浮気の証拠を見つけたの
愛情の欠片さえ残っていないから
悲しくもなく
悔しくもなく
ああ、またかって思っただけで
責めることもなく
追求する気にもなれない
何人の女を泣かせてきたの? ...
大歓喜せよ
単なる歓喜ではまるで足りない
そうだ
パッパッパッパッ、パッパッパッパッ、パッパッパッパッ、パアッーパアッー、
大歓喜せよ
浅い息
あぶら汗
目を ...
綺麗事が
綺麗でしかなくてもいい
それが言えるのならいい
歩けるってことだから
立ち止まっている時
あたしとあなたの影が
揺れているのをただ見ていた
どんなに小さい一歩でも
止 ...
誰かの
妻ちょっと奢り
カンジンカナメ
宵のくちづけ逢われ
マッコリに酔い
星はウツクシですか?
我忘れ鶴橋の駅に
私たちは流され
カラダの温かさになる
汚れた流星群になる
森鴎外がぼくの身体の一部になった
彼はデモーニッシュ
理性あふるる文豪
あの禿げ頭は人類の宝だ
ファウスト好き
ロラン・バルトがプルーストを解読した如く
衝動的ではなく
あくまでも分析的 ...
澄みわたる秋空に
ポップな言葉うかべ
かるいステップ
気分上々
踊ろう 歌おう
飛ぼう 空へ
きっと夢は叶う
かるいノリで
オリジナルな生き方
ライトビールで
はじけ飛んで
愉快 ...
敬老の日の新聞に
「90歳以上200万人突破」
と見出しが出ていた
90歳以上が200万人もいる国が
かつてあっただろうか
人類史上初めての国ではないだろうか
日本という国は
非常に恵ま ...
ある曇りの日の朝、公園の隅に穿たれたモグラ穴のようなものの中でおびただしい数の蜂が転がっている、それはみんな死んでいて艶を失くしている、いくつかのものはすでに炭化を始めている、木々の側で―木陰で、 ...
夜にアポロは眠りにつくだろう
まばゆい輝きはどこ?
夜空の裂け目に祈りを捧げる
彼らは湿地帯を彷徨い
鏡のような水面を呈した
池の畔に辿り着いた
王の前で繰り広げられる
燃え ...
笑い声は好きじゃない
怒鳴り声も号泣も
演説も告発も
講壇やテーブルをガンガン叩くのも
古い写真の笑った顔が好きだ
どこかの いつかの 誰かさん
笑い声は好きじゃない
だけど幼子 ...
久しぶりに文字に向き合う夜
気が付いてしまう
あふれ出るほどの感情がどこかに消えてしまって
私はただの抜け殻
もう、言葉が紡げない
楽しい
嬉しい
悲しい
悔しい
不安
恐怖
...
ねえ みんな
うちのパパとママみたいに
仲良くなってよ
僕はグレー
白と黒から生まれた
パパはサッカーの方が
ママはラグビーの方が好きだけど
いつも三人で一緒に応援するんだ
世 ...
小さな球体の内側を
ぐるぐる回っているだけなんだよ
どこまで歩き続けても
いつまで生きられたとしても
見覚えのある景色が
わずかに 気のせいほどに色彩を変え
懐かしく (すこし ...
女がCMで
腟感じた、腟感じた
と連呼していた
「ずいぶんオープンな
世の中になったもんだ」
私はそれを
とても微笑ましい気持ちで観ていた
そして隣にいた妻に話し掛けた
「どちらか ...
山中日記焼く音
か細い煙
空に垂れる
糸
伝わり来るのは
誰かの声でしたか
ただただ
声は赦しを乞う
長い長い
糸
カニの絵を描いていると
エンジンの吹かしがあり
ポケモンマスターのサトシが
やって来る
「ええ」が口癖の社長が
ジードを連れて来て
カニの絵を邪魔するから
私はエンジンの吹かしに
注意 ...
生きるって
情けなくて
つらくて
悲しくて
格好悪いことかも知れないよな
どうせ生きるなら
浄らかな生命で生きたい
どうせ生きるなら
強い生命で生きたい
それにはこの信仰しかない ...
一度水虫に取りつかれたら
一生ついてまわりますぜ
水虫は股にできたら
インキンタムシと呼ばれる
頭にできたら
シラクモと呼ばれる
陰気で嫌な名だ
足だと
医者に行きやすいが
股だと行 ...
不幸はいつでも舌舐めずりして
私を連れ去り
抜けることができない
底なし沼に落す
足掻けば足掻くほど
不幸は喜び涎を垂らす
だから
私は 身を預けて 抵抗しない
も ...
挟間を飛ぶ鳥
強い光と炎で焼き切られ
もはや色彩不明
それでも囀り
白い骨だけになろうとも
影すら焼かれ
全てを失おうとも
飛び歌う
ふさふさの羽根もいらない
ただ届ける
魂だけで ...
