覚えた孤独は
ひとつではなく
あのときも
雨に撃たれて
差し伸べられた
手を振り払い
噛み切った口の端から
錆びた鉄の味が広がり
震えだした肩が
暴れ出しそうになるのを
必死に堪え ...
月明りに照らされて
山によじのぼって行く人達
小さな粒はきらきら光り暗闇に吸い込まれていく
私も地面をしっかりとつかんで
山と月に包まれて
きらきらとした星々のような一瞬の
喜びと悲しみを ...
薄紅の空を見上げて
朝焼けなのか
夕暮れなのかを決めるゲーム
喩え 100人の玄人が
これは太陽に非ずと叫んだところで
貴方が認めれば
それは 陽の光となる

クラリネットの音だろう
...
年を取ったら
義理は欠こう
自分の体力、気力、金力に応じた
暮らしをしよう
寒い日のお通夜は
失礼しよう
年賀状は
来てから書こう
もらい物のお返しは
最小限にしよう
入院見舞いや ...
ワイフは
安全に対する意識が甘すぎる
台所でキャスターつきの箱を
もうひとつの腰ぐらいの高さの台の上に置いて使うという
キャスターをはずさないと危ないといっても
聞かない
地震が来たらその ...
あながち間違いではないでしょう。
あなたも気○いではないでしょうから話くらいはできますよね。
ありがとうございます。
街は渋滞した。
私たちは寝具を買いに出かけていたのだが、寝具がホットドッグ ...
もっともっと、
きみを抉じ開けてしまいたい
きみというきみのなかの
どろどろとした異臭を放つ林檎を
とりだして噛み砕いて食べてしまいたい

ぼくをへだてる外の世界は
あまりにも予定調和で ...
少年は旅立つ前に
一人の少女を殺した
少年自身である一人の美しい少女を
少年は少女の亡骸とともに旅立つ
世界には絶対的な何かがあると
少年は信じている
絶対的な何かはどこにでも存在し
...
今帰り。

なみだ。

得意と。

失意が。


いちたすいちは、に。

いちたすいちは、れいてんご。

いちたすいちは、ひゃく。

ああ、だれによろこばれようか。

...
陽射しに照らされた横顔
月明かりに包まれた素顔
どちらがどれだけ哀しいか

朝になれば
コケコッコ―の声が 高らかに響き
この世の邪悪はナンセンスであると
信じられる?

夜がく ...
うぉるふがんぐという店で
お茶を飲みつつ詩を書いて
ふと顔を上げたら
王さんが食事をしていた

ユニフォーム姿の頃より
齢を重ねて今年喜寿の
王さんは
大柄でもなく
素朴な姿の内に
...
((快晴ノ日))

友の死を越えて
飛躍する
我が魂

深夜の只中に
{ルビ包=くる}まる
(sanaka)
開かれる
ひかりの世界

疾走せよ

この一度きりの道を
自 ...
我が家の隣の空き地に
新しい家は建ちつつあり
向かいの古い家は解体されている

隣の現場は{ルビ和=なご}やかな空気が流れ
向かいの現場は罵声ばかり、飛んでいる

同業であれ、空気の色は ...
森は深く続いていた。森にはすべての闇がある。闇が森のすべてなのか。植物で覆われているせいで、緑は闇と化すのだろうか。森のなかで声を出す。私の声は喉から腕になって森を掻き出していき、森を食べていく。森に ... 失敗を人のせいにできるのも十代までだ
とおじいちゃんは言った

君が重要だと思ってることのほとんどが
実は
夏休みの絵日記みたいなもので
みんな慌てていいかげんにやっている
夏休みの最 ...
暗闇にある瞬く星の美しさは
生命の燃焼にある
何万光年の彼方でやがて消えゆく定め

物体は燃える
個も燃える
人間は活動することで輝いている

走ることが出来なくなった時の
ゆっくり ...
🍎 頬杖 

{引用=言葉は心を越えられないこと知っているのに
心が言葉を越えられないとうつむいてみる
それが
林檎のように沈んでゆく}


🍎 なり損ねた夜

{引用=夜十一時過 ...
クリスマスだよ
プレゼントをあげよう
私はクリスチャンじゃないけど
クリスマスの五日前に
サプライズでぬいぐるみをあげよう
大きな黄色いひよこの僕の
頭の上にちょこんと小さいピンクの
君 ...
ワイフに買い物を頼まれた
縦なんセンチ横なんセンチのビニール袋や
女性用の剃刀などこまごましたものまで
頼まれた
広いスーパーをあちこち探して歩いて
やっとレジにたどり着いた
買い物しなが ...
介護の
介護のおじいさん
あなたのおうちはどこですか?

