会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
花のなかの
蜘蛛の影を吸い
水の螺子を巻く指が
静かに空をまさぐっている
まだらな闇
居るはずのない家族との約束
ところどころ見えない階段
現われては消える粉 ...
昔、{ルビ通=かよ}っていた中学校の屋上に
天体観測の丸いドームがあった
天体望遠鏡を覗き込むと
こころの暗がりがみえた
こころはどの星だろうと
それから何十年も探 ...
つらい
大切な言葉なんだろう
滅多にゆっちゃいけないんだろう
切り札なんだろう
切符と言えるのかも 愛よ
また遠ざかったらしい
また薄めてしまったらしい
それでもほかに なかったです ...
ナンデーナンデーが増殖する頭をかかえ
森の中をさまよっておりますとパトカーの
音が谷あいに響いて山に反響して 谷の
町々のどこに パトカーがいるようだか
さっぱり分からないの 心の中はそんなか ...
一冊の恋愛小説読み切った部屋を満たしたアンハッピーエンド
曖昧な季節を過ごす人々は汗をかいたり寒くなかったり
白い月浮かぶ青空海のよう飛ぶ飛行機が小舟に見えた
逢いたいと願えば必然的 ...
意味もなく
手探りで歩いてゆく
情ない
情ない
こんなことしかできないぼくは
とぼとぼと歩いてゆく
言葉が百枚の枯れ葉になっても
この身が化石になっても
崩れない何かがある
...
嗚呼 月が逃げた夜に
刻まれし運命を 憂いて
微熱帯びてる少女
癒えることなきメロディ 口ずさむ
群青の 空の下
散らばる鼓動が目覚める
新しい 瞳は今 何を捉えてる
躍り狂った ...
例えばいま一仕事終えた、としよう
君は自由であると同時に自由ではない
たしかに無重力空間には重力の束縛はない
しかしそこでどれほど自在に動き回れるか想像してみよ
あるいは流れる川を見ているつも ...
懸命に生きなければならない
そう理解してはいる
だが体がついていかない
心が追いついていかない
それを疲れたというのだ
そう理解している
ただわからない
どうしたら良いのか
...
自分探しの旅に出て
帰って来たのか
帰って来てないのか
さっぱり分からない奴が
この間BSの番組に出ていたが
黒のレザージャケットにひげ面が
ジョージ・マイケルを彷彿とさせた
自分探 ...
君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。
ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ...
西から夜(よ)が来て ざわめく森
乞食たちは騒いで 気狂いは遠吠え
丘の教会で鳴った時計の音
緑に木霊してゆっくりと消えてく
どれだけ 生きれば
狂いそうなもどかしい 呼び声は
昨 ...
どうか許してほしい
私には言葉しか
あなたに贈るものがない
言葉は無力だから
あなたにふるさとを返してやれない
金色の楽器も見つけてやれない
ただ伝えることができるだけ
「おはよ ...
喋ったり書いたりしていた僕らは、どんな言葉だって使えた。
こんな言葉だってそんな言葉だって使えた。
「うれしい」「またね!」「ごめんね…」「さよなら。」
いろんな言葉を使えた。彼女の言葉 ...
暗示を拾いに
街に出る
見えない関係性を
確かめる
あらゆるものの
在りようは
偶然的必然か
必然的偶然か
不本意ながら
隠れた欲求は
すべてが繋がっているように
...
月が追いかけてくる
振り向いたら
貴方は激しいキスを求めてくる
私の瞳も見ないうちに
熱い唇はいらないの
だから やめて
愛しても
愛しても
叶わないことはあるのよ
...
ため息の数だけ捨てる衣替え
貴方の爪痕が残された背中
時折疼く微かな痛み
そう 私たちの愛は終わったの
誰のせいでもないわ
出逢った時から
幕切れの時は決まっていたの
誰にも見えない傷跡が疼くの
消えてしま ...
明日の準備は午前中に済ます事。日曜一時間だけでもシダックスで三味線練習。クリーニング白誠社。スーパー銭湯。今日は自由空間泊まる。ガールズバー。テレビブロス除菌ジョイ薄口醤油。
ポールスミ ...
主体的にして良いこととはゆるすことぐらいのものではないでしょうか
けれどこの身をまとうぼくらにはこの身からしか考える術がないようで
無宗教者までがまるで一神教の熱心な信者のようになっている ...
