「できたよ」と {ルビ階下=した}から君の 呼ぶ声で
ロジックで理論武装した詩人がいた
ロイド眼鏡ををしたひょうひょうとしたたたずまいだ
感性で動きたいがロジックが剃刀のようにじゃまをする
それは僕なのだろうか
文体の精度をあげるたびに
あ ...
修辞によってつくり出され
きめ細かな大理石の皮膚をまとった
限りなく長い腕の先端に
人々は指めいている
運命という不屈の氷河が
瞬間ごとに掘削されていく中
人生という虚構の神経束は ...
自動販売機の横にはたいてい美しい女神が立っていて
ジュースを買うたび僕に微笑みかけてくれる
僕は物心ついてからいつも
彼女たちに惹かれてきたし
...
金桃にまぶしいさば雲の大きいの
沈んでく太陽にむかって
ゆうゆう
およいでく
みず色のひろい、ひろいそらだよ
風がひえてきて葉っぱのにおいは甘くって
こどもたち、眠そうに体温があがって ...
あの時欠けた皿の中に
零れる程に盛られた言葉の山
ひとつひとつが愛おしい
そのすべては
あなたであり 君である
失われた言葉の行方
見失った誰かの胸の内も
...
大人になると嘘つきになると
思っていた
正直に生きようとして
棘だらけのつる薔薇みたいに
剥き出しの自我を絡めあい
傷つけあった
あなたとわたしは同類
どうしようもなく我儘で ...
やっと音楽が聴けるようになりました
心が世界を取り戻しました
誰もいないと思っていた私は
いつも誰かの手に繋ぎ留められて生きていました
私を信じてくださって、本当にありがと ...
あなたの一秒をわたしにください
一生大切にしますから
あなたの一分をわたしにください
わたしはその幸せの輪郭を焼き付けましょう
あなたの一時間をわたしに ...
羽化が近づいている予感
ほろほろと皮膚が剥がれてゆく
ほろりほろり
皮膚がはがれてゆくのだ
それはあまりに残酷な悲劇で
わたしには耐えられない
そこに緑の陰があったなら
...
一日を台なしにして眠るのは
虫のような気分だと言う
虫はもっと祝福されているかもしれないのに
僕もいなければ
あなたもいない
あの街の川は
きっと今夜も星を流しつづけている
それが僕 ...
マフラーの ひと目ひと目に 編み込んで
物々交換していた頃ひとは相手がなにを望んでいるかを考え、自らが欲しているものを手にいれていた
相手が望むもの、自らが望むもの
それをジョイントさせていた
貨幣が発明されるとそれは分断 ...
僕はワイフに呼ばれると
まっしぐらに食卓に向かって行って
お座りする
彼は冷たい水底に眠り
ときおり緩やかに踊り出す
口惜しさや無念を忘れ
与えられた使命を果たすように踊りはじめる
水底の琥珀の液体は酸化し
とても飲める代物ではないはずなのに
彼は薄く頬 ...
声 、層成シ聳える時 、
暗闇流れる水音の絶えず
[コレハ ナンダ?]
夢底ノ割れ白く問っても
無言ノ響き、只、、木霊重ね
[アナタハシンデ スベテミタ]
[スベテミタ アナタハシンデ]
...
誰もいない雨の日
雨の日の私は
見下ろした 工事現場を見つめていた
行き場もない冬の日の雨
私はどこに行くのだろう
海が 少し歩けばある
曇り空の向こうに浮かぶ日本の未来
...
冬。分かっている。分かっていないことが分かっている。分かっていることは一つもないことが分かっている。分かっていないことは一つしかないことが分かっている。分かっていることは分かっていないことだということ ...
狭い夜にいつまでも耳鳴りに似た静寂が居座って
私は緩やかな速度で平衡感覚を失っていく
何も無い訳ではないのに何も掴めないこの手には
言葉にもしたくない汚れだけがこびりついてい ...
風切り鳥の巣は、美しものの世の通り門なんです。
風切り鳥が鳴くとき、誰かは何かを思って
守られて、衣帰りをします。
選ぶことで誰かを守ることがあるってことです。
ラベンダー畑でふっと空を見上げ ...
クソ自称詩に対して
イイねを入れてくれた奴全員に
お礼のコメントを
必死こいて返しているバカがいるが
10人に返しても
そのうち6人は同一人物で
残り4人も3人は同一人物だから
実質、3 ...
