本当に






...
鼻輪をつけられ

牽かれてゆく牛

眼をむき出し

黙って牽かれてゆく

無理やりに

牽かれてゆく
病室にて
死体の看病を続ける彼女

心電図は
そもそも挑戦を拒む綱渡りみたいにーーー







死にたて生まれたての幽霊が散歩している
赤信号で止まった。
...
骨から 時は 流れ
燃えるように 影もなく
匂いはないが 音はして
もの皆しめし合わせたように
口をつぐむ
秒針だけが雄弁な代行人を装った
あの 内耳に包まれる かつて
なにかの一部だっ ...
信者が姿を消した
あんなに何かを祈っていたのに
礼拝堂はもぬけの殻
村の人たちは捜索を始めた
くもり空の下
くだものの飴と傘をたずさえ
情報はなにひとつない
あっぱれな行方のくらまし
...
三崎口行きに乗り込んだとんぼ
電車と僕と同じ速度で
すいとする

同じ状況を
相対速度で穏やかに説明してた先生
のことは好きだった

久里浜で降りた君は文庫に帰れるのかな
百の眼に映 ...
さわめきの海
さざさあ 風がざわめいている

さわめきの海

とめようとしているの

とめようとするけれど

きっと とまらないです

さわめきの海が

青く青くふきすさぶ風 ...
可笑しなことを云うかもしれない
夫のすべてを知りたくはないと
そうしてわたしも同じように在って
それらを心の闇ともしない
可笑しなことかもしれないけれど
この時わたしはマンモスを想う
仲良しごっこ
詩人ごっこ

世の中から
つま弾きにされた
落ちこぼれどもの
誇大妄想が
編み出した遊び

互いの傷を舐め合って
自分にも
まだ何かしら
生きる意味はあるんだよっ ...
土曜の昼下がり

アスファルトの水溜まりに

蝶々が舞っていた

ひらひらと ひらひらと

白線を追いかけ舞っていた

捕まえようとすると

ひらひらと飛んでいった

傘が ...
晴れた朝は
自分に似つかわしくない
そんな自己嫌悪から始まる

今日一日をどうやって過ごすか
考えるだけで憂鬱になる

強過ぎる陽射しが疎ましく
外出予定さえ取り消したくなる

い ...
終わりの始まり

夏のような冬

眩しいほど明るい夜

感触のある夢

相対的な絶対価値

才能のない人間の生き様

電脳世界の思い出

やさしい安楽死

原因のない結 ...
夏の疲れのせいで
デートは湿りがち

秋を楽しむにはまだ早い
秋の入口が開いていて
まだ開ききっていない

空気が変わり
気温も変わり始めて
夏が切り離されていく

君は秋生まれ ...
打ちひしがれる
悲しみに
打ちのめされる
悲しみに
ただ悲しくて
ひたすらに悲しくて
寂しくて
泣き出したいほどに
切なくて
こんな悲しい夜に
月は輝く
その仄かな明かりが
余 ...
埃っぽい風に。
影は躓く。歩幅が踊る。

冷めた肌に田園風景。
サヤに行儀よく並ぶ蛙。
未だ冬眠している。

沢山がぶら下がる卵胞を、
睨み落としたくて。
見つめた後に瞼を ...
あのときわからなかった あなたの嘘
いまならわかる やさしすぎたね

ブルージーで でもねっこは明るい音楽は
いちにちの もう忘れたい辛い疲れを 慰め
いつもの シロとクロの ...
あなたの膨大な時間と作品に

あんまり僕の人生が仕舞い込まれているもんだから

僕はじぶんの人生の先頭にたって呆然とするしかありません

あなたの作品だけでこんな感じになるのですから

...
前は呑んでたけど
今はもうやめた
酒に縛られ ...
男女の関係はありませんが
オーラルの関係にはありました
えっ?それを男女の関係と言う?
いやいや(苦笑)
オーラルの関係は
男と男、女と女の組み合わせでも
成り立つ訳ですから
それを男女 ...
人はみな明日がくると   
思っている

