生まれてきたのは
俺の責任じゃないけど
生きていくのは
俺の責任になる
男は
笑ってくれる女を
求めている
女は
笑わせてくれる男を
求めている
朝靄の しんとした公園で
ゆりかごが一頻り揺さぶられ
あかるい 幾つものさびしさが
同じ数のむかでに変わるまでの間
わたしたちは決して変わらないだろう
...
廃校を惜しむ恩師と焚火かな
本棚に1Q84の上中下巻が
まったく触れられることなく
鎮座している
妻が評判を聞き
急いで購入したものだが
彼女は作者の小説を読んだことがなかったし
そもそも作者を知らなかった
そして ...
空みたいに変わる。ころころと変わる。こどもみたいに変わる。年をとりながら、一週間ずつ変わる。
「きれいな曇天だね」
僕がそう言うと君は笑って「綺麗にくもっているね」と言った
出来ない事は出来ません
解る事すら解りません
誰も教えてはくれない
途方にあるご時勢です
ご愛敬様
他人にお腹を探られて
いい気はしません
尖った心
そ ...
死別よりも
離別のほうが辛い
どこかに居ると思うと
諦めがつかない
対立よりも
中立のほうが辛い
どこかが嘘と思うと
諦めがつかない
消滅よりも
紛失のほうが辛い
どこかに ...
わたし何も見えなくなればいいのに
聞こえなくなればいいのに
云えなくなればいいのに
感じなくなるのが一等いい(たとえば空腹)
そんなことばかりを考える鴉は
鴉のなかでも異端で
おんなじ黒い ...
ビリビリに引き裂いた
力任せに 泣きながら
それでも気が済まなくて
鋏でジョキジョキ切り刻んだ
その切れ端を 徹底的にシャッフルした
元の形などわからないように
二度と思い出さな ...
鏡のような湖のうえ
ふりそそぐ、ひかり
わたしの、いのちが拡散し
みなもを撫でていく
ここにいれば、
あたたかな霧のようなつきの
ひかりを浴びて
おだやかなしんとう圧が
からだを満 ...
神様はいますか
わたしたちをみていますか
神様はわたしたちについて
責任をとってくれますか
だからわたしたちを死なせるのですか
神様はいますか
わたしたちを躍らせていますか
だから私 ...
シュルレアリストの洒落たエア・リアルのレアなリズムで
アリスのあられもない素足が水を蹴りあげる
哀れなミズスマシは見た!
静まる死の間際の未詩
冷たいリリシズム
...
私は、いかにも農家の家と言える灰色の瓦屋根の実家にいる。
庭に出てみると、白壁の土蔵の蔦に絡まった美しい男性がいた。
死んでいると思いきや、ビクッと動き私は驚いた。
その動きたるや、金粉を撒 ...
唐辛子を陽に干している
ワックスかけたてみたいに
艶やかだった彼女らは
日ごとしぼみ
くすんで
ぼやき
手をとりあって
しわしわになる
光の中で
そのしわは
小さな影を織りなし ...
僕たちは
酒が好きで
飲んでいるんじゃない
酒が好きな人は
一人で静かに飲む人だろう
僕たちは飲んでしゃべりたいから
飲んでいるんだ
僕たちは飲まないと
しゃべれない質なのだ
飲めば ...
落ち葉が濡れて
汚れが流され
綺麗な気持ち
光りの雨が降っている
いろいろいろ
いろいろいろ
一枚一枚違う
拾って眺めてみれば
私のような姿かたち色もよう
身体はしとしとと濡れて
...
血管に流れているのは感情です
言えない言葉が澱になって
いつかその人を支配してしまうのです
だけど言葉を
出し過ぎてしまったら
枯れてしまうのです
ひとは
その皮膚のしたに
自 ...
叶わない夢がつづく
果てもない途がつづく
辿り着く地のない旅がつづく
その者たちの脚は衰えている
その者たちの息は上がっている
その者たちの血は滴り続けている
生まれくる者より ...
あなたの詩集を出版しませんか?
詩投稿サイトで
クソみたいな自称詩人に
声を掛けて呼び出し
睡眠薬を飲ませ
四肢を切り落として殺害するといった
爽快な事件が
桶川市で頻発している
...
忘恩の猫に引っ掻かれるたびにかわいいなどと言えなくなってく
きれいな手、と君が褒めてくれた手が猫に掻かれて価値を下げてく
この猫はテーブルの下にいるときに触ろうとすると100パー引 ...