おうちを聞いても分からない
名前を聞いても分からない

んあ~ん
んあ~ん
んああ~ん
んあ~ん
んあ~ん
んああ~ん ...
痛いほど歪めたsmileで
あらゆる価値を打ちのめす
dirtyなcupid、dirtyなcupid
悲しみのない国から来た

右手はLOVE、左手はDEATH
両手で俺に差し伸べる
ウ ...
放り出された左手は
ゴロンと転がったまま
流血することもなく
その細長く美しい五本の指が
微動だにすることもなく
ただそこにそうしているだけで
いついつまでも眺めていたい
芸術作品のよう ...
少年は秘密を閉じ込める
美しい叔母のブローチをこっそり隠すように
部屋に鍵をかけ 歩哨さながら見張っていたが
閉ざせば閉ざすほど膨らんで行く 妄想は
秘密を太らせるのにはもってこいの餌だった
...
夜を包む月 月を包むマラ
夜に溶ける灯火 夜と夜の狭間
暗がりの中で紫が踊る
ゆらりゆらりゆらり踊る

罪を深海に沈め片手は眠る
しかしそのまま死んでしまった
深海の中で紫は踊る
ふら ...
ファミリーレストランで
空いた皿を
テーブルの隅に、置く

ウェイトレスが歩いてくる

音楽は
旋律のみでなく

日々のセッションにより
織り成される
日々の舞台で、僕は自らを奏でよう。 私は錆びてそして燃える。
灰の中に埋もれた指輪のトパーズはまだ、青いままか?
空から夏が降ってくる。
澄んだ水の声で生じる
さらさらと1/fのゆらぎ


無温のかげろうのように薄い
そのようにしおらしい
そのように細ながく伸びている
柔木


けれ
ども
ふざけ半分でからませあ ...
つめたいベンチに座ってホットを飲む

日があたっている胸あたりがあたたかい

コーヒーをながしこんだあとの食道や胃も

おんなじくらいのあたたかさだ

太陽のひかりが宇宙の法則どおりに ...
真冬の寒気が囁いてきた
死にたくならない
単純に死にたくならない

殺してあげるよ
殺してあげるから
遠慮はいらない

真冬の寒気が凍りの息を吐きかけてくる
その鋭利な刃物に心臓を切 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
奈落の底へと坂本瞳子自由詩1*17/12/22 18:16
山と月灰泥軽茶自由詩417/12/22 10:52
親不知藤鈴呼自由詩0*17/12/22 9:13
義理を欠く話ホカチャン自由詩117/12/22 8:57
アドバイス自由詩017/12/22 8:44
20171222_work0000@poetryNaúl自由詩117/12/22 8:27
林檎あおい満月自由詩117/12/22 5:48
少年葉leaf自由詩017/12/22 5:06
なみだ。吉岡ペペロ自由詩117/12/22 1:28
芙蓉藤鈴呼自由詩0*17/12/22 0:19
王さんと会った日服部 剛自由詩017/12/21 22:16
或るピアニストに自由詩017/12/21 21:48
新しい家自由詩017/12/21 21:22
少女と森あおい満月自由詩117/12/21 21:18
十代ふるる自由詩017/12/21 20:51
日々鷲田自由詩017/12/21 20:34
落ちたりんごを拾うように (2017)AB(なかほ...自由詩9*17/12/21 17:35
私達のクリスマス狩心自由詩117/12/21 13:23
少女婆ホカチャン自由詩017/12/21 8:40
犬のおまわりさん&骨まで愛して花形新次自由詩017/12/21 8:22
LOVE&DEATHアタマナクス自由詩217/12/21 7:04
滑稽な話だ坂本瞳子自由詩3*17/12/20 23:18
秘密ただのみきや自由詩7*17/12/20 19:22
暗がりmoote自由詩017/12/20 19:15
日々の対話服部 剛自由詩117/12/20 17:46
一行詩 5自由詩117/12/20 17:26
ジュピターマリア・ブル...自由詩517/12/20 13:17
柔木本田憲嵩自由詩517/12/20 11:45
エルサレム考吉岡ペペロ自由詩017/12/20 10:15
真冬の寒気がこたきひろし自由詩117/12/20 10:00

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