たがその未来は      
不確定だ

何が起きても       
おかしくない未来がある


死神の 
姿はみえなくても

その足 ...
断捨離中に父の写真を見つけた
捨てようと思ったが
写真の笑顔が余りにも清々しいので
躊躇してしまった

生きていた時は色々あったが
こんな風に笑う人だったのかと
今頃気がついて 少し胸が ...
月までは案外近い
いつか行き来できる日もくるかも、と
あなたはいうけれど
それが明日ではないことくらい
知っている
人は間に合わない時間が在ることを知っていて
間に合う時間だけを生きてゆく ...
事故みたいに綺麗な太陽だった。夏が俺のまわりをまとわりついて鬱陶しかった。俺はそれを拭って足元の水溜りの中に捨てた。すべてが微妙なバランスの調律の上で成り立っていた。俺は狂っていたんだと思う。ピンク色 ... シンプルな夜明けだ
明白な空の色
みつめる視線

とりあえず旅に出よう
あまり太りたくない脳細胞。

わかりやすい風景の片隅
細身のわたし
きれのいい動き

飛ぼう 宙に。

...
僕は弱い頭で寝ながら考えた

北朝鮮問題の本質は
米国と中露の対立にある
中露が北朝鮮を使って
米国を脅しているのである
北朝鮮の核ミサイルで米国を脅して
朝鮮半島から手をひかせようとた ...
柔らかく温度のない雪が降り積もっていく
地面の上 僅か数ミリの湿った土を粉白粉で薄化粧でもしたかのようなそれは
僅かに立ち昇る薄絹のような柔しい蒸気で一瞬にして煮溶けていく

子供とは何なのか ...
猫といつしよにすはつて
落ち葉がものすごいいきおひで
木にもどつていくのをみてゐました

世界がどんどんまき戻されて
文明がはじまるまえの
澄みわたつたあをぞらにもどりまし ...
「あした 先生はお休みします」
そういって いらい さわぐち先生は
学校に来ない

さわぐち先生ってみんな「沢口先生」って呼ぶけど
ほんとうは「澤口先生」って呼んでほしいらしい

...
それは冷たくて
それは触れると少し指は抵抗なくすこしついっと少しだけ触れるような感覚で
少しだけ引きずるように濡れる
すこしゲル状なのかそれでも形はあまり崩れない
光に当たるとシャボン玉のよう ...
青い水たまりを見る
同時に広がる小さな足くびと黄色の長靴 白いソックスと黄色の小さなレインコートと黄色い小さな傘
それは男の子で
青い水たまりの横に小さな長靴を履いた足を寄せて、傘の先を青い水た ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
本当にTAT短歌017/9/9 21:24
焼肉星丘涙自由詩2*17/9/9 21:22
クラクション。 けど..幽霊自由詩117/9/9 21:11
ただのみきや自由詩3*17/9/9 19:05
信者行方不明やまうちあつ...自由詩3*17/9/9 18:04
あの日に引き返す気にはなれないAB(なかほ...自由詩1*17/9/9 16:43
さわめきの水菜自由詩217/9/9 16:14
アパートのキッチンにてもっぷ自由詩317/9/9 14:24
ごっこ遊び花形新次自由詩117/9/9 13:26
蝶々星丘涙自由詩7*17/9/9 13:23
夜が待ち遠しい坂本瞳子自由詩2*17/9/9 9:29
終わりの始まり人はいつか死...自由詩117/9/9 8:47
秋の入口夏川ゆう自由詩117/9/9 5:12
悲しい夜坂本瞳子自由詩2*17/9/9 0:27
euphorie~euphorieスイング & バイおっぱでちゅ...自由詩617/9/9 0:04
やさしい秋葉竹自由詩217/9/8 22:39
人間桑田佳祐吉岡ペペロ自由詩317/9/8 21:16
軍隊の兵士になりたいTAT自由詩217/9/8 21:10
男女の関係花形新次自由詩217/9/8 18:37
地獄の門 st自由詩217/9/8 17:27
宇宙の采配忍野水香自由詩417/9/8 14:06
秋窓そらの珊瑚自由詩23*17/9/8 9:40
無題人はいつか死...自由詩117/9/8 8:40
きらくな旅星丘涙自由詩4*17/9/8 6:28
夢重夜zenyam...自由詩017/9/8 6:11
雪道想水菜自由詩117/9/8 3:02
もどつていく石村自由詩15*17/9/8 0:11
ふたごの恋秋葉竹自由詩117/9/8 0:04
透明の個体の液体の球状の水菜自由詩017/9/8 0:02
青い水たまり自由詩017/9/7 23:51

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