大きな箱だった
膝を抱えてすっぽり隠れられるほど
そんな立方体を展開図にして
悲しみの正体や理由
いちいち解説してくれるけど
「まったくなぐさめにならない」 そう言うと
《なぐさ ...
夜半から雨が降ると
坂は魂の匂いで蒸せ返る
幾百匹のカエルの白い腹
幾百匹の紫にふやけたミミズの肉片
幾百匹の忘れら ...
木の芽時、
自律神経に訴えるささやかな頭痛とめまいで、
ベッドの上の絶望を味わう
ああ、たった今あたらしい事がはじまろうとしているのだな
蓄えた滋養をおなかの辺りに抱きかかえ、胎児の様 ...
ゆめの在りようを忙しなく描いては
愛おしく汚れて色付く指指
あたしたちは性懲りもなくなんども見つめあっては
数秒ずつの恋を終える
この世の輪切りを飾って悦に入るなよ
どんな隙間にも羽 ...
熊を躍らせると
一つだけ恣意的な物が
茂って来る
柱時計は赤が出て居て
ネジを巻かなければならない
踊り出した熊は
フライデーに仕留められた
恣意的な物は
奥歯だったのかもしれない
...
虹
名残雪
杭
はる地球の回転が速まるせいか
わたしは立ちくらみして
光は速さをなくしたみたいになる
だからかはる 風が軽くなりすぎて
わたしの姿は光をうまく受けれなくなり
わたしの影はどこかへい ...
バレンタインデーが
ハロウィンに負けそうなのに
ホワイトデーなんて
最早誰が誰に何を贈る日なのかすら
忘れてしまって
途方に暮れたので
取り敢えず子供達に
ランドセル贈ったら
第2 ...
道を歩いてた 何となく可笑しくて
顔がにやけてた 何となく可笑しくて
道行く人に 見られてるぜ ヤバイでしょう
笑っちゃいけない と思えば思うほど ツボにはまっちゃいました
歩きなが ...
月明りのなか
夜が滲みうまれた
夜光虫がきらめき漂う波間に
からだをあずける
ひとりきりの旅の途中
置いてきた記憶が
よみがえる
こころがふるえ
白い花びらがいちまい落ちる
舟こぐ音 ...
まもなく二番目の月が終わろうとしているこの星
の如月または衣更着のもう一枚羽織りたいくらい
の夜の気温の東アジアの日本の東京の定温は何度
ですか十八度くらいかなってそれはどこかの月の
平均です ...
渡り鳥が旅立つ
渡り鳥の目の中で
僕は故郷を目指す
故郷などもうないのに
日が暮れる
眼下の家々に明かりが灯る
かつて僕の家だったあたりも
他人のように冷たく光っている
...
僕は村上春樹がよくわからない
本がたくさん売れて話題になっているようだが
僕は村上春樹がよくわからない
世界中で評価されてノーベル賞候補と言われているが
僕は村上春樹がよくわからない
新作を ...
心臓が止まったら
僕は死んでしまう
心臓は寒い日も暑い日も
休まずに動いている
心臓に裏切られたら
僕は死んでしまう
一日に約10万回も休まずに動いている心臓が
筋肉でできているとは驚き ...
ブクブクと音を立てて
沈み込んでいく
肺に残った酸素を絞り出し
それでも
頭上に揺らめく空
暗くなっていく視界
足掻けば水面に近づくことも
新鮮な空気を吸うことも
出来そうなのに
な ...
最終連は
とうに終わっていても
締められた言葉は
いっこうに完結するようすもなくて
視線は
空を漂う余韻の行き先を
見つめている
その時
一羽の冬燕が目の前を横切るも
地面に落ち ...
東方ぬ島ん あがりがたぬしまん 東方の島も
西方ぬ島ん いりぬがたぬしまん 西方の島も
見ゅるばる見ゆん いんじゅるばるいゆん 見ようとするから見える
雨 ...
もっとくだらないものを
もっとたあいないものを
わたしのなかに鳥がいる
もっと止めどないものを
もっと果てしないものを
あなたのなかに海がある
もっとせつないものを
もっとはかな ...
昨日まで
思い出せていたことが
今日になって
本棚から消えていて
そのわりに
十六巻
二冊持ってるし
売りに出そうか迷ってそのまま
どちらを読んだってかまわないのだけど
片方だけ ...
コンクリート塀で爪を削ったら香ばしいかも春の日和に
春の雨青いペディキュア塗ったのに取りだす長靴の中には蜘蛛
風船のゆくえを見ていた昼下がり友の顔が思いだせない
東 ...
欲望の渦にのまれ
満たされない心を
ガードできない
高みへ
高みへと
駆けのぼる
燃える龍のように
豹のように
貪欲に
禁欲に
捻りだされ
降りてきた言葉を
並べ立て
...
