わたしを欠いたまま
わたしを欠くことで
蛞蝓は 祭り路に垂れて
三十二歳の
女の唇のようなかたちの
乾きが 丸くひらく
信念の青さで糊をした
...
滴を見る
むこうを見る
滴と共に
降る空を見る
景が集まり
ひとつになり
景のなかに立ち
震え 振り向く
狂光 人工
白を引く白
水の背の金
ふち ...
わたしの虹が欲しければ
わたしの虹に触れなさい
羽を持つ虫どうしが重なり
空を知らない命が生まれる
わたしはまだ眠りたくない
赤く錆びた真昼の庭が
消えかけるほ ...
価値観は
所によって大きく変わる
学校時代は
善悪中心だが
社会に出ると
利害中心に変わる
真面目な子ほど
混乱する
羽化せずに死んだ情熱は
ささくれを剥いたら
溢れ出しました
仰いで歩くと
青すぎて迷いそうだから
椅子に座って待ちました
もうかさぶたになったのに
壊れ物を扱うようで
ひどく目 ...
打ち寄せる波と引き返す波が交互に繰り返す 永遠
それはまるで時を刻む時計のようだ
大自然の時計のようだ
あるいは貴女の心臓の鼓動かも知れない
愛しい人よ 疲れたら眠りなさい
愛しい人よ ...
やっと痒みが取れてきた
この前できた靴ずれ
このサンダル履いたらいけないって
分かってたけれど
どうしても履きたかった
まだサンダルには早いし
涼しいかもよ
それ以前に
これで ...
タイトルには意味も意図も別に無い
アヴィーチーが死んだのが地味に結構ショックだ
長らくスーパースターが不在だった音楽の世界において
氏は久 ...
突風で
崩れる身体を抱きしめて
貴女は信じる 泣いてもいいのに
かぜはふく。
ふときがつくと、あなたはいない。
永久凍土にあこがれている、
じぶんをまるで ...
盃から溢れる涙のよう
漲る色香をその身に収め切れず
こぼした花弁 拾って風は 囁くほどの足取りで
月しか知らない子どものよう
蒼白いその身を五月の光に晒しながら
淡く 萌え出る想い そっ ...
最近話題のハラスメントの中で
特に注目なのは
ババアによるハラスメント
いわゆるババハラだ
口の周りの髭の剃り跡を消すために
過剰に塗りたくった
ファンデーションがダマになっていて
...
どこからやってきたのか私は
何度洗ったか分からない
すっかり芯のなくなった衣服を着て
暑さにふやけていたのではない
でもたしかに眠気の中にいた
あれからどこへ行ったのか私は
逃 ...
二歳の子どもを
母親が五階のベランダから
投げ落として殺した
神様に
途中で子どもを
受けとめていただきたかった!
黒雲 消えて
春かぜ にじむ
庭木の 若葉が
眼くそを なぞって ゆれている
そうして 老残は
青かった月日のかげ を
掘り返し
譫言の呪文を くりかえす
なんのことはない
...
乾いて
ひび割れていた
土の上に
種子の上に
待っていた
待っていた
水が
待っていた
待ち望んでいた
水が
今年も
やってきた
乾いて ...
お化けの仕業なんかない
踊ろう
まじないなんて効かない
どの道いこうが
問題は起こるしサンシャインはある
明け透けな火の玉が放られる
暗いぐらいの魂だけどゆっく ...
温もりを下さい
体内に流れる血を感じたくて
赤ワインを空ける
表面張力の隙間から
記憶達が零れ始めて
切ない
カーテンを開けたら
レースの向こうに
やわらかな日差しが広がる
...
鉱石のカタチに眠りを刻んだ空と空を
葉桜の枝が、受けとめる
おぼつかない片手で
時計を読むようにして
枝と枝の間の
石英を拾うようにして
いつもの仕草が
似合わない
薄 ...
愛しい人は どこの空の下でいったい何をしてるだろう
私はそれを知ることが出来ないのはなぜ
愛しい人よ
もしかしたら私たちは千年の歳月をへて
廻り会ったのか
愛しい人よ
貴女は私の奇跡
...
町に出る
屋根の赤い銀の車で
赤子が泣く
屋根の黒い黄色い車に
ごま塩頭が足を組んで
ウインドウから通りを振り返る
汚れた風が初夏を吹きわたる
新しい靴を買おうか
まだかか ...
ゴルゴンゾーラのパスタは濃厚で
胸につかえるくらいで
マズイとは言わないけれども
オイシイとはとても思えなくて
それでもなにかこう
懐かしい感じがするのは
いつだか食べたことがあるんだろう ...
