土星がこんなに走れるとは知らなかった。いくらボールを入れても得点にならないので火星はいらだちはじめた。水星に至ってはペットボトルに作り置きしたウィスキーの水割りを枕元に置いて眠り出した。金星は泥にまみ ... 銀河の彼方からモールス信号
ぼくはコーヒーを飲みながら受け取る
先人の知恵を享受しながらも
なまけ者のぼくが地球に存在する
ウィスキーが「神の水」だったら
飲むことにするだろうになぁ
狂人 ...
自称詩人という
悲惨な存在を
一掃するためには
社会改革により
格差や差別を無くす以外ない
と考えた私は
自称詩人の集いに参加し
「君たちのような人が
1人もいない、ゼロ、ナッシングな ...
逆さまになって
ぶっ倒れ
気付くと
天を仰いでいた


濃密な青
漆黒の宇宙空間に
そのまま接続していく
濃密な青

標高三千メートルのアイスバーン
アイゼンの爪先が食い込ん ...
私の中の私は泣いている
一人は嫌だと

優しい心に触れたくて
求めた身体に汚される

きたない
いたい
こわい

どれだけ傷付いても

触れた指先が忘れられない

...
雨に濡れたアスファルト
踏みしめ歩く

何処に辿り着くのか
道の果てはわからない

この星の息づかいが
足の裏に響き
それが力を供給する

悲しみか、憎しみか、
それとも喜びか
...
女子高生が蛇を履いていた
ズルズルと足首を食べられて
血が流れるのは上の方からだ

子宮の鱗が剥がれていく度
透明な体に生まれ変わる
水泳の授業を休む時に
男の先生だと言いにくい

...
しらないうちに  
ふくらんでいた

さよならの風船が
やぶれて

きみはとつぜん
 
さよならをいった


夏のあいだじゅう
さがしても 
おいかけても 

たどり着け ...
北朝鮮がミサイルを発射するたびに
政府は「圧力強化」を繰り返す
いつまで効果のない圧力強化を
繰り返すつもりだろうか
今回北朝鮮が中国四国上空を通過させて
グアム沖へミサイルを落とすと発表す ...
朝はひとり


琥珀色をみつめる

砂糖はひとつ

あたたかいやつ


ラジオがながれ

おもいはぼんやりと


カーテンがゆれた

夏が終わろうとしてゐる
花がしづかに揺れてゐる。

その横に小さな言葉がおちてゐる。

姉さんがそれをひろつて、お皿にのせた。


子供たちは外であそんでゐる。

まぶしいほど白いお皿に ...
うちの猫はもうすぐ十二歳になる
この二、三年 もう駄目だと思う時が
何度もあったので
いつ死んでも不思議ではないだろう
祖母は施設にいるが、もう九十五歳で
いつ知らせが来てもおかしくない
...
薄曇りの空を浴び
錆びたトタンが発色する
剥げかけた というよりも
薄い金属の表面を
浸食している赤ペンキ

腐蝕しながら
守るべきものを阻害していく

かつては輝きそのものであり
...
みどりいろした
星をなぞる指先が
燃える
やわらかい
歯をたてては
めいめいにいのって
慈しむ紺色、宙をけって
絡まるいばらが
すきとおる喉元で
ひろいあげた木の葉の
ささやかな屈 ...
一直線に伸びた微粒子の放出
光りは彼方へと繋がり
藍色の権力は力強さと共に形を残す

過ぎ去る景色
そこには風がなく
過ぎ去る感情
そこには母の優しさが無い

やがて果実は実を開く
...
会社で、総合職の若い人たちが、
僕なんかもちろんはるか後ろに置いて、
出世してゆく
それはそれで良い
会社の姿勢だ
だけど僕は僕で生活しなければならない

僕も若い頃は、
というより多 ...
影かすめ
   ふり返り  だれも


――夏よ
荒ぶる生の飽食に晒された{ルビ石女=うまずめ}よ
あの高く流れる河を渡る前に
刺せ わたしを
最後に残った一片の閃光をいま
仰向けに ...
真夏の太陽が
目に厳しい午後
思い立って
アスファルトの上を
走ってみる
全力で
走ってみる
緩やかに
変わっていく景色
穏やかに
蘇っていく記憶
息が切れて
走れなくなった時 ...
空の城址、たてがらの
緑照り映え、草いきれ
この八月の末に吸い込めば
穢土の悪臭、一度ならず二度、三度
襲い来るのは必定にしても
透明な緑の叡智の詩想の許に
たてがらの空の城を現にせんと
...
生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は何故

