殺されることもなく
太陽に照らされて椅子から転げ
ぼくは仔犬に看取られた
妻と踊ったワルツ
娘に教えたワルツ
甥に継がせた椅子
この島の太陽は
けなげな生 ...
闇が壊れている
このくぼんだ歴史の廃墟に
加えるべき進化などなく
終焉が今まさに始まった
冷たい死に向かう森羅万象の大行進
暫定的な真理が次々と自らを暴く
根拠もなく自由でもなく
ただ人 ...
師匠が走り
弟子は座って
師の帰りを
寝ころびながら
将棋や囲碁を指しながら
蕎麦を啜る
師匠は鴨を一羽ぶら下げて
暮れなずむ時に帰ってきた
今夜は鴨鍋じゃな
師匠の眼尻が笑って ...
鮟鱇の吊るし切りして夜が明ける
ユニクロのセーター掛けて首を吊る
ジェット団が描いていた
夢の続きは途中で潰えて
跡形もなく砕け散る骸
骨すら残さず灰塵と帰す
命の鬼火を揺らめかせ
祈りと願いに摩耗した
己の偶像が神秘の面持ちを失くす頃
始めて冬の野へ迷い出た子猫は瞳を糸屑にして
柔らかくたわみながら落下する鳥を追った
薄く濁った空をゆっくりと
螺旋 ...
内なる鑑賞者
思考の小川
行き過ぎた洞察
全てが一様に見渡せる山上にて
私は時間という悪魔の幻影を読む。
いつかその名前を聞くだろう。
名づけるという思考の作用 ...
金木犀の花を瓶に入れ ホワイトリカーを注ぐ
ひと月ほどして 香りも色も酒に移った頃
金木犀の花を引き上げる
その酒は 甘い香りをたぎらせ 口に含むとふくよかな広がりを持つものの まだ ...
めーず
めーず
啼いているのはだれ?
めーず
めーず
きみは光
手垢のついた言葉そのもの
めーず
めーず
一度
おぎゃー
と発した者
沈黙の頭と尻尾
めーずめーず
ありふれ ...
くだら野にJSSJの首ひとつ
寝た切りが寝間に忍ばせる青写真
冬ざれてニート息子の頸絞める
〇ばかり欲しがるのは
自己承認できていないから
劣等感の現れだ
健全な魂は欲しがってばかりいない
常に与えることを考える
与えることが喜びだ
私はそれこそを望む
透明な板に仕切られた街で
鳥は哺乳類を呑んでいる
人は 恐れて近づかない
板と板のはざまを
皆 目をそらして通りすぎ
空を忘れた鳥が見つめる
径の終わりでま ...
老婦人は、かつて、中上健二に多くの老婦人が話したように、人生を語ってくれた。
生きるのは苦だった。でも今落ち着いてる。
色彩が剥げ落ちて、シンプルな唯一なる実存とともに、あらわな姿でたった ...
誠か嘘か知らないが
もう大分高齢のマウスに若い方の血液を流すと、認知機能や運動機能等がアップしたらしい
http://www.afpbb.com/articles/-/3014168
た ...
誠か嘘か知らないが、
脳の一部に微弱な電流を流せば人は臨死体験をするらしいと
ということは、死後の世界はそういった意味では無いのかもしれないが
私はひとつの俗説を信じている
人の第 ...
異文化という捉え方もあるのだなぁと
結局、敵味方で分ける選民思考と
自分の好き嫌いを一切出せない思考とは
相容れない異文化と言える程の溝があるのだと
適応障害か
私個人的 ...
鳥だけが知っている
明日の天気や
次の季節を
鳥だけが知っている
隣国の出来事や
海上の異変を
世界の果てを
見たことがあるから
鳥の背中は青くなる
最も遠くに行くものが ...
シリウスの明かりに浮かぶ轢死体
夢半ばJSSJが凍え死ぬ
口だけの頭掻き切る憂国忌
母親に毒を盛られて木の葉髪
海のなかでしか光らないものが、夜空で輝いている。
「月が綺麗ですね」と、雲ひとつない夜に言ってみる。
家に帰って、海のようなベットにダイブ。暗闇のなかでしか光れないものがあって、眠りのなかでだ ...
あっという間に
師走がやってきて
一年の締めくくりの日々
師走の空気が重く感じる
新年が明けると軽く感じる
どんな一年を過ごしたのか
どんなこと学んだのか
冷たい風が
そん ...
