空から見るあなたの町は
海の青と畑の茶色い区画だった

あんなに焦がれた都会を離れて今は
子どもたちとツリーを飾ってる

温かいシチューを振る舞って
電飾を灯す

みなが眠り ...
                    

歌は、
今夜も眠りをいざなうだろう

僕は、
この部屋にながれる
美しくも、切ない、哀しげな調べを
オーティス・レディングの歌声を
...
遠い友達が
泉に雪が降ったら教えてください
というので教えてやることにした
だが雪は降らないよ
当分
降っても泉には
積もらない
たぶん

間近に迫る山の頂が
雪を冠った
晴れた ...
空を何かに例えなさい
薄いノートに綴りなさい
たとえばひどく年老いて
頼りない犬のような

寂れた町のおじさんの
何もない後ろ姿のような


 空がゴロゴロなっている
 雪迎えの ...
日々の傾き
わたしたちは
あかくなる木々にもおびえて
言葉のすき間に
場所をもとめた

磨りがらすのように
ざらついた気持で
いっさい誰のものにもならない
なにひとつ手にもたない ...
名指され得ぬモノ
今刻々と
降っている降っている

 *

獣の声、
響いていた
死者の声、
響いていた
師走も端に走りいき
年の瀬都会の大渋滞
怒涛の静けさ霊園墓地に
ほの ...
おとぎ話の中の国は もう
わたしのことをおぼえてゐません

キセルをくはへたお爺さんは もう
わたしのことをおぼえてゐません

アコーディオンをかかへた青年と
まきばで働 ...
中途半端な気狂い
或いは気狂い擬きを
総称して「イタい奴」と呼ぶ
自称詩人の97%は
これに該当する
(因みに残り3%はバカ)

ウンコ食ったり
通り魔で5人刺し殺すぐらい
突き抜け ...
芸術の軌道に緩急リズム良く
放って追いつけない

何はともあれと戯れ 愉しみ 親しみは色濃く
沈んでは浮かんで
例えようのない探りに徹する
天にはめた星を外すような
...
こうした方がいい


こうするべきだ


こうしなければならない


そんなような、根拠のない、納得できない 規則やしきたり そういった類のものを


愛想笑いしながら ...
あのルックス モテるだろうな間違いなく
モデルさんみたいな十等身

気にかかる 憎まれそうなニューフェイス
知らないでしょう キミのことだよ

イケメンの客寄せパンダと思ってた
女性客ら ...
小さなもののことを、
 小さなものが話した。
それは針の穴を抜ける糸のように細く、
 ティーカップにスプーンを浸したときに沈んでいく、紅茶の葉のよう。

大きなもののことを、
 大きなもの ...
見えぬ文様を
魅せる模様に描き上げる
その筆力も
必要不可欠

パレットが灰色なのと嘆きながら
もうタオルケットは干してしまった
洗ってあるから 時間が必要なの
パリリ 乾くまでの ...
大型の豪華客船に乗る
夢を見ることが多い

世界一周の旅
夢ではいつも同じ豪華客船
毎回寄港先は変わっている

その国その国の良いところ
気候や雰囲気に触れて体が喜ぶ

豪華客船は ...
いま飛び立ったのは
遥かなる過去の傷跡
血を流すことも忘れ
ただ遺されたままの係属が
未来の真っ赤な情熱として
羽ばたきながらよみがえったのだ

いま地に降り立ったのは
連綿と続く ...
いったい自分が誰なのか
何者なのかさえ
解らなくなるまで忘れた去った覚えはない

母親に罵声を浴びせた記憶はこびりついて剥がれてくれないけれど
あれば反抗期には誰でも沸き上がるに違いない
...
たった一つの平衡を生み出すために散っていった日々の曜日がまばゆい。平和を望むシュプレヒコールは誕生直前に堕胎され、焼き付くような体幹の振動だけが残った。解釈を拒むものがどこまでも積み上げられては浸 ... 街は彩られた光の速さで進みます

だれとも約束なくひとり

吹かれる風も音を立てて

顔や首筋に噛みつきにきます



心にある

瓶の蓋を閉じてみま ...
手放したコートが風に舞い
風がコートを羽織っているようだ
見知らぬ少年がそれに目を
奪われている足元には
踏みつけられた草花が痛々しい
何も人に与えられないから
たまになんでも手放してしま ...
雨にも任せ
風にも任せ
雪にも夏の暑さにも任せても
大丈夫なカラダを持ち
画策はなく
決してイケてなく
いつも静かに解っている

