くり貫いた目玉に映るスライス
お子様ライス
生卵
半分だけ とろけたチーズ
ぐちゃぐちゃに かき混ぜる役目はフォーク
陥るばかりで
夢の隙間については
それほど深く 考えたこ ...
1条うまいものばかり食っていると
ろくなことない
2条飲み過ぎると
ろくなことない
3条イライラしていると
ろくなことない
4条自分のことばかり考えていると
ろくなことな ...
風の化石 そよ風は立ち消えて
烈風に吹かれる熱砂の蜃気楼
焼けた砂岩 流砂の耀
渇きの水
雨墜ちて 土中の蛇
あるいは龍の蠢き
行き行きて海
海の旅立ち
波 ほの暗く
鐘 ...
脊椎から
霊性
ロンダルダロンの夕景は
染まる薄いブルーで
パセリをフォークで
遊んで
にじんだ血管を
逆流する
水の一滴が
波紋となり
肉と骨をつなぐ
壁紙がめくれて
窓が現 ...
靴を鳴らして歩く田んぼの畦道
やんちゃに暴れる子犬のリードを父が必死に手繰り寄せる
寒さに負けまいと白い息を吐いて私は走り出す
気づくと遥か後ろで手を振る父が私を呼んでいた。
遠くに見える ...
捨てしまったはずの着せ替え人形。
何故だか会いたくなって
押入れと物置の中を探し回る。
埃まみれの一斗缶
蓋を開けてみれば
無くした筈の人形の靴
綺麗なままのワイングラスの横に
ちょ ...
トランプさんが
叫んでいるよ
お前は来るな
あなたはおいで
お前はくずだ
あなたはすばらしい
海の向こうのライオンの
ことばが跳ねる
髪だって跳ねる
いつからこんなに
...
歪みを感じる
いつからだろう
目に見えているわけではないが
なにかが歪んでいるのを感じる
歪んでいるのは
私の心だろうか
それとも世界だろうか
どうしてこんなことになってしま ...
父と食べた大トロの刺身が
真夏のトマトよりも美味かった。
春先の清水港
少し冷たい潮風が
ドライブ休憩中の身体を包んで心地よい。
初めて見る厚く切り分けた大トロの刺身は
一口二口と切り ...
山
静
斬
げんなりと頸を片手に引っ提げて
プロパンガス運びもようやく慣れてきたおれは煙草の残りと、調べてもない内臓の数値を気にしてみる
べったりした夏草に顔を埋めてやれば
青臭く初夏がめぐり、ぐじゃぐじゃ ...
遂げられなかった
君の夢は
星になった
その光は
誰かの夢につながっている
はず
そんなことさえも
守ってやれない僕らが
ときどき
泣いている
...
扉は深い石の空間に吸い込まれ
ずっと撒かれていた水も
全て乾いてしまった
上り坂の向こうにあるはずの
交差点
そこを伏し目がちに横切る人の
表情がはっきりと見えた
新しい写真の周りに ...
金曜日に友人と飲んだ
彼と会うのは十年ぶり 私の中学生時代の
彼は同級生だった そして 街は活気づいていた
いつの間にか痩せこけていた彼の姿も改札に立っていた
肌寒い夜 留まらない風
...
たしかにこわいけれど
津波で死ぬために生まれたわけじゃない
津波から逃れるために生まれてきたわけでもない
死ぬために生まれたわけでもないし
死にたくないから生まれてきたわけでも ...
私は梅の花を見ていた
白加賀に思いをのせて
昨年は夫と共に
梅見に来ていたことを
思い出していた
一年たった白加賀は
相も変わらず淡く芳香し
その香りを胸に吸い込みながら
一人ため ...
あたし、自称詩って読んだことないんです
だって、さっぱり分からないし
正直全然面白くないから
ユーチューブで
背広着たおっさんが
人前で朗読してるの見たけど
すごく気持ち悪いから
直ぐに ...
あっ! という声が出ちゃった。この街に初めての雪が降る音もなく。
わたしが投げつけた鋭利な言葉が
あなたを傷つけ
諸刃の剣となって
わたしを切りさく
傷は繊細でむず痒い痛み
痛くも心地よい倦怠が
全身に広がっていく
感情の
空虚な痛み、悲しみ、怒 ...
開け放した玄関はその年の夏そのものだった
わたしはサンダルをつっかけて座り
水羊羹をのせた小皿を手に女をみていた
わたしを産んだ女は真剣な表情で
庭の手入れをいそいそとこなし
と ...
リタイアしてから36回連続完走してきたのに
今回の鹿児島マラソンは
断念した
2週間前の沖縄マラソンの
後遺症がまだ残っていた
唇のヘルペスは治ったが
足の爪の内出血は
爪全体に広がって ...
