誰も知らない そんな夜、


少女のぽっちり開いたくちから一羽の蝶が
それはすみれいろの 夢見るひとのうすい涙のような
蝶が飛んでいった 音もなく


(恍惚めいた ひみつの儀式)
...
飽食暖衣は病気のもと
毎日おいしいものばかり食べて
楽なことばかりやっていたら
病気になる
きっと病気になる
きっとなる
きっとなる
身も心もきっとなる
黄色い海があってもいいでしょう
膠を火にかける、独特の匂い、かき混ぜながら換気扇を回し
くつくつと沸く鍋底を見つめる
足りない色を数えて
描けない絵のことを考えていても仕方がないね

のめ ...
誰がいちばん可愛いだとか
何がいちばん売れているだとか
私にとっての世界は争い
透明人間になりたかった

耳を塞ぐのはヘッドフォンで良い
口を隠すのはマスクで良い

肩に触れられて初め ...


赤トンボたちが
飛行機のルーツのように飛行している
一日ごとに冷たくなる風が
透明に流れている青空の清れつさと
黄いろい木々の退廃を同時に包含している
秋の午後
パズルのピー ...
座敷の鍋の中から窓越しに雲が見える。雲に隠れた月がぼんやりと
少し前の地震で己が実を揺すられ、少し味が出汁に溶け出したかもしれない。
食欲満々の座敷の客たちは鍋の火加減を気にしている。
解体前の ...
まだ
これからなのに

真実に負けているお前は

夕焼けの空中庭園で
ひとり大休止している子供を
心の深部に抱えているのに

立ち上がらなくていいのか

独唱

元気がないな ...
詩は虫だ
生きているしとても小さい虫だ

いっぱいあしがはえていて逃げ足がはやい
つかまえることや飼うことはできない

目は大きくて大きな触覚がある
なんでも知っている未来さえも

...
ソフト麺先割れスプーン文化圏

ピーナッツハニーごはんによく合った

あげパンと食べたおかずを忘れ去る

ごはんの日牛乳を飲むタイミング

眠気去れ冷凍ミカン一気食い

黒糖パンの ...
「灯油」
寒い朝にかぎって
切れる
我が家のストーブ

「春闘(ED系)」
いくら頑張っても
僕のチンは
もう上がらない

「処女伝説」
若い頃
憧れた処女
夢見た処女
今 ...


   黒い三日月




ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。


ぼくの心さ


Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く

...


折り鶴が一つ 夢の痕に置いてある
明日は飛んでいくに違いない
ほど羽根を広げて

まるで指先のように
僕を見つめた儘

記憶の皮膚をつついてる

 『 風 車 』



寂しい路の傍に、忘れられた 
{ルビ風車=かざぐるま}売りの 荷台が一つ
ポツンと、あった。
  風の強い日
色付きの 沢山の風車が、、
虚しく 激しく、そこ ...
一方的に蹴られたことは
蹴り合ったこととは違う
有事の際には朝日が輝く
美しい夏であったのだ
バスの中でチャックが響く
神が理由で作られた
太い法律に鬼の頭は激昂する
一方的に蹴られたた ...
ビルの虹彩にはアスピリンが打たれている
遠く銀の向こうで揺らめく
日差しの強い午後
近影は霞まずそこにある
街は熱を持ち伸縮を続ける

群れた家々の隙間で
赤い血液は想いを爆せる
道路 ...
道に落ちている手袋はひとつ
多摩川を越える小田急線から見える夕日は
とてもきれいで
息をすることも忘れて
形を忘れるためには

めるけりあ
めるけりあ
たすかまめる
ろーてん
ろー ...
足跡は雪にさらわれ 残されたのは 爪さき立つ



奪われたのはまなざしのゆくえ
なにも照らせない光が
ひしめいている

(今日わたしができることは思い出すことをやめること) ...
硬く無機質な書類の文字列と女に
ぼくはいつも復讐する
三階の更衣室から
白く冷たい廊下をえて
いつも非常階段を下るハイヒールの響き
その規則ただしいリズム
それがミリタリーにぼくに木霊する ...
ある日森の中
くまさんと
くまさん殺しのウイリー・ウィリアムズさんに
出会った
花咲く森の道
くまさんと
くまさん殺しのウイリー・ウィリアムズさんに
出会った
くまさんと
くまさん殺 ...
デーモン、僕のすきなあの子を
うばって闇夜に消えてって

