紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
...
セルロイドの羽が
セピア色の大地に映える
セルロイドは叫ぶ
羽を開きながら
硝子は割れ
大地は傷付いた裂け目を哀しく涙しながら
一対の稲妻が突き刺さるように大地に刺さり
片方で電 ...
夜のとばりに彼女は歌う
恋人と喧嘩をした日は
シャンソンを
雨の降る日は
バラードを
街明かりも遠い川岸で
風に吹かれて歌を歌う

彼女は時々サックスを吹く
声のトーンに似た音色
...
目の前のものを見ていようと思う
目の前のものを見ていたいと思う
見ていたいと思いながら見れていないと思う
そうして気付く
必要なものほど遠くにあると思いたかったことを
そうして気付く
遠く ...
開けっ広げの空からもったり雲は垂れ
街を行くコートの薄い色味が流れて溶けた
――秋だと言わせたいのか
枯葉のようなボートに突っ立った
底の見えない 危ういバランスの

冷たく仰向けだった大 ...
 空は何色?

君にたずねる私は幼い頃をおもい出していた

 今は青色だね。
 暗くなると黒色だよ。

率直な感性がすこし眩しくて
私のこころがほぐれていく気がした

...
整えてはいけない
光の火があり
あらゆる場所に揺れながら
熱の無い波を寄せつづける


水のような鳥の声
鳥が去り 水が来て
鳥が居ないことに気づかずに
いつまで ...
話しかけてくるものを
拒む理由は特に無い



だが会話には風が無い
実ばかりあって花が無い
ババアに限らないが
上昇志向の強い奴は
決して他人の為には死なない
自分大好き人間だから

他人の為に死ぬってことは
他人の為に生きるのと同義だ

そんな気更々ない奴が
政治家なり何 ...
年を取り

人間観察をする

みながうらやましくなる

そんな大人子供
山を愛する人は
美しい山の景色を
心の中に持っている
海を愛する人は
広い海の景色を
心の中に持っている
空を愛する人は
青い空の景色を
心の中に持っている
故郷を愛する人は
懐か ...
詩のことを考えながら
エアコンのファンを掃除
ファンの羽根に手が届かない
割り箸でちまちま
カビがぽろぽろ

夏は皿洗いが楽しいとされる
水遊びみたいという理由
明日は分かりにくい詩を ...
わたしの波長は沈む陽に重なり合って
ポチの波長は雑踏の音を消す

あなたの波長は銀河の渦から生まれ
冬の波長は生まれいづる幹の芽

わたしの波長はノイズのようで
あなたは綺麗 ...
何も知らない芽吹いたばかりの新芽のように
何も考えずに生きていたい
何も考えずに死んで
何も考えずに天国へ行く
不安で圧し潰されそうな日には
無機物に生まれなかったことを後悔して
喜びに満 ...
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない

年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ...
人にはそれぞれやらねばならないことがあるのだと思う
それがどんなことであれそこに在りそこに居るのであれば
意味が出来てくるのだろう
なにもない
こうだこう進むのだと
前がしっかり見えているの ...
言葉には勝てない
良くも、悪くも
ドが出ない ピアノみたいだ 二人きり チャリカゴにカマキリがいて帰れない なんとなく中野で降りるネクタイを待ち構えてるラーメンの罠


水色のネクタイ水に浸してる 正しい水色を探してる
何になりたかったのか
何になれなかったのか
鏡に収めた卑屈顔
絵に描いた平凡な庶民

腹はずいぶん膨らんだ
白髪はだいたい3割越えか
隣で誰も眠ってやしないし
ゴミ屑ばかりが積まれてる ...
兄の夢を
たまに見る時がある
5才の時事故で亡くなった
まだ自動車も珍しく
交通法規も今ほど細かく定められてはいなかった
交差点の真ん中で箱のような台に立ち
口にホイッスルをくわえた警 ...
微かに発光するその小さないきものが
水辺から自力で上がって来るのを待って
ぼくはそのいきものを
そっと両手で包み込み
彼女の言葉に耳を傾けた

