頭が
いい人は
理屈で理解しようとする
人の心も
あたらしいのか
なつかしいのか
そんな距離感の友への手紙を持って
五丁目のポストへと急ぐ
この町にも一つ 真っ赤で寡黙なポスト
いつからあの場所で立っているのだろう
いつまで赤いつもり ...
○僕は退屈だから
一日に何回も
売店へ足を運ぶ
○四階はシルバー中心の病棟
三階はベビー中心の病棟
人生のはじめと終わりが
大変なようだ
○看護師の「ごめんね」
患者の「ありが ...
廃屋になっているのに
ばらの蔓が家中を取り巻いて
賑やかに花を咲かせているのでしょう
公園では透明な子どもたちが
鎖の浮き出たぶらんこで遊びながら
漂う香りをぱくぱく食べています
...
輝き
鯉
オレンジジュース
人生はもはや人類にとって壮大な暇潰しに過ぎず
六日で作られたこの世界は暇潰しをするにしてもあまりに不完全だ
空は観念にすらなれず
音と同じにもなれずに
嘘であれと思う
神様を殺してしまう ...
神に反対するものは
痛打される
象を飼って居ても駄目だ
太陽が光り輝き
湾の海水は塩辛い
スライド登板の日だった
ニセの胃が泳いで行って仕舞って
コラージュを背景に投げる
神であるキャ ...
愛するものが死んだときには自殺しなければなりません
なんて言った詩人がいるそうですが あいにく私はそうとは思いませんね
なんてったってこの世の中じゃ行けども行けどもお先真っ暗
日は音もなくし ...
川沿いを歩く
アスファルトが敷かれた道と
コンクリートに囲まれた川
空気が止まっている夜に
桜がひらひらとこちらへ
回転しながら降ってくる
街灯が至近距離で照らしだす枝に
花はもうま ...
ある晴れた日に
平野にあなたが帰ってくる
自転車を避けながら
国道の渋滞にめまいを覚えながら
膚がかさかさになる家に
丘からそれを見つめている
思わずふたりは
...
語彙のとぼしい
おまえの話は実に難解だ
実に難解だが
実に、真っすぐでもある
何か、
大発見があったのだろうか
きらきら輝くその目に
応えてやりたくて
必死に推理する
...
Sと昨日会った
物凄い人で原宿駅の前の溢れていた その日
私は しかし なぜ 連休となると
人と会わなければならなくなるのだろうと思う
そんなことを考えていた 私は
降られていた ...
触れる頬
風泳ぐ笑み
揺れる花
雲の隙間から降りてくる
やわらかい陽射しから
「 」
って聞こえた
それが
はじまりで
それで
おわりのようだった
結局
きみにとっては
ってつぶやいた
空 ...
現代社会では
厳しい品質が求められており
不具合のあるクルマは
めったに走らない
そのうえ現代社会では
自動運転が求められており
それをドライバーは
恥ずかしいと思わない
ナゾだ
...
あの星にも、かつて誰かが何かを願ったのだろう。
同じ星空を見て、あなたもきれいだと思っているだろうか。
遠い遠いあなたにも、いつか出会えるだろう。夢を見つづけているかぎり。
だって、同じ星空を見 ...
人間にとって向上心は
不具合だったのだ
空を飛ぼうと
飛行機を作ったが
戦いを酷くした
いつもそばに居たいと
通信機を作ったが
かえって孤独になった
笑顔を残そうと
映像 ...
ケツの穴、穴、穴
で有名な円歌こと
こぶ平の実父(アウト礼二・孝二 談)
が亡くなったのを受け
みどりの妹で
歌手の林家泰平が
金髪亭豚平に
またもや攻撃を仕掛けたことが
話題になって ...
零れそうな雫に
思わず伸ばした手を引けず
しとり、と潤った手の平が
少しくすぐったい
いずれ
ひたひたと満ちる朝に
夢の始まりと終わりが
分からなくなる
君の夢の終わりが
僕の夢 ...
三人兄弟
間に挟まれ妹は
兄弟にいない
妹は邪険にされ
空気中の塵となる
皐月 水無月 待ちこがれ
ものやわらかく
あたためられて
萌えだしはじめる
庭の柿の木ょ
ことしの夏も 変わらずに
うれ ...
