臓器がこむら返る、死後硬直の午後に
角膜の隙間に潜り込んだ不協和音を
爪楊枝でこそぎ出したら視界が赤く染まった
軟膏を塗りこんだらお陀仏だ
世界は白濁して
オープンリールフィルムのようなノイ ...
都会のイルミネーションがひとつ
消えたとしても誰も気付かない
明日の私はもうこの街を出て
大粒の星を眺める夜空に
傷付いた心を住まわせている
ほんの少しの間だったけれど
一緒に居る ...
烏の白い瞬膜をなめて、頬を濡らした女の子が夕べ
上野駅前の歩道橋でナイチンゲールを売っていたのだがそれは
花とも鳥とも判別がつかず、私は眼鏡を買うことにした。
今朝、ソルフェリーノの丘で摘ま ...
トランプが
ババア抜きで圧勝したという
オチがついたところで
改めて確かめたいのは
日本の核武装を
容認するって公約は
守ってくれるんだろうなってこと
出来れば
憲法改正して
...
胸の空隙に溜まる、波と粒のあわいにある何かを持て余しながら歩き
109を左に折れて道玄坂を登る、此処も午前中は人通りが疎らだとこぼす意識の表面下に
点滅する実家の猫のまろやかな緑のまなざし、日に当 ...
太陽と月はいつも僕たちの上を
ぐるぐる回っている
僕たち生き物はたくさんいて
太陽や月は1つだけだから
きっと僕たち生き物が
うらやましいのかな?
朝、余りの寒さに明日を忘れた
今日が寒そうにしてる
寒いけど、東から晴れる
あの人は喋らなくなる
あの人は笑わなくなる
あの人は見えなくなる
あの人は消えていく
あの人が喋らなくなる
あの人が笑わなくなる
あの人が見えなくなる
あの人が消えていく
...
できるだけ早起きをする
眠たいかおを冷たい水で洗う
コーヒーを一杯飲む
恋人にメールをする
明日僕は僕らしくありませんように
明日僕は変われますように
明日僕は誰かになれますように
...
流木と焦木が
河口に混じり
川辺の火を見つめている
低い 低い月の渦
見えない雑踏にまみれ
等価を与えられる
抱くと同時に抱かれるかたち
水で水を受け取るかたち
...
親子仲良く暮らす
夫婦仲良く暮らす
幸せの朝日は
家庭から昇る
一回きりの人生だから
後戻りできない人生だから
一日一日を
僕らしく生きていこう
何があっても
僕らしく生きていこう
比べられない人生だから
僕は僕らしく生きていこう
桜が桜の花を咲か ...
愛されたいのではなく
あなたを愛したいのです
その違いをあなたは分りますか……?
あなたがとてもとても愛おしくて
わたしは、あなたをなにか温かなやわしいわたしの羽で
あなたを包み込んであなた ...
前を向けとの言葉をよく聞く
でもね
前だけを見てると
振り返るべき昨日を失う
むかし
凍えて死にかけた野良猫を
お風呂で温めて助けた
その猫はそれから
私がお風呂に入ると
いつもお風呂場にやってきた
洗面器にお湯を入れてやると
自分からお湯に浸かり
静か ...
真っ白な粉雪が 降りそそぐ静かな夜
聖なる鐘の音が この季節を つつむ
White Christmas 幸せを あなたの胸に
White Christmas 自分と膝をだく 少女の胸に
届けて ...
待ち合いのストーブぽぽと音立ちて
くちびるをなめて駅舎の鳳仙花
多分十七歳
イマノキモチ
弾けちゃって
初心者気分で
恐いものなくて
やりたいことやって
言いたいこと言って
晩御飯食べれなくなるくらい買い食いしてみる
明日歩けなくなるくらい ...
この夜に目が覚め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ
そこでは
私という存在が剥き出しで
そこでは
私という存在が真っ裸 ...
厳しい寒さに身を縮めるようにして
霜月 雪の降る街の道路に
ころがっていた 逆さまの傘紅葉
少し前まで
鮮やかに開かれていたその手の平を
突然の寒さに襲われた今は ...
追われる、追われる、追われる、
ピストンのなかの液体のなかの私が、
押される、押される、押される、
外へと弾き出される。
なにも持たないはずなのに、
何かがいつもゆれている。
私には見 ...
いつからか
公共の場で
ベタつく男女を見ると
吐き気を催すようになった
年齢や見た目に関わらずだ
今も電車の中で
こみ上げてくる
ゲロをどうするかで
思案している
いっそのこ ...