ふわりとした透き通る天使の羽は
私の顔に覆いかぶさって消えてしまいました
本当にふわりと跡形もなく
私の頬をふわりと撫でた感触のままに
消えてしまいました
私は、魂の結びつきが欲しかった
肉体などよりもずっと深い
魂が交わる人が欲しかったんです
その人を今日失って
私側の魂は閉じてしまいました
もう二度と同じ人との魂の交わりは望めない
私は少 ...
うーん
そろそろさ
誉めなきゃまずいんだよ
月見近いからさ
なんか褒めなきゃさ
今年だけでいいっぽいんだけど
じゃあ一応
よ、黄色
丸くていいね
欠けても満ちても情緒がある
趣 ...
力が抜けていく
私の中で
力が抜けていく
自分の子供の失敗やあとを何とかしようとする母親というのはこのような気持なのかと
想像する
わかる、ような気がするから不思議だ
魂のさきが消えるよう ...
久しぶりに
一人が好きなんだ
と言い聞かせる
繰り返し繰り返し
自分をなだめて
寂しくなんかないのだと
唇を噛み締めてしまわないように
気持ちを抑えて
空を見上げて
深呼吸をする ...
のっぺらぼうのように
ありのままを
否定して生きた
全き愛のひかりに
こころは解放された
目からうろこ
ああ自由だ
わたしは私でいいのだ
けして罪びとではない
ゆ ...
きょうは電磁晴れ
ドイツもオランダも
ギリシャもナガサキも
世界なんて波の調べ
もっと適当でいいよ
意外な感情や答えを
ばっかみたいにトレース
男も女も愛 ...
朝方、目が覚めて
日常という乾いた渇望に水をやる
夜の暗闇は意図せずに
悲観的だった
動いている騎士達よ
雑踏にはヒモジイ苦痛が横たわり
果実の前に平伏していく
時折、差し込む光
...
キラキラ 光る 蜘蛛の糸
白い 東の 朝の空
雲が丸まり
綿菓子になり
甘い蜜の
したたる小雨に
なるふりをして
ふりそめない
僕の右手は宙を掻き
星に触われるわけも ...
うつむいて幸せ色を飲みほして茜の空に消え入るため息
あの時の白い日記を一新し古びた銀貨を落とすメルヘン
あちこちにこぼれるミネラル塩あめをかばんに仕舞ってゆく夏の午(ひる)
蛇つかい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心は死んでいる
無限上昇のカ...
自由詩
0
17/9/21 14:47
大歓喜行進曲
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/9/21 11:05
綺麗な影
朧月
自由詩
2
17/9/21 10:34
汚れた流星群
tem874...
自由詩
1*
17/9/21 9:47
れいのあの禿げ頭
みっちー
自由詩
0
17/9/21 9:00
らんららん
星丘涙
自由詩
1*
17/9/21 8:42
長寿国ジパング
zenyam...
自由詩
0
17/9/21 5:54
目論んでいたんだろう―日の当たらない公園の一角で、ずっと。
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
17/9/21 0:31
静寂が意味する所とは
小川麻由美
自由詩
0
17/9/21 0:17
好き嫌い
ただのみきや
自由詩
12*
17/9/20 22:51
言葉が紡げない
無限上昇のカ...
自由詩
1
17/9/20 22:28
グレー
花林
自由詩
2
17/9/20 21:56
球体
Lucy
自由詩
8*
17/9/20 21:14
腟カンジダ
花形新次
自由詩
3
17/9/20 18:30
秋のカンダタ
tem874...
自由詩
3*
17/9/20 17:21
台湾総督府
間村長
自由詩
5
17/9/20 14:35
生きる
渡辺亘
自由詩
2
17/9/20 10:09
水虫とともに生きる
zenyam...
自由詩
1
17/9/20 9:37
不幸
kino12...
自由詩
1
17/9/20 9:03
メッセンジャーバード
秋也
自由詩
3
17/9/20 2:01
天使の羽
水菜
自由詩
3
17/9/20 1:52
_
〃
自由詩
1
17/9/20 1:23
お月見ま〇せー協奏曲
秋也
自由詩
5
17/9/20 1:01
力が抜けていく
水菜
自由詩
1
17/9/20 0:52
寂しん坊
坂本瞳子
自由詩
1*
17/9/19 23:49
ありのままで
星丘涙
自由詩
5*
17/9/19 23:35
電磁祭り
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/9/19 22:46
日常
鷲田
自由詩
3
17/9/19 22:46
小雨
秋葉竹
自由詩
3
17/9/19 22:33
ひとつのメルヘン
〃
短歌
2
17/9/19 22:12
1301
1302
1303
1304
1305
1306
1307
1308
1309
1310
1311
1312
1313
1314
1315
1316
1317
1318
1319
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
1328
1329
1330
1331
1332
1333
1334
1335
1336
1337
1338
1339
1340
1341
加筆訂正:
あの路地で
/
鵜飼千代子
[17/9/19 23:34]
行替が変なので修正しました
4.33sec.