吐き気がするほどのやる気は
どこからやってくるのか
回し車の内側で走り続ける
小動物のように
なんの目的意識もなく
達成感を求めるでもなく
熱意さえ持ち合わせていないのに
惰性のために続 ...
忘れてしまった哀しみは
傷跡を確実に残し
流血することさえある
内側に秘めた怒りが
溢れ出てしまわないように
少しずつ少しずつ
涙と溜息を交えて
精一杯に誤魔化して
朝陽に晒す ...
私は一体、そこで何を感じていたのか。客観的に見ることしか出来なくなった今、外側か覗いてみる。
そこで何を感じていたか。たとえば思い出す、K君のいたいけな後ろ姿。
私はあれを見て、健気にがんばるK君 ...
私の中の女が破裂するとき、
股の間からじわりじわりと流れ出る血が踵を曲がり地上に流れ出るとき
私が見出すべき答えはそこにあるのかないのか。
私の無意識では、他者の情と戦略とを純化し仕分けし受け入 ...
ぼくはぼくをにんげんだと思うのはやめにして
いきものと思うことにした
するとどうだ
せなかからつばさが生えてき ...
羽を折る、悪人はなぜ自分が悪人か善人に問う。日蓮宗が羽を治す、善人は言う、人間は悪人以外いないと。羽を飲む、羽を消化する、悪人は善人を殺し、花を夜空に泳がせてマーラを崇拝する。宗教が善人を甦らせる、手 ...
「そんなことわかっている!」
と強く反発する息子に対して
「いや、わかってない!」
と繰り返しても
ますます反発するだけです
本人の気持ちに寄り添いながら
本人自らが気づくように導いてやら ...
肩に降る桃色が 暖かさを感じさせる頃
あたしは 何度目かの再会を果たそうとしていた
また ここへ来てしまった
柔らをつける 薄く甘い香りのアーチを歩く
「おねえさんは どこからきた ...
森はたえず拡がり続けているのでした 私と兄は手に手を取ってその森を歩くの
でしたが出口を探すことはとうに諦めているのでした(二人の目は 暗い)鳥が
啼くと言ってはそちらへ 風が花の香りをと言っては ...
クソゴミの自称詩を書き散らして
天才だと自称している自称詩人を
たまに見掛けるが
ギャグだよな?
それか重大な脳の病気だよな?
まさかとは思うが・・・・
とても心配になってしまう
嘘だけ ...
帰る家は夫の独身部屋のままゆえに迷い猫のような日日
蝉たちの歌を覚えぬ朝が来て夫の書棚にサキを見つける
厨房はわが城というわが夫にわかってほしいのサルモネラ菌
夫はいまチ ...
この風は そう
わき目も振らず往くようで
散って掠める綿雪は
頬から熱を吸い
涙のようなそぶりして
――おれのせいじゃないさ
娘の傍らすり抜ける
往き着く果てもなくただ先へ
...
夜想う朝想う昼想う夫わたし死ぬほどヨウ君が好き
クリスマス大人の国のサンタさま夫より短い生をください
夫ついに水虫であると告白しわが足の指に宿命を説く
歌を詠むペン音だけ ...
やめちまえ
やめっちまえと鳴く親父
耳元で
馬鹿にされるのは嫌いじゃない
報復はする
無かったことにもできるけど
そうしない
理由は ある
気に入らねえ
見返りは 必要だよ
時には ...
ほんまもんの世界に送り込んでいかんと。わしは正義やねん、如来だからな、ぶちかまして引きずり回して、音をずるずるすするねん。長い目で見りゃ大したことなくとも、その瞬間ってーのはえげつない盛りやで。気張っ ...
この世で最も不誠実な私の言葉を
不誠実な鳩どもの中でも
最も誠実な一羽を選んで託す
薄汚れた鳩よ
どうか届けておくれ
この世で二番目に不誠実なあの人の元へ
海に行きたいと思った
また、冬に身を投じ、雪まみれにならなければならない
その前に、できるだけ平坦で、広大な場所に行きたかった
もともと、すべての生き物は海からはじまった
コンビニで食 ...
寒ければコタツがある
ストーブもある
暑ければ
扇風機がある
クーラーもある
腹が減ったら
飯がある
パンもある
病気になったら
薬がある
注射もある
重い病気になったら
入院 ...
落ちていくものを拾おうとすると
指からすり抜けていく苔のような
ぬるりとしたものを掴むような感
覚が視界の奥底にある誰もが知っ
ていてまだ見たことのない小 ...
空に罪はない。
今この場所から何度見上げたって、
星は見えないけど。
ビルに罪はない。
例え沢山の自然が殺されて、
その上に悠然と立っていようとも。
人に罪はない。
...
