ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる 梅雨空雲間がふと切れて
星が見えると君は云う
私の空には星二つ
心で見ている星二つ

優しい雨音 きつい音
その日の気分 自分次第
雨にも空にも罪はなく
風にも町にも罪はない

優 ...
イチローのヒットを集めた動画を見ていると

誰も見ていないところでヒットを打つことが

イチローは誰も見ていないところでプレーしている訳ではないのだけれど

誰も見ていないところでヒットを ...
やられたらやり返す

やられそうならやり返す

それが正当防衛だと

ぼくらは言うけれど

やられそうならやり返す

やられたらやり返す


カーテンが揺れている

ひか ...
連行される女は

ピエロのような顔をして

やすらかだった

車のなか全てが

スローモーションだった

そんな事件記事


高層ビルでは都議会議員が名刺を配る

弁護士 ...
十八歳どころか
成人しても
所得税を払わない限り
選挙権は与えられないし
年金貰うようになったら
返上しないといけない
その代わり
鈴木福くんは
バリバリの有権者として
認められる
...
あなたなに色の朝顔がすき?
わたし断然あお、とっても単純だよと笑い
あなた色盲だから分からないと苛立って

Red : 153
Green : 204
Blue : 255

仕事の ...
 眉間(みけん)に皺をよせあつめ
     浅い吐息をくりかえす
    卒寿となったお独りさん

     時々刻々にながれゆく
    素朴な四次元は渦のなか
  気にこだわって うず ...
鏡の前の裸を殺す。
ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる、
揉みほぐし、
パンを捏ねる。
肉体パン。
じゃがいもの塊。
括れも曲線もわずかにしかない、
皮膚のしたにまとわりつく、
べっとりとした臭 ...
最後の、その瞬間
私がもらったもの
あたたかい笑顔や
冷えたやさしさに
胸が焼けるうらみ
赤い葉のふる森の
その奥を見つめて
喉が乾いて寂しい
飢えた狼の足おと
はらわたが消えて
...
優しさに包まれると

他人にも 自分にも優しくなれる

他人を裁かず 自分も裁かない

そんな優しい連れがいるから

私は救われている 癒されている

優しさ 甘さに どっぷり浸か ...
幸せの赤い糸を手繰り
着いた場所には
知らない男性がいた

イケメンというより
男らいしいタイプの彼には
糸は見えていないらしい

それでも嬉しくて
気分が浮わついていたことが
災 ...
柘榴色の糸が見える
血管を彷彿させるそれは
右手の小指の先から
何処かへと伸びている

昨夜大仕事を終えて街へ行き
得た金で大盤振る舞いし
朝目覚めると
ホテルの豪華な一室の
床上に ...
廃人が俳句をひねるNET日和

嫁も来ぬ風も吹かぬが生きている

一日500円生活が板に付きそうで怖い

愛しさの呪いを舐めてろくろっ首

フレッシュなものは食べて欲しいはずなんだが? ...
私の世界に色が付く

海の黒 空の赤 空気の朱

山の白 風の紫 街の黄

みんな変な色 

異端な色に染まってしまった

太陽は凍り付き 月は溶ける

私の世界が変な色に染ま ...
トッポギ

(突然六本木に行くこと。)
韓国のお餅ではない。

うっちゃり

(うっかりぽっちゃりしてしまうこと。)
相撲の決まり手ではない。

ネット用語はどんどん進化しているよ ...
自己流ダイエット談義に
花を咲かせるおばちゃん連中に
正真正銘東京大学医学部教授で
肥満研究の世界的権威が混じっていたら
おばちゃん連中が得意気に
「あたし、リンゴを毎食食べてんの
あれ、 ...
暮らす
暮らせば
暮らすほど

我が暮らし
ラクになる

月給十数万で
ワイン飲む

歳をとれば
余計なカドが
とれてくる
誰もが少し
ラクになる

たとえ
苦虫をか ...
腹痛を誰かに八つ当たりしたいけれど
この部屋には他に誰もいなくって
八つ当たりできる心当たりもなくって
外へ出かけることもできなくって
身を捩らせ
冷や汗をかき
呻き声を上げ
恐れ慄き
...
十八歳はまだ子供だが
大人が思っているよりは遥かに大人だ

たぶん
若者が政治に関心を持つのは良いことだろう
だが若者を自分の陣営に引き込むための諸々の画策は
わずかばかりの党員予備軍を生 ...
詩の一言は、ウイスキーの一滴で
 