さくさくして美味しい
柿が大好き
大きく育った
甘さを示す色
四角に見える形
柿の木が多い地区
昔から変わらない
秋を表している
何となく感じる甘い香り
秋の深まりと共に ...
しんと冷えた朝
射し込んだ光
体を通り抜けていく
呼んでもいないコーディネーターに
窮屈な服を着せられて
愛想笑いをしたことに
何故だか酷く傷付いている
裸の君を風に感じたい
...
竹林に佇む己
夜の静けさ折り畳みながら
竹林に佇む己
折り畳まれた静けさに脳水押し戻され
ぴくりとも揺れぬ竹林に
脳水震え不可聴の響き蘇る
脳髄を道具とし血潮の温もりに含まれるも ...
むすめの太腿にあるうす茶色な柔らかい痣と
ほとんど同じな色と形とおおきさの痣がわたしにもある
生まれたときからあって
したしく思ってる
むすめがいつか
科学者になっても 売春婦になっても ...
窓の外から青い空を眺めていたんだ
冷房が壊れているせいでお部屋の中で汗だくさ
とりあえず目の前にある宿題を終わらせなくちゃ
ただでさえ暑さで参っちゃってるっていうのに
黒い鉛とインクがいっ ...
なぜこんな……
そう鳴いて(とても驚いて)
どこかの彼方に隠れに行った鴉が一羽
鏡過ぎるガラスの前でつい美味いもんみつけて
さてしあわせいっぱいで首を伸ばしたら
真っ黒で歪なこれが自分なのか ...
春が足元に
一夜限りの花びらの星座を描いた
夏の夜の夢は
浅く長い ひとつの戯曲のようだった
秋に降る火球の
行き着く先は誰も知らないまま
...
ことしも
庭の柿の葉が
一枚 一枚と散ってゆき
やがて 冬の裸木になるだろう
まるで 俺の老体のように
でも やがて 春には
芽を吹き 葉をつけるだろう
お ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
責任
zenyam...
自由詩
0
16/11/19 20:49
男心と女心
〃
自由詩
1
16/11/19 20:46
むかで
草野春心
自由詩
8
16/11/19 20:35
焚火
夏川ゆう
俳句
0
16/11/19 19:21
海辺のシシド
花形新次
自由詩
0
16/11/19 18:33
一週間で人は変わる
水宮うみ
自由詩
0
16/11/19 17:03
きれいなそら
〃
自由詩
1*
16/11/19 17:00
春菊
5or6
自由詩
0
16/11/19 16:37
諦めることを諦めるのを諦める
イオン
自由詩
1*
16/11/19 16:25
鴉なぜ、鳴かないの
もっぷ
自由詩
4
16/11/19 15:35
パッチワーク
Lucy
自由詩
18*
16/11/19 14:52
Claire de Lune
小林螢太
自由詩
3*
16/11/19 13:54
無神論者
朧月
自由詩
1
16/11/19 13:09
つめみずむし
ただのみきや
自由詩
10*
16/11/19 12:57
扉の向こう側
小川麻由美
自由詩
4*
16/11/19 12:24
今夜はペペロンチーノ
そらの珊瑚
自由詩
10*
16/11/19 11:43
僕たちが酒を飲む理由
zenyam...
自由詩
0
16/11/19 10:23
雨落ち葉
灰泥軽茶
自由詩
2
16/11/19 10:13
赤い感情
朧月
自由詩
4
16/11/19 9:06
唯一なるもの
HAL
自由詩
0
16/11/19 8:42
桶川連続自称詩人殺害事件
花形新次
自由詩
0
16/11/19 8:39
忘恩の猫
水城歩
短歌
0
16/11/19 6:10
柿
夏川ゆう
自由詩
0
16/11/19 5:18
冬の光
アタマナクス
自由詩
1
16/11/19 4:53
竹林ノ声
ひだかたけし
自由詩
2
16/11/19 2:45
痣とむすめと
はるな
自由詩
2
16/11/19 0:08
サイレンと昼
黙考する『叫...
自由詩
1
16/11/19 0:07
或るポエジー
もっぷ
自由詩
3
16/11/18 21:19
『よるのうた』
葉月 祐
自由詩
5*
16/11/18 16:43
塑像(八)
信天翁
自由詩
1
16/11/18 15:36
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
4.92sec.