考えているなら違う
書かずとも
生きられるなら
そのまま生きろ
と言うか
面白いなと思うのは
今は僕には時代の分水嶺に見えるという事だ
ゆとり世代君&さんを否定はしない
非常に面白いけど
てゆっか
昔から ...
「課長、暑苦しいから
厚化粧はやめてください!」
「部長、暑苦しいから
全かつらはやめてください!」
気にくわないやつがいるだとか
そんなこと大人になれば
口に出さないだけでみんな思っているようなこと
貧乏よりお金はあったほうがいい
ってぐらいのみんな思っているようなこと
...
年を重ねる度に見なくなった
鏡は曇って裸を隠す
芸術家は生と死をなぞり
命を燃やして作品を残す
誰かと争っているのではない
ただひとつの肉体に宿る
パレードをこの手で掴みたいから
...
落日まえの ひととき
豆腐屋の 街宣車が
スピイカァを
響かせるなか
卒寿の老残は 公園の原っぱで
まぶしく ながめた
男の子が 赤いシャツを ...
形のない監獄と非指向性の銃弾
逃げた先はモノクロームの図書館
居心地の良い立ち入り禁止区域
天井が無いので雨が降ってきて
本は濡れ言葉が水に溶け出した
図書館は巨大な水槽になった
...
巷で恋は歌われて
かつて私はそこに居た
巷で愛は歌われて
たぶん私はそこに居る
どちらも売れない一人芝居
わかっていてもやめられない
麻薬のような一人芝居
わかっていてもやめたくない ...
五十ちかくても
適当な金と影響力があれば
幼い異性を深夜に呼べる
真剣な交際だって出来る
平和ってこういうことか
未来や欲望って
きっとこういうことなんだ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
糊
草野春心
自由詩
2
18/5/3 13:57
ひとつ 夜光
木立 悟
自由詩
0
18/5/3 9:19
ノート(わたし わたし)
〃
自由詩
0
18/5/3 9:17
価値観の転換
zenyam...
自由詩
1
18/5/3 7:50
サナギ
じおんぐ
自由詩
3
18/5/3 0:22
永遠に
こたきひろし
自由詩
1
18/5/2 23:52
お気に入りの赤いサンダル
坂本瞳子
自由詩
0
18/5/2 23:18
@mickよっしーの泣いてたまるか
TAT
自由詩
0
18/5/2 22:53
泣いてもいいのに
秋葉竹
自由詩
2
18/5/2 22:12
桜と白樺
ただのみきや
自由詩
9*
18/5/2 19:45
ババハラ
花形新次
自由詩
0
18/5/2 18:15
夏は帰途に就く
渚鳥
自由詩
3*
18/5/2 17:10
子殺し
zenyam...
自由詩
1
18/5/2 16:34
黒 雲 消えて
信天翁
自由詩
0
18/5/2 12:00
蘇る用水路
北村 守通
自由詩
2
18/5/2 10:41
踊ろう
ペペロ
自由詩
1
18/5/2 10:20
コルクのときめき
藤鈴呼
自由詩
1*
18/5/2 9:41
さいわいなひ
渚鳥
自由詩
3*
18/5/2 9:35
愛しい人は
こたきひろし
自由詩
0
18/5/2 5:49
初夏
オイタル
自由詩
3
18/5/2 5:47
濃厚なるゴルゴンゾーラチーズのパスタ
坂本瞳子
自由詩
0
18/5/1 23:44
考えている
TAT
短歌
0
18/5/1 21:04
と、維摩は言った。
〃
自由詩
1
18/5/1 20:48
クールビズ
zenyam...
自由詩
2
18/5/1 20:39
ほの暗い陰鬱
ペペロ
自由詩
3
18/5/1 20:00
巨匠の言葉
ミナト 螢
自由詩
2
18/5/1 19:19
失題(10)
信天翁
自由詩
3
18/5/1 18:25
18になる私の回帰的独奏
氷鏡
自由詩
2
18/5/1 15:32
きっとキット
もっぷ
自由詩
2
18/5/1 12:30
5月の欲望
ペペロ
自由詩
0
18/5/1 10:51
1166
1167
1168
1169
1170
1171
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
加筆訂正:
桜と白樺
/
ただのみきや
[18/5/3 12:23]
さらに数文字修正。
桜と白樺
/
ただのみきや
[18/5/3 12:15]
何文字か修正しました。
泣いてもいいのに
/
秋葉竹
[18/5/2 22:16]
過去作『あなたのいないせかいはいやだ』改訂版です。
3.62sec.