もう恋はしないと決めた哀しさを一人のものとして綴じる寂しさ
{ルビ夕星=ゆうずつ}を見ない日続く梅雨のなか届かぬ{ルビ手紙=ふみ}とそのあてのなさ
ジャズピアノ似合う私でないけれど ...
幻聴でなくて難聴を患ったせんせい誤診のままが良かった
ガラスの表面を
汗とも涙ともつかない水が伝う
過去を鋤きかえし
クチナシを活ける
日々寄せては返す悔恨は
わたしが築いた防波堤を
かるがる越えてみせる
((( それさえも憎めない ...
世界が沸騰している
内戦やらテロ 飢餓
疫病で沸騰して
ぐつぐつと煮えたぎっている
夏の太陽が燃えたぎり
肌も細胞も
紫外線で焼き爛れ
身も心も
熱をはらむ
燃える 燃える ...
満員電車を降りた時から
この世界のスピードに乗れなくて
鳥籠の中でバタ足をしてる
交差点で待つ信号の青
最大瞬間風速の今を
働く人は駆け抜けて行くのに
僕には羽ばたく空がなかった
...
魔法を信じるかい?
魔法使いの弟子になりたかった
どんな魔法のためだって?
それは秘密。。。
ではないのだ。
みんな魔法使いの弟子になりたがる
でもいまの魔法には血が通っていな ...
敵を聞くと
糞臭の漂う朝食となり
シシャモを食べる
蜆の味噌汁を飲む
円環を描く三日月を
聴いて居たせいもある
元々三つあった首が
一つに減り
水で濡れた手を
武器の様に使う母が居た ...
あなたのつくる わたげのはなび
さいた ひらいた ほころんだ
はるのすきまで たのしげに
ねえねえ わらって?って
首をかしげるみたいに
借景になるつもりはないの
大きな山 ...
あなたのこと
大切に思ってますって
まっすぐに念じたら伝わるのだろうか
時々
野良猫で練習してる
野良猫なら上手くいくのに
人は生意気だ
野良猫は優しいのに
人は間違える
...
今日も
生きている
生きている
僕もあの人この人も
僕の知らない多くの人たちも
生きている
生きている
何かをを思い
何かを考え
生きている
生きている
ほんとによく生きている
...
皆既日食
アンデス山脈
正社員
ぼくの心は雨が降っているのに
そらは晴れていて
あまやどりをしていたら
くもは僕をおいていく
それがとっても嫌で
はしる雲を追い掛けていたら
なみだじゃない水が出てきた
なんとなく笑って ...
私たち みーんな、
は、
知りませんか?
こないだ 会議している。
落としたんです、 ポケットには
縫い目
が ほつれてて、 私
すきまから ...
明け方に真っ赤なカラスが「かぁ」と短く鳴いたら
我が子の体温を実感する起き抜け
夕暮れに赤紫のカラスが「かぁかぁ」と二度強く鳴いたら
笑顔で帰宅する我が子
カラスに負けじと強く抱擁し
頬 ...
この糸のほつれをそっと咥えて
赤錆びた握り鋏はその蓮の手の中――
信仰と諦念の{ルビ臺=うてな}に眠る 享年「 」
景色の皮膚を剥がした
耳は遠く
階段を上り下る
橙色の帽子 ...
夏のなかでは、汗がべとべと出て、どうしようもなく自分が生き物だと実感させられる。
だから夏が好きで、ほんの少しだけ嫌い。僕は僕が生き物だってことがほんの少しだけ嫌い。
この季節になると、いつか ...
人は反射する鏡なのです
だれかをよわいと思うとき
わたしがよわいのです
だから感じることをやめなければならない
わけではない
人はほんとうには
神器そのままではありえないから
...
ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごじゅじんさまはとてもやさしくて
うまれたばかりのぼくをひろって
ここまでそだててくれたんだ
ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
...
蛇神の棲まう湖から流れる唯一の滝
崑崙草の白は小さく立坪菫の紫は淡い
車行き交う路を僅かに逸れた遊歩道
日々の喧騒を遥か遠くに聞く草花の楽園
自由の匂いがする
日暮れの風
孤独の味がする
街の夜気
ひとり日と夜
時が流れる
日に光るジンロックの
背徳性
灰色の地に落ちる
北向きの窓
かつての日 ...
雨のなか
であったくまとねこは
べたべたに濡れて抱擁をした
たばこを吸いますか?
とねこは言った
ええ、いいえ、わたしは。
とくまは言った
雨樋を水が
のろのろはしっていく ...
