奥さん、だいぶ忙しそうだね

ただのボランティアですよ

そうとう稼いでいるようだね

ただのボランティアですよ

まったくタダというわけじゃないだろう

おはようを云いたくない時にも
おはよう、と云う

ほんの少しほほえんでいたかもしれない
本意ではないし
嬉しいからではなく
茶柱が立っていたわけでもなく
それは
毎日の習慣だった ...
*** 冬をのりきるためのアレンジコーヒー4種ほか ***

部屋の灯りを消して楽しむ カフェ・ロワイヤルは
かつてナポレオンが愛したもの

ロングスプーンの上で  角砂糖にそそがれた  
...
夕暮れどき
一日の仕事を終え
石段を弾むようにかけおりて
家路へと急ぐ、うしろ髪を簡素にたばねた初老の少女
時刻を告げるためのモノラルのスピーカーが
懐かしい音楽の一節で
夕暮れのあたり一 ...
泡立つ海で腕をあらいましょう─

はいわかいましたですか明日のここにならない先方ならのメルか届かなき重くのて名無しさとアノニマスノ焚き火のとこれて待る合わせてかさもってもしょうかないとえもいま現実 ...
自分のことしか話せないなら死ねばいいと思うとき
世界はわたしと脱衣所だけになる
消せない電気と割れた洗面器 
コーラ色した夜のコーラは夜より暗い
友達1000人できたらウザかった
みんなきっ ...
冬桜失意の空に咲き居れり わたしは、過去に、 とんでもない事柄を 発言しました。
『泪、涙、るるりら、る、は、私です。他にも使用しています。』と、もうしあげたこととが五年前にあります。事実ではありません。わたしは、るるりらで ...
「おとうさん、わたし、お話かいたの」
きらきらした目をして、澪は、大好きなおとうさんへ、書き溜めたお話の束を両手いっぱいに持ち走り込んできました。

にこりと笑むと、薄い眼鏡の下の目をやわらかく ...
行方不明の小学生3人が見つかった

そういうニュースのテロップが流れていた

冒険したかったのだという

公園で見つかったそうだ

騒ぎすぎだ、なんかへんだ、この違和感は


正 ...
ふと気づいたら
春が消えていることはないか
胸の中から
抜け落ちていることはないか
そして同時に
舞う人はいないか
真っ暗な舞台で
舞う人はいないか
桜色の花吹雪の中で
踊り狂う奴は ...
ゴミが接近して来ると
地獄の業火に彩られて
アンの娘リラが現れる
私語が多いリラは当然
理系進学コースを選ぶ
対戦相手は東大総長で
墨を吐かれて飛行機が
広い田圃に落ちリラは
負けるが ...
猫がぱくっとかえるを咥えて飲みこむ。そういうことはよくありうることである。猫は垣根なくやり、人間はたまにやっては垣根に足をひっかける。猫のようにはいかない。あちらをやるときは、こちらがお留守、こちらを ... てめえら本気で言ってんのか?
てめえらの大好きな
民主主義とやらの否定がしたいんか?
就任するのに反対だとしたら
そういうことだろ?

その昔
ゲロ吐く?違うな
ゲロ出る?違う
ゲー ...
昔、女は美しかった。
そして美しさを自らは知らなかった。
知らなくとも美しいということは
幸せなことであろうに。

ある日、天から新しい女が降ってきた、
男どもはすっかりその女に酔ってしま ...
近所にオジサンに
「オジサン、相変わらず貧乏暇なしですかあ!」
と言ったら
「貧乏はしとらん!」
と怒られた
慣用句は気をつけて使わないといけない
鏡に映る人は誰?
姿の無いそくらてすは、遥かな過去から
耳に囁く
――汝自身を知れ

机に置かれた器は何?
音の無い声でぷらとんは、透けた国から
耳に囁く
――ものの背後にいであ在り
...
おばあちゃんと孫らしい女児が
バスに乗ってきた
僕の前に座るとすぐに話し始めた
「おばあちゃん、今夜のおかずはなあに?」
「かれいの煮付けよ」
「おばあちゃん、カレーの煮付けってなあに?」
...
うあうー

きみは言う

わあー

と言う

きみのことばは これだけ
たぶん ずっとこれだけ

そしてとても饒舌

声色は
青く沈んだり
黄色く浮かんだり

好物を ...
駅の切符売場で
僕が地面に置いた、紙袋を
風を切って
倒していった幼い少年は
くるり、振り向き
「ママ切符買ってみる!」
「あら、横からすみません…」

