しゃがんで路をたどる 海岸線に沿った国道を二人歩いた
何処まで続くのかおれは知らず
お前が指さす方向を
トボトボと歩いた

波濤に向かい立つ釣り人の釣果は
50㎝ほどの石鯛だった
豪勢な食卓を飾るだろう

...
あの夏
潮の香りが漂う蒼い夜に
渦巻く星たちに包まれていた
蘇る遠い記憶を手繰り寄せれば
遠くから潮騒が聞こえてくる
燃え盛る太陽は凍り付き
熱帯夜に線香花火が燃え落ちている
私は水平線 ...
      むせ返る 土曜日の落日前
       街なかの みすぼらしい 
       原っぱでは 飽きもせず
      黄ない喊声が渦まいている
          なんで そんなに
...
 不思議なことが2つあった。ひとつは政志さんが放ったソウル・ストリングが拘束したのは、柏木の右腕だけなのに、柏木の動きが鈍すぎること。まるで体全体が縛られているかのようだ。もうひとつは政志さんが放って ... わたしに
猫の眠りをください

おもては雨が降っていて
いきものがあまやどり

どんな希望も絶望も
持ちたくはないのです
いまは

どうか
猫の眠りをください

長靴みたいな ...
風の吹く丘に立ち
君の帰りを待つ

腰の抜けた生活は辞めて
君のがっしりしたお尻に縋り付いてゆこうとおもう

触ると怒られるが大好きなヒップだし
もう怒った顔が可愛い歳でもないが
それ ...
私とあなたで奏でる音楽
あまりにも乱雑な歌詞と
荒々しいリズムで
全ての人達の反感を買った

自転車に二人乗りして
今日一日を生きる為に
破り捨てた原稿の山を語り合う
私はあなたの足元 ...
たしかに揺らいだのは僕だった。
苔生したにおいのするドレスを
ひらひらと泳がせながら
貴女の側に寄ったのは僕だった。
びっしりと生えた鱗を剥がすみたいに
貴女の過去を一枚、一枚
解きほ ...
ただあなたのことを考えている



きっかけのないノートの落書きがあなたに似ているような 、あてどもない
身勝手な線



だしそびれた手紙を机の引きだしにしまい
朝を待っ ...
会いたい
ただ会いたい
それだけでいい
ただ会いたい
ただそれだけ
それだけでいい
会いたいだけでいい
ただ
会いたい
ただ
それだけ
会いたいだけで
それだけで
いいけれど ...
君がお星さまになって10ヶ月
もう私の中で君は過去になってしまった
君がお星さまになる最後の数日だけが
君との記憶になったようで
思い出す姿は痩せた小さい君。
だけど不思議と
あの時の君は ...
日付けようのない、濡れた手紙でも
生きていれば、きちんとした
差し出し方を思い出せるという意味の
薄さ

わたしの指の腹で縁どられた
限りない不透明(のりしろ)
できあいの
夏の日の明 ...
君とぼくの
関係はとてもブルーで
誰も寄せ付けない
サファイアのようでいて
実はとても崩れやすい
硬度のバランスに生きている

ルビー色のカメリアが咲いたら
少しは暖かくなるかも知れな ...
ささの葉がささやく夜にうちあけるほんとはねほんとはねほんとは


ごほんといったら流星群ごくんとのんだら甘い夜のあまのがわ


願いはせつないはなしはなしにしてふたりで食べる熟した ...
ママは戦火の中で僕を生んだ
戦闘機の轟音が子守唄だった
気がつけばママは居なかった
僕は人殺しの道具で遊び
何時もお腹をすかしてた

僕等は戦争しか知らない子供達さ
平和なんて言葉も意味 ...
あぁ…
なんということだ
こんなになってしまって
君は渇ききってしまったんだね
ただ
残された救いは
石綿の包帯に包まれ
没薬の香りと
薔薇に抱かれて
暗い石室に
眼を閉じた
静 ...
むこうみずな青いちめんをあおぎ、すっぱいドロップを口に頬張る。すべりこみセーフしたかと思ったけど、アウトになっちゃって、セブンブリッジをダウトして、ドロップアウトだけはしたくないので、ドロップ ... 正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン 寂しいが死にそうにない 人参を齧るピーターラビットと僕 筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸 君が通りすぎたとき
羽根が一枚落ちた

真黒な羽根は美しく
光を放つほどだった

僕は心配したけれど
君は痛みを感じていなかった

僕が羽根を拾い上げても
君は驚きもしなかった
...
神経網が
少しずれて
自己は混沌の
なかに居た

可笑しなことが
次つぎ起こる
時間の前後さえ
あやふやに

脳信号の変電
神経系の情報処理の
あり方による
世界の在 ...
熱の青だ、光の熱だ、太陽の爆発だ!