今年度デマゴギー賞作品賞は・・・
ル・ル・リ・ランドです!
「ヒャッホーイ!」
ワー、パチパチパチパチ
「こんな素晴らしい賞を頂けて
キャスト、スタッフ一同本当に・・・・」
...
帰りの時間、お年寄りの皆さんの前に立ち
マイクを持った瞬間、言葉は詰まり
震える声で、新たな日々を誓う
一人一人の手を握る…熱い涙のあふれるまま
送別会で酔っ払い所長の隣りに、腰を下ろす
――俺は昔上司に嫌われ、必ず見返す!って
決意して、ここまで歩いて来たんだよ
そんな所長の男気を初めて知った、退職前夜
ポケットにおちてしまった
エイトボールがあったよね
ぼくたちはとても楽しくて
もう一度はじめようとした
イースター島
(いいスタート)
たまご
🗾のおなかから太平洋ず~っとすすむと ...
かおりちゃんは、まだおねむです
おんもはまだ少し寒いので
あったかいくまさん柄のお布団で
微睡んでいるの
はやく、あったかくなあれ
かおりちゃんは夢をみています
おかあさん ...
きっと、心の飢えが一番こわいの
何にも太刀打ち出来ない
身体が何に飢えているのか、知らなければならない
不安は、伝染するから
人は、選り好みしちゃいけない
生き方は、選んでも
人として ...
あかいスイートピー、ほしくて
泣きわめいてた夜があったの
きっと、特別なスイートピー
私、あの頃の気持ちには戻れない
でも、あかいスイートピーほしかったあのころ、
私の世界には、黄色い太 ...
雨の日の公園で誰も遊ばない紫陽花だけが生き生きと咲く
届かない想いは重い石のよう水に浮かべても沈むばかり
大好きな夏の砂浜活気ある不可能なこと見当たらない
簡単に作れ美味しい料理ある ...
なきたいときはなきなさい
なにもがまんするひつようはないんだよ
じぶんでじぶんをだきしめて
つよくつよくだきしめて
ひとりでなくのはわるいことじゃない
だれかがこういっていた
なみだは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悲しみの展開図
ただのみきや
自由詩
17*
17/3/1 18:06
少年
呼無木
自由詩
2
17/3/1 7:54
春の眩暈
ジウ
自由詩
2
17/3/1 3:34
ゆめゆめ
はるな
自由詩
8
17/3/1 2:03
熊と柱時計と奥歯
間村長
自由詩
15*
17/3/1 1:21
平成29年3月1日(水)
みじんこ
自由詩
1
17/3/1 1:05
はるに
DFW
自由詩
17*
17/2/28 23:03
翼がはえた虎
花形新次
自由詩
2
17/2/28 22:28
突然の思い出し笑い
星丘涙
自由詩
3*
17/2/28 22:23
郷愁・改訂版
〃
自由詩
5*
17/2/28 22:03
八番目の地球/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
4*
17/2/28 21:41
渡り鳥
小川 葉
自由詩
5*
17/2/28 21:05
村上春樹
zenyam...
自由詩
3*
17/2/28 20:53
心臓
〃
自由詩
2*
17/2/28 20:37
COLD WATER
文字綴り屋 ...
自由詩
4
17/2/28 19:58
最終連から始まる詩片のような残音
長崎哲也
自由詩
20*
17/2/28 19:50
八番目の地球: 見ゅるばる見ゆん
AB(なかほ...
自由詩
3
17/2/28 18:55
ないものねだり
やまうちあつ...
自由詩
5
17/2/28 18:26
空欄を埋めよ
Seia
自由詩
3
17/2/28 18:18
春だから五つの短歌
印あかり
短歌
8*
17/2/28 16:35
遊戯の日々
星丘涙
自由詩
3*
17/2/28 16:02
ル・ル・リ・ランド
花形新次
自由詩
3
17/2/28 14:50
十一月二十六日(土) 夕
服部 剛
自由詩
2
17/2/28 14:47
十一月二十五日(金) 夜
〃
自由詩
2
17/2/28 14:42
八番目の地球
さわ田マヨネ
自由詩
12*
17/2/28 9:28
春野かおりちゃん
長崎哲也
自由詩
5*
17/2/28 9:14
飢え
水菜
自由詩
2
17/2/28 9:04
ほしい
〃
自由詩
3
17/2/28 7:20
料理
夏川ゆう
短歌
1
17/2/28 5:13
なみだ
HAL
自由詩
2*
17/2/28 3:20
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
加筆訂正:
八番目の地球: 見ゅるばる見ゆん
/
AB(なかほど)
[17/2/28 21:01]
スマホで読めますかね?
4.17sec.