家というものは
そこに住んでいる人たちの因縁も
住み着いているような気がする
体は正直に反応する
ぐっすり眠れる家と
なんとなく熟睡できない家とがある
がやがやしてくる夫役(ぶやく)に
撮影者の私は彼方を見る
修身の教科書を読む猫がいる
人間に慣れているのか
私の後を付いて来たうえに
道路に座り込んでしまった
「今では道徳の教科書と言う」 ...
午後6時すぎ
喫茶店でコーヒー
あなたからのメール待ち
仕事で忙しい
今日は会えません
電話してもでない
だからメール待ち
都合よくされている
待ち時間がわからないから
少し ...
初めてなんて忘れてしまった。いつの間にか僕は名前とともに生きていた。
こどもだった頃、海を初めて見たときも、初めて山に登ったときも、特になにも感じなかった。
こどもは詩人だ、と言う人もいるけれど、 ...
水の化学者になってみると
ビーカーかフラスコの中の純水で
わずか1CCの水なのに
サハラ砂漠を緑の森に
緑化してしまう夢が見られるよ
どんなヘドロの発生する
腐った川でも
水のビーカ ...
シークヮーサーの爽やかな風味は、青い果実の時特有のもので、オレンジ色に完熟すると、シークヮーサーだって、甘いみかんになるのだって、完熟シークヮーサーをたくさん頂いて
風を聞こう
時を見よう
...
父は十代後半に大原に入植。昭和二十年前半だったと思われる。
三十三年に私が生まれ、開拓村で生まれたので隣人が拓也と名づけたと聞く。
妹は五年後、自宅で産婆のもと生まれたのを記憶している。
幼 ...
ペンギン
おむすび
狸
比喩の上手な娘だった
お互いをひとつ、またひとつ 知っていくことは、
ミルクピースの嵌まる所を見つけるようなものよ
頭脳ゲーム 記憶 感覚 時間潰し
端ッこから攻めて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スライス eyes
藤鈴呼
自由詩
1*
17/3/6 9:45
ろくなことない十ヶ条(自戒)
zenyam...
自由詩
1
17/3/6 8:32
風の化石 2P/10P
翼がはえた猫
自由詩
1*
17/3/6 3:24
ロンダルダロン
次代作吾
自由詩
1
17/3/6 1:59
初めての影送り
梓ゆい
自由詩
3
17/3/6 1:47
後を追う
〃
自由詩
1
17/3/6 1:30
トランプさんにも春がくる
uminek...
自由詩
3*
17/3/6 1:21
歪みゆくこの夜
坂本瞳子
自由詩
1*
17/3/6 1:00
うまかもん
梓ゆい
自由詩
0
17/3/6 0:48
平成29年3月6日(月)
みじんこ
自由詩
0
17/3/6 0:31
土曜日
北井戸 あや...
自由詩
0
17/3/5 22:43
はじまりとおわり(3と4)
AB(なかほ...
自由詩
1
17/3/5 22:39
経路
noman
自由詩
2
17/3/5 22:27
友人と夜の赤羽で
番田
自由詩
0
17/3/5 22:20
旅なのだろう
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/3/5 21:28
白加賀
しずる
自由詩
4*
17/3/5 20:40
自称詩人の告白
花形新次
自由詩
1
17/3/5 18:15
あっ!
水宮うみ
短歌
1*
17/3/5 18:01
自傷詩人
長崎哲也
自由詩
5*
17/3/5 16:43
糸巻き
DFW
自由詩
10*
17/3/5 16:34
断念
zenyam...
自由詩
0
17/3/5 15:34
家
〃
自由詩
1
17/3/5 15:23
撮影
間村長
自由詩
2
17/3/5 13:59
メールの重力
しずる
自由詩
1
17/3/5 11:53
命の題名
水宮うみ
散文(批評...
0
17/3/5 10:34
水の化学者になると
万年筆 紙
自由詩
1
17/3/5 8:08
完熟したシークヮーサー
水菜
自由詩
3
17/3/5 7:54
開拓村
山人
散文(批評...
5*
17/3/5 4:58
平成29年3月5日(日)
みじんこ
自由詩
1
17/3/5 3:01
ミルクパズル完成の季節
ジウ
自由詩
1
17/3/5 0:13
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
加筆訂正:
風の化石 1P/10P
/
翼がはえた猫
[17/3/6 3:20]
二編目を投稿するにあたって題名を変更しました。
赤と青と白のぐるぐる
/
田中修子
[17/3/5 19:03]
だいぶ。
美しいひと/日時計
/
ただのみきや
[17/3/5 11:23]
数か所訂正しました。
3.99sec.