何という日だろう
用水路沿いの緑、生い茂り
 艶やかてらてら
木漏れ陽、歩道の日陰に
 懐かしい余韻ゆらゆら
揚羽蝶、不意に眼前を
 華麗に舞い飛 ...
ティッシュが扇風機の風でゆれている
少女の洋服に醤油の染みがついている
母は気付いていても知らんぷり
洋服の中へ風をおくり込む少女

窓に雨の雫がしがみついていて
少女は真似して壁にへばり ...
美味しければなんだっていいんだろう
どんなに頑張って作っても
美味しくなかったらしかめつら
怒るよ

はい肉まん食べてください
美味しいですか?
尋ねるまでもないでしょう
美味しくって ...
綺麗な涙と笑顔に包まれ 君は産声を上げて生まれ
いつか花を添えられ 僕も知らない場所に還ってく
その間にどれだけの人と 出会う事ができるだろう
触れた温もりを忘れずに 何処まで行けるだろうか
...
見慣れないスカーフを胸に
少女になり
出て行こう

テーブルの上には、昨日までの私への さようなら
きっかけは
太陽と星とがイーブンなのよ
テニスの試合でいうなら いままさに 
ラブ  ...
もう終わってしまったのか

傷だらけの心ひた隠し

歌ってみても

心には響かない

生きる術をなくしてしまった

存在しているだけの歪んだ心は

現実を捉えることはできず
...
幼稚園児たちは楽しそうに
短冊に願いを書く

綺麗に飾って
七夕の雰囲気が出てきた
天気も晴れてくれた

七夕の紙芝居
その輝いた世界に
引き込まれる幼稚園児たち

七夕まつり毎 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
レタス俳句116/7/8 19:22
海岸通り自由詩3*16/7/8 18:35
思秋期星丘涙自由詩4*16/7/8 15:48
蘭月(一)信天翁自由詩216/7/8 14:54
Miz 18深水遊脚散文(批評...016/7/8 14:40
猫の眠りやまうちあつ...自由詩316/7/8 12:51
花形讃歌梅昆布茶自由詩316/7/8 12:44
友情xx陽向自由詩216/7/8 11:28
金魚草梥本 サハラ自由詩116/7/8 6:28
来るものDFW 自由詩2*16/7/8 1:39
会いたい坂本瞳子自由詩016/7/8 0:46
レオ 2自由詩2*16/7/8 0:42
日付けようのない乾 加津也自由詩6*16/7/8 0:03
レタス自由詩116/7/7 23:20
たなばただからたなぼたじゃないよ星に違いを 阿ト理恵短歌316/7/7 23:10
戦争しか知らない子供たち星丘涙自由詩6*16/7/7 23:09
木乃伊レタス自由詩216/7/7 22:52
彼方からの手紙阿ト理恵自由詩4*16/7/7 22:41
正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン北大路京介短歌1*16/7/7 22:28
寂しいが死にそうにない 人参を齧るピーターラビットと僕短歌016/7/7 22:28
筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸短歌116/7/7 22:27
君の欠片坂本瞳子自由詩2*16/7/7 18:43
七年目の命シホ.N自由詩2*16/7/7 17:13
夏〇地球生命体(改訂)ひだかたけし自由詩516/7/7 15:51
ゆらゆらxx陽向自由詩116/7/7 15:05
肉まん自由詩016/7/7 15:05
一期一会〜この出会いに感謝して〜颯太@自由詩0*16/7/7 13:00
渇くるるりら自由詩8*16/7/7 10:53
もう・・・星丘涙自由詩2*16/7/7 9:42
七夕の光夏川ゆう自由詩116/7/7 5:21

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加筆訂正:
流れる/ただのみきや[16/7/7 22:40]
誤字直しました。
4.13sec.