おまえは既に死んでいる

と言うと、大概の自称詩人は
「こいつ、何言っちゃってんの~?」
とバカにしたような声を発するが
実際、言われた自称詩人は
2週間以内に
自宅アパートで首吊り死体 ...
目の前に砂浜があり
海が広がっている

新しく建て直された旅館
清潔な雰囲気が
以前よりも強まっている

建て直す前のほうが良かった人
建て直された今のほうが良い人
宿泊客が増えたり ...
 花弁が散り際に吐いた赤い呪縛。
 自由は青い額縁の中にある。
 生き苦しさには最良のグレーを捧げ、
 人生の愉悦は黄色い生物の口の中。

 理解を包括した若草の懐にはナイフが隠されてい ...
アジャマ チップ スピンナロー
アジャマ チップ スピンナロー
燕は繰り返し飛んで行く
ヨイガニハ ニーハニー
ヨイガニハ ニーハニー
蟹は窓辺を鋏でノックし
ケウサケウサマ クサラサク
...
   あしたの天気予報をテレビで眺め
   ちゃぶ台のうえのビニール袋から
   隠元をとってはへたをとり
   ざるに放り投げてゆく
  
   あしたは夕方雨が降るらしい
   隠元は ...
 記憶の彼方に浮かぶ一艘の客船は時を巡る。
 大海原は凪いでいる。
 トランス状態に入る前の静けさに音楽は語る。
 安らぎはいまだ訪れはしない。

 多少の情緒不安定は正常だ。
 海は ...
 やさしいよりも 強い人になりたい

 もの判りがいい人よりも 頑固な人に

 なりたい

 笑顔が絶えない人より 涙見せる人に

 なりたい

 許されるより 許す人になりた ...
学校の帰り道

野イチゴが揺れていた

あの子と

つまんで食べた

ランドセルを放り出し

寝転んだ

見つめ合い

笑いあった

夏草の匂いがした

空に向かっ ...
戯れの猫が二匹
首を伸ばして寄り添っている
コンロの上 いや違う
それじゃあ 食べられてしまうでしょう?と
お小言言いながらも 唇は歪めて笑う

勿論 口角は揚げる方向が一番だから ...
( 自分はねえ
ひと味ちがうんですよ )
が 会話の節々に
まき散らかされた
終電後の居酒屋の
埃のたまった換気扇を
ぼんやり見つめ きみは
タバコの煙にポエジーを
感じる ...
理想と現実が重なって

閉じたアサリになった
あおくて深い
あおくて深い

海の底で二人ぼっち

黒い気持ちを吐き出そうとしたら
あわになって消えていった

あなたの言葉もあわになって消えていく

やがて夜になり視界不良

...
○北朝鮮制裁「圧力強化」

○首相の「丁寧に説明してまいります」

○官房長官の「問題ありません」
冬が冬を抱くかたちから
噴き出るように羽は生まれ
冷えるばかりのけだものの声
一本の線に遠のいてゆく


永く細い針の重なり
薄く紅い流れのひろがり
目を閉じ ひらく日 ...
人魚姫対岸をみて泣いている男女二つの影の七夕


地球では雨が降っても宙は晴れ人魚の想いとうらはらに晴れ


織姫がもどる頃には泡となり人魚はとわの一年の旅
おかえりって名前の作家がいるんだけど
Twitterのアカウントはokaimhomeで
ただいまって言いたいからこの筆名にしたのかな
って思ったりした自分でおかえりって言える人は
いつでもただ ...
アイデアも技巧も尽き果てた
頭に絡みつくある思考回路
そいつがおれのペンを折る
何を書けばいいのかわからない
形にならない感情を
大学ノートに叩き付ける
おれは怒っている
おれは悲しんで ...
この手紙はアル中患者の僕から
看護婦のあなたにあてたものです
手紙に宛名は書けません
送り主の名もかけません
それは僕があまりにも
恥知らずな恋をしてしまったからです

あなたと初めて話 ...
 さくら色の雪が降っていく。
 うす水色の空を埋め尽くすかのように、絶え間なく降っていく。
 ラジオから尾崎豊の卒業がながれてくる。

「今日の雪、なんかおかしくない?」
 ぼくは、左に首を ...
「市役所に出すから押してください」
と業者に言われ
しっかり読まないうちに
押してしまった!
印鑑を押すときは
少なくとも全部読んでから
押すべきであったのに
どうしてあんなに
すんな ...
室外機の音だけが無機質に繰り返される朝

朝焼けが美しいと感じる私の心は美しいか?

