取り残されたら怖いなって
そう思うのに
いつもみんなと同じタイミングではくっつくことができずに
遊離した電荷はなるべく迷惑をかけないよう漂うしかない
伝えたいことを一つも伝えられないまま
...
あの頃は
時間だけがあって
財布は空っぽだった
アルバイトで貯めた金をはたいて
上野駅で夜間急行に乗った
ありったけの荷物を載せて
みんな北へ帰るらしい
座席が無くて
ウロウロ ...
シャンソンの流れるレストラン
店のライトに揺れる貴方
酔いに任せて涙を零す
細切れの記憶の中に
二人歩いた夏の日の思い出達
野イチゴが揺れていた
白いドレスから覗く細い肩抱き寄せ
赤い髪 ...
山と海に囲まれた街
自然豊かな街
団地が多くあり
人口も急激に増えて
大きな街になった
合併を繰り返し
大きく育った街
観光地も多い
海を眺めると宮島が見える
世界遺 ...
日本ではまだすこし さきかもしれないが
アメリカやインドでは もう秒よみだ
2013年から連続の 獄暑の夏
ラスベガスの46.1度などが つづいている
アジアでは今年の4 ...
八月の空を待ちながら
フィルムカメラを磨いている
デジカメでは表現できない空気を求め
静かな予感に浸る
入道雲の空の下
ダリアがとても美しい
ぼくの写真は
時計に逆らいながら
...
星の見えない夜が続いている
食欲を失くしたぼくは
あれやこれやとメニュウを探してみた
レアステーキでもなく
寿司でもなく
フレンチやイタリアンでも中華でもない
あぁ…
それだ!
ニンニ ...
窓の隙間から強めの風が吹き込み
カーテンが揺れる
遠くで響く救急車のサイレン
真夜中だというのに
世の中は動き続けてる
マラソンランナーの足音
バイクの急ブレーキ
呑んだくれ親父の雄叫び ...
今宵森の中の静かなアトリエでチェロを弾く君。
君は自分の色彩を確かめながら求めているのだ。
私は君の唯一の客。
私も君のチェロの音色を聴きながら自分の色彩を求めている。
私のヴィ ...
いたんだままのきせつ
みつからないりょうて
だれかがきりそろえた
めにうかぶせみしぐれ
よぶこえはぐんじょう
もえつきるまなざし
はがれたつめ
かさなりあうほ ...
夜のメトロ 向かい側のホームで
小さく手を振った 優しい仕草が傷つける
知らないふりで 次の列車の表示を見上げる
ポケットの中に その手のぬくもり
サン・ミシェルの酒場で アルジェリア ...
醜悪な鬼が追って来る
神社の境内の暗闇で
醜悪な鬼が眼前に居る
灰色石畳にその巨大な体躯を乗せ
そうして鬼は深まる闇に、
無言でギトギト輝きながら
思わず俯いた私に、
強烈な異臭を放 ...
たぶん森がいけない
いやいや森はいけなくない
林を示すような詩ならよいのかな
よもや木をみる曜日にかけばいいのかも
されば、
と
ぎりぎり
詩をかいて
みた
よ
...
あめがうわべを洗い流すから
あめの日に素直になるひとが多い
だけど信じるなよ
それはあめがやめば変わるから
近所の川辺にならぶあじさい
色が多くて目が迷う
きっとこんな風なんだろう
...
呼吸を阻害されて、コンビニで売られている愛を、残らずレンジでチンして放課後食べる。季節が人工的に作られたものだってことぐらい、街路樹を見ればわかる。吹き抜ける風はいつだって戦争の味がする。かわいいもの ...
《xの証言》
至近距離で放つ放たれ
る言葉は殺傷能力が高
過ぎるので厳しく禁ず
るべきだと言ってみる
言ってみないとならな
いなんて定まる定めら
れた方法論は捨ててし
まえこれはな ...
インターナショナルを望んだり
国民投票で決めようとしたり
保守党党首にあるまじき行動を取るから
こうなるんだ
アイツはかなりのアホだと思う
国家間の融和や
民衆の声なんてものは
端か ...
黄昏ブルースカイ
雨上がりの夕暮れは
気分がいい
ライトビール飲み干し
無責任な夜を迎える
無感覚な理性はそのままに
テレビニュース覗き込み
堕天使の様 ...
化石の埋もれる地下の回廊のひと隅の寝台の上で太古の記憶を移植されたような目覚め、血流はゆっくりと流れ、そのうねりが内耳の奥でうっすらと轟いている、そんな目覚めだった、時は気化しない雨粒のように降り ...
タイム・イズ・マネー スピードが命かい?
電車の時刻表は分単位 踏み切りで一期一会
俺達は大切な何かを忘れているのさ
与えられた時の短さのせいかい?