○ぐっすり朝まで眠れる人は
幸せだ
○どんなに科学が進歩しても
心の問題は残る
シャカの苦悩は残る
○年を取ると
ポイントカードよりも
診察カードが増える
○シミシワは
...
足で起こされる
手でないことが嬉しい
すぐ悲しい
どこに住むかなんて
とても大事なこと
スイスから飛行機に乗って
アラブの王子がやって来る
ポテトサラダを ...
恥
鰺
鉢
ゴールポストにはじかれたような空。
寺の鐘の音
が
びくつきながら
鐘
から
離れていって、次の鐘の音
が
びくつきながら
前の鐘の音
を
追いかける。
追いつくことは稀だ ...
今朝サンドイッチを食べていたときまでは
確かに僕は僕のものでしかなかったろう
いまこの個体は他人の手で弄られ
僕の不確かさを探している
血小板よりも小さくなった未来は
ぼんやりとした瞼の ...
満たされる
埋める
覆いかぶさる生クリームとの
戦い
何度 上に登っても
叩きのめされる
可愛らしい苺には
勝てないのだ
毒々しさに気圧されて
嗚呼 だけど 知ってるよ
...
俺はゆっくりと落下していた、だがそれはもしかしたらあまりに高くから落ちているので、ゆっくりと落ちているように感じているだけかもしれなかった、全身を包むように猛烈な勢いで吹き抜けている風が、「もしか ...
信号待ちの交差点で隣に並んだ車を覗き込んだ
ドラマで見たような奇跡を望んでしまっている
ぼうっとした刹那にけたたましいクラクション
少しの間立ち止まることさえ許されないようだ
サイドミラー ...
五年ぶりに福島から来た
トモダチのライブを観た
本人と固い握手を交した後
人混みのロビーから外へ出て
都内でライブハウスの店主をする
トモダチのトモダチに三年ぶりに
電話して、懐かしい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かおるのおと 「あてのなさ故」 七首
もっぷ
短歌
4
17/6/29 19:30
かおるのおと 「誤診」 一首
〃
短歌
1
17/6/29 19:28
浸蝕
伊藤 大樹
自由詩
2
17/6/29 18:29
夏の乱舞
星丘涙
自由詩
2*
17/6/29 17:11
宙ブラリ
ミナト 螢
自由詩
4*
17/6/29 16:01
魔法を信じるかい?パート2
梅昆布茶
自由詩
3
17/6/29 10:31
大地
間村長
自由詩
3
17/6/29 9:31
綿花
藤鈴呼
自由詩
2*
17/6/29 8:23
まっすぐ
uminek...
自由詩
7*
17/6/29 7:29
生きている
zenyam...
自由詩
3*
17/6/29 6:21
平成29年6月29日(木)
みじんこ
自由詩
1
17/6/29 3:51
あめと僕と
リィ
自由詩
2*
17/6/29 1:47
落ちる、転ぶ
(の_の)
自由詩
1
17/6/29 1:14
温かみ
秋也
自由詩
3*
17/6/29 1:02
秘密のラッコ隊
ただのみきや
自由詩
9*
17/6/28 21:51
美しいくしゃみ
水宮うみ
自由詩
2*
17/6/28 21:45
曇る鏡
田中修子
自由詩
9*
17/6/28 21:03
同じ名前
1486 1...
自由詩
5
17/6/28 19:30
壮瞥
永山硝
自由詩
1
17/6/28 17:52
螺旋の日と夜
シホ.N
自由詩
7
17/6/28 17:14
くまとねこ
はるな
自由詩
4
17/6/28 14:20
独り言集20
zenyam...
自由詩
1
17/6/28 9:02
与えられる未来
吉岡ペペロ
自由詩
1
17/6/28 5:16
平成29年6月28日(水)
みじんこ
自由詩
2
17/6/28 0:55
しるけ
斎藤秀雄
自由詩
2
17/6/28 0:52
探し物
乱太郎
自由詩
10*
17/6/27 23:58
黒蜜
藤鈴呼
自由詩
2*
17/6/27 22:28
真白な記憶、落下、ああ、二度だけ鳴る。
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
17/6/27 22:25
ミラー
1486 1...
自由詩
4
17/6/27 20:17
流れ
服部 剛
自由詩
0
17/6/27 17:38
1307
1308
1309
1310
1311
1312
1313
1314
1315
1316
1317
1318
1319
1320
1321
1322
1323
1324
1325
1326
1327
1328
1329
1330
1331
1332
1333
1334
1335
1336
1337
1338
1339
1340
1341
1342
1343
1344
1345
1346
1347
加筆訂正:
蛇が寝るまで
/
無地
[17/6/28 8:07]
誤字を修正
3.87sec.