ある朝目覚めると、フィクションはノンフィクションになっていた
ある夜目覚めると、ノンフィクションはフィクションになっていた
フィクション「あれ……」
ノンフィクション「もしかして俺たち……」 ...
薔薇の花をおくるよ
ふかく悲しませたあとに
気にしないでときみは言うけど
鋭いナイフをおくるよ
歓びをわけあったあとに
面倒な人、ときみは言うけど
...
舗道に落ち
私はあなたを暗示したい
トランプの女王、睫毛が捲れる
陶製の仔犬、言語の荒地に割れる
硬くそれでいて柔らかな
焦げくさい夕立ち
埠頭の昏さに
沈んでいく今日までのかがやき
海のうえの透きとおる膜の向うで
世界の光の震えは蝶のように美しい
あなたに、
もう泣かないでほしいのに
...
やばいことはやばいところで起きる。そういう生き死にとはほとんど無縁な場所で自殺を考える俺の中にある余計な物を取り出したい。
蜩やソ連空母のカタパルト
残る蝉敗戦国の煙かな
『シン蝉』でまた動き出す心かな
今日の初めの一歩は
泥濘んだ土の上
靴が滑るのを必死に留まった
右足が自分の意志に逆らって
少し前に進む感覚は
ほんの少しでありながら
驚異であると同時に
快感さえも感じられる
...
トラックが泣いている
ひねもすのたり泣いている
何がそんなに悲しいか
雲のひかりに青ざめて
雲のひかりに汗かいて
ひねもすのたり泣いている
トラックが泣いている
...
服を脱げ
鏡の前に立て
これが今の己の姿
なにを隠すことがある
見たい人には見せてやれ
知りたい人には聞かせてやれ
見せた事は見られる
聞かせ ...
市議会議員は
やはり当番制が
良いのではないか
かわりばんこにやってさ
自分の番で
金ちょろまかせば
みんな幸せだろう
誰がやっても
おんなじだし
誰だって金はちょろまかした ...
眠れずにラジオを聴く
眠れない時は
ラジオを聴くようになった
AMラジオは聴かない
FMラジオを好んで聴く
昔流行った歌
今流行っている歌
只管流す番組
昔に戻ったり
今 ...
沈黙を身の回りに置く時、私は決まってここに来る。
森は必ずしも沈黙ではないが、きっとそれは心の状態なのである。
沈黙を私は求め、愛でる。沈黙は私に寄り添う。
物事の美しさは常に変化す ...
決して失われない青い灼熱の太陽
忘却が神秘ならば、
疑いが苦悩なら
恒星の周りを惑星があこがれながら、永遠に近づきも遠ざかりもしないように、
愛もかくのごときものなのだろう。
...
秋風に走るさわさわ耳の奥 /微子(ほほこ)
ほんとにひつようなことは
みんなおんなじで、
{引用=リン脂質でできた膜でつつまれた細胞で
遺伝物質DNAによって、自己を複製し
環境からの刺激には応答する
環境からエネルギー物質 ...
雨のおとが体に刺さって下に抜けて行く
その先のまちで
男が酒を飲んで煙草を吸い
女が風呂に入り石鹸の香りを嗅ぐ
花は季節に散る
どうということもない
あたたかな食卓が
どれだけに ...
僕の東側から
今日も君が昇った
コーヒーの香りが
ほんのり温かい
他愛無い話に
マーマレードを塗りつけて
右目は美人のアナウンサー
左目は君の笑顔
ベーコンエッグは
半熟 ...
実の生る木なら育ててくれましたか
色の良い絵なら褒めてくれましたか
温かい冬なら一緒に居てくれましたか
高いワインなら飲んでくれましたか
ね、
魂のある肉なら愛してくれま ...
「今いる場所がフィクション、虚構にしか思えないってことは、あなたが今いる場所をフィクションだと思うことができるってことで、あなたは立派な主人公だ。虚しい主人公だ」
あなたが今いる場所をフィク ...
ドッドッドドッドッド おー おまえら 何ファミマの前で ことほいどんねん
あっ 先輩 ちょりーっす
銀杏 ぎょうさんひろうてきたから 食べよし
うわっ めっちゃあるじゃないですか
だから ぎょ ...
久しぶりの喫茶店
ミルクを静かに落とし
珈琲はかき混ぜない
ここでよく見かけた
カフェラテと勝手に名付けていた猫
唇と歯の間を狭めて息を吸い
呼び寄せるための泣き真似ひとつ
みゃ ...