アールグレイを飲みたい季節になった
必ずミルクを先に注げと
脳内の英国人が作法にうるさい
記憶の断片で
お茶を入れると出てくる記憶
わかってるわよと独りごとを言い
たっぷり砂糖を入 ...
グレン・ミラーを聴くと
時々泣きそうになる
陽気な音楽なのに
父を思い出して
どうしてこんなに
切なく聴こえるのか
レコードに針を落とす父の
背中が見えるようだ
振り返 ...
失くした雨傘は
どこへいったのだろうか
降り出した雨に打たれて
ふと、そんなことを思った
雨はどんどん強くなって
雨宿りをせずにはいられなくなった
軒先から滴る雨のしずくが
...
肩から肘へかけて
冷たさが凍みる朝は
寝覚めはいいけれど
やる気は出なくて
それでもバスに乗り込んで
又三郎など読み直してみる
詩というものに憧れてみた
その時から
心は言葉の奴隷になった
紛い物ばかりが見えるこの眼球を
抉り出してしまいたい
記号しか聞かぬこの耳を
削ぎ落としてやりたい
そんな戯言を繰る ...
分かり合える仲間を探して街に出よう
もう一度やり直せばいいじゃないか
あきらめちゃダメっ子よ
悲しみに食い殺されないようにほら、ほほ笑んでおくれ。
窓はいつも開け放たれている
鳥 ...
両親が子を産み、その子らがまた子を産み、と考えると、
遥か昔この地球にいた全ての人間の要素を、私は引き継いでいるのでしょう。
個性というものは、多数の他者に似ていく過程で獲得されていくものであ ...
きれいなうそをつくひとでした
ぼくも苦手だと云い乍ら
わたしが飲めないシェリー酒を
こっそりひとりで飲むひとでした
きれいなうそをつくひとでした
ぼくの夢だと云い乍ら
わたしがせがんだ ...
思い出を吹き飛ばすような一二月の木枯らし
寒さに心を突かれ 午前六時に目が覚めた
うがいをした後 ホットミルクを飲み干すと
おじいちゃんの声を思い出した
「マサジ、寒い時は下着だけはしつかりと ...
いつかは
僕の次の人が来るって思ってた
降臨の準備をしながら
誰もしてないことを探してる
そこにいたんだね
劣等感で動けなくなる君が
そこにいたんだね
なにかが
僕にあらわ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
コマノヨウニ
坂本瞳子
自由詩
0
17/12/8 1:33
哀しみの行方
〃
自由詩
0
17/12/8 0:37
言葉にしたいこと100選
マリア・ブル...
自由詩
0
17/12/7 23:56
クリスマスツリー
〃
自由詩
0
17/12/7 23:19
先週の火曜日に
TAT
自由詩
2
17/12/7 19:54
宗教善悪。
カッラー
自由詩
0
17/12/7 18:24
反抗期
zenyam...
自由詩
0
17/12/7 15:46
階段の桜
クロヱ
自由詩
0
17/12/7 8:13
森
ふるる
自由詩
3*
17/12/7 0:05
ネバネバした鼻くそ
花形新次
自由詩
0
17/12/6 22:06
「夫の居る風景である厨房の片隅にだけ描かれる吾」 七首
もっぷ
短歌
11
17/12/6 18:35
ある風のソネット
ただのみきや
自由詩
3*
17/12/6 18:03
「初冬の薫風」 七首
もっぷ
短歌
4
17/12/6 17:10
20171206_work0000@poetry
Naúl
自由詩
0
17/12/6 16:51
穴を飲め!
カッラー
自由詩
0
17/12/6 11:49
伝書鳩
のらさんきち
自由詩
0
17/12/6 7:34
シーサイドライン
山人
自由詩
2*
17/12/6 7:19
恵まれた生活
zenyam...
自由詩
1*
17/12/6 7:01
玩具
あおい満月
自由詩
2*
17/12/6 6:27
人の真理は意識の中に
譲
自由詩
0
17/12/6 1:29
綻ぶ時間
ガト
自由詩
2*
17/12/6 1:17
In the mood
〃
自由詩
3*
17/12/6 1:02
雨の風景
坂本瞳子
自由詩
2*
17/12/6 0:27
寒い朝のひととき
〃
自由詩
0
17/12/5 19:08
齟齬
のらさんきち
自由詩
1
17/12/5 19:04
大人だから
狩心
自由詩
4*
17/12/5 18:47
神に逆らってみたが、結局のところ、敗北宣言( 笑 )
〃
自由詩
0
17/12/5 18:03
そのひとは
もっぷ
自由詩
7
17/12/5 16:07
おじいちゃんのシャツ
鶴橋からの便...
自由詩
1
17/12/5 15:15
空中電池
竜門勇気
自由詩
1*
17/12/5 12:28
1290
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1330
3.8sec.