夕闇に溶けてゆくまでほおずきは小さな庭を灯すままごと
窓際にほおずき掲げ猫を待つおまえはどこに行ったのだろう
ぴりぴりと外を破れば顔を出すほおずきの内はト或る秘め事
昨日より幸せにな ...
おととい、あるいてほどなくある実家の父に「婚姻届けのサインをもらいにいっていい?」と電話をした。「いま、選挙期間中だから忙しい」私は黙った。それで、父は慌てて「時間がある今日中にサインしにゆく」「あ ...
公園で
夜のベンチで
おとこがきもちを冷ましている
仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来
おとこがきもちを冷ましている
夜のベンチで
公園で
何度みつめ ...
晴れた空に小さな雨粒が兆す
漆黒の夜に光の種が兆す
そのようにして
私は私を兆す
死せる沈黙から呟きを
倦んだ身体から歩行を
鈍い感覚に一閃の痛みを
静かな静かな夜陰の時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る
余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ...
町のノイズか
バッハのパイプオルガンか
UFOの襲来か
割れたスピーカー音か
耳鳴りか蝉かせせらぎか
滝かドローンか
電子ビームがなにかになりたがる
だか ...
灯台回転光
遠くを見ています
見えない人に
私はここですと
夜中に見つけて下さい
灯台回転光
星たちよりも
ずっと正確
気まぐれに
流れいく事もないから
少しずつで ...
今日がその日なら
靴はそろえて
笑い顔で笑い泣き顔で泣く人の
歯に挟まった敗者の長い髪の毛を
結びつけた中身のない御守り袋が
まだ乾かない粘土の心臓をまさぐる赤ん坊の手だ
無 ...
静寂に満ちた神聖な森の気配
その圧倒的な深い森に包まれた時
今の私たちが忘れかけていた
大切な記憶が蘇ってくる
ずっとずっと昔から
人は森と共に生きてきた
私たち一人一人はこの森に生き ...
日常の勝負師は
滑稽だろう
まるで冷たい海
非情だ
常に勝負にこだわり
負ける事を恐れ
楽しめない
勝つってなんだ
つまらない
逆に惨めになる
滑稽になる
負けに甘ん ...
詩が鳥にならないので途方にくれています。羽ばたかないのです。目的地があるわけではないけれど、もう魚は泳いだのだから鳥にだって飛んでほしいのです。その次には兎に草を食んでほしいのだけれど、そこまでで一カ ...
すれ違うバスに手挙げる運転手その手袋に染み付いた夏
図鑑開けばマツヨイグサの花の上カミキリムシが交尾したまま
くねくねとうるさい耳に触れながらオレンジ色の雲を見ていた
浜道の路肩にタ ...
大地は緑に覆われ
色とりどりの花が咲き乱れる
夜になれば満点の星空
これが私たちの地球
ネオンライトに飾られた
季節と時間を忘れた街
騒音にも無関心な人々
何気なく見ている風景
失 ...
口から出任せの
良いです、良いですを連呼して
「今まで生きて来た中で一番幸せです」
という岩崎恭子チックな勘違いを
相手に抱かせている自称詩人どもは
とんでもない極悪人なので
多分地獄に堕 ...
ママはとても年老いて
たった1人で暮らしてる
毎日 電話をかけてきて
言いたいことだけ言っては切ってしまう
私の言うことなんて
これっぽっちも耳に入っていないから
ちぐはぐな会話
マ ...
はがされたばかりの空が、海が。詩へんをついばんだカモメのくちばしを読めばことばはなく、この街は。木洩れた庭先に女の子が水やりをする、ひかりに水をあげているの、と首を傾げる。チグハグなあいがまっ ...
知らない季節に
知らない人とすれ違う
のっぺらぼうの街を
毎日、行ったり来たり
そのうちに
私には顔が無くなって
泣くこともできない
ぽつぽつと
仕事に行ったり来たり
そのうちに
...
ビー玉とは不思議なものである。人工的なもののはずなのに、オーロラのような、雪のような、星のような、魂のような、そんな雰囲気を漂わせている。
ビー玉は、ロマンチックで、霊的で、生きていくうえで ...
不思議の森を歩く
ぼくの世界は既視感でみたされ
ぼくの記憶は整理されてたたずむ
ぼくの未来は予感され
ぼくの狂気はひた隠しにされて
ぼくの愛は調整され
ぼくの調理器は壊れている ...
秋なのに夏のような暑さだ
この日の朝は
異国で迎える朝に似ていた
この次元にいる哀しみ
過去のこと
環境のこと
身体のこと
だからこそ感じる歓び
...