あの日の花筏を眺めて
幾歳を過ごしたか
その記憶はもう無い
満月を胸に抱き
脇腹に短刀を隠し
川面を眺めた夜
街は墨色に閉ざされ
月は川面の花筏を映していた
瞳を落とし
...
また始まった一日に少しムラついて右手を下着の中に忍ばせる
こんな乱暴な動画じゃ気持ち良くなれなくて、それでも濡れた中指をティッシュで拭き取る
電線したタイツは誰も見ないから履いても暖かい
歯石で ...
161030
あじさいと呼ばれれば紫陽花と答える
山の谺は律儀者
口笛吹いて
小道を行けば
サザンカの赤い花
冬の花だと君は言う
秋の花だと僕は答える
枯れた ...
僕は立とうとする
三十年前の川べりに
もう一度 何者かに
出会うために
何者かになろうとする
男とか 女に
正義とか 悲劇に
ということに
中年とか 公務員とか
右寄りの左翼 ...
沖縄米軍基地関連の
抗議運動参加者の多くが
県外から来た
プロ市民であることが
ネットを含むメディアで
盛んに報道されている
中には在日外国人も
多数含まれているそうだ
そして
そん ...
発す列車のメロディーは
あなたとわたしを引き離す
確かに焦がれた身も心も
あゝ次はどこへ行こうか
浮いている
{ルビ圧=の}しかかる重力
月は平衡する
走る遠景を
雨の滴で回避して
狂っている
歩行する緑の
あらがう能役者が噂する
平成の{ルビ螺子=ネジ}
とまらな ...
強制的に 何かをしなければならない
空間が或る
沢山のポール
敷き詰められたアスファルト
コツコツと響くのは ヒール音
それとも
誰かが バラ撒いた 小銭の音
ジャラ銭と ...
鼻歌なんか唄ってる
気分が良いわけでもないくせに
むしろ強がってるのか
ストレスに苛まれてるのか
理由もなく歌なんて唄っちゃって
てきとうに鼻歌なんか
ろくでもないツマラナイ日常だ
そし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝ごはん
朔 水
川柳
1
16/10/31 8:05
歩き回る詩人
fujisa...
自由詩
2
16/10/31 6:12
演技
葉leaf
自由詩
2
16/10/31 4:36
自販機の女神
TAT
自由詩
5*
16/10/31 3:56
そろそろかえろ
田中修子
自由詩
4*
16/10/31 1:55
満ちていく
葉月 祐
自由詩
3*
16/10/31 0:48
同類
Lucy
自由詩
13*
16/10/30 22:40
獣より
ゼロハチ
自由詩
3*
16/10/30 22:36
もしも叶うなら
葉月 祐
自由詩
4*
16/10/30 22:22
みどりいろ
レタス
自由詩
2
16/10/30 22:14
9.
Qg3!!
自由詩
1
16/10/30 22:12
月とココア
朔 水
俳句
0
16/10/30 22:11
物々交換の亡者
吉岡ペペロ
自由詩
4
16/10/30 21:01
忠犬夫
zenyam...
自由詩
1
16/10/30 20:57
水底の歌
レタス
自由詩
2*
16/10/30 20:56
覚醒夢
ひだかたけし
自由詩
4*
16/10/30 19:56
ポートフォリオと冬の日
番田
自由詩
0
16/10/30 19:32
僕は冬に分かっている。
mmnkt
自由詩
0
16/10/30 19:14
『お菓子をくれなきゃ』
葉月 祐
自由詩
4*
16/10/30 17:09
美しものの
水菜
自由詩
6*
16/10/30 15:41
虚しいことをやっている
花形新次
自由詩
1
16/10/30 13:03
青い顔
レタス
自由詩
1
16/10/30 12:37
コーヒー
不思議な色の...
自由詩
2
16/10/30 10:56
枯葉紫陽花冬乃白瀬
あおば
自由詩
5*
16/10/30 10:16
再発
オイタル
自由詩
2
16/10/30 10:11
アマ市民よ立ち上がれ
花形新次
自由詩
0
16/10/30 9:59
列車
向日葵
自由詩
1
16/10/30 8:16
斜視のくだる翡翠
白島真
自由詩
18*
16/10/30 7:19
その場所
藤鈴呼
自由詩
3*
16/10/30 1:55
鼻歌
坂本瞳子
自由詩
1*
16/10/30 0:49
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
加筆訂正:
『お菓子をくれなきゃ』
/
葉月 祐
[16/10/30 20:50]
一部修正、加筆しました。
斜視のくだる翡翠
/
白島真
[16/10/30 7:21]
ルビ追加
3.75sec.