○身元保証人
いざ入院となると
誰に頼もうかと迷う
まさか近日の90歳の叔母さんに
頼むわけにはいくまい
○緊急な入院なのに
入院書類をたくさん渡される
こういう場合に読む人なんて
...
わたしは黒いプードル
年齢は10歳
人間で言えば60歳を過ぎた
おばあちゃんってとこかしら
わたしは今、ある事情から
ここ、下北沢のペットショップで
里親さんが来てくれるのを待って ...
あたりまえと思っていることが
とても大事なことなんだよ
健康あたりまえ
平和あたりまえ
三食食べられてあたりまえ
水が出てあたりまえ
電気が点いてあたりまえ
さて今日も花が咲き
往来はあざやかな灰色
卵を割る指に思いが絡まって
( )
シャツを洗い シーツを洗い くつ下を洗い
はがれ落ちる自意識をかき集めてくり返し洗い
...
夜が割れ
なまあたたかい風が降り
明日の朝を見せ
ふたたび閉じる
標は暗く
音は見え 川は見えず
小さな鉄の声が灯り
水に映る夜を扇ぐ
三角の紙の群れの ...
人は
入退院を繰り返しながら
生を充実させてゆく
ほう
そう ですか
そう ならば
さよう ならば
さようなら
彼女が一枚のメモをのこした
その筆跡を正しくなぞって
彼は彼女になり代わって
亀や葡萄のイラストを描いた
タイムマシンはきっとあって
時間が10年遡って
また10年の時間が過ぎると
彼女 ...
新しい季節は いくつかの出来事を
思い出に変えていく 流れつづける川のように
流れない肉体を持て余し 大切だったもの
手を伸ばしても 届かなくなっていくばかり
言葉にできる言い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
理解
ホカチャン
自由詩
0
17/5/1 14:03
手紙
もっぷ
自由詩
3
17/5/1 12:54
入院独り言集11
ホカチャン
自由詩
0
17/5/1 11:07
スケッチ(五月)
春日線香
自由詩
4
17/5/1 4:15
平成29年5月1日(月)
みじんこ
自由詩
0
17/5/1 2:27
痕跡
自縛ポエトリ...
自由詩
2
17/5/1 1:28
痛打
間村長
自由詩
5*
17/5/1 1:27
同盟
自縛ポエトリ...
自由詩
4
17/5/1 1:24
あるく
木屋 亞万
自由詩
2*
17/4/30 23:24
ぼくを見つけたら
吉岡ペペロ
自由詩
8
17/4/30 23:04
難解な話
千波 一也
自由詩
4
17/4/30 21:53
また原宿で
番田
自由詩
2
17/4/30 21:36
御多幸
勇姫
俳句
0
17/4/30 21:16
雲雀
AB(なかほ...
自由詩
8
17/4/30 21:00
ナゾの自動運転
イオン
自由詩
1*
17/4/30 19:14
星
水宮うみ
自由詩
3*
17/4/30 19:13
向上しない向上心
イオン
自由詩
2*
17/4/30 19:13
豚
花形新次
自由詩
2
17/4/30 18:55
季節の証
相田 九龍
自由詩
5
17/4/30 18:21
兄弟は三人
勇姫
短歌
0
17/4/30 16:19
青葉
信天翁
自由詩
1
17/4/30 16:12
入院独り言集10
ホカチャン
自由詩
1*
17/4/30 15:05
プードル
chihar...
自由詩
3
17/4/30 11:48
あたりまえ
ホカチャン
自由詩
1
17/4/30 9:31
洗いざらし
はるな
自由詩
9
17/4/30 8:43
ひとつ 花歩
木立 悟
自由詩
7
17/4/30 7:08
入退院
ホカチャン
自由詩
1
17/4/30 6:10
分解Ⅰ
小川麻由美
自由詩
1*
17/4/30 4:51
リグレット
砧 和日
自由詩
2
17/4/30 0:21
フール・オン・ザ・ヒル
讃岐どん兵衛
自由詩
6*
17/4/30 0:15
1287
1288
1289
1290
1291
1292
1293
1294
1295
1296
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1298
1299
1300
1301
1302
1303
1304
1305
1306
1307
1308
1309
1310
1311
1312
1313
1314
1315
1316
1317
1318
1319
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
3.6sec.