気持ちがわからない
というのは
愛情が
足りないからである
愛犬家は
飼い犬の気持ちが
手に取るように
わかる
米作り名人は
稲の気持ちが
手に取るように
わかる
...
その水は空気みたいにさらさらとしていて
ボクの喉の渇きを潤さなかった
でもその水はボクには不可欠で
まるでキミのようだった
山の上の方から水は湧き出していた
キミは高いところからいつもボ ...
全ての想念をさっさと放棄して
全てのやり残しをさっさと諦めて
ぼんやり朦朧と夜陰に沈んだ
とき
夢も無く記憶の奥の眠り底
宇宙の調和に入っていける
のはなぜだろう?
(目覚めるなり
...
時々自分が
この次元に
生きてることに驚く
想像もしなかった未来に
自分が存在してる
あの頃見つけた
暗号は解けたか?
答えよりもっと前に
問いを忘れた
人の思考 ...
無限のフィールドに
ゴーストを飛ばして
戦ってる若者たち
コンビニで立ち読みしながら
あるいは駅で電車を待ちながら
無表情な彼らは
特徴のないただの通行人
肉体とは
完 ...
共感されがたい物の
領域に入っていく
狭い空間に
足を滑らせていく
だけど
なんという居心地の良さ
リアルを忘れる遊具は危険
まるで
断崖から
スローモーションで ...
この哀しみは
量子や光子いっぽ手前の
自然物の哀しみです
この場合
自然物には合成物もふくみます
この次元にからめとられた
あらゆる存在の哀しみだからです
観 ...
冬は嫌いなのに夏のドラゴンは飛び去ってしまった
いつものように「さよなら」も言わず
いつの間にか空は高くなり
入道雲も姿を消して
来年まで夏のドラゴンは戻ってこない
(来年まで私、生きて ...
臓器移植のために
作られ育てられた
子供たちは
学校で自称詩を書くように
奨められた
良い自称詩を書けば
マダムが
自称詩集を出してくれるという
噂だった
そして自称詩集を
出して ...
カチコチカチコチ
時計の音
カチコチカチコチ
私は男で
カチコチカチコチ
遠くで眠れないあなたは女で
カチコチカチコチ
カチコチカチコチ
時限爆弾を探す警察官たち
三条京阪の駅に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ほおずきざんまい
そらの珊瑚
短歌
5*
17/10/12 8:58
ジャンヌ・ダルクの築いたお城 蛸
田中修子
散文(批評...
2*
17/10/12 8:03
おとこがきもちを冷ましている
吉岡ペペロ
自由詩
13
17/10/12 7:19
兆し
葉leaf
自由詩
3
17/10/12 4:13
新生
ひだかたけし
自由詩
6
17/10/12 1:23
不協和音
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/10/11 23:25
灯台回転光
おっぱでちゅ...
自由詩
5
17/10/11 22:55
今日がその日なら
ただのみきや
自由詩
6*
17/10/11 21:31
古の森にて
忍野水香
自由詩
4
17/10/11 21:27
負けてしまえ
星丘涙
自由詩
2*
17/10/11 21:16
のっぺらぼうの街/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
17/10/11 21:02
藪 より
沼谷香澄
短歌
1
17/10/11 19:39
私たちの地球
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/11 19:06
極悪人
花形新次
自由詩
0
17/10/11 18:39
ママからの電話
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/11 16:39
のっぺらぼうの街
かんな
自由詩
4*
17/10/11 14:17
〃
小原あき
自由詩
10*
17/10/11 12:48
ビー玉
水宮うみ
散文(批評...
6*
17/10/11 12:32
不思議の森を歩く
梅昆布茶
自由詩
14
17/10/11 12:14
Solitude
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/10/11 10:32
愛情
zenyam...
自由詩
1
17/10/11 9:46
青春です。
そらの とこ
自由詩
1
17/10/11 3:35
午前2時過ぎのおはよう
ひだかたけし
自由詩
5
17/10/11 2:24
モールス
ガト
自由詩
3*
17/10/11 1:43
HUNTER
〃
自由詩
3*
17/10/11 1:30
S-9
〃
自由詩
6*
17/10/11 1:21
片方の道
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/10/11 0:46
夏のドラゴン
無限上昇のカ...
自由詩
4
17/10/10 23:42
私に話さないで
花形新次
自由詩
0
17/10/10 23:26
時計
tem874...
自由詩
1*
17/10/10 21:55
1290
1291
1292
1293
1294
1295
1296
1297
1298
1299
1300
1301
1302
1303
1304
1305
1306
1307
1308
1309
1310
1311
1312
1313
1314
1315
1316
1317
1318
1319
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
1328
1329
1330
4.15sec.