いつの時代も
人は飛ぶことに憧れ
長い時の彼方から
語り継がれた、鳥類の夢
――DNAは体内で目覚めを待ち…
僕は羽ばたきたい
でも、翼は無い
されど往こう
モノクロームの ...
曇天に覆われた地平を
旅人は往く
遥かな場所から呼びかける
金の炎の稲穂等が
肩を並べて、かれを待つ
あのVisionの方角へ
薄い霧に覆われた
<幸福の谷>で
幻の羊等は草を喰み
牧場に響く
あの鳴き声は
昔の恋の傷口さえも
…そっと覆ってゆくだろう
桟橋の先に腰掛け、水に足を浸す
少しだけ、何かの一部になれた気がした
そのまま、いつか聞いた懐かしい歌を歌う
消さないために、忘れるために
ゆるやかに瞼を閉じる、その速度は
あの声が ...
雨女の君が颱風を呼び寄せる前に 忘れ物 ルシファーお前の本当のなまえを
ちっちゃな落とし物を捜している
言語の獲得はきみとぼく ...
耳の裏を掻くと
ぽぉろぽろと
何かが剥がれ落ちて来る
おいでと手を拱いた記憶は無いが
余りに可愛らしい角度で尻尾を振るので
つい見とれてしまった
そのまま明日の朝まで
ゆっく ...
首相にでもなったらさ
日本に不満を持っている人が
何処に行きたいのか聞いて
その人の希望通り
行きたい国に
届けてあげたいなって思う
もちろん渡航費用は日本持ちで
(その代わり、戻って来 ...
コンセント抜けております蝉時雨
目的の店は休業蝉時雨
蝉時雨隠し切れない隠し味
所謂テロ集団のひとつで
自爆テロを得意とする月組
ハイジャックテロを得意とする星組
銃乱射テロを得意とする花組
等で構成される
リーダーはオスカルと名乗る男装の麗人で
腹心としてアンド ...
【作品の前に】
シャンソン「枯葉」の歌詞作者 詩人プレヴェールの詩『夜のパリ』という作品の前後の
物語を詩にしてみようという企画がありました。
プレヴェールは第一次大戦、第二次大戦を経 ...
160811
古くさいジャズを聴きながら書いている
ベースの音がボンボンと盆踊る火炎瓶
サンバのリズムと喧嘩したいのかと
いつもの買い物に行ってみたのですが
...
彼女は美しかった。彼女は彼に出会い恋をして、結婚した。
職場結婚であった。私はそれを人づてに聞いた。
昔の私には彼女は救世主だった。特に何をしてもらったわけでもない。特に何をもらったわ ...
不安定で不均衡な心は
やじろべえのように
いつまでも揺れている
やじろべえのようにって
もっと他の言い方ができないものか
風見鶏とか
微動し続ける振り子とか
言葉を飾り立てようと ...
言葉にすると
すべてが嘘になってしまいそうで
だから黙っていようと
心に決めたあの日は
もう遠い昔のことだけれど
今も鮮明に残っていて
一瞬が永遠のようで
一歩も踏み出せずに
このまま ...
どす黒い怨念に
まみれに
まみれていて
幸せそうな人間を見ると
内心「死ね、死ね、死ね」と
思っているくせに
表面的には
歯が浮くようなことばかり
言いやがる奴らを見ると
タマキンが ...
おーい と
夢が呼んでいる
稲のなかで
緑色が発酵していく
背中の真ん中をいく夜を追って手が伸びる
それを愛撫と呼ぶかもしれなかった
世界の稜線に
日が沈む
ぎりぎりと 音 ...
たましいよ叫べ
美しさを捨てて
醜さを追わず
叫べ
真っ裸晒して
己が源に叫べ
脈打つ
沸騰する
胎児たちよ
ぜつぼうの前に叫んでくれ
これが生命だと叫んでくれ
...
生きる理由をかぞえている東京の部屋で
だけどつらいと泣いてる独りに
ふと友人からの一通のメール
一枚の花の写真に、添える言葉はなく でも
君はこのさびしい堂堂巡りに句点を届けてくれたんだよ
...
黒い、毛の長いねこを飼っていた
みんなもらわれて
のこった一匹は
白くないしオスじゃなかったけど
玄関に出てきて見上げた
ママに「飼おうよ」って言った
味付け海苔がだいすきで
...
手をにぎれない時も
手をつかめない時も
手ごと切り取ってしまう時もあるよ
人と人は分かり合えなくて
凹凸がぴったりはまっちゃう人と人なんて
本当に少ないと思うんだ
説教はできな ...
