十二月の本を静かにひらく
革表紙を少し湿らせて
窓の外には雨が降っている
雫が滴り落ちる またひとつずつ
わたしの頬にこぼれた涙 どこかで流したはずの涙
向こう側にすこしずつ落ちて
波紋を ...
君と一緒に夜空を見上げる
まだまだ青い地球を照らす、白い宝石のような光たち
証明する必要もないくらい、世界は美しい
誰もがきっとその笑い方を知っている
今日、君に会うことができて、
明るい夜 ...
私をヘンテコと言う人は
変えることを恐れているのだろう

私をポンコツと言う人は
ぶつけるほどの信念がないのだろう

私をイタイヤツと言う人は
腫れあがるほどの情熱がないのだろう

...
もし
孤独に閉じ込められてしまったら
何とか脱出する方法として
異性を愛したり
友達を求めたりしなければ
ならない

だけど
愛は見えないし
友達は他に友達をつくり
そっちを優先す ...
ベルベットの下には
死体からこぼれ落ちる
血液のような
ぬるりとした感触があり
流れている音楽には温度がない
倒れる時のことを思いながら
ステップを踏むバレリーナ
人生は、 ...
「死にたい」とか
「泣きたい」とか
「消えてしまいたい」とか

いつも思っていたころは
そんなに辛くもなく
本当に何もかも諦めていたから
平気だったのに

今はなんでだろう
そうい ...
幸福はひとが運んでくるものだ

裏切ることの出来ないひとを何人持っているか

それが幸福の指標なのだとおもう


巡礼の合唱を聴きながらそんなことをおもう

忘年会の夜

オリオ ...
かさねる

かさねさせていただく

かさねられる足跡を

のこしてくれた歴史にありがとう

その歴史は勝利の歴史ではない

敗北の歴史でもない

乗りこえた歴史なのだ


...
チェルノブイリや
チャレンジャー号を破壊し
研究が進んだと
双子は結論付けて
ぼりぼりと頭をかいた
計器類は全てしまった
巫女たちも削減して
代わりに木を植えた
でも襟が汚い
双子に ...
若いときは

エネルギーが散らばりすぎてて

あたまやこころでわかっていることも

使いこなせていなかった

もっと大切なことがあるってことを

じぶんのなかにしか見出だせていなか ...
今年も父は
庭木と柵を電飾で繋いで
「おい、点灯式をするから見ててくれ」と言う

仏壇前の灯籠を片付けてミニツリーに替え
母の好きなシュゼットでケーキを予約して
シャネルのバッグを押し ...
太陽の繭玉を紡ぐ朝

 風景も 音楽も
 ひとつ心に溶けて
 対流する
 かたちのないものたちは
 かたちのなかでふるえ
 ただ惹かれていた
 扉の向こう
 音と意の翅を得ることに
...
俺はな今日という一日に感謝する

気張れてありがとう

俺はぶちかましとんねん、だから素晴らしい、ありがとう、感謝する。

明日も気張れますように。

さあ神の懐で眠りましょう、光あれ ...
掬い上げた海に
映った空の
始まりは青く
終わりは赤く
染まる肌の
向こうに広がる世界を
掌で覆う

ねむり
(ひと時の安らぎ)
めざめ
(繰り返す争い)
いとなみの波を超 ...
《いつでもOK》
サンタより
いちばん大事なプレゼント
くれた日サマー クリスマスイブ

《自嘲の星》
髪 洗う
女は今夜も泣いてない
鏡にむかって キラキラ笑うの

《高い ...
おおきななぞなぞ
振り出しとにらめっこして
解き明かしたら

天国でパーティが
開かれた



クジラの群れの中

彼はただただ優秀だった

だけど、いつも地下道で

心 ...
火を灯すマッチのように咲く君が話しかけてる羽根のない鳥 酔拳の達人が飲む水筒にミルク多めのカルーアミルク 十二支をはずれたゾウがアリクイを誘って組んだセカンドユニット 薄くひらかれた口許から 吐息を漏らしながら声帯を震わす
まだ 生まれたての皮膚についたりんぷんを振りまくように
僕の唇はかすかに動き なめらかに笑った

