真夏の太陽が
目に厳しい午後
思い立って
アスファルトの上を
走ってみる
全力で
走ってみる
緩やかに
変わっていく景色
穏やかに
蘇っていく記憶
息が切れて
走れなくなった時 ...
空の城址、たてがらの
緑照り映え、草いきれ
この八月の末に吸い込めば
穢土の悪臭、一度ならず二度、三度
襲い来るのは必定にしても
透明な緑の叡智の詩想の許に
たてがらの空の城を現にせんと
...
生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は何故

未来があるなんて信じてないよ

生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は

ただ 死ぬ理由もないからさ
彼方から雨が降ってくる。その雨たちを束ねて
鋏で切って海を千切りたい。鎖につながれたこ
の心は固まったまま四角の水槽を往来している。
夢を見ることも赦されずに、花咲く季節も見れ
ないまま私は歳 ...
誰かが私の涙を見て笑っている。
それは優しさではなく、あたた
たかなオブラートで包んだ刃だ。
私にはどうしてこんなにもわか
るのだろう。それは私の母たち
が愛のない身体に流してきた雨
と同 ...
見えないナイフを抱えて走る。
私は胸のなかに盲目のナイフ
を抱えている。何も見えない
くせにたくさんの人を傷つけ
て泣きながら笑っている私の
ナイフ。月明かりの匂いだけ
はわかるようで顔を ...
なげおとしたくらやみの中で
砂の声から俯いている
よーやく手放したのに
どーして鳥のバカンス

おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーーそ ...
気を失いそうなほど
嫌悪感に苛まれようと
生きていかなくてはならない

今日で休みが終わる
これは世界の終わりではない
それに限りなく近いとしても

代わり映えのしない毎日は続く
変 ...
近頃ワイフがテレビの天気予報を見ながら
ファッションの話をするようになった
今日の天気予報士のファッション変わっているねえ!
僕は天気予報はファッションは関係ないから
いつも聞き流しているが
...
独身最後の八月のその終わりに
痛みに耐えかねてわたしは
あなたの部屋の
あなたの冷蔵庫を開ける未明

みつけられずに
カニカマを消極的に選んだ
食べ終えて そして胃薬とバファリンとを
...
偽善で覆いつくされたこの世界はいつも
優しい言葉を待っているのか待っていないのか
閑寂の中に一抹の寂しさを覚えるのは
大人に慣れてしまったのか
人は簡単に人を裏切る いつもだよな

偽善で ...
空砲を撃つの
ほわんとしたそれの白い煙

空砲を撃つの
幻の兵士たちが見えない弾を詰める

あたることのない空砲

わたし 風に浮き上がるの

秋風の夕日色を筆で塗りたくったような ...
心象風景の中揺れている黄色い花
花の形は竜胆に似ているウコンの花
本来ウコンの花は、黄色でないことを知っているわたし
本来は 桜貝のような色や白絹の純白な色の鱗のように重なった淡い緑の苞の中に遠 ...
わたし、今、白い海に
翼が羽が白いそれが敷き詰められたそこに
裸足の足をのせて
乾いた柔らかな足先の敏感なそれ指の間に
柔らかな羽がやわやわとまとう 柔らかく沈む わたしの足の指の重みで
わ ...
光りが照らされる白い葉に
運命の蒼い一筋の水が滴る
鼓動は動きを忘却し
風が南に向かって吹き始める

私は沈む
私は沈みゆく
底に溜まった感情は
肉を膠着させ
出口を求めて彷徨う
...
言の葉から音がきこえる
じつに静かな音だ
とうもろこしの割れる音がきこえる かすかに
海のさざなみもきこえる
モノクロームの想ひ出がカラーになるとき
水の流れが静かに逆流する
詩の鉱脈を見 ...
北の国ではもう
悲しみを弾道ミサイルで
飛ばし続けてるらしい

訳の分からないブタが
悩んでいるうち
後戻り出来なくなったから

民衆を虐げて
搾取した金を
拾い集めて
ミサイル ...
充血した虚無
 断層に突き刺さった骨
  陽は傾き
   死者達の視線が
   白壁に乱舞する
  茜の色を
 遠い目で見ている
俺の傷みは血を噴き
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる

目に痛い
涙じゃなくて虚空にみたのは
白昼夢ではなく 透明な雪

涙など
こぼれていいけど 影ふみ ...
砂遊びをしていたら
夜が水を連れて走っていたので
光の靴を呼び
どこまでもどこまでも
砂の道を作り
光の靴を走らせて
夜の連れて走る水と競争させた

