いつも日没は反覆だった
ごみ箱に弁当の中身を捨てる
箱の中
散らばった白飯が造花のように咲き
今朝解凍された惣菜がぽろぽろと転がる
(それだけしかないから)
誰にも見つからない ...
白木蓮の花が
まだ冷たい空に向かって
ふくらんで
忘れていたつもりの
いくつものことが
いくつもの夢が
何人ものひとたちが
咲いてきそうで
立ち止まっている
と
こころがにじん ...
薄臙脂色に錆びた 夜に向かう空
冷める夜営の街 風がなぞって
そんな絶景の中に 悲しい唄の語り部がひとり
物静かに立ちすくんで 遠くを見やり 語りだす
「誰のためでもない この世界で」 ...
冷たい空に似合う、寒い雨が降っていた
暗いインクの道に街灯が流す 光の滝
その中で これまた同化しそうな程の黒い傘をさしていた
「こんな景色では 僕は帰れないね」
喜びの滲んだ ...
あれから10年も、と
渡辺美里が歌う
100年続きますように、と
一青窈が歌う
10年前 父が他界した
真面目で
小心で
サービス精神旺盛で
ギャグがよくすべる
そんな彼を
私 ...
野菜植え育つ早さに驚いた収穫の時期そこまで来てる
夏祭年に一回行われ何回行っても内容同じ
海を見る集中力はなくていいただそこにある海を楽しむ
新しい建物建たず古いまま昔のままを表現し ...
聴いてくれなくても
いいよ
息づいた
鎖骨のくぼみにすこしだけたまって
あとはみんな流れるよ
疲れた首
あなたに雪を投げる子ども
溶けて
白のうえに残っ ...
空が知るアスファルトも知る自らもだけど足りないそれはパンです
遠い日もいまも変わらぬリボン無きみすぼらしさよこの人生の
いつだって観ている隣の人生の味は甘いかどんな甘さか
...
風見鶏
博愛
ポスト
うなだれて
中途半端な姿勢で
寄りかかって
肩が痛い
眠たいからしょうがない
かと言って眠れない
今夜もまた
夜は更ける
朝が近くなる
やっと眠りにつく
目覚めは早く
...
俺の脳天に風穴がふたつあいている、ひとつは自分でどうにか出来る、もうひとつは自分じゃどうにもならない、その穴はお前にどうにかして欲しい、そいつは俺にはどうすることも出来ない穴なんだ、俺 ...
ザプンと飛沫が上がる度
痛みが 一つ 弾けます
空は 真っ新なほどに 青くて 白くて
耀く太陽が 全てを覆い尽くす程に
ツライのですが
その言葉を 発する手前で
光が 消して ...
国有地を
不当に安く手に入れ
自称詩人育成学校を
設立しようとした
自称詩人の夫婦
(夫、硝子のガチョウ 妻、春風弥生)が
首相から
100万円の寄付を受けた
と証言した件は
実はホ ...
「綺麗」「美しい」
その語感に
こころとろけ
誘惑され
引き込まれる
私はそれを愛おしみ
抱きしめ愛撫する
それは秩序があり
天体のように
細胞のように
緻密で
謎に満ち ...
大地が鳴ってる
静けさ聴こえる
どんな時にも祝福を
憎悪ではなく祝福を
死の間際こそ祝福を
大地が鳴ってる
静けさに耳傾け
底の底から湧きあがる
生きて今在ること、
共鳴する ...
潮風を浴びている
白い丘
黒い岩肌、
なめらかな、
すべるように飛ぶ鳥の
くすんだ青の骨
、風に中指をのばす
調律師はもうなにも
弾かなくても、それが見えた
やさしい音楽 ...
朝の接近が
常態化して
討ち入りの日が
検討されると
本当の上司が
茂って来る
石器時代の庭に
埴輪があると言う
アナクロニズムで
長い川が美しく
明らかに正しい泡が
厚かましく ...
貰った花束をスマートフォンで切り取ったり
取れてしまったボタンを小さな箱にしまいこんだりすること
連なっているはずの港区の海の匂いは
知っている海と少しだけ違うような気がした
平坦につづく ...
雨上がりの今朝
出窓にノートを置いて書き物をしていたら
お隣に広がるガレージと倉庫では
レ ...
たのしいですか
妬みもあったんだ
悲しみもあったんだ
お前はそれに名前をつけるな
綺麗な場所もあったんだ
汚れたこともあったんだ
お前はそれに名前をつけるな
ほしいと思う日があるんだ
...
銭湯
もずく
ハサミ
このままつよい
雨に紛れて眠りたいけど
子どもの涙みたいなお空の夜に
聴くべき歌があるなら知りたいな
ヒップホップもロックもいいよ
大体のことはもうわかった
大抵のことは最低で灰色さ
...
