木の上の 緑あざやか アオバトの かわいい瞳 目と目があって
俺は仲間に大きい顔をしたくて
道のタンポポを千切って吹いてみる
...
生きているということ
今日が来ること
明日を待つということ
誰かとまた唇を重ね合わせること
苦しむこと、歌うこと
この詩を誰かに伝えること
ステージに立って朗読する ...
立入禁止のスイートルームで
締切間近の原稿を書くと
昨日まで普通に見ていた空が
今日は灰色の壁に塗り変わる
バゲットとチーズとワイン片手に
イマジネーションの旅を始めても
憧れ ...
ソテツの葉が絡みついて十年に一回輝く
狂おしく悩ましい亜熱帯の夜に何かが生まれる
息を殺して十五夜を待てば銀色に輝く竹林
闇夜に浮かび上がる竹に虹のウェーブが ...
雨が降るのは拒めないが
雨降りに何をするかは選ぶことができる
濡れたくなければ家から出ないことだ
出かけるのなら傘を差せばいい
傘がなければ濡れるしかないが
傘を差しても多少は濡れる
濡れ ...
#呼吸
毎朝私は近くのセブンイレブンではなく
少し遠めのローソンでおにぎりと
栄養ドリンクの一番安いやつを買ってから出社する
ローソンのビニール袋は他のとこのより
幾分か薄くて私はその薄 ...
四分休符の先で缶コーヒーを飲み油のにおいに混ぜた溜息
小説が誘った眠り枝分かれした夢のこと栞に話す
盗まれた時間ふたりの行き先をラベルで示す葡萄酒に酔う
恋という ...
自称詩人が死ぬほど嫌いな理由は
勿体ぶっているからだ
みんな、お前のことなんざ
知りたくもねえよと思ってんのに
クソみたいな経歴を誇らしげに晒したり
垂れ流しのクソをくどくど説明しやがる ...
街なかの広場に
土曜日は
こどものかげがない
多分 親御さんと
ドライブにでかけたのだろう
街はずれの散歩道に
...
婆様は星を食う
深く皺の刻んだ麒麟のような手を伸ばして
星をとって食う
婆様たちは星を食う
己に尽きかけた希望を
語ろうと
枕のない寝所を少しでも暖めようと
星たちは小さな虫 ...
僕の部屋は詩と光で満たされ
君という音楽が遠くから流れてくる
部屋干しのジーンズがぶら下がり
台所には洗い物が山積みなんだ
愛用のマックもコーヒーやスナック菓子の砕片で
薄汚れてはい ...
たくさんのことをやり残した女が
靴も履かずに街へ飛び出してゆく
わずかに握りしめた自分の価値をなげうって
はだしの心がぼろぼろになるまで
一心不乱に走るのをやめない
ほんの少しの不幸に酔 ...
波打ち際のおまえの姿を
なんと形容すれば良いだろう
哀れな末路
閉じた夢
干からびた声
孤独の極み
寄せる波に素足を任せると
わが身の所在なさが
あらわれてゆく
...
男はマッチを取り出すと、きれいに粉末にした。そのうえでタバコを幾本も取り出し、小さな城を作った。男は衝動を失っていた、ただ衝動になり損ねた液体が際限なく湧き上がってきて、涙腺からあふれて仕方がなかった ...
けだるく湿っぽい梅雨どき
ねずみいろの空を取っ払って
エーゲ海の空をおもわせるほど
青いこころを呼び起こすものはない
ねむたくかびくさい梅雨どき
雑木林の ...
いきなり冷水を浴びせられ
置かれた境遇に気づく
昨日まで笑いあっていた人々が
一歩退く
仕方無い
自分はそちら側でなくて良かったと
誰もが胸を撫で下ろしている
私に向けられる
さり ...
はげドラキュラが
醜聞姦春の毒牙にかかり
辞めるんだってさ
原因ははげだからだ
はげは
公私混同だとか
はげのくせに
美術品収集家が笑わせるだとか
はげのくせに偉そうだとか
批難され ...
梅雨が深まり
紫陽花ばかり咲いた公園
紫陽花で有名な場所
あまり知らない種類の紫陽花
写真を撮りつつ歩く
紫陽花は梅雨の笑顔のよう
そんな声が観光客から聞こえた
本当にそうだと思 ...
*爪ガシワ(8~16月初旬)
八臂に伸びて葉脈は双脚。
根は孕んではわかれますので知らずの際には与えないことです。
まなこにグリグリと交わし合うときには
メモなどに合わせて注いでおきましょ ...
月の調べにうっとりとする今日の夜だ。
幾千幾万もの光の帯が私の窓辺にやってくる。
天上の彼女は奏でる。
今日も一日幸せな日だったと。
深紅に染まったローズヒップティーを飲みな ...
