何がいけないのだろう
何が咎められるのだろう

信じていればいいではないか
自分を、他人を、何かを

「これでいいのだ!」
とバカボンのパパは言い放った
これでいいのではないか

...
一枚の写真が時を止める
二人がせーのでピースを出して
三年後の未来を照らすような
四季の途中で折れてしまった角を
五回舐めても戻らない形が

枕の下で静かに眠ってる
押し花みたいな夢を広 ...
薔薇園の香りを吸って幸福感人々が持つ美を引き上げる

自宅から歩いて五分の公園に遊具も多く人気が高い

夏になり経験のないことしたい短い夏が僕を焦らせる

古民家が密集する地区迷路のよう近 ...
寒イボの立つ 色ボケです
言ってくれれば すぐにやめます
いつでもお声掛け 待ってます
三百六十五日 お返事楽しみにしてます
毎日お宅の鉢植えに アンプル刺したくてたまらなくてやめます
餡か ...
ああ、できれば
わたしだってもっと若いころに
もっと感性ギスギスしていたころに
こんな風に
詩作とか
おこなっていればなあ

学校にだって
通学路にだって
いきつけの本屋にだって ...
呼ばれたむかし
そんなことも
なかったけれど
なぜか
悪者と
呼ばれていたわけは

わからない

わからないけれど
みられる熱い
まなじりだけは
ほおを刺すように
感じら ...
光に


見捨てられても


電車とバスを乗り継いで
小川に沿って歩くと
土と石と木の古い家屋が見えてくる
あそこにおじいちゃんが住んでたの?
ええ、そうよ

埃を掃き出し
家の換気をする
ポンプの電源 ...
宵闇に揺れる 高速道の灯りよりも
大好きな瞬間が訪れた

巨大なビルディング
斜め上から見やるには
小さな蟻の巣にも似た鐘状

ダイヤモンドよりも
美しい煌めきを問いなさい
空白 ...
脳がすかすかになって
狂ったように見えるから
狂牛病というらしい
何でもプリオンとかいう
たんぱく質が原因で
牛に牛を食わせたことで
感染が広がったそうだ

しかし、よく考えると
狂 ...
「黄色い傘」

きいろい傘が咲いていて
わたしのうえに 屋根になっている

かさついた
この指は
皿を洗い刺繍をし文字を打ち

自由になりたくて
書いていたはずの文字に
とらわれ ...
曇天の下、

足早に通り過ぎていた街並みが

ぱたんぱたんと倒れ出す

書き割りの如く呆気なく

次から次に倒れ出す

後に残っていたものは

果てなく続く大地のみ

俺は ...
黙って手の指を見つめる
いかにも繊細すぎる指が伸びる
まるで毛細血管のよう

心も考えも何もかもが細かく
脳のシナプスのように連なる

見えない何かに怯え
聞こえない神の声もキャッチす ...
南の空に黒雲が立ち込める
殴り倒したい怒りに支配されても
沈黙し自分を責める

こころ

根底に潜む憤り
怒りが俺を蝕み
死をもたらそうとする

西の燃える空に
最期の三日月が突 ...
外は曇り空
親指の爪が伸びている
じっと見つめる

この歳になっても
相変わらずの不器用もの

若者をみて妬んだり
羨ましいと思う

雨音の予感がする
恵みの雨の予感がする

...
静寂に火を灯す人の声が
柔らかくて肌を滑るマシュマロ

撫でてあげたくなる普通の暮らし
弾む会話の出所が知りたい

同じ食事と短い睡眠で
命を縮めた願望の淵に
駆け付けてくれる友達を失 ...
目を離した隙に
幼い子供は大人になってしまい
取り返しのつかない歳月は
アルバムの中に閉じられた

明日へとかかる橋の欄干に寄りかかって
遠くに見える昨日の夕陽は
泪に霞んでしまう

...
色褪せたクリーム色の壁、不自然なほどにしんとした空気―わたしはたまにこの景色を病室のようだと感じることがある、でもここは病室ではなくて―まあ、そのことはあとで話すことにする…道に面した壁はすべ ... みかづきをみた。
空は真っ青なよる。
すべりこみセーフならいい、
いや別にどっちだっていい。
たるんだ自転車のハンドルをふらふらさせて、
よみち。
狸がひらいた居酒屋があるんだって、
と ...
帰り道に空になった弁当箱に納めたのは月でした
夜の道路にころりと落ちて悲しくて
これでは死んでしまうと思ったので
それにしても十月は騒がしく
息は
吐かれるのを忘れられたまま
コン ...
みたこともない  
みなみのくににむかって
いっせいに とびたつ とり

