「チョコレートコスモスが咲いて 」
コスモスが揺れている
ゆらり ゆらり ゆらり
ひとりの青年が
瞼を閉じたまま
石に腰掛けて
ぽたり ぽたり ぽたり
...
あなたがいると、
世界は
星くずみたいになるから、
右や 左や
上や 下はなくなって
きらきらざくざく溢れゆく波になって
みんな 傷まみれで
ひかって、
転ぶみたいに流れて ...
或る秋
切り取られた空が
造り酒屋の軒先にひつかかつて
はたはた ゆれてゐる
おかつぱの姉さんと
坊主頭の弟が
口をまんまるにして
それを見つ ...
突き飛ばされて線路に落ちたそうだ。痕が残っていたとのことで恐ろしくなる。数人で肩を寄せて話しているのがガラス越しにぼんやりと浮かび、途切れ目から足元だけがくっきりと見える。いろんな靴を履いていて、男と ...
茄子にソースをかけたものを食べて外に出た。人が叫んでいる。何事かと思うがこの目ではよく見えないので構わず歩いていく。車と車の間には程よい間隔があってところどころにきれいな売店も出ている。ジュースを買っ ...
「しかし、参りましたね
逃亡犯が日本一周を装うっていうのは」
「んー、そうですよね
あれから変な色目で見られて走りにくいですね」
「あれでね、捕まった時に素直だったら良かったのに
悪あ ...
ハッピーエンドなんて、知らない
いままでみたことだけしかない
バッドエンドだって、知らない
いままでみたことだけしかない
だってわたし、まだ、なにも終わってないもの
...
みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれる日
ほんとうなら、あの夜は
晴れて、きれいに星が見えるはずだった
それで、ほんのりと酔っぱらって
ふたりむかしみたいに、仲良くなれるはずだった
けれど降った雨を
うらんでなんかいない
傘を ...
もしも悲しみが猫だったら
きっと僕は今より強くいられる
気まぐれに悲しみがやってきても
優しくその子を
抱きしめられるだろう
いつか気まぐれに
去ってしまうと知っているから
もしも悲 ...
みずうみにゆく日写真を束ねる日クレヨンもらう日いま 生まれた日
磁石は
線をだす
磁力線と
いう
おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう
磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
...
潮の匂いが染みついたレストラン
周りに民家などは全くない
レストランの前は国道
その前は瀬戸内海
風光明媚な場所にある
雑誌やテレビの取材などで
いつの間にか人気のレストランになっ ...
たまに心無い言葉と言うのを耳にする
私は普段人と言葉を発するが
その会話や言葉に心はあるのか?
心ある言葉を使う時は大抵誰かを
励ましたりするくらいで心なんてない
心無い言葉こそ人の本音 ...
惑星が足首を巡るたび、つま先に星が溜まった。指先ですくい上げるときみの瞳にひかりが集まって乱反射する、宝石のように。鋭く傷をつければもっときらめくことを知っているから、きみを大事にしていた。見つめると ...
腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく
見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に
ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき
張りつめた気を緩 ...
そう言えば、俺は嫁さんにプロポーズなんてした記憶がない
気がついたら籍を入れて夫婦になっていた
気がついたら長女が産まれ
気がついたら次女が産まれていた
気がついたら、アパートから建て ...
誰かの私はもういない
過ぎていくだけの愛をどこまでも手招いて
嘆いて嘆いて心を濁らす
不特定な優しさよりも
不安定な一つの言葉が欲しかった
誰かの私はもういない
誰かの ...
君の背に
あらたな白い帆があがる九月
夜明けのうす青い空に
銀色の雲
君のその帆が
どんな風をはらんで
君を何処へつれてゆくのか
君は半ばは予感し
半ばは不確かさにおののいている
...
夜明け前の白い空はどこまでも遠く
頬撫ぜる風はひやりと澄んで
そっと開けた窓の縁
手をかけ
足をかけ
踏み越えた
見上げる影へ風を割り
着いた痛みと衝撃と
薄れる意識に思うのは
...
なにも変わらないはずの
空の、海の、青が
島嶼からのやさしい風で洗われたようで
風の谷の風と
潮の香りの風が
あらかじめ決められた
死を遠くへ運び出してくれる
海の旅の ...