一片の詩は、ウイスキーのショットで。
 
ウイスキーとカウンターで向き合うと
 
ウイスキーは語り始める。
 
暫く、それに耳を傾け、うんうんと相槌 ...
チッチッ チッチッ チッチッ

チッチッ チッチッ チッチッ

時計の音が響く 真夜中の部屋

暗闇に大きな白い花が咲いた

花の香りに誘われ

私は幻を見た 私の最期である

...
雨がふるふる、雨が降る。
 
サラサラ、さらさら降り注ぐ。
 
群生する花々も濡れている。
 
窓ガラスも、カウンターのグラスも濡れている。
 
そんな日のウイスキーはオーバンで。
...
足音は足跡から乖離する
帯びた意味を秘めたまま
けむりのように漠然と白い
地球を見上げる朝に
ちぎられた円環のビーズ
偶然が描いたあなたの星座を
子猫がシャッフルする
無邪気さと予感の熱 ...
ずっと自分が嫌だった
だけど嫌な自分と一緒に
今もこうして生き延びている

嫌な社会と向き合って
嫌な自分に向き合って
生きて来た理由を考える

いつか良くなると
信じていたからでは ...
自分のことを一番嫌っているのは、実は自分だ

自分と同じ弱さを持つものを、愛してあげることができれば、許すことができるだろうか

ならば愛するというのは、なんて単純なんだろう

そんなやさ ...
画面に映し出される
女優の身体を包む水気が
優しさに溢れていて
汚らわしさの欠片も伺えず
闇に包まれた映写室に
温かな空気が充満し
吐き気を覚える
裸の冬がくる
十二月の姿は、あられもない
わたしのからだは白くひらかれ
とめどなく上昇してゆく
まぶしい白さに混練され
細胞のように、奥千の分裂をなし
ひかりとともに微細な羽虫となる
白 ...
バジルとミントは
一卵性双生児で
SEXをする

バジルは男の子で
ミントは女の子
バジルとミントはそっくりで
2人ともとても美しい

バジルが女装すると
ミントそっくり
ミント ...
血の通わない冷たい手
粉々になったハートオブグラス
ブロンディの声が心に刺さる
それなら多分まだ、死んでない

脳死が死だっていうんなら
心が死んだらソイツは死体
刺激が欲し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる北大路京介短歌116/6/26 21:38
梅雨空雲間がふと切れてもっぷ自由詩416/6/26 21:30
人生の意味吉岡ペペロ自由詩216/6/26 18:27
正当防衛自由詩116/6/26 18:01
そんな事件記事自由詩216/6/26 17:16
犬と同じ花形新次自由詩116/6/26 16:22
朝顔の青色田中修子自由詩2+*16/6/26 14:48
自戒(七)信天翁自由詩316/6/26 14:15
あおい満月自由詩416/6/26 14:06
墓石のような言葉田中修子自由詩2+*16/6/26 13:50
愛のイメージ星丘涙自由詩3*16/6/26 12:23
赤い糸しょだまさし自由詩216/6/26 11:58
柘榴の糸自由詩016/6/26 11:58
トッポギ俳句選集梅昆布茶俳句216/6/26 10:27
心の叫び星丘涙自由詩4*16/6/26 10:15
超人的現代語辞典梅昆布茶自由詩916/6/26 9:42
ダイエット談義花形新次自由詩216/6/26 7:40
暮らすほど野澤 尚也自由詩5*16/6/26 7:13
真夜中の腹痛坂本瞳子自由詩2*16/6/26 1:28
政治と若者についての放言ただのみきや自由詩9*16/6/25 21:55
僕はそれをじっと聞く。元親 ミッド自由詩116/6/25 20:44
真夜中の白い花星丘涙自由詩2*16/6/25 20:32
雨がふるふる。元親 ミッド自由詩216/6/25 20:29
服毒説ただのみきや自由詩10*16/6/25 20:22
今日から並びを変えてみるイオン自由詩3*16/6/25 19:00
やさしさに出会えたなら短角牛自由詩116/6/25 18:49
不快感坂本瞳子自由詩016/6/25 18:09
冬虫山人自由詩4*16/6/25 14:57
バジルとミントopus自由詩016/6/25 14:45
心臓移植アレだよアレ自由詩216/6/25 13:51

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