君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。

ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ...
西から夜(よ)が来て ざわめく森
乞食たちは騒いで 気狂いは遠吠え
丘の教会で鳴った時計の音
緑に木霊してゆっくりと消えてく

どれだけ 生きれば

狂いそうなもどかしい 呼び声は
昨 ...
どうか許してほしい
私には言葉しか
あなたに贈るものがない

言葉は無力だから
あなたにふるさとを返してやれない
金色の楽器も見つけてやれない

ただ伝えることができるだけ
「おはよ ...
喋ったり書いたりしていた僕らは、どんな言葉だって使えた。
こんな言葉だってそんな言葉だって使えた。

「うれしい」「またね!」「ごめんね…」「さよなら。」

いろんな言葉を使えた。彼女の言葉 ...
暗示を拾いに
街に出る
見えない関係性を
確かめる

あらゆるものの
在りようは
偶然的必然か
必然的偶然か

不本意ながら
隠れた欲求は
すべてが繋がっているように
...
月が追いかけてくる
振り向いたら
貴方は激しいキスを求めてくる
私の瞳も見ないうちに
熱い唇はいらないの

だから やめて

愛しても
愛しても

叶わないことはあるのよ

...
ため息の数だけ捨てる衣替え 貴方の爪痕が残された背中
時折疼く微かな痛み

そう 私たちの愛は終わったの
誰のせいでもないわ
出逢った時から
幕切れの時は決まっていたの

誰にも見えない傷跡が疼くの
消えてしま ...
明日の準備は午前中に済ます事。日曜一時間だけでもシダックスで三味線練習。クリーニング白誠社。スーパー銭湯。今日は自由空間泊まる。ガールズバー。テレビブロス除菌ジョイ薄口醤油。
ポールスミ ...
主体的にして良いこととはゆるすことぐらいのものではないでしょうか

けれどこの身をまとうぼくらにはこの身からしか考える術がないようで

無宗教者までがまるで一神教の熱心な信者のようになっている ...
夕陽はきっと溶けるように
水平線に抱擁されて 海の底
人魚の里で明日を孕むのだと思う
そこでは どんな哲学をさかのぼっても
たどり着けないとわをしる風が
淡水の泉を可愛がっている
つぎつぎ ...
鰐革の財布に隠した

色褪せない恋人の写真

知らない街の中で

銃を撃ち爆弾を仕掛ける

眼に映る者を破壊しながら

鋳造された神の名の下に

全ての行為は許されるだろう
...
わたしは立っていて
ひどく空腹で
おまけにあなたはいなかった

笑えるほど大きな棚を開けると蝶の骨が入っていて
いくつもいくつも入っていて
ほとんど重さもないようなそれを
いくつ ...
10年ぶりにはいったコーヒースタンドの角からひとつずれたところに座ってるてんちゃんはもう瘦せぎすじゃなくて、なんかふつうの男のひとにみえた。
足音をさせて近くまで行ってもふりむかないのはまえと同 ...
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨 蝉を喰う人と観ている墓地の空 あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉 愛している
と言ったことがない
ごめんなさいは
いつも言う

取り返しのつかない
失敗を何度もする
手を伸ばせば
夢は消える

お互いの為に
ご飯を作ったり
お金を稼いだり
当たり前の日常の中で

ひ ...
ケルンコンサートを聴きながら
人が無惨に大量に
切り刻まれて
殺される本を読んでいる

音楽と本には何の関係もない

ただ硬質の音が
白い部屋に響くと
本から溢れ出る血の
鉄の味が ...
どちらが嫌われ者の政治家なのかを決めたり

権力を民間人に乗っ取られたり

仲良したちが決定を強行したり

政治家のレベルが低くなっているのか

もともと低かったレベルが明らかになった ...
やはり言葉には音程があるし
届ける意味と宛先があるのです。
けれども、感じるままに
あらゆる想いを誰かに伝えることが
メッセージなのだろうと
思い違いをすることがあるのです。
いつしか、鳴 ...
ことばを探していたわたしを探している
なんかほかにもっと探さなきゃいけねぇもんあるんじゃねえか?って思いながら、ことばを探すわたしを探す。
そこにはきっと、あかりがあった
わたしはひかりたい。ね ...
酒を飲んだ翌日
私は あまり 具合が良くなかった
それから 目黒川に向かった 
秋の入口のような木々の色を通り過ぎた 