一歩後ろに下がった、僕は
少 ...
パンツをはいている
私の知る限りの人は、多分パンツをはいている
パンツを脱いだりはいたり
はきかえたりしている

いじわるな人も、やさしい人も
パンツをはいている
私と同じように
パン ...
昼からわいんを飲み
赤ら顔でぐらすを手に
体を揺らし、厨房へ  

細長い空間の
小窓から
――正午の日は射して

何処からか、聴こえる
白髭のかみさまの
高らかな

笑い声  ...
笑うから
愚痴云わないから
かならず笑うから

だから、
搔くな といわれれば 搔く
掻きまくる むしろ 血が溢れ出すまで
搔き尽くす その痒みが 痛みに変わるまで

欠くな といわれれば 欠く
欠きまくる むしろ 満たされるまで
欠き尽くす そ ...
身についたものは
とっさに出てしまう
顔に 身なりに 行動に

身につけるということは難しく
人は生涯
良いにつけ 悪いにつけ
身についてしまったものに
支配される

この歳になっ ...
 いつまでも私は生きると思った
 午後 分厚い若葉を見つめ

 団地伝いの風が私の中の
 空箱に投げこまれ回り続け
 ……その後で死ぬのだと思った
 誰とも 私は
 違うのだと思 ...
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇のなか
荒れ狂っている

燃え盛る壊ノ力、、受け容れ飛び込む己、、
せめぎ合い切り刻まれては ...
神の恵みを思い出しました

赤子が母の愛を

ただ受けるだけの存在の様に

私もからだ全体で

神の愛を受け止めます

喜びがあふれてきます

賛美があふれてきます

恵み ...
思い出すこともあるでしょうか

大潮の日に月の海
舟に乗って漕ぎ出した

星の光は小さく

私もまた小さかった


からだの中にはたくさんの

ひみつのことば

こなごなに ...
グッドラック、発したことない言葉
語感のよさだけが残る
旅立つ日の特別な高揚感は
からんだ糸をほぐす

まだカーテンのない部屋
白い靴下の大きな男たちが運び込んでいくダンボール
馴染んだ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
福祉の心zenyam...自由詩117/1/20 8:37
つくろいそらの珊瑚自由詩10*17/1/20 8:18
可否道その8st自由詩117/1/20 5:06
夕暮れ本田憲嵩自由詩917/1/20 2:01
1分以内末下りょう自由詩3*17/1/20 1:22
懐かしくない / ある女の子篇自由詩1*17/1/20 1:21
冬桜西天 龍俳句017/1/20 1:05
さようならばるるりら散文(批評...3+*17/1/20 0:59
創作童話詩水菜自由詩5*17/1/20 0:34
身から出たモノサシ吉岡ペペロ自由詩517/1/20 0:04
プリズムうみこ自由詩4*17/1/19 23:41
スクールランブルの視聴間村長自由詩317/1/19 22:20
プレイ中のしっぽの長さ次代作吾散文(批評...117/1/19 22:17
反トランプ花形新次散文(批評...1*17/1/19 21:26
敗戦グロタン自由詩2*17/1/19 21:21
慣用句zenyam...自由詩217/1/19 21:08
ユメノセカイ服部 剛自由詩317/1/19 21:00
今夜のおかずzenyam...自由詩217/1/19 20:59
木登りが得意な子のこと凍湖自由詩317/1/19 20:57
風人間服部 剛自由詩317/1/19 20:39
パンツ塚本一期自由詩517/1/19 20:03
酒の効用服部 剛自由詩217/1/19 19:57
こころもっぷ自由詩2*17/1/19 19:11
かけ かけ かけ!末松 努自由詩8*17/1/19 18:54
かたち星丘涙自由詩2+*17/1/19 18:54
五月の歌草野春心自由詩117/1/19 18:33
壊ノ力〇宇ノ声ひだかたけし自由詩11*17/1/19 17:32
我が恵み汝に足れり星丘涙自由詩4*17/1/19 16:10
南風ゼロハチ自由詩5*17/1/19 13:49
荷ほどき青の群れ自由詩1017/1/19 12:55

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加筆訂正:
木登りが得意な子のこと/凍湖[17/1/19 21:17]
一部修正後、改題しました
4.25sec.