足裏をなぞる砂粒と土の湿度が おどけた ...
真夜中に目を覚ますと
キッチンのテーブルに誰か座っている
見れば自分ではないか
寝ないのか、と問うと、寝るのか、と答える
最近どう、と問うと、知ってるくせに、と答える
仕方がないので向かい側 ...
真っ直ぐなこの道は
海へ続く道

潮の香りを含んで
爽やかな海を思わせる
何かが流れている

海に近づくほど
建物は減り
海が近くに見える

あまり都会ではこの街に
広い海が安 ...
午後八時
服のまま雪の降る川に入り
午前五時
神社の杉に縄をかけ死んだ
友の命日
のっこりと言う表現が相応しいかどうか
私には分からない けれど
てんこ盛りにされた皿の中身は
どう見積もっても もつもつしている

モツやハツはハラミには 慣れてない
プニプニのコラー ...
針先で突き刺した
指先から
私というひとつの海を
絞り出すように
私は激しくもとめている
あなたのその、
果てない闇の底に
うつりこんだ私を

あなたは一匹の魚だ

つかまえよう ...
笑わせる。大嫌いだ、あんな親。
保身保身の連続だ。
(私の親ではない。)
大嫌いなので、もう話したくもないし、話しても説得するどころか、説得させられるに決まっているのだ。
私たちには障害があり ...


>タバコは最高や。

>酒ぴしゃっと来るで。

>コーヒー気張れる。

>最高!もうたまらん最高!



>お前、クソくさい爪みたいな奴や ...
波は時空をこえていく

過去や未来だけではない

あったかもしれない

なかったかもしれない

そんな世界まで波及していく

そこでのぼくらはどんな感じなんだろう


たぶん ...
にぶんのいちたすにぶんのいちは

にぶんのいちとにぶんのいち、ではない

いち、なんだ

小学生の算数が真理をおしえてくれている


いのちとは波を粒にするエネルギー

いちど波 ...
山盛り憂鬱朝食を

1食抜きにして

人の謗りを尻目にしながら

ぐるっと坂道を駆け抜けた

それがはじまりだった


(天才だって
凡才だって
人生はすべて誠意次第)

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
十二月の本石瀬琳々自由詩6*17/12/17 10:23
明るい夜水宮うみ自由詩017/12/17 9:20
ヘンテコポンコツイタイヤツイオン自由詩1*17/12/17 9:18
孤独こたきひろし自由詩117/12/17 8:18
あしもとの小石を拾い上げることホロウ・シカ...自由詩3*17/12/17 6:56
単純ハバネロバン...自由詩017/12/17 1:17
忘年会の夜吉岡ペペロ自由詩117/12/17 0:41
歴史のものまね自由詩117/12/17 0:30
双子間村長自由詩217/12/17 0:27
感情>霊的な見えない世界吉岡ペペロ自由詩517/12/16 23:49
snowmizuno...自由詩5*17/12/16 23:03
溶媒ただのみきや自由詩12*17/12/16 22:48
感謝moote自由詩117/12/16 22:08
ねがいeimi38自由詩117/12/16 18:11
クリスマスなんか、クリスマスなんか……いまは好きよ、天使だも ...秋葉竹自由詩217/12/16 17:58
マンホールふじりゅう自由詩117/12/16 17:30
火を灯すマッチのように咲く君が話しかけてる羽根のない鳥北大路京介短歌017/12/16 13:23
酔拳の達人が飲む水筒にミルク多めのカルーアミルク短歌017/12/16 13:23
十二支をはずれたゾウがアリクイを誘って組んだセカンドユニット短歌017/12/16 13:23
僕の少年山人自由詩8*17/12/16 8:59
自分ばかりやまうちあつ...自由詩417/12/16 7:27
海へ続く道夏川ゆう自由詩217/12/16 5:17
snowmizuno...自由詩117/12/16 2:21
もつもつ藤鈴呼自由詩1*17/12/15 22:32
指先の魚あおい満月自由詩13*17/12/15 21:20
_マリア・ブル...自由詩117/12/15 19:03
鴉と鳩の会話moote自由詩117/12/15 18:31
吉岡ペペロ自由詩117/12/15 13:04
真理自由詩017/12/15 12:59
《ある男》ふじりゅう自由詩017/12/15 11:39

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