肝臓が今夜も泣いている
琥珀の液体に侵されて
ぼくも夜毎に泣いている
明日をも知れぬ身体を引きずりながら
一日に300キロカロリーを摂取するだけで
生きて往けるのだろうか
疑問符が脳髄 ...
図書館で面白そうなタイトル探す。選んでいるとき一番楽しい
選んだ本ずっしりしていてわくわくする重みはきっと輝きの重さ
晴れた日に図書館にある駐車場じてんしゃ集まりみな我を探 ...
海の底から立ち上がる城
瓦礫の泡 草の鎖
空と樹 樹の前の樹が重なり
骸のように立ち尽くす
霧と岩は夜に溶け
雷雲は野外の舞台を照らす
山の裾野を登る波音
水 ...
言葉では語りつくせないこの世界そんなこと知らん暖房入れよう
優しさが夜中を照らすその光あったかいけれど物足りないのだ
友達と電話でメールで話しあう発明したいね発明したいよ
...
歪んだ笑顔のポートレートを
ノートの最終ページに挟む
弟よ
僕の息が絶えたなら
どうか灰は海に撒いて下さい
タイムカプセルみたいな気分で
エンディングノートをポストに入れた
...
アトリエに 違和もなく 海の 笑む {ルビ音=おと}
感傷の 気まぐれに 黒い蝶 化粧台で 殺し
逆らえない 四十万に 鈴の {ルビ急=せ}かし 空へ
ただ 近く 月を 手に 取って
泣き ...
あなたを思うと、
わたしの心に幾つもの
穏やかな図形が描かれる
熱い珈琲をかきまぜながら
窓の向うの樹をあなたは見ている
たぶん、世界じゅうのすべてのものが
...
一番初めに
陰毛を洗った
ボディソープと
陰毛そのものの匂い
を感じる
その後は軽く
生臭を感じるぐらいで
嗅覚はやがて自分の
唾の臭いに支配される
感覚は次第に
味覚に移 ...
年積月の西日が
南だれの居間になだれこみ
たそがれまじかの
いそがしさを そそぎこむ
原っぱでの
おさなごたちを
小踊 ...
ゴンの寺の石段は長くて
自販機はコインを入れても
硬貨が返って来て
缶コーヒーを行きは買えなかった
紅葉が散って行く
登った先の堂宇にある
賽銭箱の前には
男が居て多分僧侶だろう
帰り ...
クヌギの林が枯れました
ぼくはシャクシャクと
林の小路を歩きました
栗鼠がドングリを咥え
樹の幹を登ります
初冬の薄い日光は肌を刺すことも無く
ひっそりと肩を抱き絞めてくれるのです ...
金がない金がないから働く飼い猫きみたちも働いてくれよ
「SRYあ、NG、TRいKTあって
ACHKCHぶつけていれば
DK、KSってKMすよ!
SKS、NGはKSたMKじゃないんDS
NGのKKRがKSRKRなんてことはNNです」
KSRK ...
親愛なる君たちへ
安心していいとは言えないが
案外、愛しているので
内心どう思っていようと
なるようになるんじゃないかな
しんどいかい
指導者たちよ
どうかい ...
寿司屋のトイレに入ったら
「もう一歩前へ」ではなく
「辛いという字は
もう一本で幸せになる」
と書いてあった
うーん、辛抱だなあ!
とオシッコ出しながら考えた
病気の大半は
精神の使い過ぎから
来ているような気がする
青空の下
汗だく泥だらけになって
一日中労働してごらんなさい
ぐっすり眠れるから
駅のホームには
ひとつの世界が埋葬されている
それゆえに駅のホームは
世界の墓地であり霊場である
だから今日もそこには
忘れられた眼の光や
捨てられた愛の閃きなど
あらゆる感傷的なも ...
見渡せば
何処までも続く
白い砂浜と青い海
嫌な出来事があり海辺に来た
広い海がちっぽけなものに変える
海風が心地良い
身体に溶け込む
母なる愛のエナジー
身体は時間を忘れ ...
最果ての町
出会った少女
風の音
足跡
明日と
またその明日
赤い靴
砂に塗れて
それでも煌めく
不意に浮かべた笑顔
ほんの一瞬
泣いていたのか
風に掻き消されて
飛んで行っ ...
納得はしてるけど覚悟はできていない
あなたはそんな言葉をのこして彼岸へと旅立った
わかるということと生きるということの違い
知っていることと身にまでなっていることの違い
今は受け止めれるけどい ...
短歌書く パソコンカタカタ 短歌書く ありもしないこと 夢にみながら
睡眠中 ことばが蠢く ぐちゃぐちゃと 拾い集めたんだ 夢の中のこと
自分だけ 取り残された 夢の外 これから今 ...