あいつは猿だった頃から
金色の球体を見上げて
いつかあそこに辿りつくのだろうと
嬉しそうに笑っていたよ
道があって扉があって
誰もが歩いている
ドアノブはよく冷えているし
二人で触れ ...
キャンバスいっぱいに塗りたくられた真っ赤な背景に
ピエロの肖像画が悲しい瞳を私に向ける。
有無を言わさぬその迫力に思わず目を背ける。
その時私はやましいのだ。
そのほとんどが ...
寄る辺のない心持で湖岸に一人立ち尽くす。
微妙な色彩で空に浮かぶ雲のように時間だけが過ぎ去ってゆく。
確かなものは目の前の現実だけというのはあまりに寂しい。
まるで見向きもされなくな ...
まちのくまは
夕ぐれどき
列をつくって歩きだす
やあやあきょうはまた
ずい分まちが赤いですな
いやいやわたしには
いくぶん青く見えますが
そんなことを話しながら
くまたちは ...
いつからだろう
大きな自分にあこがれている
いつまでだろう
小さな自分にすくわれる自分を
受け入れずにいる
燦々と
太陽のような眼差しと
ぬかりなく
闇夜のような眼差し ...
何かが足りない朝。
足りないのは眠りか、
ことばなのか、
前頭葉にかすみがかかる。
指を伸ばすわずかな距離に、
フィルターがかかる。
誰もが犯したくなくて、
犯してしまう領域。
...
160616
ポエムだけなら
私の方がと胸を張る
姉さん強いし怖いんだ
消しゴム持たずに否定する
消されて無くなれ表現も
消えて文章
何処へ行く
オンガキ ...
カラスになりたい
カラスはまっくろけ
声もがらがらで
だけど群れている
仲よくはきっとない
互いに知らん顔
だけど群れている
まっくろけのカラス
おばさんが石なげる
おじ ...
ネット詩に群がる奴は
現実生活で上手くいかなくて
鬱積したものを吐き出したいけれど
何の才能もないので
取り合えず下手なりに日本語が話せる
というところに
一縷の望みを掛けているわけだが
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アオバト
st
短歌
0
16/6/19 3:22
蒲公英
TAT
自由詩
1*
16/6/19 2:08
生きているということ
独奏
自由詩
0
16/6/18 23:43
監獄の朝
ミナト 螢
自由詩
2*
16/6/18 20:43
南海の孤島の亜熱帯の竹林
星丘涙
自由詩
1*
16/6/18 20:26
雨が降るのは拒めないが
ただのみきや
自由詩
10*
16/6/18 20:10
みんなみんなきえてしまえ
梥本 サハラ
自由詩
1*
16/6/18 19:29
Nowhere
深水遊脚
短歌
3*
16/6/18 18:14
イシンバエワの筋肉
花形新次
自由詩
0*
16/6/18 17:23
トルソ(四)
信天翁
自由詩
1
16/6/18 17:08
星を食う老婆たち
Sisi
自由詩
3
16/6/18 14:54
ドレッシング
梅昆布茶
自由詩
5
16/6/18 12:00
赤い靴
Sisi
自由詩
3
16/6/18 11:56
流木
千波 一也
自由詩
5
16/6/18 10:50
過去を捨てた男
葉leaf
自由詩
1
16/6/18 10:39
塑像 三
信天翁
自由詩
3
16/6/18 10:17
冷水
Lucy
自由詩
10*
16/6/18 7:30
やくマンれんほーの私の恥事
花形新次
自由詩
0
16/6/18 5:53
紫陽花は梅雨の笑顔
夏川ゆう
自由詩
0
16/6/18 5:24
草木目草旦過始めの目録
竜門勇気
散文(批評...
1*
16/6/18 3:18
月と天使
ヒヤシンス
自由詩
5*
16/6/18 1:58
回帰的なスペースモンキー
秋也
自由詩
0*
16/6/18 1:01
心の膿
ヒヤシンス
自由詩
4*
16/6/18 0:46
一人時間
〃
自由詩
4*
16/6/18 0:16
まちのくま2
はるな
自由詩
3
16/6/17 23:13
うりふたつ
千波 一也
自由詩
3
16/6/17 23:13
領域
あおい満月
自由詩
2
16/6/17 22:25
「ある日消えた明日」展
あおば
自由詩
4*
16/6/17 22:12
カラスだらけ
朧月
自由詩
2
16/6/17 21:09
ペンペン青菜男「名を変えて獲物を狙う」
花形新次
自由詩
1
16/6/17 20:55
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
加筆訂正:
初夏の刹那
/
るるりら
[16/6/18 9:27]
さらに ときおり改訂を行いました。
4.09sec.