名もない詩人の
名もない歌を
名もない人が読むだろう
感想は言わないだろう
いいや、言えないだろう
言葉ではないものが
深いところに旅立った後だから
名もない宿のソファには
青 ...
ミッションの合間に 、ウォツカで居眠りする
宇宙飛行士の寝息が
聞こえる
冬空の下
震度2弱で
きっと倒壊するアパートメントで
きみのお腹に手をあてると
豊かなかわいい水の流れを ...
今日の朝食にトースト
さっさと食べて出かけよう
新聞の間から見つけたものは
裏白の広告
食器のかわりに使いますよ
めったに見ることのない裏白広告
...
わたしたちは 同志じゃなかったか
つやつやとひかる夜空の月をつまんで椀に入れる
愛のような何かを信じて生き続けた
蔓延る雑草のようにありふれて強く
そしてたやすく引き抜かれるものを
...
朝霧の川面に白鳥が数羽
水は緩やかに流れる
この世の絵の具では表現できぬ
この景色なり
ああ なんという世界
うたたかの夢
まどろみながら
さまよいながら
...
ほどけて蜘蛛になる陽の前を
光の葉と穂がすぎてゆく
海に沈む
巨大な一文字
古い風はさらさらと崩れ
胸像の庭を埋めてゆく
誰かが居るようで居ない揺れ
家と家のはざ ...
お鍋ばっかり作るのは
会話の無いのをごまかすため
互いの箸を受け入れる
それが暗黙の譲歩
冬はいいよね
寒いの一言でなんか言った気になるし
窓の水滴が答えに見えてくるし
外から見 ...
夜のいない街にいて、なかなか眠れない。
この街の中心に、夜を壊すわたしがいて、
夜を壊す音が鳴りつづけ、静寂が訪れない。
街は、一日中真っ白で、誰もいないなにもいない部屋だ。
ある日、わた ...
恨み つらみ ひがみ 妬み
――鏡――
強み 弱み 夢見 悩み
――鏡――
痛み 睨み よそ見…クシャミ!
――鏡――
女神 萎み たるみ くすみ
― ...
ローマ皇帝でもさ
なんとかアヌスって名前は
嫌だなって思うのよ
歴史の授業で
笑われたり
女子が顔を赤らめてたり
してそうじゃん
まあ帰国子女の
カワイコちゃんが
良い発音で
...
凍り付いた空気
死の残音が振動する
メリリ メリ カックーコン
白い息の中
鼓膜が震え
身がすくむ
不確実な世界に確実な死の世界
都会の死に人の一期一会
屍の山 山
...
山上でバルボアが咆哮する
風と共にやって来る
ウェンディーを迎えるために
登山して来たのだ
見下ろせばダムが
水を満々とたたえ
香りを放つ竜が潜む
これから三千世界へ
行こうとするバル ...
背中を押してくれる人が居なくて
公園のブランコに置いて行かれた
こんな時は世界が止まれば
早く身長を伸ばして欲しいと
留守番電話に吹き込んでやろう
ぶるぶるぶる
スマホが震える
通知バーには何も無い
あれ、と思い
通知バーをスワイプしてみる
やっぱり何も無い
メールもねぇ
LINEもねぇ
夫婦仲が冷え切ってるから仕方がねぇ
それ ...
猫でも
星の王子様でもないから
突然 行方不明になったり
ふらりと舞い戻ったり
渡り鳥に話をつけて
よその天体までひとっ飛び
旅してみたりもできないし
自ら死期を悟る事も
でき ...
本日は晴天です
雲ひとつない快晴です
快いほど憎らしい青空です
本日は晴天です
空は飛んでゆくところでしょうか
空は堕ちてゆくところでしょう
本日は晴天です
清々 ...
児童、制御装置は茶道しなかった
その代わりにユメ、爆発装置が痴爆し、
乱れた声帯は絞められた着物を
逆再生にチギリ、
バラマイタ、、
アクる日の夕方、
まだ煮え切らない泡は
美しい器 ...
となりでこんこんとねむっている君は
いま、夢の旅のどこらにいて
どんな風景を見ているのだろうか
空を飛んでいるのかな
くらい深い海に潜っている?
なにしろきみは獣だから
草原を走ってい ...
華麗な美しさで コーヒーをつつみこむ
ボーンチャイナの銘陶たち
マグ ノーマル デミタスと
姿をかえて寄り添う
コーヒーのパートナーは
ウェッジウッドとロイヤルアルバートの
可否道 ...
なめると息がすこし透き通るのが夏なら冬はなんなのだろう。きみの肌、しろくて少し怖かった。わたしたちのセックスは不定形、終わることをわかっていながら望むことは、わかってて驚くドッキリみたい。ねえ起きて。 ...
敗れた人に会った
敗れた選挙区で会った
敗れたときとおんなじ
白髪と皺だった
考えなしで原宿
スーパー帰りにアイオワ州
女子大生と研修生それぞれ
グラス傾けた(研修生は夫とね)
やっぱ ...
