和やかな桜の下を
フイフイと狼が通り過ぎ
その背に乗ってみたいと
幼き心の子供が呟く
ただひたすらに
苔生した深い森のうろのような
陰湿な充足を噛み
ほころんだ蕾の微睡みを浴びて
...
チーターを貸して居たら
焼き立てパンが
食べ放題の倭人の集落
チゲをタダで食べられる
子を待ちながら
詩作した
骨がツアーを企画したので
サンダースと旅立つ
江戸時代へのタイムトラベル ...
卒寿となった
いまになり
とぎれ とぎれに
きこえてくる
青い年に
満ち満ちていた
ひかり あふれる
卯月の声が
なつかしいけど
あわれだ ...
*
足音がする
足音だけが
北側の
庭の隅を過ぎる
犬が吠えたてる
犬が頻りに
遠くの犬もつられて
吠える
枕もとの時計は
まだ
静かだ
浴室を出 ...
どしゃぶりのように一日がはじけ、次の一日へと突き当てる船首を送り出している。葬られた市街地にはダンプの轟音が反転し、除染作業員は冷たい海を交換し始める。この一年間はいずれ無限に回帰し、そのたびごと ...
ある冬の朝、飼っていた鸚哥が死んだ。
ちいさな黄色の、頬がほのかにあかい鸚哥。どのように出会ったのか思いだせない、な
ぜ、いつからここにいるのかさえわからない、物心ついたときには当たり ...
心ひしがれている
傷がうずいて
弱っていく
何ものかに背中を押される
前に進めと
うずくまる躰を起こし
一歩 一歩 歩き始める
景色はいくらか明るくなってゆく ...
○下の毛まで剃られて
入院生活
○オチンチンの中にまで管を通されて
入院生活
○全部投げ出して
手術台に乗る
○老老看護に老老介護
長生きも楽じゃない
○老人大国日本は ...
埃
雉
財布
井戸に落ちた少女が助け出される時間まで働いて得たお金の10倍パチンコにつぎ込んで
翌日には北朝鮮製のミサイル資金になって美しい日本海に落ちるのだろう。
今日もGODはいなかった。
夜飯は無く、
...
若かった彼らは
桜の枝を折ってパーカーで包み
花束のようにした
自分たちも美しい春になれたみたいで
嬉しかった
出会った日に裸になったのは
運命の人だったから
窓辺にバドワイ ...
コーヒーをかき混ぜるとスプーンが何かに触れた
すくい上げると 懐かしい腕時計
そっと指でつまんで 見る――当然死んでいると思ったが
――蘇生するような
秒針の震え!
...
ライトアップが終わると
足下の桜は消えていった
老婆は海側へと
手摺伝いに歩く
このまま
夏の花火を観たかった
美しい春の夜に
手をひかれながら
...
失っていくものなど
気づかなくていい
何も知らず
何も悟らなくていい
ただ美しい桜の下に
いつまでも子供のように立っていて
桜の季節は
故郷へ帰りたい
生まれた町の
小高い丘の公園に咲く
あの
ささやかな花吹雪こそ
懐かしい私の桜だ
愛があるなら
泣かずにはいられない
そんな場所が
...
儚いのは
花ではなく
人なのです
この
美しい花は
誰のためでもなく
悠久の時を生きている
その木の下に
人が様々な人生を当てはめ
懐かしんだり
見上げて泣くのを
...
水の色の響きだ
自らの生を差し出し
自らの死を告知する
全ての自己執着捨て
捧げ流出し犠牲となる
覚醒した自己意識を保ち
その時星達は輝くだろう
恒星の漆黒の輝きは水の響き
愉 ...
迷路の奥では 知らない男の子たちが
もぐらの毛皮のように折り重なっていて
僕は腐葉土を靴底に詰めながら
午後の取引がはじまるのをじっと待っている
JR代々木駅東口徒歩30秒
こんな時間から白 ...
なんの詩を書こうかな?
これからの事
いままでの事
げんざいの事
出来上がった詩は
いつ誰に見てもらえるかな?
この詩を見たあなたは何処にいるの?
未来?過去?今?それとも
人は規律を守って孤立しても
生きていけるよう
自律しなくてはいけない
人は自律を守って孤立しても
生きていけるよう
規律を整えなくてはいけない
おお!! してヤラレタ!!
…して 何を?
会話が成立するような背表紙
物語の終焉は
決まっているようで
整ってはいない
定められている感覚で
変更は 可能なのです
...
聞こえるのは細やかな笑い声
見えるのは頬の赤み
伏し目がちなその瞳は
一体、何を考えているのだろう
コーヒーカップを持つと
カタカタと音が鳴る
笑顔が引き攣り
目蓋が痙攣する
声は ...