お風呂のなかで羊を数える
布団のなかで10まで数える
からだのそばで、羊のぬいぐるみが、こころの空を雲みたいに漂う
羊がやわらかい温度を発し、
湯気のなか羊とともに眠った。Z^z^zと音をたて ...
中身は
今までの奴らと
大して違わないと思う
奴らだって
時のセックスシンボルと
浮き名を流したり
実習生にフェラさせたり
してたんだからさ
やってたら
やってるって
正直に言いそ ...
天高く
地上には
黄金色の実りが広がり
爽やかに風は流れる
透き通った空気を
胸いっぱいに吸いながら
ふるさとの山々を眺めれば
無心に遊んだ子どもの頃がよみがえる
僕にとっては
ここ ...
何処かで 見たことのある パッケージ
朧な記憶が 初夢と 重なる
御御籤は 大吉
二つも 会ったんだから 大丈夫
一つは 年賀状に 括り付けられた アレ
可愛らしい キティーちゃ ...
昔出逢ったことが
はっきり見えるよ
昔見つめ合ったことを
はっきり覚えているよ
秋の春楡の大樹の根元に佇んだ君は
静かに頬笑んでいたね
ぼくは紅くなったヒメマスの遡上を眺めなが ...
コトリ コトリ
秋の時計が針を進めてゆく
外を眺めれば
桜の葉が静かに紅く染まり
欅は黄色く映っている
電流のように走っていた日々は
もう過去の遺物になっていた
いまは
コ ...
以下は、文字と音の実験詩です。
詩を朗読しています。宜しければこちらもどうぞです。
https://youtu.be/3R5yliaT0bs
ひらひらひらひら
蝶のよに飛び散っ ...
すました顔のままで
トランプの手札をふいに見る
余裕をちらつかせた得意のブラフで
先にあるチップも巻き上げたばかり
次から次へ老境にあるチップ全てを賭けて
さらに威力を増したブラフが
上手 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
炭化の街
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
16/11/11 21:25
コスモタウン
ミナト 螢
自由詩
3
16/11/11 21:13
ありふれた旅
青木怜二
自由詩
1
16/11/11 19:28
公約は守れ、爆風トランプ
花形新次
自由詩
0
16/11/11 18:52
身辺雑記2016.11.11
青木怜二
自由詩
1*
16/11/11 16:48
ぐるぐる
リィ
自由詩
3*
16/11/11 12:29
晴れる
水宮うみ
自由詩
1*
16/11/11 11:10
へっていく
竜門勇気
自由詩
2
16/11/11 11:09
明日、僕は僕みたいなやつじゃない
〃
自由詩
3*
16/11/11 10:59
ひとつ まなこ
木立 悟
自由詩
4
16/11/11 10:08
朝日
zenyam...
自由詩
2
16/11/11 8:58
一回きりの人生だから
〃
自由詩
2
16/11/11 8:53
ゆりかご
水菜
自由詩
6*
16/11/11 6:23
前向きの欠落
HAL
自由詩
4*
16/11/11 3:45
湯治
ガト
自由詩
12*
16/11/11 1:21
White Christmas
颯太@
自由詩
2*
16/11/11 0:01
待つ
minomi
俳句
2
16/11/10 23:03
十七歳
坂本瞳子
自由詩
2*
16/11/10 22:35
脱出
ひだかたけし
自由詩
11*
16/11/10 21:45
傘紅葉(かさもみじ)
葉月 祐
自由詩
8*
16/11/10 21:20
ピストン
あおい満月
自由詩
3
16/11/10 20:57
ゲロ
花形新次
自由詩
0
16/11/10 20:44
ひつじ「おやすみ」
水宮うみ
自由詩
3*
16/11/10 17:59
胸のすく思い
花形新次
自由詩
0
16/11/10 16:43
ふるさとの秋
zenyam...
自由詩
3
16/11/10 14:50
猫しばたくの
藤鈴呼
自由詩
2*
16/11/10 13:26
秋の想い出
レタス
自由詩
4
16/11/10 12:16
晩秋の朝
〃
自由詩
4
16/11/10 11:17
蝶
水菜
自由詩
8*
16/11/10 8:27
世界で最も哀しいポーカーテーブル
りゅうのあく...
自由詩
2*
16/11/10 7:45
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
加筆訂正:
ひつじ「おやすみ」
/
水宮うみ
[16/11/10 22:42]
一部ひらがなに修正しました
世界で最も哀しいポーカーテーブル
/
りゅうのあくび
[16/11/10 19:06]
推敲
4.26sec.