花火に
なりたかった
アタシは
果物が大好きで
ゆえにアタシは
果物で出来てると信じてたので
花火になって
夜空で開花すれば
イチゴや
サクランボや
リンゴや
マンゴーを ...
誰もがみんな、まっ逆さまに死んでゆく
僕は絶望に呑まれて立ち上がる事もできない
死んだら十字架は要らないから棒かなんか差しといてくれ。地面に。
血腥いジャズで朝までウヰスキーを飲む。安い女が話し ...
あたまがグニャリ
こころがクシャリ
そして気分が落ちて行く
庭にいつの間にか彼岸花が一輪咲いていた
九月の雨にぬれ咲いていた
お酒でも飲もうかしら
考える前に
...
質問しても答えは帰ってこないので自分で答えるしかない。
なのでいっそ質問しまくろう。
「?????」って言ったらあっちも心の中で「!!!!!」ってなるぜ。
勝ったとか負けたとか無しで ...
パソコン開くと誘惑が物凄いので、CD聴く。
映画観たり漫画読んだり病院行ったり数学したりと忙しい。
誘惑が暇を潰すけれど、いやな暇の潰し方に思える。
暇な時に、何をすればいいのか分からなくな ...
椅子が並んで
たくさんの人が腰掛けています
まるで出発ロビーのようです
周囲の人と
穏やかに語り合っている人たちは
旅支度の割には身軽で
しみじみと
和やかな笑顔も浮かべ
主に ...
◯(ああ!結婚)
愛ちゃんは
台湾人の嫁になる
きっと玉扱いのうまい
嫁になるだろう
◯(駆逐する)
悪い詩は
良い詩を駆逐する
悪い音楽が
良い音楽を駆逐するように
◯( ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
入れ替わってる!?
水宮うみ
自由詩
1*
16/9/24 12:25
花束
草野春心
自由詩
4
16/9/24 11:32
暗示
〃
自由詩
1
16/9/24 11:28
蝶のように
〃
自由詩
3
16/9/24 11:27
喉に刺さった鯖の骨
奥畑 梨奈枝
自由詩
2
16/9/24 9:51
蜩やソ連空母のカタパルト
北大路京介
俳句
1
16/9/24 9:40
残る蝉敗戦国の煙かな
〃
俳句
0
16/9/24 9:39
『シン蝉』でまた動き出す心かな
〃
俳句
1
16/9/24 9:39
この一歩は
坂本瞳子
自由詩
3*
16/9/24 9:00
トラックが泣いている
吉岡ペペロ
自由詩
4
16/9/24 8:37
晒けだす
佐白光
自由詩
2*
16/9/24 8:27
市議会議員
花形新次
自由詩
2
16/9/24 7:10
深夜ラジオ
夏川ゆう
自由詩
1
16/9/24 5:23
美しき沈黙
ヒヤシンス
自由詩
5*
16/9/24 2:41
dhurva
maitre...
自由詩
2
16/9/24 2:26
秋風
minomi
俳句
2
16/9/24 2:10
原核生物まで戻って
AB(なかほ...
自由詩
2
16/9/24 0:36
台風の夜の音重ね合わせて
田中修子
自由詩
12*
16/9/23 22:57
当り前
nonya
自由詩
18*
16/9/23 22:27
わたしの苦しみ
印あかり
自由詩
5*
16/9/23 22:24
新しいノンフィクション
水宮うみ
散文(批評...
0*
16/9/23 22:10
ドッドッドドッドッドVSテロリロテローン テレレロローン
nemaru
自由詩
3*
16/9/23 22:04
カフェラテの子ら
深水遊脚
自由詩
1*
16/9/23 21:31
舞子はロケット
まいこプラズ...
自由詩
4+*
16/9/23 21:05
鎖のない犬の酒
TAT
自由詩
4*
16/9/23 18:32
九月の雨
星丘涙
自由詩
1*
16/9/23 17:15
答えと戦い
水宮うみ
自由詩
0
16/9/23 12:50
暇人と忙しい人
〃
自由詩
0
16/9/23 12:11
順番
Lucy
自由詩
7*
16/9/23 10:23
独り言集11
zenyam...
自由詩
0
16/9/23 8:58
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
3.79sec.