夕陽はきっと溶けるように
水平線に抱擁されて 海の底
人魚の里で明日を孕むのだと思う
そこでは どんな哲学をさかのぼっても
たどり着けないとわをしる風が
淡水の泉を可愛がっている
つぎつぎ ...
鰐革の財布に隠した
色褪せない恋人の写真
知らない街の中で
銃を撃ち爆弾を仕掛ける
眼に映る者を破壊しながら
鋳造された神の名の下に
全ての行為は許されるだろう
...
わたしは立っていて
ひどく空腹で
おまけにあなたはいなかった
笑えるほど大きな棚を開けると蝶の骨が入っていて
いくつもいくつも入っていて
ほとんど重さもないようなそれを
いくつ ...
10年ぶりにはいったコーヒースタンドの角からひとつずれたところに座ってるてんちゃんはもう瘦せぎすじゃなくて、なんかふつうの男のひとにみえた。
足音をさせて近くまで行ってもふりむかないのはまえと同 ...
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨
蝉を喰う人と観ている墓地の空
あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉
愛している
と言ったことがない
ごめんなさいは
いつも言う
取り返しのつかない
失敗を何度もする
手を伸ばせば
夢は消える
お互いの為に
ご飯を作ったり
お金を稼いだり
当たり前の日常の中で
ひ ...
ケルンコンサートを聴きながら
人が無惨に大量に
切り刻まれて
殺される本を読んでいる
音楽と本には何の関係もない
ただ硬質の音が
白い部屋に響くと
本から溢れ出る血の
鉄の味が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いまいる
もっぷ
自由詩
2
16/11/8 10:21
午後と秘名
木立 悟
自由詩
6
16/11/8 9:21
天体とこころ Ⅲ
白島真
自由詩
21*
16/11/8 8:57
いまも泣いてるもの
もっぷ
自由詩
3
16/11/8 8:24
りぼん
るるりら
自由詩
17*
16/11/8 8:23
必然
夏川ゆう
短歌
2
16/11/8 5:16
日輪
レタス
自由詩
3
16/11/8 4:01
強くなる者たちよ
颯太@
自由詩
1*
16/11/8 1:48
定位の問題
Dolly_...
自由詩
0
16/11/8 0:53
ある夜
文字綴り屋 ...
自由詩
0
16/11/7 22:52
ヒデ
花形新次
自由詩
0
16/11/7 22:30
瞳のように触れる、君へ。
青木怜二
自由詩
3
16/11/7 22:07
【歌詞】アシッドブルー
八雲みつる
自由詩
1
16/11/7 20:41
ことばあそび
やまうちあつ...
自由詩
5*
16/11/7 19:05
愛
水宮うみ
自由詩
1*
16/11/7 17:28
生まれたての詩
シホ.N
自由詩
5
16/11/7 17:11
輝夜
レタス
自由詩
0
16/11/7 17:06
衣替え
minomi
俳句
3*
16/11/7 16:50
C’est fini
レタス
自由詩
1
16/11/7 13:31
水嶋達也のすべて。
TAT
自由詩
3
16/11/7 12:08
ゆるす
吉岡ペペロ
自由詩
1
16/11/7 8:37
みどりごの海
もっぷ
自由詩
12
16/11/7 2:20
フルメタルスターダスト
差羽ナガレ
自由詩
0
16/11/7 1:59
蝶の骨
はるな
自由詩
2
16/11/7 0:56
てんちゃんのこと
〃
散文(批評...
1
16/11/7 0:27
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨
北大路京介
俳句
2
16/11/6 23:23
蝉を喰う人と観ている墓地の空
〃
俳句
0
16/11/6 23:23
あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉
〃
俳句
2
16/11/6 23:23
笑顔
ケカ
自由詩
1
16/11/6 23:14
ステーキ
花形新次
自由詩
1
16/11/6 21:50
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
加筆訂正:
天体とこころ Ⅲ
/
白島真
[16/11/8 9:09]
3聯、私をわたしに
口癖についての不思議
/
りゅうのあくび
[16/11/7 21:28]
推敲
愛
/
水宮うみ
[16/11/7 18:26]
いっぱい修正してすみません!
4.13sec.