窓から覗いた二つの目が遠く潤んでいる。
 心は情景に溶け込み白茶けた街はとても静かだ。
 まるで初めて見るかのようなその街の光景はどこか異国の匂いがする。
 灰皿の上では吸いさしの煙草が紫 ...
古くなった地区は取り壊されて
再開発が急ピッチで進む

その繰り返し
老朽化が進めば
やがて崩れてしまう

街が様変わりすれば
どんな店があったかわからなくなる

お洒落な街に変わ ...
冬すずめ棺の道に轢かれおり


冬の夜ペンキ塗り立て触りたし


冬日向ページは確か二十八
濃くなる空
廃道には沖からの風
タイヤのない廃車
不可能な旅
消え去った日々
揺れるブイ
昔みた黄色いアドバルーン
多分、二足歩行するまえの記憶
今朝の愛についての討議
鮫と鯨みたい ...
ある日一人の自称詩人が死んだ
すると4人の自称詩人が連絡を絶った
恐らく4人は二度と帰って来ない
その結果、クソつまらない自称詩が
4作以上投稿されなくなった
なんて清々しいんだ
この勢い ...
冴えない中年のおっさんが
原稿用紙を片手に
ステージに上がって来て
意気揚々と春日八郎でも
歌うのかと思って聞いていたら
ド素人丸出しで
クソつまらない自作の自称詩を
読み出したので
...
自然のなかで生まれる音色、揺れる景色に詩のはじまりをみる
動物たちの会話は詩の形をしていて、
詩人が居なくたって、世界には無数の詩が飛び交っていることに気付いた
陽の光を浴び、風に揺れる世界 ...
少女は米国国旗柄のカイトを揚げて
LAの隣町の小学校の凧揚げ大会で優勝した
どうでもいい顔をして校長先生からみんなの前で表彰される
もうはずかしくて居たたまれず消えてしまいたかった

学校が ...
瞳力(めぢから)で 夏の夕空 かき混ぜて
 神様困らせ 得意顔です

夏若く 光静かに 輪を帯びて
 見えない形 胸につわりて

朝焼けに 落ち着きなさいと 諭されて
 泣くな嘆くな 我 ...
      ――その右手の残酷は、あの左手の歓びである。


  ロマンティックな挽き肉



きみは、いま静かに床について居て
もうすぐ死んでしまうのだと、してみよう。でも、悪く思わ ...
やさしさは
限りなく汚れた
命の流れの中枢で
まっすぐ彼方へと向かう
限りなく清潔な
祈りのまばゆいかたち

やさしさは
常に虐殺されている
それでも残り続ける
命を超えたもの
...
とてもかなしい事件があって
きいているだけで涙がでた

小さい赤ちゃんが両親に
ウサギの檻にとじこめられ
弱って
死んだ

ニュースに耳をふさぐわたしにきみが
これから大切なのはこと ...
一夜漬けローマ帝国建ち滅び

答案に書けない思い暗記する

サボタージュ単語帳から探す空

積乱雲みあげる窓辺テスト中

コツコツと鉛筆刻む残り時間

落書きがみえて「イ」に○つけ ...
エスカリエの沈黙・試論


、林檎を齧りながら
 本を読んで いました。

そして、静かに、

 手を伸ばせば取れるほど
 真近かに
 林檎は
 赤く光って いました。

今 ...
ユーザー一覧に
ずらっと並んでいる
クソみたいなハンドルネームを
プチッと押すと
押された奴は
24時間以内に
無惨な姿で死ぬみたいな

そんなスマホを与えられたら
朝から晩まで
...
ポストには結句の位置に私の名あなたのいつものブルーブラック


諦めの歌を詠み終え自転車で今日の夕陽を撮りに出かける


たばこ喫うわたしとたぶんたばこ喫うあなたのままで禁煙席へ


...
なめらかに、交差されていく いちじょとすじ
傘に入るのは、いつだってひとりきり 






救われたいのは甘えたいのは、他にも居たのにね ごめんなさいね 遠慮してたのね あなた 遠 ...
からっぽの毎日
からっぽの心


からっぽの未来
遠くの山頭 雪かぶり
溶ける気配の 無いうちは
家路の途中の その道も
一人歩きを 楽しんで

結露の窓辺に 気付かずに
雪の光に 照らされて
数多の本を 読み捨てて
溢れる知識は 何 ...
キタ

お前なんて待ってない

昇ってくるな



ブワ ぶわ。 プク

ぶわ コポ

ゴポポ

ゴぉ ...
さやかな水の流れを
逆にたどっていきます
かがやくあしたが呼ぶから なのに
なぜ逆に、とすこし不思議だったりします

どこまでも歩いていくうちに
真っ白かった靴が
うっすらと
やがて
...
こころの中に
たくさんのものを隠して

おとな、というものになる

たくさんの名前に埋もれて擦り切れながら

わたしは柔らかく小さい手だったことを思い出す


つみ木とスプーン
...
朝が死んでしまった日の夜
私は涙を流しながら台所で玉ねぎをむいていた

どうしてこんなことになってしまったのか
ただ真面目に生きてきただけなのに
どうしてこんな目にあわなければいけないのか
...
先細りを予告する山道へ分け入る
このまま進むと人生すら終わるかもしれぬというのに
愛車のアクセルは
足がペダルから離れるのを許さなかった

