はじめにそれは夕闇のようであった
遠い地平の彼方に佇み
私を見つめ
幽かに微笑むようでさえあった
夕闇はじわじわと
私を取り囲み
驚くほどの速さで
にじりよってきて
気がつくと ...
雨の音耳に残って消えなくて梅雨を表す天気図を見る
六月の湿気塗れの空間に精神的に何だか重い
失恋後に見る大雨は物悲しい梅雨明け空前を向かせる
夏の日々日陰を見つけ一休み出逢いと別れ繰 ...
二回目のいぶすき菜の花マラソンだ
坂道の多いマラソンだ
当日は朝三時に起きて
雨の中を車で会場へ向かった
六時頃に着いてまず腹ごしらえをした
その後受付をすませ車の中で待機した
雨が強くな ...
生きたまま花の化石になりたい
という少女がいて
街は、霞のようにかすかに
かそけく 輝いているのだった
ちちははの眠るやわらかな記憶の棺たち
少女は母似の瞼をとじた ...
僕は
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目と目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あな ...
私は
私は
一人の男の子に笑ってもらうためだけにこうしているの
悪いものを食べてしまったね えへへ……
えへへへへへへ……
ここはとても寒いよ
エヴァンゲリオンがゴミに塗れて
広い島に不時着すると
打算の奉仕が群がって
夕暮に鐘が鳴る
朝は朝でイラノサウルスが暴れ出す
結局二度寝してしまった
背が高いので拉致されてしまう(私)
...
盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ
だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
...
さようなら 言葉よ
いろいろあったけど
楽しかったぜ お前のせいで
いや、おれのせいか
裸でこのせかいに降り立った
お前をお前のままで
いさせるためには
風はあまりにも冷たく
地面はあ ...
梅花ははらり、ゆらめいて
乙女の黒髪染めていく
鶯は唄を奏で
陽光は大地を抱き
春は僕から奪ってゆく
心ふるわす冬の冷たさと
微笑んだ彼女を――
何年ぶりだろう
飯を炊くのは
湿った摩擦音が懐かしい
粉っぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
温かさが
ありがたい
かつて
こうして
飯を
炊いたものだった
毎日というわけ ...
遠く
雲が広がっていた日の夜
街の夢を見た
夢の中で
亡霊のようなビル群は
薄く霞んでいた
雲の中で飽和状態になった雨が、
騒めきを連れてやって来そうな気配は、明け方、新聞配達員のバイク ...
蹴っ飛ばされれば誰だって痛いだろう
わたしだっておんなじだ!
コ-クス炉で焼きを入れた
人ならず者の心が暴れても
悲しい人達が溢れ零れようが
俺達の本質は変わらない
争いや諍いをかき集めて
シノギを上げられないのなら
ヤクザと ...
元STAPのオボハルが
つるっぱげの尼に
STAP毛母細胞を
埋め込み増殖させ
ボディコン・ワンレンに
変身させることに
世界で初めて成功した
「これで世界からハゲを
一掃出来ます!」 ...
北風が吹き荒む漁村には
荒れ果てた番屋があり
やせ細った野良猫が
廃船の置かれた船着き場をうろつき
誰も泊まることのない民宿では
年金暮らしの老夫婦が
息子の帰省を待ちわびている
...
すべての厳しさにすべてのひとのやさしさにすべてのひとのせんさいさにすべてのひとのおくびょうさに、すてきなものをありがとうと、伝えたい
すべての方にありがとうを
*****
ふるえ ...
去年の未来。2月4日。ぼくは愛と信じたものを失って、支えが外れてしまった何かのように、部屋でつまづき、倒れ、目から鼻からしょっぱい水を垂れ流して、動物のように、動物の悲鳴のように 叫び、歩こうとしては ...
2011年
幻想とイマジネーションは海にのまれていった
言葉は
誰も
救わなかった
ひたすらネットに作品を作り発表していた人は
減少し
わかりやすい言葉は
心を揺らさない事 ...
いつものようにぼんやりと通りを歩いていた私だ
休みボケしたような その 頭
私のいつのまにかパソコンの不良は復調したようだった
黄色い壁面に 夕暮れの光
休日と言えばAVばかりを 見て ...
許して下さい、社会。
もう払うお金がありません。
社会、もう虐められるのは
たくさんです。
もう慣れた、もう飽きた。
そろそろ違うことが起こってもいいのに、私の
救世主は、現れない。正直に ...