会社で問題を起こしたあいつは今はどうしているのか
思い出す ...
諦めの足りない慕情 抽斗のなかに詰め込んだ空っぽ
おなじ本を読んだって きっとあなたを真似できない
枯葉舞う廃線後から早五年

冬木立少し昔に気を取られ
境界線は今日も

曖昧さを保つようにして

空は青と白の始まりと終わりを

見失ったまま浮かんでいる



朝と昼を跨いだはずなのに

わたしはその境目を

...
わたしは
みかんのきせつが
すきだ

ひとがうずまるほどの
おおきなはこに
みかんをいっぱいにつめて
わたしはそのなかによこたわり
おしつぶされたみかんの
あまいかじゅうは
みぎめ ...
柔らかい土
柔らかい手
指の腹からにゅういと
しぼりだされ
自然な形が出来ていく
少し不格好な佇まい
流れる時間と整う気持ち
優しい炎と温かい気持ち
山の向こう側で煙がもくもくと
空 ...
七色を越えて
どれだけのカラフルを
かき集めても
足らないくらい

あなたで
溢れてた

町の外れの コンビナート
しなびた階段
幾重にも伸びた
冬枯れの 枝の先に
天使が ...
血が出るわョ
覚悟がございまして?
唇とクチビルを
グサリと繋ぐ
アタシの
スティール製のディープ・キス

ガッチャンコと
家内制手工業的に
繋がれる
アナタとアタシ

そうね ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
瞳のように触れる、君へ。青木怜二自由詩316/11/7 22:07
【歌詞】アシッドブルー八雲みつる自由詩116/11/7 20:41
ことばあそびやまうちあつ...自由詩5*16/11/7 19:05
水宮うみ自由詩1*16/11/7 17:28
生まれたての詩シホ.N自由詩516/11/7 17:11
輝夜レタス自由詩016/11/7 17:06
衣替えminomi俳句3*16/11/7 16:50
C’est finiレタス自由詩116/11/7 13:31
水嶋達也のすべて。TAT自由詩316/11/7 12:08
ゆるす吉岡ペペロ自由詩116/11/7 8:37
みどりごの海もっぷ自由詩1216/11/7 2:20
フルメタルスターダスト差羽ナガレ自由詩016/11/7 1:59
蝶の骨はるな自由詩216/11/7 0:56
てんちゃんのこと散文(批評...116/11/7 0:27
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨北大路京介俳句216/11/6 23:23
蝉を喰う人と観ている墓地の空俳句016/11/6 23:23
あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉俳句216/11/6 23:23
笑顔ケカ自由詩116/11/6 23:14
ステーキ花形新次自由詩116/11/6 21:50
司馬遷はいるのか吉岡ペペロ自由詩116/11/6 21:48
口癖についての不思議りゅうのあく...自由詩1*16/11/6 21:35
ひかりたい水宮うみ自由詩2*16/11/6 21:31
あいつはあれから番田 自由詩116/11/6 20:49
無題a_ya自由詩316/11/6 19:13
廃線夏川ゆう俳句116/11/6 16:34
マーブルは静かにとけていく葉月 祐自由詩6*16/11/6 16:08
みかんのきせつ村乃枯草自由詩9*16/11/6 13:27
器をつくる灰泥軽茶自由詩416/11/6 12:28
葬列藤鈴呼自由詩3*16/11/6 11:36
キス、ホッチキスまいこプラズ...自由詩4*16/11/6 10:45

Home 戻る 最新へ 次へ
1494 1495 1496 1497 1498 1499 1500 1501 1502 1503 1504 1505 1506 1507 1508 1509 1510 1511 1512 1513 1514 1515 1516 1517 1518 1519 1520 1521 1522 1523 1524 1525 1526 1527 1528 1529 1530 1531 1532 1533 1534 
加筆訂正:
口癖についての不思議/りゅうのあくび[16/11/7 21:28]
推敲
/水宮うみ[16/11/7 18:26]
いっぱい修正してすみません!
ひかりたい/水宮うみ[16/11/6 21:41]
いっぱい修正してごめんね!
フレンチトーストとピアノ弾き/りゅうのあくび[16/11/6 15:12]
推敲
フレンチトーストとピアノ弾き/りゅうのあくび[16/11/6 13:32]
推敲
4.15sec.