故郷の山々は悠然とそびえ立っていた
故郷の海は満々と黒潮をたたえていた

島民は皆その恩恵に与り
営み暮らしていた

大自然に
感謝し 怖れ 癒されていた

人も本当の実力者は
い ...
耳をすませてごらん 無意識の音がここら中にひそんでいる
そこに声を発してごらん 音と音が関係し合い 減衰し ついえていく
水面に石をぶつける 飛沫が上がり 波紋が広がる
それがアートだ だからキ ...
僕はワンカップを片手に
車窓に体寄せていた

電車の外は雨らしく
ぱたぱたと打ち付ける雫が
声なき声の模様を描き僕を飾る

ざわめきの静寂に叫びを埋めて
引きずる体の亀裂を紐で縛って
...
青い空に
浮かぶ雲は
他にやることもないから
特別にゆっくりしている
なんの充実感もない
無益な時間を消費してるだけだ

一瞬は永遠につながっている魔法

雲よ

あなたは
い ...
「どうしたの?」
「気が変わったの」
女性はこれで
万事オッケーだ
天気と女心は
変わりやすいもんだというのは
世間の一般常識になっている
しかし男は
こうはいかない
「気が変わった ...
炎上する海原が太陽を呑みつくすまでのひととき

血も涙も枯れ果てた がらんどうの蝋人形のような
キミは今鮮烈なRed 海も空も俺も同じRed
「あたたかい」ってキミがもらす
死に際の太陽は世 ...
インターネットで一人でうじうじ言っている人に殺意が沸く
本当にやばいことは現実で起こっている
現実で起こっている

私たち何歳になってもパパとママがセックスしたおかげでできた子供だという事実が ...
死をみつめ明日など思えない夜のたったのひとりに寄り添うバッハ


誰よりも可哀想だと神さまがうそで云うのを待ってはいない
 小さな掠り傷だらけの心は
 胸にしまうには息苦しい
 白日へ晒すにはとうてい醜い
 何度もごみ箱に捨てかけた
 なにも感じなくなればいい
 心に{ルビ彩=いろ}などいらない
 その度に悪 ...
夕暮れの
冷たい雨に
せかされて
 朝日が昇ります。夜の黒に近い藍色を押しのけ、宝石のように透き通った朝の赤が空を染めています。砂丘の色はまだ、黒。赤と黒のコントラストは、流れ出す傷とかたまったかさぶたのように美しい。つぎに瞬きすると ... 我が家といえば

大型スピーカー十本とアンプが五台
CDは千枚くらい
鍋が十個にフライパンが七つ
食器はコップなどを含めて数百個
本が約三千冊
釣り竿が七十本くらいでリールが五十ニ個
...
プロでは難しいでしょうね
だから大谷って子
凄いと思うわよ

けどさ
ピッチャーもいけるし
バッターもいける
付け加えれば
男もいける
そんな草野球常連は
結構いると思うの

...
ビルの谷間に 転がるように のぼる満月
ひとりきり ひとりきり 旅するうちに
道を間違え 失った夢の数々
 
真夜中の 交差点を すれ違う人の群れ
嘘つき女が 札束を数えるエレベーター
拒 ...
昭和13年の正月にタイムスリップしていたのだ

女は着物か着物っぽい洋装をしていた

喫茶店では皆姿勢が良かった

会話の声はさ行が強調されて聞こえた

新聞はどれも昭和13年の正月の ...
  黒いきみの髪がひかって
  何も云えなくなるのは良い
  全部云ってしまっても良い
  くちびるがはずむ桃いろの夢

  剥いたばかりの林檎のように
  とても素敵な匂いのする ...
ぼくは
おばけだよ
ひゃくねんまえに
しんだのさ

ちょうど
ましゅまろが
あわいひかりに
てらされて

うそと
ほんとが
わからなくなって


びゅっと
あさって
...
それでは、次は・・・7です!
どうですか?リーチの方は言って下さい
「リーチじゃ!」
おお、西鴨川さん(60)リーチ?
「リーチじゃ!」
そうですか、西鴨川(60)さんがリーチです!
それ ...
琥珀色のコーヒーに魅せられて
かれこれ数十年がたつ