ブルースをもっとおおきく

デーモン、僕の笑い声を
うばってそしてなくさないで

ブルースをもっとおおきく

悪魔の会 ...
いのちを使ってるか

時代や場所にも負けないほどの

それはいのちなのか

いのちを使ってるか

そのうえをだれかが歩くほどの

それはいのちなのか


春夏秋冬に感じている ...
暗闇に小さな火は点り
{ルビ蝋燭=ろうそく}は徐々に溶けてゆく

白いからだの多くは
残されている

あなたのわざの多くは
残されている

小さな火

身を揺らし
夜を仄かに照 ...
私の背後には、いつも
不思議な秒針の{ルビ音=ね}が響く  
――いつしか鼓動は高鳴り
――だんだん歩調も早まり
時間は背後に燃えてゆく

この旅路に
{ルビ数珠=じゅず}の足跡は…刻印 ...
他のかたの作品をよんでいるとしばしば「善」なる言葉を見かけるので私の考えを書いて見ます。
善は二つのタイプに分かれます。極論ですが、西洋的善と東洋的善。(あくまで言葉上の定義です)
西洋的善は一神 ...
そちらは
いかがですか

まだ

旅は続いていますか




{引用=物は言いようで

あれからもう七回か



そろそろかな


昨日の
今日の
明 ...
「あんまりおかしなこと
言いやがると
どうなるか分かったもんじゃねえぞ」
法がどうであれ
やる時はやるぞというのがなければ
クソ民主主義なんか成り立つか!
って言ってくれたら
反トランプ ...
冷え切った世界

街も凍り 人も凍る

人の冬を往く人々を

闇が襲いかかる

虚ろな目に

走馬灯のように浮かぶのは
     
過ぎ去りし日々

横たわり 

瞼を ...
昨日のことをおもいだす
言わなかったらどうなっていたか
そのほうがよかったのかと

昨日にもどれたら
私はどうするのだろう

だけどやっぱり私は私
あなたにもだれにもなれないよ

...
雪原にて
人でない精霊と大古から踊るように
愛でる男女のように熱く激しく絡みつく様
幼馴染みの友と時を忘れ駆けはしゃぐがごとく
二人で二人で
真っ白しかない場
白くて熱い息を漏らし
笑み ...
雪は白い
なぜ白いのか
私は知っている

白はあたたかいから
白は邪魔しないから
あなたの色も
あなたの命も

あなたが生きている事を
白は邪魔しない
だけど
優しくはないから ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜毎の蝶石瀬琳々自由詩15*17/1/25 20:33
貧乏美化zenyam...自由詩117/1/25 15:46
藍に似た色青の群れ自由詩917/1/25 14:55
ミナト 螢自由詩217/1/25 13:18
本田憲嵩自由詩16*17/1/25 12:08
鮟鱇の独白……とある蛙自由詩12*17/1/25 11:58
元気が出るテレビを放送します狩心自由詩3*17/1/25 10:47
詩という虫朧月自由詩217/1/25 8:54
スクールデイズ 6深水遊脚川柳017/1/25 7:46
独り言集17zenyam...自由詩017/1/25 7:02
黒い三日月ハァモニィベ...自由詩2*17/1/25 6:19
祈リ鶴自由詩4*17/1/25 6:18
『 風 車 』自由詩2*17/1/25 6:16
蹴られ土地ヒーロー間村長自由詩517/1/25 5:20
心拍うみこ自由詩8*17/1/25 2:44
地獄次代作吾自由詩217/1/25 1:56
白い沈黙/のために末下りょう自由詩4*17/1/25 1:54
ケ・リ本田憲嵩自由詩217/1/25 1:28
森のくま殺し花形新次自由詩217/1/24 23:59
ブルースをラウドに、ソプラノをやや不安定に竜門勇気自由詩1*17/1/24 23:42
いのちの唄吉岡ペペロ自由詩517/1/24 21:52
火ノ心服部 剛自由詩317/1/24 21:40
空の呼び声自由詩1117/1/24 21:37
善ということ 詩論としてグロタン散文(批評...1*17/1/24 21:13
これから旅に行って来ます。AB(なかほ...自由詩2*17/1/24 20:34
テロを肯定しろ花形新次自由詩117/1/24 20:24
人の冬星丘涙自由詩2*17/1/24 19:59
着地朧月自由詩117/1/24 19:38
アヤ取り秋也自由詩2*17/1/24 19:11
熱く雪のように朧月自由詩217/1/24 18:50

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