もしもしぼくだよ
おばあちゃんげんき
ぼくのこのこえ
おばあちゃん わかる

ぼくはおかねがほしいんだ
きのうみつけた まあるいおかし
じゅうえんだまが
たりないんだ

ほんとにぼ ...
にぎりしめるのは、鉄の冷たさ
弧を描き
風にのり月へ飛ぶ
加速度で剥離した心音
音速の壁で散り散りになる資本社会
札束と金塊を撒き散らし、風になる
摩擦で燃える消費社会
豊かさで枯れる大 ...
自転車で街を走れば
盆休みということだったので
人に奇異の目で見られてしまった 
どこか 物憂げな目をした そんな 私がいた


自転車で走り抜ける 
いつか 通った 通りを
悩ん ...
握りしめた手のひらがほどけるときがいつかやってきたら
私は何か大きな憎しみに似た罪を赦せるのだろうかそれと
もまた別の何かを求めて自己を握りしめる旅をはじめるの
だろうか。いつかは私一人にな ...
雨色の絵具
乾かない涙と癒されない傷のために
散り果てた夏の野の花を
鎮魂に疲れ果てた大地へ捧げる
生者の燃え盛る煉獄へ
死者を捉えて離さない
空砲の宣言と
紙で織られた翼のために
憤 ...
北朝鮮のねらいは
脅してゆさぶることなんだろうから
あまりテレビなどで騒がないほうがよい
騒げば騒ぐほど北朝鮮の思う壺だ
グアム周辺に落とすというならば
ここを見事射てみよ!と
大きな扇の ...
恋に破れた少年少女が
涙を飲んで登る坂の事を
心臓破りの坂と呼んでいる

桜の花びらが頭の上で
残念賞の冠を作り
渡しそびれた手紙を破ったら
季節外れの雪が降るらしい

好きですの一 ...
蝉の声が木霊する八月
風もいくらか涼しく感じる

この頃一日が飛ぶように過ぎてゆく

一時間が 一分が 一秒が
飛び去ってゆく

人生も暮れかかり
淋しく感じるこの頃

蝉時雨の ...
代わり映えのない現実と感情は空
透き通っているとはキレイなこと
でも、綺麗事
なにもなくそれは無色で無感情
感知もしないセキュリティーは
それはただの傍観者
囚われることから逃げて
逃げ ...
行きたい場所があると思う

過去の感情を大切にしたい
空洞になったとしても
続いてゆく所作に美しさがある

真夏でもひやりと冷たい樹皮のような
さめた しなりとした摘み心地は
暖かくな ...
 深い眠りに就く前にお前の笑顔をもう一度見たい。
 お前の笑顔は私と子供とを優しくさせる。
 たった一度の夜に訪れる魔法の力。
 さあ、私らに笑顔を見せておくれ。

 お前は病床で安らか ...
 見知らぬ空が今日もやって来る。
 貴方は暖炉の前で歌を唄い、私はキャンバスの前で筆を握っている。
 ささやかな想いはカーテンの隙間から顔を覗かせ、
 私の下手くそな口笛を笑っている。

...
 涙は溢れ、暮色に触れて、花と為す。
 鷺は佇み、川面は艶やか、凛と為す。
 石は固く、蜉蝣の舞う、誰が聞く。
 風が立ち、影は霞、泡沫の夢を見る。

 夢亡き後に山は燃え、心に映る。
...
春の嵐が子供のままの頭と幸せな迎合をし
酷くうろたえて辺りを巻いている

端から端まで街を歩き通している迷い子
同じ景色を見ているあなたに同情を求める
そういう舐め腐っているような態度が
...
分かり合えることが
まずおかしいと
おれは思う

わかった
よし、わかった
まず飯食おう
それからけんかしよう
作らん?
わかった
よし、わかった
おれが作る
お湯わかす
...
しんしんとして降り積もる雪が
身に染み寒さは体に渡り
涼しさと凍えの境目も
分からないほど火照った体で
観客はいない二人だけのワルツを踊る