ふだんの平凡なふつうの暮らしの中に
幸せはある
幸せは
何か特別なものではなくて
ふだんの平凡な暮らしの中にある
早寝早起き朝ご飯
午後の散歩や友達との語らい
夜の一杯の焼酎など
ふだ ...
冬のあいだに育った
ふわふわの毛に包まれてみる夢は
ねじ巻き振り子のようにかなしかった
(なんでアンゴラ山羊になどうまれついちまったのか)
けれど
春のひざしに
あたためられて
気化して ...
散りゆく桜に想いを寄せて書き下す一編の詩。
夢に刻まれる走馬燈。
愛をそれと気付かずに駆け抜けた青春。
後悔の後の懺悔を心はどう捕らえようか。
恍惚と愉楽の両翼にまやかしの日 ...
子供の遊ぶ声が聞こえない
静まり返った夜の公園
住宅地に囲まれた公園
高台にある公園
見下ろす街の明かりが踊る
日々に横たわる
あらゆる出来事に
左右されない心
美しい木々 ...
6畳半の自室にはシングルのベッドが
横たわると鴨居と窓枠が幾何学模様を作る
壊れかけのベッドは身体を沈めると泣きながら私の体を抱いた
薬で虚ろな私の自我が溶け出して
ベッドに思想のしみをつ ...
散りゆく桜がとても綺麗だった
灰色から薄紅色
薄紅色から新緑に移り変わる頃
私の世界がモノクロに変わったあの頃
今思えばあの頃が私の世界の分岐点で
散った花びらは数あれど
掴めやしない ...
タイプライター
山桜
原っぱ
眠いか 眠くないかと 問われたら
今 眠いです
そして クサイ
そんなこと言うなんて 水くさい なんて
自分で突っ込んで しまいたいくらい
鼻が もんぎゅー って なってる
ス ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
借春
>゜)...
自由詩
3
17/4/9 16:38
チーター
間村長
自由詩
3*
17/4/9 16:30
大根の里
信天翁
自由詩
3
17/4/9 15:31
さりげないソネット#1
ハァモニィベ...
自由詩
3*
17/4/9 14:11
年度の終わり
葉leaf
自由詩
2
17/4/9 8:45
_
紅月
自由詩
10
17/4/9 7:39
今は・・・
星丘涙
自由詩
1*
17/4/9 7:09
入院独り言集5
ホカチャン
自由詩
1*
17/4/9 5:57
平成29年4月9日(日)
みじんこ
自由詩
1
17/4/9 1:27
シリアル
5or6
自由詩
2*
17/4/8 23:34
two of spring
mizuno...
自由詩
2
17/4/8 23:28
春と詩はよく似た病と嘯いて
ただのみきや
自由詩
11*
17/4/8 22:51
widow's violet
mizuno...
自由詩
3
17/4/8 22:08
母
ガト
自由詩
3*
17/4/8 21:00
記憶
〃
自由詩
0
17/4/8 20:49
さくら
〃
自由詩
4*
17/4/8 20:40
ブラック・スター
ひだかたけし
自由詩
3*
17/4/8 18:35
アングラモール
紋甲メリー
自由詩
2
17/4/8 15:45
置き手紙
リィ
自由詩
0
17/4/8 12:52
自律神経成長病
イオン
自由詩
0
17/4/8 12:02
人間統一
藤鈴呼
自由詩
1*
17/4/8 10:59
伏し目がちな彼女
opus
自由詩
0
17/4/8 10:40
幸せ
ホカチャン
自由詩
2*
17/4/8 9:40
アンゴラ山羊のみる夢は
そらの珊瑚
自由詩
14*
17/4/8 9:13
桜
ヒヤシンス
自由詩
3*
17/4/8 6:03
夜の公園で過ごす
夏川ゆう
自由詩
0
17/4/8 5:34
壊れかけのベッド
倉科 然
自由詩
1
17/4/8 2:41
春
〃
自由詩
0
17/4/8 2:13
平成29年4月8日(土)
みじんこ
自由詩
0
17/4/8 0:59
眠気との戦い
藤鈴呼
自由詩
0
17/4/7 20:01
1298
1299
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加筆訂正:
春と詩はよく似た病と嘯いて
/
ただのみきや
[17/4/9 16:02]
「春の喪は祭り」から「春は喪の祭り」へ変更。
春と詩はよく似た病と嘯いて
/
ただのみきや
[17/4/9 15:48]
「花嫁のベールのよう」を「死せる花嫁のベール」に変更。
春と詩はよく似た病と嘯いて
/
ただのみきや
[17/4/9 15:47]
「白く蠢く」を「漂い包む」に変更。
春と詩はよく似た病と嘯いて
/
ただのみきや
[17/4/9 10:06]
一文字修正、「」はずしました。
花の針
/
田中修子
[17/4/7 21:56]
最後、修正しました、
3.64sec.