ないかもしれない
あした にむかって
ゆめを 放つ

たどりつけるのかどうか
じつはわからない
ふゆのむこ ...
近づいて来る人
去って行く人
巡る日々のその中を
波打つ光に包まれて
優しい笑みを浮遊させ

車椅子の老人が
彼方の蒼穹仰ぎ見て
運ばれていく秋の午後
わたしは独り心のなか
静かに ...
電気を17cmに切り刻んで
カーボン紙に時計をコーティングさせて
夕日の足跡の子供のしわに
「ああもうすぐできないね」と叫ばないで

辛くてもネズミを愛さないで
私のこのコンクリートが
...
もしも、
ああ、もしも、ね
もしも願いが叶うなら
もしも、
ああ、
もしも許されるのなら、
今年のうちに

すべてを忘れてしまいたい

古い記憶から
あの日の寝室の記憶ま ...
陸上生物の楽園が地上
始めるのをやめるのが
僕の特権
冷たい蹄をぬかるみのなかで
歌わせていようよ
跳ね回るノミが煙みたいに見えた
死の間際の君は赤い炭みたいに見えた

近い場所か ...
わたしは粉々になった

わたしの破片をすべて集めても
貴女には成れない
貴女を粉々にして
わたしの持たない破片を拾っても
貴女には成れない

貴女がうらやましいと思ってしまったあの日
...
丹後富士の頂へ
うろこ雲が巻き上げられていくと
明日は雨が来るといつか聴いた
あれはだれの言葉だったのか

町を歩く人びとは明日の雨を思い
空を見上げることはないようで
誰もが今を足早に ...
一羽の鳩は飛びゆき
一羽の鳩は堕ちゆく

空を見上げる子らは
羽ばたきしか知らず
星のかがやきに浮かれ

草葉の陰に横たわるものは
人知れず退場するだろう

さめざめと僕はたたずみ ...
この時期には
必ずこのお題で書いている

今年は何と言っても
空飛ぶ宗教家が絞首刑にされた
ことだろう

マスコミはいつも
肝心なことに触れない

奴は空中浮遊の達人で
アニメで ...
マスカラの羽根がまつ毛を広げて
飛び出そうとするロケットの軌道

瞬きの数が増えるその度に
大切なものを見逃したから

涙で滲んだ黒いカラスが
目尻に落とした旗を掲げる

異物の入っ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
バカボンのパパ(時代の終わりに)あおいみつる自由詩318/11/13 12:40
数え歌ミナト 螢自由詩218/11/13 8:29
古民家夏川ゆう短歌318/11/13 5:14
あられ文なけま、たへ...自由詩118/11/13 2:38
感性ギスギス、感性ズキズキ立見春香自由詩618/11/13 2:11
流星の涙犬絵自由詩1118/11/13 1:15
悠詩自由詩318/11/12 23:49
森の家mizuno...自由詩218/11/12 22:56
オレンジの雫藤鈴呼自由詩1*18/11/12 21:54
BTS(ビーフがとても好き)花形新次自由詩118/11/12 19:10
ちいさなちいさなことばたち 二田中修子自由詩1418/11/12 17:00
大地ひだかたけし自由詩1218/11/12 16:19
手の指あおいみつる自由詩6*18/11/12 12:52
血の空自由詩4*18/11/12 11:56
書きなぐれ自由詩5*18/11/12 10:15
銀河鉄道ミナト 螢自由詩218/11/12 8:20
やがて沈む夕陽にこたきひろし自由詩618/11/12 6:36
ロストの先端ホロウ・シカ...自由詩2*18/11/12 0:03
みかづきタオル自由詩4*18/11/11 23:34
はるな自由詩818/11/11 23:18
球根Lucy自由詩21*18/11/11 22:41
巡る日々ひだかたけし自由詩618/11/11 21:52
編みかけのワイングラスなつふゆ自由詩118/11/11 21:25
だまされたくない秋葉竹自由詩1118/11/11 21:19
楽園竜門勇気自由詩2*18/11/11 19:08
破片卯月とわ子自由詩518/11/11 14:42
伝えられてきた言葉帆場蔵人自由詩5*18/11/11 14:27
自由詩418/11/11 13:18
今年一番の話題2018花形新次自由詩118/11/11 9:10
ミナト 螢自由詩2*18/11/11 8:40

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加筆訂正:
ちいさなちいさなことばたち 二/田中修子[18/11/12 17:06]
ツイッター詩より。
3.38sec.