晩秋の
鋼色なる
空眺め
忘れた人の
面差し映す
足が痺れて
目がかすむ

鉄パイプで何度も頭を殴る
骨は砕けて
脳が飛び散る
ビチャビチャという音と
泡だつ血
生臭い
吐く息が白い

街灯がチカチカと点滅する
遠くで黒い犬が ...
輪廻する螺旋を
命はその名前を唱えて昇りゆく
光と闇を漂い
さらなる宇宙の果てを越え
想いもよらない世界の蜜を啜り
花の歌をくちずさむ

いま
ぼくは化石の森に佇みながら
時計の秒針 ...
この星からお星さまたちが、いつまでも見れますように 地球は自転をして呼吸をしている
アンドロメダの惑星の輝きは
生きている証を夜の暗闇の中で示している
青い大空の中では
全てが澄み渡り
生命は存在を忘れて
失語症の詩人のように姿を消す

...
さようならアメリカ
たぶんぼくはアメリカが好きだった
ジーンズが好きだった
コーラが好きだった
ポテトチップスも好きだった
さようならアメリカ
自由と平等と人種差別の国よ
民主的で覇権的 ...
◯年を取ると
夫婦喧嘩する元気もなくなる
おだやかになったのじゃない

◯年を取ると
二日酔いする元気もなくなる
酔っぱらわないうちに帰りたくなる

◯年を取ると
悲しむ力も弱くなる ...
目覚めたとき真っ先に教えてもらったのは
上手にこころを売る方法だった
胸を開いて痛くないようにするりと指を滑らせる
脈動する網目の管を感情といい
抜け落ちた粘液を理性だと聞いた気がする

...
自称詩人どもの
メンタリティは
オバハンを大統領にしたかった筈なので
先ずは大爆笑しておく
ガハハハハ!

その上で
アメリカ大統領選挙なんて
所詮は
ちょっぴり現実主義的なバカか
...
乾いた太陽、冷え切った指先にほどけた毛糸を巻きつける
赤い手のひらは落ちていくのが早まったし、昼はとても短くなったね
深い夜は夢を見て、朝、現実に戻るまでの道のりはとても長い

桜の花びらのよ ...
世界ハ
巨大な鏡像スクリーン
透明な皮膜のなか
ふわふわ微睡み感じ取る
人、森、岩、猫、大海原

唐突、道路に開いた穴
その深淵ハ
弾け飛んだ信頼の重み
傾く生を朦朧と
肉の苦痛に ...
真っ暗な部屋のなかで、ひかりを考える
太陽の下で、ふと夜を見上げる
相変わらずの自然の寒さに、暑さに、眩しさに、冷たさに、暖かさを感じた
自然のなかで、人工物のなかで、僕らは生き物みたいには ...
太陽みたいに輝いている君の眼が、ひかりを失いませんように。
失ってしまったとしても、いつか取り戻せますように。
ころがる石たちは曲づくりにいそしんでいた
ぼくは鬱で苦しんでいた
しかしバイオレンスを求めていたことも確かだ

彼らはとまらない
サタンを憐れむ歌を歌を歌いまくっていた

そのときぼくは ...
いつのまにか
ぼやけてしまった
染みが
もう存在が消えようとする、その瞬間に
ようやくこころの片隅に
いろを
発生させて
 
うまれるよ
うまれるよ、と
存在を主張し始める

...
 私たちにとって目や耳は透明である。視覚情報や聴覚情報は記号作用によりすみやかに意味に変換されるし、そこに世界は現前していても、その世界を映し出している目や耳自体は無視されてしまう。私たちはあたかも目 ... 両手を広げ
足を開き
大きな太陽に灼き尽くされたい
この世は地獄と極楽の連鎖を螺旋のように繰り返している

疲れた
私が何を問いかけても
あなたは銀色の頬笑みを水面に落とし
静かな光を映すだけ

まるで失われた恋のように
年を取ると
どこに置いたかが
わからなくなる
「なくなった」と言うと
まわりを不安にし
「盗られた!」と言うと
誰も来なくなる
生まれ出る暗闇を
スリッパで歩く
冬の
イルミネーションはもう、海に沈んでしまっていた