取り合った手と手
そのまま凍ってしまって
...
ブタ爆弾から
日本を守るために
自称詩人が自ら操縦して
迎撃するミサイル「JSSJ42」が
日本海沿岸に配備されることになった
トップバッター自称詩人パイロットには
鋼鉄デマゴーグこと
...
命のことなど問われれば
とってもエライ国会議員
「七十歳になってもまだ生きて」って 怒鳴ります
「七十歳になったら死ななあかんね」
六十九歳のお母ちゃん
淋しく笑って固まった 父の ...
父は、事業が行き詰まり大阪へ単身赴任を余儀なくされた。平成九年深夜、胸に激痛を感じた父は、携帯から救急車を呼び診断の結果、胆石の手術のため済生会病院に入院。しかし、短時間で終わるはずの手術が長時間に ... 透けすぎたナイロン袋に絹豆腐のラッピングパックの角が刺さって破れ
る。都会の余波が、障子のすすけたような町にも、ずっしりやってきた。
私の伸びる指に、深く彫刻刀で削り取られた縦長の皺とそれを映す ...
暑い日に大きなあくびをひとつ
団扇で夏をかき回し
もう一つあくびをうって
横たわる
畳と麦茶の匂い
誰かと猫と夕焼け
待ちぼうけ

風鈴一つの高音
虫の音
花火よ火花
とりどりに ...
「キンチョウの夏」という素晴らしいCMがあったが
僕は今「ムヒの夏」である
毎日あちこち蚊に噛まれて
赤くふくれて痒い!
手や足だけでなく
顔や背中まで噛まれている
ムヒをぬってもぬっても ...
指先に流れ込んでくることばたちが綴る詩は
川の流れにたゆたう髪のように絡みついては
また流れていく。ことばたちは生まれては海
月になって遥か彼方の階段をめざしていく。
ことばたちが昇っていく階 ...
電球が一つ
ユラユラ

何も感じない身体

手足に拘束具

鼻の頭が痒い
「小人さん 掻いて下さいな」

いつもカカシのタカシが言ってた
きっと動けなくなるって

「私は好き ...
大きなすいかを切る
たくさんの三角に切る

先がとんがっているけど
みんなとんがりから食べる

たったひとつの丸が
たくさんのとんがり三角になって
赤いとんがり三角になって

ぐる ...
クルマは凶器になるから
クルマの運転手はまず
自分を運転できなくてはいけない
しかし自分の運転が下手なのに
クルマを上手く乗れるやつがいる
そいう人は世渡りも上手い
運の転がし方が上手いの ...
風になびく風鈴
風に逆らうライダー
向かい風はもちろん
横風も追い風とも闘う

風鈴のような人生を
オートバイで味付けする夏
空が空を掻き毟り
空はちぎれ ちぎれちぎれる
爪 柱 軌跡 鐘
傷の音 鳴り止まぬ 傷の音


舌の渦
声の洞
青の青の檻
空の囚人


遠い遠い 雨の色から
...
昨夜は寝ながら考えた
僕達は
円の中心を求めるように
いつも中心を求めている
星を渡る船に乗ろう

星々の充満する世界
満たされすぎて枯渇した地球を捨てよう

宇宙の風に帆を張って進む

資本主義を棄てて
傲慢な自我も捨てて

酸素欠乏の世界から逃げよう
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ぼくはいろいろオイタル自由詩017/8/14 21:20
ブランコ。倉科 然自由詩117/8/14 21:03
IRAと盆休みと私と番田 自由詩017/8/14 20:53
イデアあおい満月自由詩417/8/14 20:32
生者の鎮魂ただのみきや自由詩10*17/8/14 18:00
現代版与一物語zenyam...自由詩017/8/14 13:51
外側の心臓ミナト 螢自由詩2*17/8/14 13:19
蝉時雨の中で星丘涙自由詩8*17/8/14 12:50
タイトルは要らない。これはただの独り言ムウ自由詩017/8/14 12:37
お盆休み◇レキ自由詩6*17/8/14 7:37
一日の祈りヒヤシンス自由詩9*17/8/14 4:01
見知らぬ空が自由詩1*17/8/14 3:27
自由詩2*17/8/14 2:35
Hの生這 いずる自由詩317/8/14 0:45
ケンカポエムもり自由詩2*17/8/14 0:44
永遠のワルツ這 いずる自由詩417/8/14 0:39
鳥貴族花形新次自由詩117/8/13 22:42
いのちのことなど為平 澪自由詩10*17/8/13 22:23
父のことなど散文(批評...4*17/8/13 22:12
赤目の夏自由詩117/8/13 21:31
夏に座す秋也自由詩1*17/8/13 21:07
zenyam...自由詩1*17/8/13 16:46
虹になる子どもたちあおい満月自由詩517/8/13 14:38
旅立ちkino12...自由詩117/8/13 14:37
真っ赤なすいか朧月自由詩117/8/13 10:16
運転手イオン自由詩017/8/13 9:24
風二輪自由詩1*17/8/13 9:24
ひとつ よせる木立 悟自由詩517/8/13 8:51
中心思考zenyam...自由詩117/8/13 7:27
流星の海倉科 然自由詩117/8/13 5:49

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