怒っていいことなんてたぶんない
つまらない顔をしていいなんてこともたぶんない
原色のなみだを
灰色の片目から空にながそう
音楽は消えていく
消えていくから生まれていく
...
皮膚の毛穴から
声にならない呟きが聴こえてくる
ひとつ、ふたつ、
呟きはふえていき
大きくなりやがて叫びに変わる
叫びが全身を駆けめぐるとき
私は目覚めて
意識のなかの
ひとつの物語の ...
どんな黒よりも黒い黒の髪
黒い髪をさらに黒で染め上げたように
さらに黒で染め上げたように
夜よりも黒い 漆の中の黒
煌めく星々の鱗粉の 黒揚羽の 黒
年の瀬に腹いせに弟を殴る
年越した擁護した弟を殴る
朝っぱらからさっぱりと
正月明けからからっけつ
けつバット弟
まめデッポ弟
さあ警察行こうか
授業中
牛乳のみたくなったら
ぴゅっぴゅって
つくえのうえで踊り出すの
よこに映った横顔
くちびるをうえにめくって歌い出すの
ひらめきは月の光
桜並木をひとり ...
やがて過行く駅を見て
電車の音はごとごと揺れる
何時もより大きく響きながら
今日はやけに疲れるなぁ
通り過ぎる人の呼吸が
白く見えるのも
冬のせいでは無くて
やけに見開く眼光の奥にあ ...
月を見ましょう。
中天の月。
お正月の月が、こんなに綺麗な年は、
きっと、いいことがありますよ。
その月をみて、
そう、おもって、
そう、伝えようと、 ...
忘れっぽいので損をしている気がする。
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった。
その忘れてしまった言葉で良い詩が書けたはずなのにと悲しくなる。
だけど、忘れてしまうからこそ思い出すこと ...
君と僕
孤独に震えるクローゼット
明けはなして見ている朝日の階段のむこうは
夜で
夜って言ったら目を閉じるゲーム
サイコロ転がして3マスすすんだ先で転ぶゲーム
うつぶせで動かない君を
...
何でもわかればいい
というものではない
昔から
「知らぬが仏」
という言葉もある
自分がいつ死ぬかなんて
知らぬが仏だ
大地震がいつ来るかも
知らぬが仏だ
古女房が愛してくれているか ...
今年も「今年の目標」を
大きく書いて机の前にはる
目標が決まると
生きる意欲がわいてくる
せっかく生きているのだから
今年もチャレンジの年にしたい
それから空は夏雲湧き立ち、風は川を越えて丘を越えて、それから線路を越えて団地を越えて、それからあの家の窓を抜けて、あの白い壁の部屋をぐるりと回る。部屋には檻があって虎がいて、虎は檻の中で待っている。誰 ...
浮上した潜水艦で灰色の海原をゆく
索敵されなければ帰れるかも知れない
よくある話だ
紛争地帯から戻ってきたカメラマンが
青信号の交差点で車に突っ込まれるなんて
たとえ港に ...
葉室麟が死んだ
亡くなった一週間後新聞で知った
2017年は谷口ジローも鬼籍に入った
人生のいちぶを足跡にして
先人の足跡はそのうしろに続いている
ぼくの前にはその足跡が ...
バラエティー番組は
今度始まる
ドラマの宣伝のために使われ
そのバラエティー番組の宣伝のために
別のバラエティー番組が使われる
別のバラエティー番組の宣伝のためには
また別のバラエティー番 ...
薄くにじむ曇天に
陽は破れ
私たちは歩く
口の尖った犬を抱えて
濃い実の残る柿の梢に
風をぶら下げて
風の飛び去る松の林に
大きな瞳を棲まわせて
薄くにじむ曇天に
陽は動かな ...
損も得も屠り穏やかな土の道を歩く
そう決めた 決め事も臨機応変に屠るが
青い芝生も自覚した頭の弱さも悪さも
てらてらてらてら衒う惨めな眼鏡も
心のつけ根から魂の入口まで
酵素シロップづけです ...
"修復"
欠損前の正しい状態に戻すこと
女は「何でもあなたの思う通りにすればいいわ、そう振る舞うあなたの側にいる事が私の生き甲斐なのです」と言った。
男は「お前にはなに不 ...
苛々の虫はそこかしこで待ち受けている
不平等、不公平、不親切、理不尽、退屈な日常、認められないもどかしさ、愛する人の心変わり、暴力、数え上げれば切りがない
そうした辛苦に対して私達は怒る事ができる ...
穏やかに白く
少しだけ痩せた面持ちで
たなびく蒼い雲よりはるか
高くに在って潤むもの
この想い捉えて放さず
冬枯れた枝のすがる指先逃れ
軌跡すら残さずに
やわらかな光秘め沈黙の
あらゆ ...