時計の針は4:56
私は何を待っているのだろう

スタバの写真無表情で上げて
私は何を待っているの ...
一輪の花火が咲いた

私はナミダ流し

あの花火になりたいと独り言ちた

火薬とともに大勢の前で

星々が見おろす空で

ナミダを拭うと私は

火薬をつくり始めた

私は花 ...
七夕



風鈴
機械的に進む日常
断片的な夢の気配

モノクロの夢の中に沈み込み
錆びついた思い出をつかみ取る

午後に目覚めた私の個の核を
夢の錆臭さが侵してゆく

ナイフを持って立ち尽くす人を見 ...
静寂は海

途方に暮れた作曲家が
ペンを投げだし
付く吐息

白紙の五線譜を
群れ成す音符が泳ぎゆく
虚しい幻

目を閉じて
内なる海を前に
立つ

足元に打ち寄せる
水 ...
自転車を漕ぎ忘れゆく日常の都会の暮らし軽井沢にて


手折ってはいけない花を手折ってるこどもを赦す手折られた花
          クラフトワークで踊るための墓場。
                   詩とモチーフ。
            詩集を読みながら、マルとか
                バ ...
この空がずっと続くと信じてた学生時代の常夏の空


雷に打たれてしまいたいほどの失恋の日に不意討ちの雨


傘二つ隠して君を待ち伏せてカフェで二人はクリームソーダ


ごめんねと云わ ...
六つの舞曲があなたから贈られ
時を奏でる精霊に妬まれた
愛を歌う神話に戻ったような物語が
いま回転盤の針を震わせて
狂おしくヴァイオリンの音色とともに

目覚めると
珈琲の飲みかけのカッ ...
わかっているよ
と云われてみたい
ぼくにはわかっているよ
あたたかいことば
ことばによる抱擁
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひでぶ!花形新次自由詩117/7/8 6:18
旅館夏川ゆう自由詩117/7/8 5:22
流転ヒヤシンス自由詩2*17/7/8 3:51
文字焼けの紅い彼方は秋也自由詩2*17/7/8 3:41
隠元石田とわ自由詩9*17/7/8 3:13
邪心ヒヤシンス自由詩5*17/7/8 3:06
強い人に佐白光自由詩117/7/8 0:13
野イチゴが揺れていた星丘涙自由詩1*17/7/8 0:11
暖炉藤鈴呼自由詩017/7/8 0:01
うんこもり自由詩017/7/7 23:30
あんた自由詩1*17/7/7 23:05
海底。泡と。泡。倉科 然自由詩017/7/7 19:35
聞き飽きた言葉zenyam...自由詩017/7/7 16:20
ひとつ 描く木立 悟自由詩217/7/7 15:42
「もう一つの七夕伝説」 三首もっぷ短歌217/7/7 15:03
お湯が沸いたよ/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外こうだたけみ自由詩1*17/7/7 14:42
どん底でペンを取ると...宇津田詩能自由詩017/7/7 12:10
看護婦のあなたへ自由詩017/7/7 12:07
GRADUATION草野大悟2自由詩117/7/7 9:55
押印zenyam...自由詩017/7/7 9:11
無機質な心不思議な色の...自由詩017/7/7 5:19
倉科 然自由詩017/7/7 4:16
平成29年7月7日(金)みじんこ自由詩017/7/7 2:40
手遅れ倉科 然自由詩117/7/7 1:17
五線譜の海まーつん自由詩017/7/7 0:52
「白樺の庭」 二首もっぷ短歌117/7/7 0:20
措辞よりも斎藤秀雄自由詩2*17/7/6 23:54
「ぼくたちのそら」 四首もっぷ短歌117/7/6 23:44
パヴァーヌ乱太郎自由詩5*17/7/6 23:08
あなたからもっぷ自由詩217/7/6 22:55

Home 戻る 最新へ 次へ
1302 1303 1304 1305 1306 1307 1308 1309 1310 1311 1312 1313 1314 1315 1316 1317 1318 1319 1320 1321 1322 1323 1324 1325 1326 1327 1328 1329 1330 1331 1332 1333 1334 1335 1336 1337 1338 1339 1340 1341 1342 
加筆訂正:
重力/斎藤秀雄[17/7/7 14:16]
スペースの数を変更
3.98sec.