短編の私小説を書きたくなった
その為には
記憶の切れはしを繋ぎ合わせて そこに架かる絶望と欲望の橋の上から
喜怒と哀楽の河を見おろさなくてはならない
一編の小説を仕上げるために
私のペン ...
陽光に花びらが透ける
いずれかの方向から来る花の香り
比較的晴れた日の出来事
雨の日といえば
水たまりの数々の輪
雨音という楽器の音に耳をそばだてる
曇がもたらす
色の変化 ふたつとない ...
聴かなくなったCDが増えて
心のバランスを保つ道具が
音も立てずに崩れてゆく日々
思い出に色を付ける作業で
音楽と共に生きて来たのに
時が止まってしまったかのように
この部屋は静まり返 ...
+
プラナリアにとてもよく似たあなたも普段はありふれた両生類として
揺らめいている。〔時折〕爬虫類の要素を尖らせて、眠るのを怖がり
泣いていた〔けれど〕頭の中では真っ先に哺乳類の細胞を一つだ ...
後ろに乗せているだけでは
この気持ち
伝えられないと思った
正面向いて話をしたら
分かって貰える気がした
だから
貴女の家を訪ねた
でもダメだった
冷たく突き放されてしまっ ...
きみは
すべてのものに
ほんとの社会の窓を開け放つために
生きている
それを抑えつける
真実のない化け物たちよ
XYZ
{引用=即興ゴルコンダより}
『空の青さを見つめていると』
言葉が消えてゆき
こころの温度が
インクのように染みていく
鳥が囀ずる夕方に
詩のようなものが漂っていた
空はきれいだね
雲がひとつもないから
雲が恋しいけれど
ビールも美味しいよ
六階のヴェランダはビアガーデン
ジャガイモが可愛い
芽を出した
一人だけれど
一人でもいいから
今は忘れよ ...
О
*痩せ蛙
夜を通し
朝になっても
まだ
痩せ蛙が
啼いている
こうなると
蛙の身が心配で
「そんなに無理しないで
永く生きてくれ」
と彼は言った
*菫
...
とてもとても親密な
三人で暮らす
嫉妬はしないように約束で
時間と共に同志が
一人増えた
二人増えた
とてもとてもとても 親密な
五人で暮らす
ルールが守れない人は出ていく
社会 ...
旦那作のディナー
最後の最後まで
迷惑と言う名の置き土産を残しつつ
後ろ髪を引かれて来た夜
不思議なスパイスを絡めたようなカレーの香りが
鼻先をかすめた
一仕事を終え 帰 ...
桜吹雪の下
お茶を頂く
御婦人ども。
御機嫌よう
御機嫌よう
お茶を一杯如何?
お手製ケーキも
召し上がれ。
空々しい会話
架空の微笑み
戸惑う視線
探る指先
...
○「夫婦げんか 先にあやまって またけんか」
○「責任をとらないやつは 出世する」
○「膿をぜんぶ出し切ると言っている人が膿もと」
○「信号機のない横断歩道ほど 怖いところはない」
...
左半分、灰桜。
花散らしの雨。
軽くひねり出される、膿。
つまみ出された、愚か者。
さみしがり屋だから火を灯す。
ぼくは
もう
独りじゃない。
火をつけてくれた ...
お互いパートナーは居るけれど
お互い割り切って付き合っている
ほら、真面目な人の前では
いい加減で乱暴に
剥き出しで励めないし
己の糞を撒き散らすのは
躊躇するでしょ
お互い外道にな ...
蛇が川の上を駆け、
葦の草むらへと向かっている。
冷たい小雨をはじき、
さまよう古代の戦士の亡霊たちとともに。
詩人には見えない明るい涙の笑顔が
誰の読み物をも読めな ...
いのちを挽いている
音がする
林檎を剥いたら
もういちど飛べるかもしれない
鳥は
鳥という記号に
耐えているわけではない
人は
人という記号に
耐え続け
そのため
もうながい ...
ふうふうと息を二つ
ナンバー9のコーラを飲む
コーラの色
コーラの味
安心した
娘のTシャツにプリントされた苺に台詞があった
SO SWEET
甘いだけでなく優しい
娘も笑っていた
...
今から2ヶ月間で変わる
変われなかったら
死のうと思う
そういう意気込みで
ではなく、
本当にそうする
月
大気は纏わずに裸になる
醜い傷もさらけ出す
隕石の衝突にも耐える
命 ...