月が今日は色がなかった
透明だ
...
十代の少女たちが
金のために
自分の体を
見知らぬ大人たちに
すすんで売っている
「金ファースト」の少女たちがいる
こんな日本にだれがした!
我々大人なんだよな、結局
今宵
こころゆれる 
月を鏡にうつし
ひとみをとじる

なみだ 
ひとしずく零れる

ながれる
ながれてゆく
星のうずにとける

ささげる祈り
ゆらゆらと天に

しらとり ...
....弓をく弓いた...

....矢を|弓った....
空に灰色の煙が立ち込め
干してある洗濯物を汚してゆく

Jアラートに掴まされた夢が
輪郭をなぞらなくて良かったと
テレビの前でスープを飲んでいる

前触れもなく飛んで来るのはきっと
虫 ...
酒を飲みいつしか憂い消えていく魔法の液体副作用あり

深海の静寂想像する夜更け洋書に書かれたサメの生態

吐く息が真っ白になる時期が来た素っ気ない街に飾る電飾

好きだなぁフェリーから見る ...
あした召されてみりゃそれは正夢

ひとりぼっちにでもなりゃそれは逆夢

認証団体に世間話と説教をたれられる

背中をかちこちにして貧乏ゆすり


悲しみよついてこい

慈しんでや ...
おやすなさい

きっと見ようね。
ずっと居ようね。

夢に堕ちても
あなたをみよう

夢の中2人きり。


降り積もった
ましろのケサランパサラン
ふわっと、
さらっと。
...
闇夜に響く
鴉の鳴き声
鳥目では
なにも見えないくせに
不吉を呼び寄せ
撒き散らすよに
不気味な声を轟かす
翼までをも羽ためかせ
空気までをもざわつかせ
風に乗せて
遠くまでも
...
あなたが言いかけてやめてしまった命

浮遊する魂の残骸を窓のない汽車の中で夢想して

夢想して

それが手の届かない場所だと

それが僕では救えなかったと

こんな時間に想像しきっ ...
まわり続けていれば
倒れずに
ほそい息を繋ぎ
うたうことさえできそうで

こころなくして
忙しくまわり続けていられさえすれば
支えてくれた背骨の芯も
とうに抜け落ち
まぼろしだけだと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ふるさと寒雪自由詩217/8/30 18:30
たてがら城址ひだかたけし自由詩6*17/8/30 14:40
息切れ天竺葵自由詩117/8/30 14:19
生まれる日あおい満月自由詩317/8/30 14:18
自由詩117/8/30 14:05
盲目ナイフ自由詩117/8/30 14:03
犬の住処moote自由詩017/8/30 11:41
根拠などないけれど坂本瞳子自由詩017/8/30 9:23
ファッション天気予報zenyam...自由詩2*17/8/30 9:07
骨折もっぷ自由詩517/8/30 7:30
少年はギターを抱いて眠る岸かの子2自由詩2*17/8/30 3:38
空砲水菜自由詩217/8/30 0:41
黄色い花自由詩317/8/30 0:03
風に問う自由詩317/8/29 23:22
終焉鷲田自由詩517/8/29 22:11
言の葉のワルツみっちー自由詩117/8/29 21:17
襟裳岬東1180km花形新次自由詩1*17/8/29 19:52
過剰ひだかたけし自由詩6*17/8/29 18:04
アルファマの娘の溜め息をみた日秋葉竹自由詩217/8/29 15:47
月の光moote自由詩117/8/29 15:14
援助交際zenyam...自由詩117/8/29 14:44
やさしい夜星丘涙自由詩3*17/8/29 14:17
弓矢..幽霊自由詩117/8/29 13:26
ミサイルの朝ミナト 螢自由詩3*17/8/29 10:02
フェリー夏川ゆう短歌117/8/29 5:14
風呂に入れば吉岡ペペロ自由詩217/8/29 1:03
ましろ。きっと、ずっと。水戸 うしん自由詩11*17/8/29 0:56
鴉の鳴き声は夜に響く坂本瞳子自由詩1*17/8/28 23:28
Re: 光倉科 然自由詩117/8/28 22:02
独楽 ― 立原道造「逝く昼の歌」に寄せて ―Lucy自由詩5*17/8/28 20:01

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