明日は明日だから
今日がどんなに澱んだ一日であっただろうが
つまらないことだらけで
怒りに満ち溢れ
涙が止めどなく
暗雲が立ち込めた日であったか
明るい笑い声に包まれ
歌声が ...
子どもが、笑うよ
私の中の子どもが笑う
けらけらと楽しそうに笑ってる
私は、すこし、引いて
そして、柔らかく時を眺めるの
笑う笑う
子どもが、笑う
香が引いていくよ
あ ...
ゴミのような自称詩にも
何かしら価値らしきものがあると
思っているうちは
ゴミ、糞尿、肥溜め以外の何ものでもない
久しぶりにすき焼き食った翌日の
シラタキ入りのウンコの方がまだ価値がある ...
波によって作られた影のようなものだけがそこに
子供の手を引いた人 そして
オークションで落札したコートを
私は着て歩く 他の誰に見せるというわけでもなく
老人の目をして 行く宛をなく ...
「ヒロシ暖かい」
「あぁ、バスが来るまで、こうしていようか」
「湯たんぽみたいって
湯たんぽをよく知らないから
電気ストーブみたい」
「あぁ、人間は生きているだけで
物理的には100 ...
夜のとばりが降りる頃
君の少し汗ばんだうなじに
おそるおそるてを伸ばす
これは夢だ
君のぬくもりに胸は震え
唇のやわらかな感触を感じながら
君の黒髪をゆっくりと撫でる
これは夢だ
...
お金の話って好きじゃない
お金に捨てられ
お金に拾われる
お金が触媒になり
化学反応を起こして
人々が交流する
価値の差異
貨幣の流通
嗚呼
まだ私は1984年に生き ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
セパレータ
紅月
自由詩
9
17/3/28 9:38
春
AB(なかほ...
自由詩
4*
17/3/28 9:30
綻びの街
黒ヱ
自由詩
1
17/3/28 7:07
雨夜にさす
クロヱ
自由詩
1
17/3/28 7:03
10 years
uminek...
自由詩
3*
17/3/28 6:52
海
夏川ゆう
短歌
0
17/3/28 5:25
あるいは夏風のなかで
動坂昇
自由詩
3
17/3/28 3:45
「リボン」 一〇首
もっぷ
短歌
2
17/3/28 3:43
平成29年3月28日(火)
みじんこ
自由詩
0
17/3/28 2:00
リフレイン
坂本瞳子
自由詩
0
17/3/28 1:15
本当じゃない限り出来事のすべては簡単なことなんだ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
17/3/28 0:44
貝殻の記憶
藤鈴呼
自由詩
2*
17/3/28 0:18
払い下げ
花形新次
自由詩
1
17/3/27 21:59
「綺麗」「美しい」
星丘涙
自由詩
3*
17/3/27 21:11
現大地フォーラム
ひだかたけし
自由詩
5
17/3/27 20:09
風の腕力
flygan...
自由詩
9
17/3/27 19:34
フラッシュバック
間村長
自由詩
4
17/3/27 19:03
graduate
青の群れ
自由詩
4
17/3/27 14:53
建設機械/ブラック/朝/五体合体のロボ/希望
TAT
自由詩
6
17/3/27 8:20
みなさん
もっぷ
自由詩
2*
17/3/27 3:14
名前をつけるな
竜門勇気
自由詩
3
17/3/27 3:13
平成29年3月27日(月)
みじんこ
短歌
0
17/3/27 0:32
うまい生き方
ユッカ
自由詩
2
17/3/26 23:56
明日という日
坂本瞳子
自由詩
1*
17/3/26 23:49
子どもが、笑う
水菜
自由詩
1
17/3/26 22:22
恥垢
花形新次
自由詩
2
17/3/26 22:20
道を行く日
番田
自由詩
2
17/3/26 19:45
人間温暖化
イオン
自由詩
2*
17/3/26 18:36
正夢
しずる
自由詩
6*
17/3/26 18:17
貨幣
小川麻由美
自由詩
0
17/3/26 15:02
1304
1305
1306
1307
1308
1309
1310
1311
1312
1313
1314
1315
1316
1317
1318
1319
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
1328
1329
1330
1331
1332
1333
1334
1335
1336
1337
1338
1339
1340
1341
1342
1343
1344
加筆訂正:
開かれた牢獄の中でみんな目的だけが未来だと考えながら生きている
/
ホロウ・シカエルボク
[17/3/27 0:15]
おれの持っているドア → おれの持っている鍵
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 22:15]
やっぱり「潤む」へ戻しました。
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 22:14]
やっぱり「潤む」へ戻しました。
愛煙家
/
ただのみきや
[17/3/26 19:15]
一行目「潤む」から「潤んだ」に変えました。
4.59sec.