未来があるなんて信じてないよ

生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は

ただ 死ぬ理由もないからさ
彼方から雨が降ってくる。その雨たちを束ねて
鋏で切って海を千切りたい。鎖につながれたこ
の心は固まったまま四角の水槽を往来している。
夢を見ることも赦されずに、花咲く季節も見れ
ないまま私は歳 ...
誰かが私の涙を見て笑っている。
それは優しさではなく、あたた
たかなオブラートで包んだ刃だ。
私にはどうしてこんなにもわか
るのだろう。それは私の母たち
が愛のない身体に流してきた雨
と同 ...
見えないナイフを抱えて走る。
私は胸のなかに盲目のナイフ
を抱えている。何も見えない
くせにたくさんの人を傷つけ
て泣きながら笑っている私の
ナイフ。月明かりの匂いだけ
はわかるようで顔を ...
なげおとしたくらやみの中で
砂の声から俯いている
よーやく手放したのに
どーして鳥のバカンス

おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーーそ ...
気を失いそうなほど
嫌悪感に苛まれようと
生きていかなくてはならない

今日で休みが終わる
これは世界の終わりではない
それに限りなく近いとしても

代わり映えのしない毎日は続く
変 ...
近頃ワイフがテレビの天気予報を見ながら
ファッションの話をするようになった
今日の天気予報士のファッション変わっているねえ!
僕は天気予報はファッションは関係ないから
いつも聞き流しているが
...
独身最後の八月のその終わりに
痛みに耐えかねてわたしは
あなたの部屋の
あなたの冷蔵庫を開ける未明

みつけられずに
カニカマを消極的に選んだ
食べ終えて そして胃薬とバファリンとを
...
偽善で覆いつくされたこの世界はいつも
優しい言葉を待っているのか待っていないのか
閑寂の中に一抹の寂しさを覚えるのは
大人に慣れてしまったのか
人は簡単に人を裏切る いつもだよな

偽善で ...
空砲を撃つの
ほわんとしたそれの白い煙

空砲を撃つの
幻の兵士たちが見えない弾を詰める

あたることのない空砲

わたし 風に浮き上がるの

秋風の夕日色を筆で塗りたくったような ...
心象風景の中揺れている黄色い花
花の形は竜胆に似ているウコンの花
本来ウコンの花は、黄色でないことを知っているわたし
本来は 桜貝のような色や白絹の純白な色の鱗のように重なった淡い緑の苞の中に遠 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
恋のABCああああ自由詩517/8/31 22:02
モールス信号みっちー自由詩317/8/31 20:39
改革花形新次自由詩117/8/31 20:01
滑落ひだかたけし自由詩8*17/8/31 16:32
ふれあいkino12...自由詩217/8/31 16:14
星丘涙自由詩3*17/8/31 15:05
白い蛇ミナト 螢自由詩217/8/31 13:21
九月の雨st自由詩417/8/31 13:08
圧力強化zenyam...自由詩2*17/8/31 11:00
琥珀色星丘涙自由詩4*17/8/31 6:38
草色石村自由詩19*17/8/31 1:39
終わり、そして始まり忍野水香自由詩1117/8/31 0:54
ページLucy自由詩10*17/8/31 0:05
cream sodaむぎのようこ自由詩8*17/8/30 23:58
権力への意志鷲田自由詩617/8/30 21:43
もう僕らの時代ではないはだいろ自由詩417/8/30 20:48
夏石女ただのみきや自由詩13*17/8/30 20:14
ふるさと寒雪自由詩217/8/30 18:30
たてがら城址ひだかたけし自由詩6*17/8/30 14:40
息切れ天竺葵自由詩117/8/30 14:19
生まれる日あおい満月自由詩317/8/30 14:18
自由詩117/8/30 14:05
盲目ナイフ自由詩117/8/30 14:03
犬の住処moote自由詩017/8/30 11:41
根拠などないけれど坂本瞳子自由詩017/8/30 9:23
ファッション天気予報zenyam...自由詩2*17/8/30 9:07
骨折もっぷ自由詩517/8/30 7:30
少年はギターを抱いて眠る岸かの子2自由詩2*17/8/30 3:38
空砲水菜自由詩217/8/30 0:41
黄色い花自由詩417/8/30 0:03

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