寒さに震える 冬の夜は
目的もなく 歩き疲れるまで
歩くことにしている。
その間 私の息は 清潔ではない、気がする
清涼にするため、清涼飲料水を飲む。
真っ黒な 土の見えない ...
雨にも匂いがある
その匂いを嗅ぎながら駅から自宅アパートまで歩いて帰った。さしていた傘が雨に打たれ、その雨音が私の耳に伝わってなりやまなかった。
傘から落ちる雨の滴が降りやまない雨に溶け込んで路上 ...
橋の向こうの
躊躇いの波音の隙間
流れゆく煙の外れに
眩いばかりの船が1隻
ゆらり
ゆらりと
日が沈むように消えていった。
耳につく
騒音と喧騒は、 ...
子供がもう大きくなったから観る事もなくなったけども、アンパンマン・シリーズのキャラの一人、ロールパンナちゃんには毎度泣かされました。
悪の心と善の心を併せ持つ幼児向けアニメキャラとしては、おそら ...
人は
ほんとうに幸せを
求めているんだろうか
と思う時がある
食べ過ぎ飲み過ぎ運動不足で
自ら病気を招いている
心の修行をしていかなければ
いつまでたっても
幸せは訪れない
対岸の小さな明かりたちを
こぼしたビーズのように拾い集めている
たぶんもう二度と、永遠に来ないだろう完全な夜のことを思う
いつだってやり直したくなった頃には潮が満ちていて
もう引き返せない ...
その長いリクエストは
ラジオDJには届かなかったし
あまりに馬鹿馬鹿しい理由だったから
届いてたってつまらないジョークの
ネタになっておしまいだったろう
”いますぐ彼女を返してくれ” ...
歴史は繰り返すと言うけれど
僕は僕を繰り返さない
繰り返せない
たった一回こっきりの長くてあっという間のワンゲーム
今年は良くもあり
今年も悪かった
「まあまあだ」
ワンゲームを終え ...
あの子たちは軍服で
店にやってきた
礼儀正しくテーブル席に座り
人数分のテネシーを注文した
マスターは身分証のことには触れず
「お前たち幾つになる?」と言った
「20です。来年には」
...
鹿いた
鹿いた
せんべえ
あげた
せんべえ
せんべえ
寄ってきた
つんつん
つんつん
寄ってきた
でもなぜだろう
せんべえ屋さんに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原色のなみだ
吉岡ペペロ
自由詩
4
18/1/2 6:55
みなもと
あおい満月
自由詩
5
18/1/2 5:14
黒
本田憲嵩
自由詩
3
18/1/2 0:45
20180101_work0000@poetry
Naúl
自由詩
2
18/1/1 23:00
あたしってだれ
吉岡ペペロ
自由詩
4
18/1/1 22:31
2つの色
鷲田
自由詩
4
18/1/1 22:09
お正月のお月さま
秋葉竹
自由詩
3
18/1/1 19:52
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった
水宮うみ
自由詩
4*
18/1/1 19:31
クローゼット
ふるる
自由詩
9*
18/1/1 16:44
知らぬが仏
ホカチャン
自由詩
3
18/1/1 10:25
目標
〃
自由詩
3*
18/1/1 9:30
幽霊と虎
片野晃司
自由詩
19
18/1/1 4:57
最果てに
吉岡ペペロ
自由詩
6
18/1/1 1:33
地平への行き方
〃
自由詩
2
18/1/1 1:28
無限ループ
花形新次
自由詩
4
18/1/1 1:28
冬の散歩道
オイタル
自由詩
14*
18/1/1 0:17
舌打ちから抱負
朝焼彩茜色
自由詩
5
17/12/31 23:57
最後のパン屑
ヌヌヌ
自由詩
4
17/12/31 19:10
夜のカフェ
〃
自由詩
5
17/12/31 19:04
大晦日の空に
ただのみきや
自由詩
17*
17/12/31 17:18
月への道
秋葉竹
自由詩
3
17/12/31 15:04
激しければ
こたきひろし
自由詩
4
17/12/31 14:51
遠くで船がゆく
ふじりゅう
自由詩
2
17/12/31 10:18
ロールパンナちゃんの苦悩
まいこプラズ...
自由詩
1
17/12/31 10:03
2017年を終わるにあたって
ホカチャン
自由詩
0
17/12/31 6:36
対岸で迎える朝に
青の群れ
自由詩
6
17/12/31 3:11
長い願い
竜門勇気
自由詩
1*
17/12/31 2:09
現代の現在で年の瀬
秋也
自由詩
2
17/12/31 1:36
snow
mizuno...
自由詩
1
17/12/31 1:00
鹿いた
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/12/30 22:58
1156
1157
1158
1159
1160
1161
1162
1163
1164
1165
1166
1167
1168
1169
1170
1171
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
加筆訂正:
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった
/
水宮うみ
[18/1/1 20:05]
ちょこちょこ修正しました
4.25sec.