私は、もがいてる
本当は、誰も責めたくないし、
私も、責めたくないから

愛情を与えられなかったから、わからないから、
人に与えられないなんて

ただの馬鹿だと思う

自分に言い聞か ...
その包み 「マクス」と書かれし あなたの老い憂う 背景は青い空
振りかざした銀の刃が
鈍く輝く

血飛沫が舞うことはなく
舌舐めずりする猫が忍び寄る
鳴き声を漏らしもせず

実に無様な冬の真昼
風が冷たく吹き荒ぶ
太陽の欠片は覗き ...
庭の柴木の陰に
たくさんの夜がこぼれていた

薄い産毛の生えたまだ若い夜から
硬く曲がった血と血の夜から
とりどりの夜が
折れて重なる か細い枝の隙間に
埋まっていた

空の低いとこ ...
ほしいものなんにもないの 軽いなと言われて笑ってしまったりする

大勢の中で二足で立っていてえらいわたしは。 ここどこですか。

なんにもいらないそれは苦しいおもっているだけでみずのな ...
帰るべき土地などあったのだろうか
求めるべき栄光などあったのだろうか
いま一年が黒い太陽のように
水平線に沈もうとしている
呼び止める声など一つもないのだから
黒い太陽とともに沈んで ...
水面に映る醜い顔を見つめ何時も悩んでいた

月夜の晩は表情のない仮面を被り

彼女と踊る

カミングアウトできない素顔に悩み続け

今夜もその顔をひた隠し踊る

しなやかさも体の切 ...
血しぶきに染まるバットと枯芙蓉

年越の蕎麦を詰まらせジジイ逝く

いつもより粘りけ強い餅食わす

寝た切りに冷水浴びせ冬の虹

襟巻の跡が鮮やか絞殺体

春を待つジジイの望み鉈で ...
私に向かってはずっと閉ざされている扉があり
どうやら世界と呼ばれるもののほとんどは
その扉の向こうにあるらしい

私はここにいて扉を見ている
扉の向こうにいる人たちについて思いをめぐらす
...
祖母の喫茶店では
スティックコーヒーを客に出す
食事のメニューは
近くのベトナム料理店のものだし
自慢の紅茶はどこか酸っぱい
ゲートボール日の店番は私
お客さんは足の悪い染吉さんだけ

...
確執は、積み重ねられていくもの。そして、対等でなければいずれ歪むものです。無理した側が歪む。お互いをわかり合えると思うのは結局は幻想です

無理した側は、歪み続け、最終的に自らを殺してしまう。
...
僕がワイフにカチンと来ることは
いつでも小さなことです
昨日もそうでした
「アナタ、これに(酢の物)砂糖入れる?」
「入れない」
(実はワイフは砂糖が全くダメな体質なのです)
そして出てき ...
膝まづいて泣きながら
命乞いをする男の右腕に
金属バットを一閃し
グギリと二の腕の骨が折れ
それが皮肉を突き破って
飛び出した様をしげしげと見る
男は痛みと恐怖で
糞尿を垂れ流しながらも ...
 しんと静まる世界に
 取り残される
 眠れないわたし
 あなたのいない夜に
 眠り方すらわからない

 そっと吐き出したネクタリンの皮
 大人になりきれない
 切れ端のわたし
...
かなぐり捨てたいのは
なにもかもだ

こんなちっぽけな
すべてだ

出かかって言えなかった言葉を
無理してでも吐き出すように
嗚咽に紛らせて誤魔化さず

世界の片隅から
あらん限 ...
青い猫を撫で
煮干しをひとつやった
彼はゴロゴロと喉を鳴らし
ぼくを猫の都に連れて行くという

彼は人では駄目だから
何かを被れという
ぼくは夏祭りに買った狐のお面を
こめかみにステン ...
おれの詩は 親離れがはやい
大事にしていたつもりだが
ここぞ、という夜
彼は 彼女は もういない
残された
余白だらけの置き手紙
不良だ。
つけた名前が
気に食わなかったのか
...
ひとは
ひとりでに
悲しくなったりしない

