すきな ひとと
のはらで したいな
野いばらで ちくちくしながら
ころげまわって いっぱいしたいな
もりのなかでも 素敵だな
それなら 夜がいいだろな
甘いにおいの はっぱのうえで
...
暗闇に沈む代々木上原の駅を通過したところで
冬を覚え出した空の下
初めて君に抱き締められた日を思い出した
遠く とおく
君は去ったとしても
思い出はまだ僕をがんじがらめにして
...
眼は
閉じるためにある
闇と親しくなるように
暗黒に潜む
閃光
耳は
塞ぐためにある
沈黙に浸されるように
静寂に沈む
音声
腕は
抱えな ...
運慶作とほぼ確定されている鎌倉期の大日如来像は、ころっとしていて小さくて、剛健でありながら赤子のような柔らかさが匂うようだった。
目に見えない宇宙の真理を、エネルギーを、擬人化ならぬ擬仏化したら、こ ...
欲と不安と
孤独と人声
ああ、そう言えば
そう言えば
他のために生きていくよりも、じぶんのために生きていくほうが大切だ
そんな真実を高らかに唱えるひともいるけれど、ほ ...
ATMに寄って
壮絶な家計状況に直面して
コンビニで東電に電気代を支払い
クリスマスプレゼントもあるしなあと
曇り空なんて見ないふりしてバス停へ
あたしの仕事って、いつ人口知能に取って代 ...
楕円
(ellipse)
から、蛇行するよ、君の眼球運動会
なんて空疎な視覚遊びにきゃっきゃと、ち
よ
こ
...
ポタリ
ポタリ
静脈から垂れた黒い血が
私の寿命を占っていた
あぁ
そこはクヌギの雑木林の散歩路
暗い午後に
紫煙を一服
カラスが鳴いた
そろそろ帰らなければならない ...
旅を続けるのに少し疲れを覚えたので
近場の坐れる石を見つけて腰を下ろす
いつも足元だけ見ていたと気づいて
久しぶりに顔を上げ空を仰ぎ見てみる
もう秋の色ではなく冷たい青のなか
白い雲がひ ...
次の方は是非田舎暮らしにおいでください
若い子よりもおばあちゃんに関心のある方
病気見舞いや葬式が苦にならない方
デパートやコンビニが近くになくても暮らしていける方
近所に明るい挨拶ができ ...
泣いて笑って
閃いて迷って
薔薇を買って
のけ反って跪いて
隠して隠されて
神様に隠し事して
見つかって見つからなくて
ほぼあきらめて頬あからめて
うんと産んで
うんと倦んで
詩を ...
赤いチュチュをはいた
白い花たちが
寄り添って踊る
小さなバレリーナ
踊ることは
生きていることだと
無邪気に笑う
顔を寄せたわたしの目の前で
おさなごのやわらかな手に触れ ...
真っ暗い巣穴の底から
怪しい女の声がする
そいつは知ってる女で
冬が嫌いだと叫んでいる
何故か電気がつかない
私の嫌いなことばかりして
全く何も共感できない
それなのに私の寝床に ...
夜の車窓灯りが近くトンネルに入ったのだと知る一人旅
先月の世相説く記事下に敷くガス台の上今夜はシチュー
マンドリン弓道着物ユニフォームあふれる朝の上りのホーム
汚 ...
家はたくさんあるのに
その家の屋根にはたくさんの鳥が集まっていた
一列に並んで
まるで会議中のようであった
それぞれが首をかしげ
うなづきながら会議をしていた
ついと一羽がとびたつと
い ...
貴方が奏でる言葉はいつも
嘘ばかりが煌びやかに揺らめくので
いつからか私は言葉の端に
緩く小指を絡めては
何処か遠くに行かないで、と願う様になった
矢絣模様に臙脂色
朱色に紛れた杏子色 ...
それをやめる捨てるそして
夜空を想う
お月さまは三日月 腰掛けてみる
見下ろすと海 きらきらと
たくさんの星の棲む
ダイブする どこまで行っても
きらきらと瞬くさやか
ばかりのなかをお散 ...
私は昨日は赤羽にいた
昔ほど 自由ではないのかもしれない
ただ 私の人生は そればかりで
店をぼんやりと出た
あまり休みの無かった 私がいた
ただそこにある商売といえるかどう ...
古い洋服を捨てるクラップスクラップ
女の価値は着替えたフクの数だなんて
ウタってたのは大人計画の「キレイ」
副題は〜神様と待ち合わせした女〜で
白髪の伊藤ヨタロウがカミだったっけ
あたしなら ...