嵌められもせず
首にもされず
いつも静かに混ざって ...
おはようと さよならと
犬の鳴きごえ 耳の色
右手のかたち 指のおと

この世界を忘れるために
規則ただしく生活をして
この世界を忘れるために
夢中で愛や夢をして
おはようと さよ ...
家はあるけれど
帰る場所じゃない

その点で僕は
迷子になった

君だよ君の腕の中に
作る枠に収まって
絵になれたら良い

笑顔も涙も
崩れるほど抱いて
新しい夜を
迎えるよ ...
ドラマの録画も溜まってんなあ
満員電車逆走しても、ね
裸足になって必死になって遮断機が降りるのを怖がった

‪馬鹿すぎてマウンティング取られてると思わなかった
めんどくさい
もっと ...
黙りこくって下ばかりみて 歩いていたら
花が咲いていた 枯れ葉が落ちていた 色とにおいと

たまに ぽかあんと 空をみあげると

ひろくって 青くって ちょっと吸い込まれてしまいそうで

...
昼も夜も、夜も昼も、サバンナで走り回ったのははるか昔だ。
誰よりも早く駆け、獰猛で、向かって何でもかんでも噛み付いた。
誰も逆らわず、有頂天で、自分勝手だった。

歳月が経ち、一本、また一本と ...
大きな泉でも皆が醜く争えば



小さな泉でも皆で仲良く分け合えば





たとえ泉を作りだすことができなくても


後ろの方で述べたことは自分次第で変えられる -と ...
何とあり難いことだろう


これほどあり難いことはない


何故なら、これほどまでに 悪 が隠そうともせずにそのあるがままの醜い姿をさらけ出したことはないのだから


永い闇が訪 ...
歳を重ねる度に
人間の落とす雫の大きさは
段々と小さくなり不安を感じるが

そんな時は気晴らしに
美術館の近くを散歩をして
入館して色々な絵画を見る

偶然か
横断歩道の向こうに
...
「イルミネーションが点灯する季節になった」
と書き始めてやめた

苦しいときに苦しいと言い
俺のために俺のためと言った

会社員はやめたから空は明るく
ここは田舎で風が冷たい

悲し ...
枯れたバラ園のそばで
鮮やかな過去に埋もれて
もう聴こえないヴァイオリン・ソナタの
朧げな旋律を追いかける
厳しく美しい冬
風は心の奥まで
凍らせようと目論んでいる
死んだ土をす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Merry Christmasmizuno...自由詩618/12/22 22:41
聖夜、水色の花に触れる秋葉竹自由詩518/12/22 22:00
遠い友達がオイタル自由詩5*18/12/22 21:53
空を何かに自由詩518/12/22 21:26
磨りがらすはるな自由詩318/12/22 20:03
ト なって9 声へひだかたけし自由詩5*18/12/22 19:24
ちひさな国石村自由詩24*18/12/22 17:15
イタさ爆発花形新次自由詩218/12/22 16:55
芸術の軌道朝焼彩茜色自由詩418/12/22 15:51
知覚できぬものをそおっと生き...自由詩5*18/12/22 15:15
スーパーの虹佐和短歌3*18/12/22 15:10
やがて、その枝のひとつでさえla_fem...自由詩5*18/12/22 12:48
ラクシュミー・ラグジュアリー藤鈴呼自由詩1*18/12/22 11:31
豪華客船夏川ゆう自由詩318/12/22 10:15
成婚葉leaf自由詩118/12/22 10:10
忘却こたきひろし自由詩518/12/22 6:47
積み上げる葉leaf自由詩118/12/22 5:29
真夜中の微笑み(クリスマス詩)秋葉竹自由詩618/12/22 5:21
冬はコートを纒い、何かを隠している帆場蔵人自由詩318/12/22 2:17
雨にもマカセイオン自由詩2*18/12/22 0:12
右手の、はるな自由詩418/12/21 22:56
門限ミナト 螢自由詩118/12/21 20:13
下書き藤沢自由詩018/12/21 19:22
みちばた田中修子自由詩618/12/21 19:18
アマメ庵自由詩618/12/21 13:52
符号そおっと生き...自由詩11+*18/12/21 11:38
いよいよ 自由詩1*18/12/21 11:19
初恋羽根自由詩1718/12/21 9:38
無職のサラダ奥畑 梨奈枝自由詩5*18/12/21 9:35
あなたの居なくなった世界にホロウ・シカ...自由詩4*18/12/20 23:49

Home 戻る 最新へ 次へ
1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172 1173 1174 1175 1176 1177 1178 1179 1180 1181 1182 1183 1184 1185 1186 1187 1188 1189 1190 1191 1192 1193 1194 1195 1196 1197 1198 1199 1200 1201 1202 
加筆訂正:
知覚できぬものを/そおっと生きる[18/12/22 16:18]
二箇所の 見えない を 捉えられない にかえました
知覚できぬものを/そおっと生きる[18/12/22 16:08]
文末の 何かが の が を追加しました。
知覚できぬものを/そおっと生きる[18/12/22 16:00]
ただ与えるだけで を追加しました。
4.59sec.