だから言っただろう
変わらないって

助手席 ...
いろいろに疲れて胸の穴がふさがりそう
だからページをめくります
詩がほしい

少しだけゆっくりと字を追って
あまりすきではないスタイルもかじる

頬がゆるんだら
心の穴も柔らかくなった ...
平和にしても
環境にしても
気候にしても
伝染病にしても
資源にしても
食糧にしても
一国だけでは解決できない中で
トランプ大統領は
国と国の間に壁を築こうとしている
世界は「南北」 ...
小川のほとり
その食堂は静かにたたずんでいた

サバの塩焼き
ニンジンとごぼうの天ぷら
だし巻き卵
ハムエッグ
ギンダラの照り焼き
とんかつ
アジフライ
メンチカツ
野菜炒め
...
この肌は しみも汚れも ありませぬ
 鉄砲百合は 花と咲きたつ

道問えば 梅雨の谷間の 眩しさに
 のそのそ歩く かたつむりかな

山の上に 光からめて 豊麗な
 風にくるまる 山藤の ...
脆弱な精神は
ただひたすらに
堕ちてゆく

硝子瓶の中
飛び出す気もなく
舞い続ける
澱のように

両の腕を翼の如くに拡げ
力なく曲げられた膝は
まるで駆け出すかのような
姿勢 ...
カラオケに行くと
何歌おうか迷う
昔のものから
最新のものまで
歌おうと思えば何でも歌える
みんなが知っていて
ノリがいい歌がウケるのも
知っている
しかし、そんな歌は歌いたくないので ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
再生の日ヒヤシンス自由詩7*17/1/28 5:36
変わる街夏川ゆう自由詩017/1/28 5:26
étude(冬三題)もっぷ俳句1*17/1/28 1:50
仮装して岸辺に末下りょう自由詩4*17/1/28 1:28
今年の目標花形新次自由詩317/1/28 0:34
背広のおっさんが朗読する自由詩017/1/28 0:21
詩のはじまり水宮うみ自由詩3*17/1/28 0:06
スプーン anemoneもっぷ自由詩217/1/27 23:24
短歌 7 秋までグロタン短歌2*17/1/27 22:04
《ロマンティックな挽き肉》ハァモニィベ...自由詩2*17/1/27 21:48
やさしさ葉leaf自由詩117/1/27 11:32
ウサギの檻から抜けて田中修子自由詩2*17/1/27 10:51
スクールデイズ 7深水遊脚川柳017/1/27 9:57
エスカリエの沈黙・試論ハァモニィベ...自由詩4*17/1/27 8:39
デススマホ花形新次自由詩017/1/27 8:29
雑詠五首もっぷ短歌217/1/27 5:29
メモ水菜自由詩117/1/27 5:08
平成29年1月27日(金)みじんこ自由詩117/1/27 4:42
寒道行進藤山 誠自由詩017/1/27 3:52
夜に太陽は何してる??。幽霊自由詩017/1/26 23:38
シャンデリアもっぷ自由詩117/1/26 22:47
キルトゼロハチ自由詩1*17/1/26 22:43
朝が死んだwakaba自由詩1*17/1/26 22:35
末松 努自由詩217/1/26 22:16
すきですし朧月自由詩317/1/26 21:53
反グローバル化zenyam...自由詩017/1/26 21:19
桜水食堂レタス自由詩217/1/26 21:10
短歌 6 夏グロタン短歌1*17/1/26 20:52
閉じ込められた夢の中で坂本瞳子自由詩1*17/1/26 20:40
選曲花形新次自由詩017/1/26 20:20

Home 戻る 最新へ 次へ
1463 1464 1465 1466 1467 1468 1469 1470 1471 1472 1473 1474 1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482 1483 1484 1485 1486 1487 1488 1489 1490 1491 1492 1493 1494 1495 1496 1497 1498 1499 1500 1501 1502 1503 
加筆訂正:
初秋/りゅうのあくび[17/1/27 6:58]
推敲
4.98sec.