何かにあおられながら何時も急ぎ足
...
気休めな水に放てば金魚らはひと夏きりの命を泳ぐ
六月に不似合いなほど晴れていて昨日の雨がわたしを映す
透明な花瓶の中で紫陽花の茎の模様が屈折してる
雨か汗滴り落ちて黒く染み黒いTシャ ...
あなたの小指に糸を巻きつけました
赤い色をした糸を
風にふるえて揺れている
その糸の先にわたしの小指
(ねえ きれいでしょう この世界は
心でしか見えないものがある)
ど ...
卒寿となった おひとりさんは
空の鮮度が気にかかり
いまも たわごとが 泡をふく
梅雨(つゆ)が明けなきゃ
おらの終活も
始まらんのか と──
...
陰翳図鑑を紐解いてみる
きみはどこにもぶんるいされていないメタフィジカルな亜種だ
世界のどこを掘ってもきみのような奇蹟に会える訳も無い
ちょうど僕が98回目の神経衰弱を患っている時にきみに出 ...
ふたりがまだ二ひきのりゅうだったとき
世界は平らで 雨がふっていた
眠るように飛びながら
からだはちょうど からだの重さだった
いまになって思いだすと
まぶたでは雨降りなのに
...
毒を食らったのかも知れない。
腸の奥渦巻く何かを
そっとへその奥の奥のほうへ
押し込めた。
その渦巻く何かは時折
轟々と音を立てながら私の
腹の中から出ようとし
上っ面の涙を流し ...
160624
禁止法
近視方
近司法
金糸宝
錦糸縫
菌糸法
筋刺法
斤四方
均師報
なかなか
漢字変換できないから
今年の住民税は ...
死を真近にして、
書き留める詩の言葉
魂の核、響きの聴取
自我の内なる霊性溢れる
普く人から 一滴また一滴。
力の限りに走っているのに
ふんわりとスローモーション
もうすぐこの世の中が
終わってしまうのだろうか
一滴の雨が頬を伝う
生える緑の匂いが鼻を突く
右足が地に着くと
ずしりと沈み
ボタ ...
緑色の液体が口からたらたら
目は半分飛び出て
苦しそうにしてる
うまく閉まらなかったのさ
ゴメンよ
迷惑なことばかり
でも、それがいいと思ってしまったんだ
時々は許して欲しい
それ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
エレクトーン
チグトセ
自由詩
3*
16/6/25 13:42
ブルートレイン
レタス
自由詩
2
16/6/25 7:53
六月の花嫁
星丘涙
自由詩
1*
16/6/25 5:54
廿日市市
夏川ゆう
自由詩
1
16/6/25 5:31
気温50度の恐怖
st
自由詩
1*
16/6/25 5:06
夏の影
レタス
自由詩
4*
16/6/25 1:57
梅雨空レシピ
〃
自由詩
5
16/6/25 1:20
始まる
坂本瞳子
自由詩
1*
16/6/25 1:15
小品~三重奏
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/6/25 0:46
骸炭
杳
自由詩
0
16/6/24 22:22
カルチェ・ラタン
藤原絵理子
自由詩
1
16/6/24 22:17
本性(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
16/6/24 22:08
禁詩法
阿ト理恵
自由詩
2*
16/6/24 22:07
七変化
朧月
自由詩
2
16/6/24 21:15
やぶいた夢
伊藤 大樹
自由詩
3
16/6/24 20:10
禁詩法/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
6*
16/6/24 19:54
離脱
花形新次
自由詩
0
16/6/24 19:16
黄昏ブルースカイ
星丘涙
自由詩
1*
16/6/24 18:30
嗜好は変化しない
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
16/6/24 17:36
ファーストフード
星丘涙
自由詩
0*
16/6/24 16:55
青いプールの昨日のさざ波
そらの珊瑚
短歌
12*
16/6/24 14:15
赤い糸を君に
石瀬琳々
自由詩
10*
16/6/24 12:43
鳴神月(六)
信天翁
自由詩
1
16/6/24 11:27
メトロポリスの夢
梅昆布茶
自由詩
7
16/6/24 9:32
りゅうだったとき
はるな
自由詩
3
16/6/24 0:56
腸
梥本 サハラ
自由詩
1
16/6/24 0:40
禁詩法
あおば
自由詩
6*
16/6/24 0:11
思考シ.07
ひだかたけし
自由詩
4
16/6/23 23:45
静止するとき
坂本瞳子
自由詩
6*
16/6/23 22:51
ぶら下がってる
opus
自由詩
1
16/6/23 21:11
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
加筆訂正:
トゥリャ・トゥリャ
/
ただのみきや
[16/6/25 12:05]
二行すこし修正しました。
4.61sec.