生きること明日へ呼吸をつなぐこと
故郷のひかりのような夜の風
真夜中の電話のなかの君の声
海の上みたいに静かな夜の色
息を吐く次の空気を吸うために
LGBT差別禁止法に対して
自称詩人(JSSJ)達で作る
「届け!言霊の会」代表の
紫ヶ原隼人氏(自称42)が
声明を発表した
「LGBTが性的マイノリティだというだけで
厚遇されるの ...
「お元気ですねえ-」
「お若いですねえ-」
といわれて
怒る年寄りはいない
背中を向けると
トンネルになる
黒づくめの夏服が
消えるまで
面影を見てた
数秒間に流れた記憶が
今を感じる
渡っていくのは
青信号でも
赤信号なら
止まってくれる
...
とある街で
金木犀が香る
だけど金木犀はみあたらない
探しているうち
何年経ったろう
すっかり風向きは変わってしまった
行きついた先で
仕舞い忘れられた
軒先の風鈴が鳴った
...
保険屋がぶきみなことをいった
「年寄りが死ぬなら家より交通事故のほうがいいですよ。
年寄りは生命保険金はほとんどありませんが、
交通事故なら大金が入ります
弁護士に依頼するとさらに五百万ぐらい ...
年寄りに暗証番号はいらない
郵便局に行ったら
近所のばあちゃん二人が
ATM の前で暗証番号を言いながら
何回も操作を繰り返していた
何回やってもうまくいかないので
郵便局の人が
「じゃ ...
対位法で
計算され尽くした
バッハの
時をこえて
繰り広げられる
音楽の空間にいると
数学の方程式を
解く時のように
頭が回転する
...
くらいくらい 荒野につくりあげた
復讐の塔に閉じこもり
「ひとりだ」と呟いたら
はたかれた
ひたすら 喪いすぎたのだろうね
青い夕暮れに細い声でないてさ
耐えられないわたしを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
小さな小さなお話
仁与
散文(批評...
0
18/10/6 17:38
まみれる
はるな
自由詩
12
18/10/6 17:30
或る秋・連絡船
石村
自由詩
20*
18/10/6 17:22
足
春日線香
自由詩
2
18/10/6 14:51
人が
〃
自由詩
1
18/10/6 12:49
日本一周に潜伏した男
イオン
自由詩
0
18/10/6 10:59
ある休みの日に学校へ行く
立見春香
自由詩
1
18/10/6 9:44
星屑
もっぷ
短歌
2
18/10/6 9:33
ほんとうなら
立見春香
自由詩
3
18/10/6 8:34
もしも悲しみが猫だったら
福ちゃん
自由詩
1
18/10/6 8:00
星屑のくず
もっぷ
短歌
3
18/10/6 7:57
よるの匂い
犬絵
自由詩
8
18/10/6 6:26
海辺のレストラン
夏川ゆう
自由詩
6
18/10/6 4:57
言霊
リィ
自由詩
1*
18/10/6 3:00
小市民プラネット、爆発なんてしない
青花みち
自由詩
1
18/10/6 1:03
人生は
こたきひろし
短歌
5
18/10/6 0:32
そう言えば俺は
〃
自由詩
2
18/10/6 0:01
誰かの私
十一月の失敗...
自由詩
1
18/10/5 23:41
九月出航
塔野夏子
自由詩
4*
18/10/5 22:24
地上八階における試行錯誤
R
自由詩
0
18/10/5 22:24
あいたい
秋葉竹
自由詩
4
18/10/5 21:56
夜の息
水宮うみ
川柳
0
18/10/5 19:56
JSSJ
花形新次
自由詩
0
18/10/5 19:44
お年寄りを元気にする言葉
zenyam...
自由詩
1
18/10/5 19:06
逆光
ミナト 螢
自由詩
2
18/10/5 18:39
ダイアリー
そらの珊瑚
自由詩
16*
18/10/5 15:03
保険金
zenyam...
自由詩
0
18/10/5 13:44
暗証番号
〃
自由詩
1
18/10/5 13:29
異次元への方程式
st
自由詩
2
18/10/5 12:44
波兎の石塔
田中修子
自由詩
11*
18/10/5 12:34
1144
1145
1146
1147
1148
1149
1150
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1162
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1167
1168
1169
1170
1171
1172
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1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
3.8sec.