一月
親不孝者
育ててもらって介護なし
二月
頼りになるのは
遠くの我が子よりも
市役所の人
三月
ふだん世話している嫁より
たまに帰ってくる子どもが
いい子になる
...
はてなきよくぼうのはてにはてあり
さけをかてによごとよるをこえて
さまようたましいはなにもないへやのなか
ただかぜにかべをみてくるうのか
さかみちにむかってかめのあゆみをためす
つげのか ...
いつものままでいたら
通り過ぎる場所を
あつめていた
かけがえのない世界の片隅
お前を探してるやつが居たよ
かけがえのない世界の片隅が
顎を上げてわらった
いつものままでいたら
...
ずっとあなたを探していました
ながすぎるほどのときでした
目は赤く腫れあがり
世界に火を放ちたいほど呪詛吐いた
赤錆の匂いはつきまとい離れずに
そろそろ、いいか、とおもうころ
わた ...
爪の生えた
あくまになりたい
忘れるより先に
思い出してる
抱きしめてから
気づいたんだ
君を嫌いだってこと
僕はあくまで
君の敵
ドゥー・ザ・ケーブル・イート
船の上 ...
リリカと名づけ
幼馴染みに向かってそうするように
呼びかけた
どうせ立ち去らない
絶望に
酒臭いヨッパライ雌ともだちがいないのか俺にもたれて眠る
手放さず握りしめてるコーンスープ吐瀉物の香に似て覗き込む
ついさっき一緒に飲んでいたような雑なタメ口右から左
...
貰った花の色は赤でした
あなたの心は燃えているのです
火の海に飛び込むような
私の体が水を求めたら
眩しい太陽を見てはいけない
あらゆる記憶は支配力を失い。
叡智ある思考は、
大空を飛翔し、疲れた魂を、より老獪にするのだろうか。
老獪ってのは、無垢だ。
気づいていること、繊細さ、慈悲。
寒々し ...
舌凍る無収入者の恨み節
低脳が物言うほどに海凍る
こめかみに食い込む拳冬銀河
実行は人に知られず寒牡丹
夕時雨妹の腋透けるシャツ
脳天にポインセチアの花咲かす
毛皮 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
太陽の島
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/1/1 9:16
年明け
葉leaf
自由詩
1
17/1/1 8:26
師走
レタス
自由詩
2
17/1/1 2:47
さわやか句会7
花形新次
俳句
0
17/1/1 1:20
終わる世界へ
差羽ナガレ
自由詩
1*
16/12/31 21:41
冬という病
ただのみきや
自由詩
19*
16/12/31 21:13
サクシン
maitre...
自由詩
1
16/12/31 18:30
桂花醬
鵜飼千代子
自由詩
27*
16/12/31 18:26
めーず
次代作吾
自由詩
0
16/12/31 17:36
さわやか句会6
花形新次
俳句
0
16/12/31 17:26
〇
星丘涙
自由詩
2*
16/12/31 16:25
ノート(彷鳥街)
木立 悟
自由詩
2
16/12/31 16:11
婦人との対話
maitre...
自由詩
2
16/12/31 14:36
魅せられるもの
水菜
自由詩
0*
16/12/31 11:44
私は、幽霊を信じるので
〃
自由詩
2*
16/12/31 11:20
異文化
〃
自由詩
0*
16/12/31 10:54
bird only knows
やまうちあつ...
自由詩
0*
16/12/31 10:22
さわやか句会5
花形新次
俳句
0
16/12/31 10:11
きらきらひかる
水宮うみ
自由詩
1*
16/12/31 8:54
師走の空気
夏川ゆう
自由詩
0
16/12/31 7:20
ホカチャンカレンダー(介護編)
zenyam...
自由詩
2
16/12/31 6:12
鈍るセックス
竜門勇気
自由詩
1*
16/12/31 4:13
思い出せない言葉を思い出せないままにしておく
〃
自由詩
1*
16/12/31 2:45
からみあう手
田中修子
自由詩
2*
16/12/31 2:27
DO THE CABLE EAT!!!!
竜門勇気
自由詩
1*
16/12/31 2:26
リリカ
もっぷ
自由詩
1*
16/12/31 2:03
帰路の混線
深水遊脚
短歌
3*
16/12/30 23:23
情熱
ミナト 螢
自由詩
1*
16/12/30 19:09
穢れなき
maitre...
自由詩
1
16/12/30 16:46
さわやか句会4
花形新次
俳句
0
16/12/30 14:33
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
4.06sec.