真夜中の解放区にたどりついて
心はこわばっていた輪郭をほどいてゆく
すると時空はみるみる遊色化し
心の奥に隠れていたいちばん柔らかい部分と
とめどなく融け合うのだ
やがて眠りがお ...
小さな羽虫が 転がり込んで来た
此処は お主の住処ではないぞよ
仙人の声も届かない程の爆音が
毎夜 繰り広げられる街
静かにスターターを切り
レシピも驚くほどのスピードで
シグ ...
現実を直視できない眼は
はるか彼方遠い空を見ていた
現実から逃げたい自分がそこにはいた
夢のような物語りばかり思い巡らして
えがこうとする絵図
だけど
画用紙は破れて
色の欠けている ...
それはおそらく血の記憶だろう
未生以前に何度もみた風景
空を見ていると思い出す
場所も時代も飛びこえて
同じ空の下に佇むただの目
この幸福感はなんだ
覚えのない郷愁は
私に遠 ...
とっくに賞味期限がきれています
それでも、よかったらお召し上がりください
味はそれなりについてますから
何も足さず引くこともありません
どうぞイヤらしい眼で見てください
ご遠慮なく見 ...
青い雨が
灰色の空から降り落ちる
夢の中
白百合の頭部が
ポツリと
落ちる
小さな三角形の帆を張った胸が
なみだの波紋で揺れている
だれにもしあわせを
届けてあげられないので
...
Dance!Dance!Dance!
押し寄せる刺激的なメッセージに
いつの間にやら頭は痺れ
我を忘れ礼を忘れ時を忘れ
忘れた事も忘れ忘れ忘れて
誰もが誰かに踊らされてる
君も僕も踊っ ...
光の空、
いよいよ透明に青散らし
冬、深まる
深まる冬に
強い熱放つ、
太陽は天に貼り付いて
霊園に佇む墓石たち、
しづかしづか 白骨を打ち鳴らす
水を運ぶ両側で
一つの墓石 ...
生き物さんは、生きている。
生き物さんは、毎日姿かたちが変わる。
生き物さんは、地球外生命体だ。
生き物さんは、ときどきひとりで泣く。
生き物さんは、泣いている ...
私は差別を
「自分ではどうにもならないことを
あげつらう」
と定義する
従って
ブスもオカマも
ハゲもチビも短足も
あるいは
バカや包茎ですら
それを嘲笑するのは
差別にあたる
...
「殺してくれ」って
窓から射し込む夕日に呟いても届きゃしないよ
うちは西向きなんで午後になると暖かいです
電気ケトルでお湯を沸かそうね
酒を飲まないで薬を飲みなさい
それは正論だけどもさ ...
自分だけが先へ行こう
自分だけが手に入れよう
自分だけが勝てばいい
そんなもん もうやめようや 必死な顔して あほらしい
スポーツで一人の勝者が嬉し ...
あなたが、一人でそこにいるのは
心をひらく勇気がないから
あなたが、そこで一人寝るのも
心をひらく勇気がないから
そうやってまた独りなのも
街にあふれる光におびえているから
そ ...
燃え上がる
刃、突き立て
燃え上がる
沈黙の極みのこの夜に
刃、突き立て
燃え上がる
コトバ、ことば、言葉よ
おまえの響き
俺の脳髄を串刺しにし
後頭部から抜けていけ
...
冷えた空気で
赤くなる鼻を
そっと押したら
どこまでも行こう
その腕に掴まり
守られながら
希望だけが
呼吸を浅くして
空を超え
海を遊び
エレベーターは
止まらずに動く ...
私には友だちが
100人くらいいるけれど
ペンだけで繋がっているのは
あなたひとり
あなたが何処にいるのか
私は知らない
都会か
田舎か
火の国か
水の都か
...
正しい方向が決まっていて、その方へ向かおうとすることだけを勇気だとは思わない。
ときに、みんなが正しいと思ってやっていることへ、疑問を投げかけることも勇気だろう。
答えのない問いだと分かっていなが ...
縁日は今も昔も変わらない子供も大人も楽しい場所
手花火をした想い出が蘇る近所の子供の嬉しそうな声
かき氷食べても頭痛くないゆっくりゆっくり食べればいいだけ
体験で団扇作りを楽しんだ富 ...
あれだけのことしといてよく普通にしてられるよな、恥ずかしくないのかね
などという文言を見たので
ちょうどいいカウンターとしてここに反感を書く
ブラザー、僕がどれだけのことをしたっていうんだい ...
