冷たい壁の前で、
私は人形をにぎり立っている。
人形は、
いくら圧力をくわえても、
宙をおよぐ目をして
星のない空をみている。
私は昔から、
そんな目が嫌いだった。
何かを問われる度に ...
其処は絹の路といわれた白骨街道
東から西へと千里を越えて
一か八かの夢を叶えるために
死を賭して人々は砂漠を越え
オアシスで葡萄と瓜で渇きを癒やし
伽羅とミルラと乳香と白檀に癒され
人々は ...
滝壺の向こう側にその世界は在った
とうとうと清らかな水が流れ
樹々には瑞々しい木の実がなり
人々は思い思いの楽器を鳴らし
踊りながら行列を成していた
ぼくはあっけにとられ
立ち尽くしている ...
例えば今、口内に広がる血の味を
言葉で拭いさることができないように
例えば今、君の首に絡まるその縄を
わたしの言葉でちぎることが出来ないように
言葉など、非常に無意味なものであるのだ
そ ...
手首を切るのは死にたいから?
違う。違う。
構って欲しいからさ
理由に本当も嘘もない
切った後の夢はあざ笑い
敵わない。女の涙の目
幸せの芽は叶わない
花が咲くのは難しい
痛みを我慢す ...
核兵器のない世界も
児童虐待のない世界も
交通事故のない世界も
ブスのいない世界も
ハゲのいない世界も
言うだけだったら
俺でも言える
オウ、いくらでも言ってやるぜ
「はい、はい、 ...
よくわかってたよね
(わかってなかった)
とてもよくわかってたよね
(まったくわかってなんていなかった)
かなしみの通り道
さびしさの通り道
孤独街道への標識
独りへまっしぐら
...
*
沈黙の音信
夜中の音で目が覚める。
パチンとかバタンという音ではない
カンカンカンカン
トタン屋根の上を 何かが
走り去る 音
抱きかかえられるのは嫌よ。猫み ...
扉の向こうでどんなことを思ってる?
怖くて不安で…
なんて少しも感じさせない人
君は強くてちょっと切ない人
お腹の向こうでどんな顔してる?
またそっくりな顔でも
そうじゃなくても
ど ...
うずくまっていた
卯の花月がながされて
田の草月にめざめるとき
老残は猫背を反りかえし
両手をかざして
なかぞらに満ちあふれる
かぜとひかりと星をま ...
雨の今朝 町を歩く
レインコート、長靴そして傘
二十分ほど
鴉すらいないがさびしくもない
二時間ほど経っていま
ふと私はなにを思っていたのかと
歩きながら 私はなにを
と、とぼけてみ ...
だまされても
裏切られても
失恋しても
泣けないのに
同情されると
泣けてしまう
見頃のはずの桜を散らす雨
僕等の体にも雫をこぼし
明日に備えてと帰宅を急ぐ
待ち合わせの朝に受け取る電話
君の枯れた声で風邪だと気付き
見舞い帰りの路地裏に咲いた
小さな綿毛をくし ...
私は来年の初夏の青空の下
この身体を保ち続けているだろうか
貴方と買い物をしたり 食事をしたり
笑いあったり ふざけあったり
本当は野良猫も 飼い猫も 動物はみな嫌いなのだ
アレルギー ...
ガンジーでも死ぬレベルの悲しみ。光の雨乞いがバッサバッサと倒れては咲く
猛然と食らいついた肖像画に基盤を食われた。Ξあなたは一次元の住人だ!「Ξあなたは二次元の住人だ?「Ξあなたは零 ...
私の
戦士たちが
落ちてしまう
バラバラと
倒れていく情熱
悩ましい夜の続きは
欠けた月が見ていた
夜に頼らない生き方を
長いあいだ望んだ
満ちた口は
夜を黙らせるから
両手を広げて太陽の下に出たのに
どうしてなんだ
どうし ...
【鮮やかな汽車】
-0-
一生懸命生きていたって
だれも気にしないのよ
わたし何処へ飛んで行っても
あなた関心がないのよ
綿毛ひとつ舞って
それとおんなじ命なの
- ...
この際はっきり言うけど
言葉とかマジで無意味やからw
どんだけ思いを口にしたってどーせ都合の良いようにしか伝わらへんし
どんだけちゃんと整えてラッピングして両 ...
「おとなりよろしいですか?
おとしものをひろいました。
おとどけしたいとおもい、
おとずれてみました。
おとなりよろしいですか?
おともだちになりませんか?
おとぎばなしみたいなゆめのかけ ...