あらたな抽出器具を発明し
実用新案まで申請して 
少数だが販売もおこなっている

おそらくありとあらゆるものを
試しただろう

...
側面と奥行きを切り詰めた青い神経の
清潔な色彩の箱庭
消え入りそうに立て掛かる
淡い寓意の記憶
それはきみが好きだった世界の一つ

蜂蜜色のレンガを積んだ家々を背にすれば
いまも ...
愛が溢れ出す

それはほんとうの話

切なさの正しさを調べ出す

もう受け入れて貰えなくて

干からびた脳が暴きたてる

あなたの愛の

それはほんとうの話


最愛が旅 ...
急に、指先から、這い上がってくる怖さに襲われました

書くことが怖くなるなんて、思ってもみませんでした

何故かは、わからないままです

すこし、書くことからはなれてみることにします

...
透明な夜明けの
水たまりを
踏んで
波紋の中に
映る
歪んだばかりの
僕の顔
風の音は
小さな吹子で
耳に渦巻いて
意識を攫う

笑い声
雨は降らないって
手にした傘を
...
ある日僕の半分の世界が消えた
右の目と左目は統合され世界は
無意識に歪めていたその虚を剥がした
腫れ物を触るように言葉を選ぶ人
何も変わらないように言葉を交わす人
それぞれのそのどれもが過去 ...
眠くてまぶしい朝に
頭の中がしびれてしまって
透明になれない事を
知ってしまった

墓石は名前なんて刻まれて
白い空気の中で
野良猫がセックスしてる横で
命の事なんかお説教している向こ ...
天安門広場で
ベースボール

きみの快速球を
ワンちゃん仕込みの
一本足打法でフルスイング!
打球は遥か彼方
マオの肖像画直撃の
大ホームラン!

マオの眉間に穴開いたぜ
ヘイ、 ...
燦 とひかりが降り
彼の中の森がめざめる
その肢体が
若枝であり
清流であり
薫風である彼の中の森が
その数多の瞳を
つぎつぎとひらいてゆく

きらめきをこぼしながら
鳥たちが飛び ...
  眼窩から此方側へ延びている廊下に沿い
  雨に濡れた数人の男たちがワツワツ歩いていく
  それほど速くもないしそれほど遅くもない
  私は三和土に置かれた長靴を先刻から見ている
  ...
すいすい

酔 酔

あなたに

酔すい

すいすい

酔 酔

おのれに

酔すい

しらふでいられぬ

このさがを

うらんでそうろう

よって

...
からっぽ

からっぽ

こころがからっぽ

からっぽ

からっぽ

ことばがからっぽ

からから

からから

おとたてて

ころがりおちた

こころから

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自然体星丘涙自由詩2*17/1/9 12:18
AGIT AGITATIONアタマナクス自由詩117/1/9 11:32
車窓這 いずる自由詩717/1/9 9:22
猫雲そらの珊瑚自由詩14*17/1/9 8:57
女心zenyam...自由詩2*17/1/9 6:46
DEAD Red BEETアタマナクス自由詩117/1/9 6:09
藤本ちゃお自由詩117/1/9 4:27
かおるのおと 「未明」 二首 2017.01.09もっぷ短歌217/1/9 2:13
悪魔の詩中原みのり自由詩317/1/9 1:28
氷雨レタス俳句217/1/8 22:36
千年の海田中修子散文(批評...4*17/1/8 21:36
ゴミ屋敷レタス自由詩517/1/8 20:52
四刀流花形新次自由詩117/1/8 19:50
満月の物語Ⅱ星丘涙自由詩6*17/1/8 18:17
水溜まり吉岡ペペロ自由詩417/1/8 17:50
林檎草野春心自由詩517/1/8 17:19
おばけ次代作吾自由詩317/1/8 8:45
新春ビンゴ大会花形新次自由詩0+17/1/8 8:34
可否道その1st自由詩1*17/1/8 6:56
カーネーション リリー リリー ローズ末下りょう自由詩1*17/1/8 2:33
あなたの愛の吉岡ペペロ自由詩417/1/8 1:50
書くことの怖さ水菜自由詩5+*17/1/8 0:55
螺旋の真中プル式自由詩4*17/1/8 0:11
螺旋の上自由詩3*17/1/8 0:09
螺旋の下自由詩117/1/8 0:06
野球花形新次自由詩117/1/7 23:29
森のロンド塔野夏子自由詩7*17/1/7 22:59
長靴草野春心自由詩417/1/7 22:14
酔すい星丘涙自由詩3*17/1/7 21:47
からっぽ自由詩2*17/1/7 21:14

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加筆訂正:
奥さんあなたが嫌いです/ただのみきや[17/1/8 14:30]
少し修正しました。
4.41sec.