寒波が孤独と手をくんで
夜と星がふるえる
色おちした布団のなか
小さなぬいぐるみのようにつつまれながら
大きなぬいぐるみにつつまれて
ねむる
小さなぬいぐるみをつつみこむように
...
暗いトンネルを歩いている
はるか彼方に光が見える
這いつくばって前に進む
出口に向かい肘をつけ膝を擦りむき前に進む
何時トンネルに入り込んだのか分からない
気が付いたら真っ暗な世界を歩ん ...
滑らかな肌に温かい指先
抱擁して温もりを感じあう
白い月が震えている
水が形を変えてゆくように
貴女の身も心もすり抜け
透明な感覚と喜びをえぐる
白い月が漂い揺れる
白い ...
しろい風がふく
ふくふくとしたてのなかで
やわらかに睡蓮のはながまどろう
ひたひたとあしがすいめんをとらえて
やわしく飛翔す
すいめんとおくのそのさかい
あたしはそこに ...
酩酊をしている
ふりつもるゆきのはな
わたくしがどんなにほれようと
あなたはふりむいてはくれぬでしょう
あかいゆびさきひたした澄んだ湯のおくに
こごえたなみだがひとつぶひかり ...
蝶番の語源は、蝶の番
蝶番から、蝶がひらひらと生まれ落ちる
消えた戸の先
そこには、日本庭園が広がり
お池や、筑山、庭石に
水の流れを
滝を模し、
石を組立て
四季折々を表 ...
ぶなしめじ
響きが好きだ
声に出して
脳内で囁いて
ノートに書き殴って
タイピングして
予測変換して
ぶなしめじを愛でる
ぶなしめじ
キモ可愛いよ
ぶなしめじ。
最低限あればいいよ
衣食住があればいい
アソコを隠せて
餓死しない程度に食べて
雨風を凌げれば
それで
愛だの恋だの
望むべからず
今ある生を謳歌しようぜ
先を見たって、そこにあるも ...
勿体ぶった言い方をしているが
要は尿管結石なのである
正確には
大きめの石が
内臓(ここでは尿管)にあって
死ぬほど痛いので
助けて下さい
という意味だ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
nobody John
やまうちあつ...
自由詩
4
17/1/12 10:09
ラブチュッチュ
末下りょう
自由詩
4*
17/1/12 3:09
新聞広告に裏白広告紙
佐白光
自由詩
2*
17/1/11 23:59
汁粉
はるな
自由詩
6
17/1/11 23:13
天路歴程
星丘涙
自由詩
4*
17/1/11 22:45
ひとつ 無言
木立 悟
自由詩
3
17/1/11 22:39
冬の夜
朧月
自由詩
6
17/1/11 20:17
夜に灯っている
水宮うみ
自由詩
6*
17/1/11 19:24
女神と鏡
ただのみきや
自由詩
7*
17/1/11 19:10
ローマ皇帝
花形新次
自由詩
0
17/1/11 19:04
死の残音
星丘涙
自由詩
2*
17/1/11 17:53
三千世界(三千大千世界)
間村長
自由詩
2
17/1/11 17:47
神様
ミナト 螢
自由詩
1
17/1/11 17:00
謎バイブ
たいら
自由詩
3
17/1/11 14:32
薔薇の傍に (サン・テグジュペリ氏に敬意を表して)
Lucy
自由詩
17*
17/1/11 14:02
本日、晴天なり
中原みのり
自由詩
4
17/1/11 12:59
添う憑依、微々たる湯炎の中で。
狩心
自由詩
2
17/1/11 10:37
あまい雨
田中修子
自由詩
5*
17/1/11 8:10
可否道その3
st
自由詩
3*
17/1/11 5:18
にゃーんぱら
初谷むい
短歌
7
17/1/11 1:48
鳥越&ヒラリー「敗れても好きな人」
花形新次
自由詩
1
17/1/10 23:54
ぬいぐるみ
本田憲嵩
自由詩
5
17/1/10 23:50
トンネルを抜けると天国だった
星丘涙
自由詩
5*
17/1/10 22:41
白い月
〃
自由詩
5*
17/1/10 22:33
風
水菜
自由詩
2*
17/1/10 22:26
酩酊
〃
自由詩
1*
17/1/10 22:18
てふつがひ(蝶番)
〃
自由詩
2
17/1/10 22:09
ぶなしめじ
たいら
自由詩
1
17/1/10 21:22
ミニマム
〃
自由詩
2
17/1/10 21:18
大石内臓助
花形新次
自由詩
2
17/1/10 19:01
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
1497
1498
1499
1500
1501
1502
1503
1504
1505
1506
1507
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
加筆訂正:
奥さんあなたが嫌いです
/
ただのみきや
[17/1/10 20:24]
「動き」を「所作」に変えました。
4.67sec.