美しいものの美しさをあばいてきたら
言葉にないものに行き着いた
ここに陶酔と拳銃があれば
今すぐ楽になれる
すみやかに辿り着くから
何も怖いものはない
もう何も怖くない
憂鬱 ...
ねずみ色の雪が降る
空は赤く明るく
紫の月が欠けてゆく
ほころびて
深まる冬が
満ちてゆく
https://kaumo.jp/topic/37341
少し怖くなって
駆け出した
他人のことを
ジロジロと見たりしてはいけない
それくらいのことは
分かっている
けれど見てしまったのは
決して見とれた訳ではなくて
動きが怪しかったから ...
まぼろしの人は戸口を開けて、歩いていった
後ろ姿が遠のいてゆく
夕映えへ連なる… 小さな足跡
――それを誰かは数珠と云い
――それを誰かはロザリオと云い
*
木漏れ ...
思い出すのはうれしかった出来事ばかり。
九九を全部言えることが出来てほめられた日
すき焼きを食べて「おいしいね。」と笑いあった寒い日
試験に合格をして「おめでとう。」と言われた日
初めての ...
何年も寝かせて来た
この言葉(フレーズ)
未だ使いどころの無い
この言葉
悲しみに彩られた君の瞳
困ったな
こんな少女漫画の様なこの言葉
使い様がない
それ ...
父はもうすぐ骨となって帰ってくるから
固く冷たい手を最後の別れが来る時まで
しっかりと握り続けていよう。
夢の蝶、舞う
遠去かる
宇宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また現れ
あらゆる現の美をよろめかせ
その軌跡のおぼろな輪郭を
響かせて 響かせて
理想について語る言葉は
富士山の写真や絵のようなものなのかなぁ
最近では、それが特別新しいものは何もないつまらないものに思えるのかなぁ
富士と様々なものの取り合わせは絶 ...
一日中快適な部屋にいて
出かける時には音楽を聞きながら車で
そんなこんなで
自分が 弱く ちっぽけな 存在 で
しかし
大いなるものに 確かに 守 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真夜中の解放区
塔野夏子
自由詩
7*
18/12/19 11:20
白鬱
藤鈴呼
自由詩
0
18/12/19 8:42
現実から逃げたい
こたきひろし
自由詩
6
18/12/19 8:32
それはおそらく血の記憶だろう
ぽりせつ
自由詩
4*
18/12/19 1:19
賞味期限が切れないうちに
こたきひろし
自由詩
4
18/12/19 0:44
夢の傷
秋葉竹
自由詩
10
18/12/18 23:54
Dance!Dance!Dance!
帆場蔵人
自由詩
2
18/12/18 20:46
師走の墓参
ひだかたけし
自由詩
8*
18/12/18 20:03
生き物さん
水宮うみ
自由詩
2*
18/12/18 19:51
差別を定義する
花形新次
自由詩
1
18/12/18 19:44
黒霧島が見せる夢
木村きむ
自由詩
3
18/12/18 16:56
その前の日のスケッチ
そおっと生き...
自由詩
3*
18/12/18 16:33
オヤジからあなたへ
よーかん
自由詩
1
18/12/18 14:23
ト なって8 コトバ、ことば、言葉よ(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3*
18/12/18 12:34
ユートピア
ミナト 螢
自由詩
0
18/12/18 9:18
ペンフレンド
やまうちあつ...
自由詩
3*
18/12/18 7:23
勇気
水宮うみ
散文(批評...
3*
18/12/18 6:19
体験
夏川ゆう
自由詩
1
18/12/18 5:06
犬は吠えるぞ
りゅうさん
自由詩
1
18/12/18 4:58
美しいものの美しさをあばいてきたら
ぽりせつ
自由詩
5
18/12/17 23:03
冬来たり
坂本瞳子
自由詩
1*
18/12/17 22:45
湯上りの素肌で
布
自由詩
0
18/12/17 21:50
走り抜ける街を
坂本瞳子
自由詩
1*
18/12/17 21:25
いのり
服部 剛
自由詩
6
18/12/17 21:20
しこり
梓ゆい
自由詩
4
18/12/17 20:28
悲しみに彩られた君の瞳
布
自由詩
1
18/12/17 20:11
火葬場にて
梓ゆい
自由詩
1
18/12/17 20:09
夢の蝶
ひだかたけし
自由詩
9*
18/12/17 20:01
主客転倒
そおっと生き...
自由詩
2*
18/12/17 13:56
最初のボタン
〃
自由詩
2*
18/12/17 13:54
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1164
1165
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1167
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1180
1181
1182
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1184
1185
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1188
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1190
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1200
1201
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4.39sec.