[命は壊れやすく
そうして
強靭なもの
...
空に落ちて行きながら君の夢を見ている。


「あなたもちゃんと笑って生きるのよ」
君はそう言ってかなしく笑った。


さようならが嫌いな少年は無言で下を見る。


どんな本でも ...
影に輝く

命の儚きありがたや

魂作る線香花火


街にある異郷に独り
Gaudi は私と同じ夢をみる

見つめ続ける螺旋の渦に
マグマの足どりは溶けて

故郷に横たわる公園に独り
面影と一緒(とも)に眠る

荒海を越えて辿 ...
秋のすみきった青空の下で
開店中の

色とりどりのコスモスたちの
ハニーテラスには

さわやかな風がふきぬけて

花びらが
気持ちよさそうにゆれている


特上の蜜にさそわれて ...
でかけよう わたしの異郷へ 
じぶんは たぶん たぶんに じぶん以外のひととおなじ ゆめをみる 
名もない木こり 漁師 だれともつながる 百年千年先の森 空 海
街にもあるかもしれない 東急ハン ...
青空を海に見立てて
中央の粒を見やる

角度によって 黄色っぽくも 見えますし 
周りの色合も それぞれなので 
オリジナル感覚が 広がる

鯉を突く 鷺の姿を
直接 眺めた訳では ...
静かな佇まいのその本を眺め
どうしたものかと悩む毎夜
恐る恐る手を伸ばし
紙の感触を確かめるかのように
つかみ私の近い所に引き寄せる

一連の動作を繰り返し続ける
まるで誰かに指示されて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大マゼラン星雲吉岡ペペロ自由詩1317/10/5 0:16
硝子水菜自由詩217/10/4 23:18
彼女は歌う無限上昇のカ...自由詩117/10/4 22:01
身体原始水菜自由詩317/10/4 20:23
バランスただのみきや自由詩5*17/10/4 20:21
空は何色かんな自由詩3*17/10/4 19:53
さら さ らさ木立 悟自由詩417/10/4 19:45
ノート(54Y.9・29)自由詩217/10/4 19:44
ババアはきっと国の為に死なない花形新次自由詩117/10/4 18:48
_花姫自由詩017/10/4 18:18
心の景色zenyam...自由詩2*17/10/4 17:30
詩と家事と夏ふるる自由詩4*17/10/4 16:31
波長乱太郎自由詩11*17/10/4 15:02
こんな不安な日には無限上昇のカ...自由詩117/10/4 13:51
猫に戻る日梅昆布茶自由詩1717/10/4 9:31
はく水菜自由詩017/10/4 7:22
すみれ日記 10.04 (未明)もっぷ自由詩217/10/4 3:38
リナリア朔 水川柳217/10/4 1:22
チャリカゴに水城歩俳句017/10/4 1:21
なんとなく短歌217/10/4 1:19
等身大の姿見鏡松本 卓也自由詩017/10/3 22:26
ジョージの妹Lucy自由詩7*17/10/3 21:38
夢現〇命の余韻(改訂)ひだかたけし自由詩5*17/10/3 18:14
きみ水宮うみ自由詩2*17/10/3 15:58
_花姫短歌017/10/3 13:52
旅愁ハァモニィベ...自由詩1*17/10/3 13:16
コスモスのハニーテラスst自由詩017/10/3 13:00
がうでぃでぃるるりら自由詩617/10/3 10:39
鉄壁の笑顔藤鈴呼自由詩017/10/3 10:24
本とは小川麻由美自由詩2*17/10/3 10:13

Home 戻る 最新へ 次へ
1296 1297 1298 1299 1300 1301 1302 1303 1304 1305 1306 1307 1308 1309 1310 1311 1312 1313 1314 1315 1316 1317 1318 1319 1320 1321 1322 1323 1324 1325 1326 1327 1328 1329 1330 1331 1332 1333 1334 1335 1336 
3.9sec.