満ち満ちた海を見渡していた
水平線が弧を描き
白い波しぶきが
ざわめいていた
空も海もひとつになり
心に青く染み込んでいった
魂に海がすみつき
空もすみついた
私を夏の色にそめ
心は ...
かなしみが沈殿している朝に
パンを焼いた
手紙を書くふりをして
貝を
捨てました
散乱しているおびただしい私の破片
混乱の果てに
肉体の死が訪れたら
今度は
何を捨てたらよいです ...
長い黒髪 風にゆらめかせ
女子高生 夕陽を望む
滑らかな曲線を描くシルエットが
逆光によって赤い校庭に写し出される
女子高生は
ゆっくりと
こちらを向いて
その顔面が落ちる
ストンスト ...
君の名前の書かれた肉を喰う
甘酸っぱくてとてもおいしかったんだナツみかんの味がする
茶色のマーカーで線を引く忘れないようにシュークリームが潰れないうちにスプーンで君の頬を突き刺すここにいました ...
雨が降る
紫陽花濡らし
雨が降る
時は刻々と移り進み
季節は淡々と入れ代わり
命は生まれ育ち輝き枯れて
人は何かに導かれつつ自らを更新し
雨が降る
紫陽花青々と
雨が降る
二日前に会った誰かと
あのニュースを話題にする
滑りやすい床を歩く時
使わないギターでも背負ってれば
無敵不老不死
叶わない夢は夜見る
甘い水を汲みに行く
昼間はずっと叶った夢を ...
秘密基地君と過ごせる静寂が何処までも愛増幅させる
ただ海を眺めて嫌なこと忘れ広い視点で今を眺める
広島駅新しくなり便利になり人の流れが穏やかになる
青空と秋桜畑秋示す肌寒い風紅葉を呼 ...
*
触れるほど壊れてしまいそうな
手のひらの小石を抱いて
形にならない呼吸のかけらが
何処かへふかくおちていく
まどろみを蹴りながら
泳ぎつづけていく夜、
...
息をつきたくなる
息切れがしそうなとき
息をするのも苦しいとき
深呼吸で救われる魂が
動き出しそう
だから
思い切って一休み
思い切って踏み出す一歩
空を見上げて
息をついて
...
目の前の機械は 未だ動くのに
危険に晒される脅威と 不愉快さだけが
増大していく
こんな機会は滅多にないのだから
十二分に楽しんでおかなきゃ損・ソン!と
君は背中を押すけれど 瞳は白んで ...
「油断に慢心に
経験から来る誤りは
事故のもと」
今までだいじょうぶだったから
だいじょうぶは
事故のもと
たまたまだいじょうぶだっただけかも
しれない
慣れると
危ないことも
...
みてみろ
穴だらけな真っ赤な顔してさ
今日は犬みたいに吠えてやがるよ
普段は青白い顔して
冷たくクールぶってるくせにさ
遠吠えも届かないふりして
俺らの上で兎はべらして
満ちたり欠けたり ...
瞬きのシャッター
君は一瞬を脳裏に焼き付けたことがあるか
風光明媚な自然も荘厳たる神社仏閣も
満開の花びらもミケランジャロも、ゴーギャンの絵もみんな脳裏に焼き付けることができるなら
きみの ...
眠っている街のせほねをなぜていった
風をみていた
髪の毛の先
産まれたての星をやどした
ひとみにも
ひとしく均された夜が降りてきた
つま先立ちの白線に血がかよう
弾性を綴じたアス ...
五月雨
木漏れ日
つばめ
黒い
ただ黒い
街灯りを塗りつぶし
漆黒の闇が広がる
欲望が
絶望が渦巻いている
烏が黒い翼を広げ
希望の光を覆う
闇はただ深い
悲しみの酒場に
独りの男
部屋には
たどり着け ...
ふたつの盃が並べられていた
そのひとつには、なみなみと酒が注がれ
もうひとつは、空のままだった
そのそばで男は働き、女は子を生した
男は働き続け、女は育て、子はすくすくと育ち
そうし ...
生と死は
哲学者か
年を取った詩人が考えればよくて
若者はただ謳歌するべし
と指導される
この生と死
ここに否定されたのは
あ、ぽかりと浮かんだ
ああ、ぷわりと沈んだ
ただそ ...
飛魚が跳ねた
決して飛んではいないが
それを目で追う切っ先
閃光と刹那
汗を振り切った海面
四ミリメートル違った心
真空をまた飛魚が跳ねる
飛ぶことはないはずが
生きてこそ
その三六 ...
心を失った訳ではなくて
ただ悲しいフリをしたかっただけ
温もりを失った訳ではなくて
ただ眠っていたかっただけ
ちょっと疲れたときの言い訳が
あんまり大きいせいで
優しさが痛くなって ...
浮かんだのは たてがみ色の雲
何処に と 聞かれれば 迷う事なく空と応える
けれど 否 ここは海 そういう表現だってあると
教えてくれた 一房のたてがみ色をした髪を持つ少女
一年目は全 ...
繰り返される日々の中で
身も心もすり減ってゆく
紫陽花が咲く坂道を駆け下りる
雨色の風が頬を撫でる
ここまで生きてきた
どこまで行くのか
わからぬまま
歩く
蛍火はなつかしく揺 ...
ガリクソンは
メジャーでも活躍した
元巨人の投手で
糖尿病を克服したことで知られる
糖尿病で苦しんだアスリートと言えば
横綱隆の里やアントニオ猪木もそうだ
身体が資本の人達が
食 ...
東の空が金色に染まっている
バイパスは渋滞していなかった
感じのよい人と話した
仕事は首尾よく片付いた
昼の定食は美味しかった
久方ぶりにメールが届いた
休暇は上手く取れそうだった
過払 ...
静けさという音が
降ってきて
{引用=それは
大人に盛られた
眠り薬}
影という影が
今という現実の
いたづらな写し絵になる
いつまでも暮れてゆかない夜があった
小さな公 ...
町明かりで星がみえない
町明かりで星がみえない
真夜中ハッとして目が覚める
そういう暗闇もあるのだ
そういう暗闇もあるのだ
半身が
痺れるほどの
あやまち ...
ばあちゃんよ
あなたの息子であり
わたしの叔父の命を
どこかに連れ去って言ったオートバイに
わたしが好きで乗っていると思わないで
「昭和ヒトケタ生まれの女は嫉妬深い」
あなたはいつ ...
気持のいい青嵐、目を閉じる。
湿度がいない隙に
溢れたしょっぱい水を絞りだした、
要らない物は捨てて
新たな柔らかい風を入れよう
ひけらかしたいの大好きな人の
宝もの
...
愛は見えないもの
見えないから
ふと不安になる
見えないから
騙される
欲望は見えるが
愛は見えない
必要は見えるが
愛は見えない
憎しみは見えるが
愛は見えない
愛は見えないが ...
人の悪口は
言葉の矢だ!!
人の心を傷つけるものだ
思うのはしょうがないが
わざわざ口に出して言わないことだ
発しられた矢は
ブーメランのように
自分の方へ向かってくる
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