間違ったことがまかり通るこの世知辛い世の中で
正しいことをしようと努めても
誰にも感謝されないどころか嫌われる
それぐらいのことは分かっている
吐き気を催すほどの正義を振りかざし
友と呼べる ...
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使は、
寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変えて
足早に石灰岩の舞台に水を打ち
消え逝く人々の祈りを聴き取る。
独り独りの限界と可能性、 ...
これは悪意なのか
単なる敵意なのか
ただ凹むだけだ
剥き出しになった
露わな感情に
なぜだと今更聞かない
ただそうしたいから
そう言ったのだろう
私では考えられない
執拗 ...
世界は
不思議
と
矛盾
とで溢れている
正しい事
間違った事
右に行くのか
左に行くのか
悩むだろう
...
出口のない迷路を、
指でなぞっていく。
なぞるほどに指は増えて、
鉛のかたまりになる。
そんな道を、
幾度辿っただろうか。
いつも行き止まりがあった。
越えようとするほどに、
高くなる ...
レームダックの
オバチャンが来るからといって
70年前に被害に遭った人達に
注目が集まり
つい最近被害を受けた人達が
忘れ去られようとしている
クソマスコミは
オバチャンが帰ったら
思 ...
それは突然やってきた
足のない君が僕の前に現れた
もう記憶の隅にいた君が今は目の前にいる
真っ暗だった。頭の中
どんなに見ても馬鹿ばっか
癒してほしい。口ばかり
本当の癒しは、愚痴なの ...
夫の頭を殴って
殺害するのに使った
バイオリンによる演奏を
聴いたことがある
その音は
夫の悲しみのようにも
妻の怒りのようにも
聴こえた
しかし何故
夫の頭蓋骨を粉砕し
...
もう夏の野菜たちを食べている
君たちを育ててきた人は
どんなふうに思うだろうか
皮を剥かれて
切られたり叩かれたりして
木のまな板の上で
内側まであばかれる
まだ初夏なのに、ね
...
仕事が終わり
公園にひとり
子どものころに
遊んだままの
こんな夜更けに
遊ぶものはない
呆然と立ち尽くす
ブランコと滑り台
季節が変われば
風が変わろう
水のように
私 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
そらをおよぐ
あおい満月
自由詩
5
16/5/28 0:05
シルクロード
レタス
自由詩
2
16/5/27 23:06
まほろば
〃
自由詩
2
16/5/27 22:47
電車、通過待ち
縷々流 縷々
自由詩
1
16/5/27 22:40
手首を切る理由は繋がっているから。。。。。
独奏
自由詩
0
16/5/27 22:15
言うだけタダ
花形新次
自由詩
2
16/5/27 21:24
_
もっぷ
自由詩
2
16/5/27 16:39
沈黙の音信
ハァモニィベ...
自由詩
1*
16/5/27 13:46
似た者家族
中村 くらげ
自由詩
3
16/5/27 12:12
望郷(八)
信天翁
自由詩
4
16/5/27 10:03
傘
もっぷ
自由詩
2
16/5/27 10:00
泣けてしまう
佐白光
自由詩
1*
16/5/27 8:19
薄紅の風
ミナト 螢
自由詩
1
16/5/27 7:38
完璧な星空
星丘涙
自由詩
3*
16/5/27 5:42
自由律ですΖ(・Δ・)Ζ
水宮うみ
短歌
0
16/5/27 4:09
落城
ガト
自由詩
1*
16/5/27 3:14
Vampire
〃
自由詩
2*
16/5/27 3:09
鮮やかな汽車
縷々流 縷々
自由詩
2
16/5/27 2:01
言葉以上の思いを伝える術を敢えて言葉にして
少年(しょー...
自由詩
1
16/5/27 0:21
紡音(つむぎね)
〃
自由詩
1
16/5/27 0:15
ドリーマー
坂本瞳子
自由詩
0*
16/5/26 23:47
使命
ひだかたけし
自由詩
5
16/5/26 23:18
想定外の対処法
文字綴り屋 ...
自由詩
2
16/5/26 22:45
「 人生 」
椎名
自由詩
0
16/5/26 22:39
水無月
あおい満月
自由詩
3*
16/5/26 22:19
リメンバー熊本
花形新次
自由詩
0
16/5/26 21:10
ポエトリーラップ「Loveソング」
独奏
自由詩
0
16/5/26 21:07
ラリルレロラリ「バイオリン」
花形新次
自由詩
0
16/5/26 20:14
初夏の出来事
崎山郁
自由詩
2
16/5/26 20:14
大人も祈る
やまうちあつ...
自由詩
2
16/5/26 18:55
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
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1530
1531
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1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
4.44sec.