ひとりでに
消耗したりもしない

誰かがいるから
誰かがいたから
ひとはその作用をうける

ひとは
ひとりでに
尖ったりし ...
現れた虫を新聞で退治する言葉は一瞬暴力になる もうがんばれない
君は泣く
がんばりたいのに
君は泣く

がんばるなんて言葉が
なければいいのに
私はおもう

いろんなことがわかってくると
言葉がどんどんだせなくなる

ひと ...
捨てられた枕木の朽ちた裏側
温かく湿った光の無い世界で
無数のイキモノが暮らしていた
姿は見えないが互いの蠢く気配を感じながら

ある日ひとりのナメクジとひとりのミミズが行き当り
互いの粘 ...
汚れきったダイヤモンドを
土の中に隠し持って
ひたすら澄ましていた
ずっと澄ましていた
不自然な清らかな微笑みを
見抜かれぬよう
震えていた長い冬
誰かがきっと待っていたのだろう
無条 ...
私が子供の頃
横浜銘菓と言えば
ありあけのハーバーだったが
今どれだけの人が
この素晴らしい
お菓子のことを
想うのだろう

戦争するのに
奇襲攻撃が
良いの悪いのなんて
どうで ...
◯年を取ると
夫婦喧嘩する元気もなくなる
おだやかになったのじゃない

◯年を取ると
二日酔いする元気もなくなる
酔っぱらわないうちに帰りたくなる

◯年を取ると
悲しむ力もなくなる ...
「楽になりたい」
「楽になりたい」
と口癖のように言っている
おばあちゃんがいる
長生きも楽じゃないようだ
「おばあちゃん、楽になるのは
まだ先だよ」
と言ったら
笑っていた
十二月のかっこ悪い枯草は
ほんとうは五月の潔い白い花になりたかった
五月の野のきらわれものの生命力の強さは
ほんとうは秋祭りでこどもに愛されそれっきりの
林檎飴になりたかったの
わたしは
...
光の柱に指を寄せ
確かめながら触れてゆく
光でも水でもあるかたちまで
幾度も幾度も確かめながら


芯には幼いものたちが居て
はじまりを忘れてははじまってゆく
水と光の ...
インクの香る雨の朝だった
新しく買った文具の手触り
僕はパイロットになった気分で
ボールペンのキャップを外した時
どこへでも飛んで行けると思った
 忘れ去られた思い出を戸棚の中から取り出してじっと見つめる。
 淡い色に変色したノートや書籍。
 どこの国の物か分からない人形。
 出し忘れた葉書。時を刻まなくなった時計。

 遠い記憶 ...
手で
顔を覆って
神に祈りたくなる

Oh my God

私は二人いる

犯して
裁いて

気が狂いそうだ  
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
課題水菜自由詩3*16/12/29 20:37
年老いた母ちゃんへSyuiti...俳句116/12/29 19:29
冬景色坂本瞳子自由詩1*16/12/29 18:58
庭の柴木の陰にオイタル自由詩11*16/12/29 16:44
初谷むい短歌516/12/29 16:43
年末葉leaf自由詩216/12/29 15:38
仮面星丘涙自由詩0*16/12/29 15:34
さわやか句会1花形新次俳句016/12/29 11:54
塔野夏子自由詩3*16/12/29 11:53
part timer albatrossmizuno...自由詩216/12/29 10:28
確執水菜自由詩1*16/12/29 10:06
僕がカチンと来ることzenyam...自由詩116/12/29 9:37
冬の高校野球花形新次自由詩016/12/29 5:21
あなたのいない夜に霙小町自由詩016/12/29 2:11
肩透かし坂本瞳子自由詩2*16/12/28 23:45
白日夢レタス自由詩316/12/28 23:25
余白だらけの置き手紙もり自由詩4*16/12/28 23:21
ひとりひとり、ひとつひとつ千波 一也自由詩216/12/28 23:16
短歌です水宮うみ短歌016/12/28 23:11
ホットコーヒー朧月自由詩216/12/28 21:54
ぬめぬめただのみきや自由詩5*16/12/28 19:35
死の中で生きる星丘涙自由詩5*16/12/28 17:11
リメンバー、ありあけのハーバー花形新次自由詩016/12/28 17:06
年を取るとzenyam...自由詩116/12/28 15:31
長生き自由詩016/12/28 15:13
神さまあなたはもっぷ自由詩116/12/28 11:05
夜鉱街木立 悟自由詩416/12/28 8:59
夜明けミナト 螢自由詩316/12/28 6:47
見つめるヒヤシンス自由詩12*16/12/28 6:04
自己裁判ガト自由詩5*16/12/28 4:36

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