(こういうときに)
いつも見得てくるのは
石っころばかりが転がってる原野
曇っていて 夜ではなくて
怖さやさびしさは ない
色彩の灰色な単調さのなかに唯一
そよぐ一輪のあおい花があって
...
くろい猫のため真昼の月をみる恋人たち
オブラートつかんでなにかわすれた聞こえますか
日蝕はじまる点滴はまだか母よ
われたきつねのおめん王女だだこねる砂丘のはて
花粉撃ち抜けわた ...
忘れないでいて
わたしはきっと変わってゆくから
わたしが変わりたくないと思っていても
きっと時間の流れに攫われてしまうから
きらきらのお砂糖のままではいられないもの
甘酸っぱいだけの ...
久し振りに
ショッピングに
出かけた
薄手の
ニットが欲しくて
淡い化粧をして…
薄紅
薄紫
薄青…
綺麗な淡い色は
とても素敵で
とても好きで
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
恋に落ちていくように、落ち葉も落ちていく。
あなたの世界にも、わたしの世界にも、ひらがなのように落ちていく。
詩が落ちてくる。小雨のように、ゆきのように、この場所に落ちてくる。
若いころの孤独というものはナルシシズムと不可分である。若いころ、人はよく孤独に陶酔する。自分が孤独であることに酔って、孤独である自分がかっこいいと思う。そのような孤独な陶酔する主体が書いた詩とい ...
鳥は 空を飛ぶ時に
これが自由、って歌うかな
あるいは「不測」と呟きながら?
鳥は 空を飛ぶ時に
羽ばたく権利、って云うかな
あるいは「仕事」と鳴きながら?
淡淡と ぬくか ...
綺麗な植物たちのなか、言葉を忘れて、歩いていく
人であることを忘れ、綺麗な世界を歩いていく
博多陥没
廃炉なん兆円
東京五輪
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた
トランプ大統領
ブレグジット
パククネ大統領
博多陥没
廃炉なん ...
時間が感覚している
巨大なてのひらが極めて薄くなり
眼を開く刻限を探っている
仏は舞い散っては脱皮して
柱を支える土壌に滲み込んでいく
空間が覚醒している
門の内と外は色濃く混じり合って
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すきな ひとと
田中修子
自由詩
5*
16/11/21 18:30
ライムライト
ウデラコウ
自由詩
0
16/11/21 18:18
不在の身体
シホ.N
自由詩
5
16/11/21 17:13
最近見た愛しいもの
吉岡ペペロ
自由詩
3
16/11/21 16:47
人声なかで
〃
自由詩
2
16/11/21 15:28
加速する11月
うめバア
自由詩
7*
16/11/21 14:33
視覚的な遊びってどの程度反映されるか詩
青木怜二
自由詩
5*
16/11/21 13:25
秋深く
レタス
自由詩
2
16/11/21 13:00
旅
HAL
自由詩
4*
16/11/21 12:56
田舎暮らし
zenyam...
自由詩
1*
16/11/21 12:43
人間活動
やまうちあつ...
自由詩
3*
16/11/21 8:57
秒針のない時間
そらの珊瑚
自由詩
14*
16/11/21 7:53
暗闇女
藤山 誠
自由詩
0
16/11/21 2:34
街路樹の靴音
深水遊脚
短歌
1*
16/11/20 23:25
バードサミット
朧月
自由詩
4
16/11/20 21:52
恋慕
智鶴
自由詩
5
16/11/20 21:40
三日月
もっぷ
自由詩
4
16/11/20 21:11
夜の赤羽
番田
自由詩
1
16/11/20 20:33
オールドファッション/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
16/11/20 20:26
こういうときに
もっぷ
自由詩
3
16/11/20 19:29
恋人たち(自由律俳句)
とつき
俳句
2
16/11/20 19:29
いろはにほへと
中村 ながる
自由詩
1
16/11/20 17:56
鎧
薫子
自由詩
1
16/11/20 17:54
〈根源悪〉の原体験(新訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
16/11/20 17:49
落ちて
水宮うみ
自由詩
1*
16/11/20 17:12
孤独の変質
葉leaf
散文(批評...
5
16/11/20 14:38
無知
もっぷ
自由詩
2*
16/11/20 13:53
綺麗な休日
水宮うみ
自由詩
2*
16/11/20 13:49
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた
吉岡ペペロ
自由詩
0
16/11/20 13:24
寺院
葉leaf
自由詩
4
16/11/20 13:19
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
加筆訂正:
オールドファッション
/
あおば
[16/11/20 23:41]
船→舟に変更
落ちて
/
水宮うみ
[16/11/20 17:14]
改行しました
夜空を想う町医者
/
りゅうのあくび
[16/11/20 13:54]
一連目推敲しました。
3.95sec.