夜空から落っこちた
手作りの翼は
壊れてしまった
膝小僧を擦りむいた
もう風を遡ることは出来なくても
もう雲をつかむことはできなくても
もう衛星軌道にはのれなくても
膝小 ...
悲しいほどの平和
それでも 涙は流される
カラスの鳴き声は 相対的に風に流れて
歌になったり 罵声になったり
鉄の扉を閉ざして
こころを磨いている
金属の鏡のように 水晶の玉の ...
クソ真面目に生きている己を笑う
滑稽すぎる己を笑う
この真面目が
己を殺し
己を生かしてきた
クソの付く真面目など
神様も嫌うであろう
クソなどトイレで流して ...
ゴリゴリ ゴリゴリ 手回しの
コーヒーミルの音がして
こうばしい香りがたちこめる
なんといってもミルは手回し
電動ミルは速くて便利でも
熱で豆をいためてしまう
生豆・グリーン ...
優しさと痛みをくっつけてくれるのは
あたたかさだった
優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった
冬の光のような
さわやかな絶望と楽しげなかなしみ
太陽と地球の距離、そのあた ...
ヒラリ
ひとつひとつの
想いは
幻のように生まれては
虹色の色あいの
花ビラとなり
刻々と
その色あいを変化させながら
宙へと
おだやかに 無数に舞っていた
(おぼろな感覚だけを
...
お餅がぷくっと膨らむ。
うぷくっと膨らむ。
お持ち!お持ち!お持ち!
小さいおじさんが駆け寄ってきた。なにか、必死に仰っている。
「どうしたの?小さいおじさん。おもちを食べたいの?熱い ...
ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった
冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
...
我は、影のフィクサーであるぞな
しかも、何役もこなすスーパーマンであるぞな
周囲の者共よ
我に警戒せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
喪失
Lucy
自由詩
8*
17/1/10 11:38
出逢いと別れ
夏川ゆう
短歌
0
17/1/10 11:21
マラソン大会
zenyam...
自由詩
2
17/1/10 10:53
花の化石
白島真
自由詩
28*
17/1/10 8:54
愛のまなざし
zenyam...
自由詩
3
17/1/10 7:32
あなたへ、の
藤本ちゃお
自由詩
0
17/1/10 5:21
プオーンも拉致されるのだろうか
間村長
自由詩
4*
17/1/10 3:09
盆地の友人
末下りょう
自由詩
5*
17/1/10 2:14
さようなら言葉よ
もり
自由詩
8*
17/1/10 1:53
三月
中原みのり
自由詩
3
17/1/10 1:50
スポット自炊
北村 守通
自由詩
4
17/1/10 0:49
街の夢
うみこ
自由詩
4*
17/1/9 23:47
So do I
もっぷ
自由詩
3
17/1/9 23:16
破面を被れ
差羽ナガレ
自由詩
3*
17/1/9 23:14
元STAP
花形新次
自由詩
2
17/1/9 22:25
寂れた漁村
星丘涙
自由詩
10*
17/1/9 21:54
水花
水菜
自由詩
6*
17/1/9 21:11
気が狂っても望む死
塚本一期
自由詩
2*
17/1/9 20:29
漂流教室
5or6
自由詩
4*
17/1/9 20:26
夕暮れFake Plastic Treeを
番田
自由詩
2
17/1/9 19:56
布団
塚本一期
自由詩
2
17/1/9 19:53
壊れた翼で
まいこプラズ...
自由詩
7
17/1/9 19:36
病院
藤原絵理子
自由詩
3
17/1/9 18:40
クソ真面目
星丘涙
自由詩
3*
17/1/9 18:19
可否道その2
st
自由詩
3*
17/1/9 16:53
工場とららぽーと
吉岡ペペロ
自由詩
8
17/1/9 16:09
凍結(ver.2)
本田憲嵩
自由詩
4
17/1/9 13:56
お餅、お持ち?おもち
水菜
自由詩
3*
17/1/9 13:48
ポリリズム
小林螢太
自由詩
20*
17/1/9 13:25
影のフィクサー
水菜
自由詩
2
17/1/9 12:56
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
加筆訂正:
水花
/
水菜
[17/1/9 21:32]
レイアウトと文字の変更 削る作業
影のフィクサー
/
水菜
[17/1/9 13:03]
ぞえ→ぞな へ変更
4.01sec.