愛娘が毎朝八時に起こしに来る
歪み捩れた時空の層を超えるのは
なかなか大変だそうだ

[合鍵を作ってやろうか?ちゃんと電車に乗って来いよ]
おはようのキスをしながら僕は言う
[そんなことし ...
天花粉の丸い小箱にはいっていたのは
祖母や母が立ち切狭で廃品回収に出す前に
切り取った釦
鼈甲仕立ての高価なものもあれば
校章入りの錆びた金釦や
普段使いのプラスチック釦
そし ...
胸に巣食うサソリと対峙する
ああ
この毒は君のことじゃなかったんだな
過去にすがるな
未来に期待するな
今、全力で働け

そんな風なことを
文豪と呼ばれる
偉い人が言っていたのを
思い出した

偉い人は
やっぱり偉いなあ

俺の話なんて
ずっと ...
空を黄土色に染めたと思ったら
一度だけ雷鳴を響かせて
通り過ぎた冬の雨

なんて足の速い雷神様だと感心しながら
窓を開けてベランダに出てみる

後姿を見ようと身を乗り出したら
忘れ衣の ...
僕は人に何かを伝えるのは
勇気がいるものと思ってた
言いたい事や伝えたい事に
恥ずかしがる事も勇気もいらない
それなのに
ただひとつ
たったひと言
口を開いて言葉を吐き出すだけでいいのに ...
1.
ふるい
ふるい人々……

2.
赤い水の中でうずくまる胎児、きみだ

3.
分厚いガラスに閉じ込められて
ゼリーのような水色の
重苦しさの中

少年のきみは自分が苦しいこ ...
寝覚めの悪い朝
今日という一日に不安を覚え
それでもやり過ごす

なに
そんなに珍しいことではない
よくあることだ

そんな風に言い聞かせて

虚ろな眼差しを
すれ違う人達に見せ ...
真夜中にドーナツ食べれば何百年だって生きれるさ


人に会うのを待ちきれないくらい綺麗な夜明け


晴れた日にはひかりの向こう側で彼女が待ってる
塵屑を捨てる人がいれば塵屑を拾う人もいる。
僕はその間で眺めてきた。
クリスマスには赤い電球の羽根。
僕は公園から煙突の下をみる。
一体何を捨て何を拾い集めてきたのだろう。
ぐうたらになりたい

なんの心配もせず
お気楽極楽で暮らしたい

そんなことできないって分かってるけど
夢に見て口走ったりする

虚しさなんていらないから
ただぐうたらに
日々を過 ...
カーテンの代わりの異国の布越しにみえるどこかに父さんの骨


両国で眠るあの仔の土の冬に小春日和をみんなあげたい


東京の十一月の初雪が確かなほどに靴紐を結ぶ
心はどこにあるのだろう
心は海にあるのだろう

今朝の静かな{ルビ潮=うしお}には
わたしが隠れているのだろう

そこでは無数のお魚が
シャンパン色の夢みてる

そこでは一人の{ルビ ...
そこを避けて着水しなくては/かなって夕日
の沈む頃に合わせるかのように操縦士だけの
小型機が落ちた/燃料は使い切るだけを飛行
したはずなのに静かに知られずに海で燃えて
/夜空への祈りのように最 ...
窓辺にネコがいる
闇に紛れ部屋を覗いている
近づいても臆することなく
ひげと耳をねかせ目を細めるだけだ

ネコを真似て尾を揺らしてみる
濁点を払うようにはうまくいかない

ネコが跳 ...
 初冬の誕生日の頃は
 いちょうの黄葉が美しい。
 午後の光を浴びて輝いている。

 いちょうの黄葉のこころよい手触り
 昔、いちょうの黄葉が敷きつめる道を二人で歩いた。
 何時かいちょう ...
だいたい、そういうものは
ティッシュボックスの中に隠しておけば
見つけられないはずだった。
でも、部屋の真ん中に放置してしまった。
慣れってやつはまじで怖い。
それに気づいたならば、どんな格 ...
 クリスマスソングを嫌いな理由について考えを巡らせている。なぜそんなことを考えるのかわからない。嫌いなものについてなど考えなければそれで済むし、実際に多くのことはそうしてやり過ごしている。でも嫌いなも ... 目標のない人生ほど
退屈でつまらないものはない
人間は
目標を持つと
目が輝いてくる
やる気のスイッチが入ってくる
今日の目標
今週の目標
今月の目標
今年の目標
成功する人は ...
弁慶が大口開けて鍋の中
曇天月隠す湯気あんこうの鍋
煮凝りやぷるんとする皿皮の裏
舌鼓おやじに高笑いでも無く福笑い

角の老舗の佇まい
ガラス戸を開けると顔を出す
ぬっと顔出す親父の顔は ...
夢の中でブログを
作ってました

私はただただ、
hahahaと入力して
それが、
ははははと
変換されてゆくのみ

これはきっと笑い声
ははははと
送信されてアップされてゆく
...
酔い覚めの秋の夜道で、編集者のおじさんに
「義父のケアとダウン症児の息子を育み
 嫁さんの負担を減らす為仕事を辞めます」
と言うや否や「偉い!」と握る手の…暖かみ  
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
肥溜めに生まれた印あかり自由詩6*16/12/10 7:11
夜の森星丘涙自由詩2*16/12/10 7:01
ヘアーzenyam...自由詩116/12/10 6:24
乾いた風夏川ゆう自由詩116/12/10 5:18
この世のあらゆる困難について渡辺亘自由詩116/12/10 0:49
豊田聖子「いばらのエチュード」花形新次自由詩016/12/10 0:32
どうか、あなたよ坂本瞳子自由詩1*16/12/10 0:28
いつか見た映画みたいにホロウ・シカ...自由詩2*16/12/9 23:05
最近はひだかたけし自由詩13*16/12/9 22:44
為平 澪自由詩10*16/12/9 22:26
でも言われ慣れてるからカマキリ自由詩316/12/9 20:46
思い違い花形新次自由詩0+16/12/9 18:51
通り雨ガト自由詩11*16/12/9 17:31
リィ自由詩1*16/12/9 13:47
心象風景一 きみと田中修子自由詩4*16/12/9 12:37
今日を生きる坂本瞳子自由詩1*16/12/9 10:34
朝と夜の間水宮うみ短歌0*16/12/9 9:43
ごみ箱ツノル自由詩8*16/12/9 1:27
ぐうたらぐうたら坂本瞳子自由詩016/12/9 1:23
「小春日和」 三首 2016.12.08もっぷ短歌1*16/12/9 0:39
生きる (草稿)自由詩6*16/12/9 0:35
名乗らぬ海の心音を聴く自由詩316/12/9 0:30
night tonightひさし自由詩11*16/12/8 23:09
いちょうの黄葉のリフレイン秀の秋自由詩216/12/8 21:43
[:Fromプテラノドン自由詩316/12/8 20:08
褐色の濃いあたりに深水遊脚散文(批評...3*16/12/8 18:44
目標zenyam...自由詩016/12/8 15:21
あんこう鍋……とある蛙自由詩7*16/12/8 14:44
ははははminomi自由詩416/12/8 14:22
十月二十七日(木) 夜服部 剛自由詩216/12/8 11:52

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