しょうがない
今日はもうやる気が起きないんだから
なんともならない
なんとかしようとは思うんだけれどもさぁ
そっから先に進まないんだよ
ペンを握ってはみても
すぐにペンを置いてしま ...
とても快く疲れているのでこのまま眠らせてください
このまま死んでしまうかもしれない
このまま死んでしまえたらいいのに
疲れに救われて
雨に撃たれ
陽射しに焼かれ
粉末になって風に融けだ ...
民進党が
国民の敵であることは
民進党員以外の全ての人が
思うところなので
自衛官が非難される理由はない
ただ、民進党が
もはや国民の敵と呼べるほどの
存在ではなくなったことへの
洞察 ...
世界一うつくしく転ぶ
君のにやついた顔が好きです
泥んこになってありんこになって
お電話かわりました詩人です
春が来て君は花粉症になった
今日は風が騒 ...
О
子雀が
路地のミミズに
飛べと説く
О
О
ケイチツの日
ケイチツとは、
冬籠りしていた虫が
穴から出てくることだと
教えられて
幼い子が
空缶を叩いて
虫を呼んでいる
虫が出て来ないので
音が足りないのかと
...
赤 白 黄
細い指のその先で
無色の命が息をする
わたし 眼鏡はかけないの
あなたの前では 絶対
制服の下に隠した
透明な臓器
みせられないよ
あなたのためじゃない ...
○「防災無線」
放送による情報伝達にも
田舎では限界が来ている
放送しても
まだ寝ている
放送しても
もう出かけている
放送しても
録音してない
放送しても
耳が遠くて聴こえない
...
席を移動しまーす 前任が死んだから
席を移動しまーす 席が移動するから
席が移動しまーす 乗り物だから
席が移動しまーす 病気だから
咳が移動しまーす 伝染するから
咳を移動しまーす 分離し ...
新緑がどうしようもなく
(人口減少で、じっさい人手、集まらなくて)
煙みたいに幽霊みたいに
(プログラム、文句も言わず、動いてくれる、)
5月の街道を彩っている
(教えた ...
小便をしたい時には小便をする
大便をしたい時には大便をする
父親に逆らってでも
母親に逆らってでも
上司に
会社に
神様に
トイレにもいけない環境
トイレにもいけない空 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
記憶の切れはし
こたきひろし
自由詩
3
18/4/20 22:21
いとおしさ
小川麻由美
自由詩
3*
18/4/20 21:24
コレクション
ミナト 螢
自由詩
6
18/4/20 21:16
1カンデラの未来
ハァモニィベ...
自由詩
2*
18/4/20 20:39
悲しきタクシードライバー
花形新次
自由詩
2
18/4/20 20:38
社会の窓
AB(なかほ...
自由詩
1
18/4/20 18:11
夕方
腰国改修
自由詩
1*
18/4/20 17:13
忘れましょう
〃
自由詩
2*
18/4/20 17:00
エスキス8
オキ
自由詩
1*
18/4/20 12:52
今は護身術と語学を勉強しています
狩心
自由詩
2
18/4/20 12:08
えびカレー
藤鈴呼
自由詩
1*
18/4/20 11:47
【4月のお茶会】
サバオ*
自由詩
1
18/4/20 11:42
独り言43集
zenyam...
自由詩
1*
18/4/20 9:38
ぼく、幸せだよ。
水戸 うしん
自由詩
6*
18/4/20 3:13
パートナー
狩心
自由詩
3*
18/4/20 0:49
月光。
秋葉竹
自由詩
3
18/4/20 0:00
滑車
伊藤 大樹
自由詩
4
18/4/19 23:45
不出来な子
秋也
自由詩
1
18/4/19 23:38
ヘンシン
狩心
自由詩
3
18/4/19 22:24
今日のやる気は
坂本瞳子
自由詩
3*
18/4/19 22:21
アスファルトの上の蚯蚓の唄う
Lucy
自由詩
6*
18/4/19 21:17
国民の敵
花形新次
自由詩
0
18/4/19 20:40
生活
水宮うみ
川柳
0*
18/4/19 17:16
説教
オキ
俳句
1*
18/4/19 15:25
アフリカの太鼓 〈掌編小説〉
〃
散文(批評...
0
18/4/19 12:01
0.4
tidepo...
自由詩
4
18/4/19 7:49
独り言42集
zenyam...
自由詩
1
18/4/19 6:07
アイツ、親指が無いんだって
狩心
自由詩
2
18/4/19 2:33
5月のFA(お化けのせいじゃない)
ペペロ
自由詩
3
18/4/19 2:32
20180418_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
18/4/19 0:36
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
4.47sec.