ほしの形をあしらった
知恵の輪を
あつめては ほどく 少年の眼
それを見つめているたくさん ...
波打ち際を歩いては
地獄と極楽を彷徨い
明日の定めを占った
胃を失ったからなのか
精神の病からなのか
私にはよく解らない
こんな私に明日というものがあるのなら
未來という扉は開き
私を ...
黒が悪で
白が善と言うのは
西洋文明に毒された
差別主義者の物言いだ

ホワイト企業って方が
何か胡散臭いぞって
感じるぐらいでないと
世の中から人種差別はなくならないぜ

「電通 ...
かなしいさびしいでは
最大公約数としてしか判らない
と言われたって
余裕あるわけないじゃない
さらにポエジーも忘れずになんて
がんばったけど
リサイクルショップから着払いで戻ってきて
咄 ...
集合時刻五分前に行ったら

「遅い!」と言って

怒られた
大事なのは

観光よりも

トイレ休憩です
床に一ぴき蜘蛛がいる。
あれはこないだ殺した仔だ、
滴るような銀色のナイフで
老婆のようにひらめくちり紙で
その八本の脚は散り散りになり
身に詰まった哀愁
ぞくりとするほどの哀愁は
くし ...
雨上がりに
名前も知らない花が
芯まで濡れながら
凛と咲いていた


雨の匂いは
濡れた土や
草花の匂いを
際立たせている



木々は細かい秋雨を
その全 ...
題名を知らないシャンソンが鼓膜から記憶へと
空気を振るわせ、時間と空間を潰して流れる
後になって知る、このフレーズは本来なく
この旋律は架空であると。

記憶の断片が忘却の窪みで発酵する
...
裸の男が消えたあと
庭の片隅に不思議な植物が生えてきた
ひとつひとつの葉がのっぺりと丸く
それが重なって層をなし
傍目には一個の大きな球体のように見える
つやのない葉は太陽の光を反射せず
...
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ

深く彫り込まれた眼窩 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬間近レタス短歌116/11/10 0:16
fogopus自由詩016/11/9 23:35
空の果てレタス自由詩316/11/9 22:33
七夕水宮うみ自由詩2*16/11/9 22:30
終焉鷲田自由詩616/11/9 22:24
さよならアメリカただのみきや自由詩18*16/11/9 21:34
年を取るとzenyam...自由詩116/11/9 21:32
チャンバー内の加圧トマトカマキリ自由詩916/11/9 19:26
チャンス花形新次自由詩1+16/11/9 18:08
落陽青の群れ自由詩416/11/9 15:45
夢〇現(改訂)ひだかたけし自由詩5*16/11/9 15:34
暖かい水宮うみ自由詩1*16/11/9 15:30
お願い自由詩1*16/11/9 15:17
ころがる石たちfujisa...自由詩116/11/9 13:58
 染み 小林螢太自由詩13*16/11/9 13:25
石田瑞穂詩集『耳の笹舟』について葉leaf自由詩116/11/9 12:04
田園の死レタス自由詩116/11/9 11:19
ラ・ルーナ自由詩216/11/9 10:54
老いた!zenyam...自由詩116/11/9 7:44
ちりばめて唐草フウ自由詩6*16/11/9 3:45
生まれ出るものへレタス自由詩416/11/8 21:35
ブラック企業花形新次自由詩216/11/8 21:31
御団子四姉妹もっぷ自由詩416/11/8 19:51
時間を守れないシルバーたちzenyam...自由詩116/11/8 19:50
シルバー旅行自由詩116/11/8 19:47
蜘蛛梅宮迷子自由詩116/11/8 18:59
『咲いていた』葉月 祐自由詩4*16/11/8 18:48
誤解の猿酒青木怜二自由詩216/11/8 18:03
おのころ草春日線香自由詩216/11/8 17:53
覚醒夢〇天空眼ひだかたけし自由詩416/11/8 16:31

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加筆訂正:
さよならアメリカ/ただのみきや[16/11/9 21:51]
誤字、間違い、修正しました。
口癖についての不思議/りゅうのあくび[16/11/9 21:16]
推敲
口癖についての不思議/りゅうのあくび[16/11/9 16:22]
加筆推敲
 染み /小林螢太[16/11/9 15:22]
誤字修正
天体とこころ Ⅲ/白島真[16/11/8 18:29]
ルビ
4.69sec.