ほんとうの仕事ってなんだろう
ぼくのほんとうの仕事は
どうか
転がってなくなってしまったぼくのシャチハタが
誰にも誰にも
決していつまでも見つかりませんように
ぼくはぼくを避け ...
繁華街
タクシー
夜気
連れ立つひとの群れ
〆のうどん屋
マッサージ
気にするな
偉そうなこと
控えめに言われても
諦めてしまえ
カラク ...
父や母 子や孫 兄や弟 姉や妹
と書いて もう私にはわからなくなった
これから一生かけて 目の前の壁だけをみていたい
しろい苔がいつまでも魂の表皮から剥がれそうにないから ...
私の意識とほぼ相似形の蚯蚓が
かれの提げる鞄に引っついて離れない
粘着質の視線が伸び縮みをくりかえし
そうしてもとの場所に跳ねかえってこない
がらんどうの真昼時 ...
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881730271/episodes/1177354054882144059
お帰りなさい
この安らぎの地に
ここには君のお母さんも
お父さんも
夭折した妹さん
弟さんも
健やかに暮らしています
貴方は死者になった訳じゃありません
現実と空の果てを往復で ...
先日、職業というものを
脱いだ僕は
これから日々遍在する
小さな太陽になろう
――〈今・ここ〉に日溜り、在り。
本当は誰もが
小さな太陽を宿すという
昔々のヒトの記憶を
互いの ...
ろくすっぽ砂も噛んだこともねえ表六が
干し過ぎた柿みたいな遺書をしたためる魂の童貞
笑わせんなよ、書き終わらないのは
心残りのせいじゃねえ、終わらせる気がないせいさ
「青い果実 ...
地下街のださいBGMを聞く おなかが空くことよろこんでいる
ちょうどよく綺麗な袋に借りた本入れる下着やさんの綺麗な袋
永遠に生きててほしいイェーイといった気持ちで笑ってほしい
ことば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜想曲
レタス
自由詩
1
16/12/4 1:26
晴れた図書館
水宮うみ
短歌
1*
16/12/4 0:10
ひとつ 水音
木立 悟
自由詩
6
16/12/3 23:23
ふたりで作った、発明からは程遠い、やさしいことば
水宮うみ
短歌
1*
16/12/3 23:09
Heaven's Door
ミナト 螢
自由詩
2*
16/12/3 19:49
46×3
ただのみきや
自由詩
11*
16/12/3 19:38
穏やかな図形
草野春心
自由詩
8*
16/12/3 18:52
クンニリングス
花形新次
自由詩
2
16/12/3 17:54
断 章 (二)
信天翁
自由詩
2
16/12/3 16:28
ホットコーヒー
間村長
自由詩
7*
16/12/3 16:16
午後の散歩
レタス
自由詩
3
16/12/3 12:43
猫の手も借りたい
水宮うみ
短歌
0
16/12/3 11:19
KSTMKのHTS
花形新次
自由詩
1
16/12/3 8:08
昔の手紙
りゅうさん
自由詩
2
16/12/3 7:40
トイレで学んだこと
zenyam...
自由詩
1
16/12/3 7:05
病気
〃
自由詩
1*
16/12/3 6:58
駅のホーム
葉leaf
自由詩
4
16/12/3 5:36
海辺にて
夏川ゆう
自由詩
3
16/12/3 5:31
しあさっては
坂本瞳子
自由詩
1*
16/12/3 2:09
未完のまま
七尾きよし
自由詩
2
16/12/3 0:13
今、言葉に夢みる
水宮うみ
短歌
0
16/12/2 23:48
ちいさな願い
はだいろ
自由詩
1
16/12/2 23:13
〆のうどん屋
吉岡ペペロ
自由詩
2
16/12/2 22:47
しろい苔
草野春心
自由詩
4
16/12/2 22:30
意識の蚯蚓
〃
自由詩
1
16/12/2 22:17
歓喜天
maitre...
自由詩
1
*
16/12/2 22:06
死神
レタス
自由詩
1+*
16/12/2 21:49
小さな太陽
服部 剛
自由詩
2
16/12/2 21:49
くたばる手前で生きてやれ
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
16/12/2 20:30
白夜を見たい、そのときは歌を歌ってほしい
初谷むい
短歌
4
16/12/2 20:28
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
加筆訂正:
46×3
/
ただのみきや
[16/12/3 21:20]
一文字削除しました。
今、言葉に夢みる
/
水宮うみ
[16/12/3 10:38]
一首追加しました
3.89sec.