真夏の早朝に自転車で出かけると
涼しい風に包まれて
季節はもう秋になっている
こんな人気の少ない秘密の時刻に
秋はこっそりと訪れていた
季節の交代はこのように
少しずつ順を追いなが ...
はるか昔の 虚数時間がながれていたころ
すべては逆に動き 手をはなすとボールは山を登り
空間は七色の虹のようにみえていた
(うまれる前の記憶が 虹色のなかで ...
公園のベンチで鳩にパン屑をまき
ピースする
一応鳩も平和そうにしてる
平和が鳩に見えることはあっても鳩が平和に見えることはない
良いお天気
アトムみたいな寝癖がほしい
鳩の胸がピー ...
春にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね
夏にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
最後の ...
ふゆ
まっ白い雲のうかぶ空は
あおじろい怒りの気配
をたたえ そ
の
下を
煮えきらず
あるいていた
手に
侃々とたぎり
鳴る鍋は なく
白い白い
雲は浮かぶのが
「自由」と ...
遠い夏
街で見かけた少女
名前も
どこに住んでいるかも
知らないで
ただ精一杯
目で追うことしかできずに
それっきり
夢で逢えたらと願いながら
叶う事もなく
今日(四十年後 ...
生きていても可哀想
やさしい人が
やさしい気持ちで
そう思った
そう思った手前
やさしい人は
責任をとって
殺人を決行した
言うだけ人間は良くないから
えっ?そんなの ...
ナイアガラの滝を見ても
グランドキャニオンを見ても
移動するカリブーの群れを見ても
そりゃあ、こんな景色、地球のどこかにあるやろ、
そんなこころしか湧いてこなかった
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥のひと
服部 剛
自由詩
1
16/8/12 21:52
呼び声
〃
自由詩
0
16/8/12 21:42
羊の声
〃
自由詩
1
16/8/12 21:38
サマータイム
八雲みつる
自由詩
0
16/8/12 20:38
忘れ物
梅昆布茶
自由詩
3
16/8/12 18:47
くえんさん
藤鈴呼
自由詩
1*
16/8/12 18:44
俺が偉くなったら
花形新次
自由詩
1
16/8/12 16:28
コンセント抜けております蝉時雨
北大路京介
俳句
3
16/8/12 13:42
目的の店は休業蝉時雨
〃
俳句
1
16/8/12 13:42
蝉時雨隠し切れない隠し味
〃
俳句
0
16/8/12 13:42
宝塚過激団
花形新次
自由詩
0
16/8/12 11:44
完全な闇---『夜のパリ』 プレヴェールに寄せて---
るるりら
自由詩
2*
16/8/12 9:22
こんな日が
あおば
自由詩
3*
16/8/12 8:42
ひそみに倣う
田園
自由詩
2
16/8/12 4:19
やじろべえ
坂本瞳子
自由詩
0
16/8/11 20:07
止まったまま
〃
自由詩
0*
16/8/11 20:04
タマが痒い
花形新次
自由詩
0
16/8/11 19:36
愛撫、稲のなか
はるな
自由詩
4
16/8/11 19:01
叫べ
田園
自由詩
1
16/8/11 18:32
ギフト
もっぷ
自由詩
7*
16/8/11 17:53
友だちのねこはどこ?
ともちゃん9...
自由詩
7
16/8/11 17:14
手と手をにぎってどんぶらこ
田園
自由詩
0
16/8/11 16:35
夏と秋
葉leaf
自由詩
1
16/8/11 7:32
七色の空間
st
自由詩
0*
16/8/11 6:48
ピース
末下りょう
自由詩
2*
16/8/11 3:28
なみだ暦
もっぷ
自由詩
2*
16/8/11 0:47
(なべ)
「ま」の字
自由詩
3*
16/8/10 23:05
少年少女
ただのみきや
自由詩
9*
16/8/10 20:08
やさしい人
花形新次
自由詩
0
16/8/10 19:37
旅の思い出
吉岡ペペロ
自由詩
1
16/8/10 12:55
1456
1457
1458
1459
1460
1461
1462
1463
1464
1465
1466
1467
1468
1469
1470
1471
1472
1473
1474
1475
1476
1477
1478
1479
1480
1481
1482
1483
1484
1485
1486
1487
1488
1489
1490
1491
1492
1493
1494
1495
1496
加筆訂正:
少年少女
/
ただのみきや
[16/8/10 20:59]
一連目最後の行変えました。
4.71sec.