もう一年が経ちますね
文通の始まりの季節が
花水木の頃でしたから
一日たった三行の文通を
提案してくれたのは
あなたの方でしたね
そうでしたね
気が短いので次の便りを
待ちたく ...
天は雲から雨を紡ぐ
恵み災い七重八重
おぼろ単衣に織り上げて
過ぎ去る盛り嘆いてか
逝ったものを想ってか
俯く{ルビ顔=かんばせ}つめたく包む
想い溢れて七重八重
火から滴る ...
まウちメあアわワせセ
おオとトとトいイのノ
じジゆユうウにノじイ
もハよキりチえガきエ
まリちョびウとアはシ
こモなツいレこテとタ
しハっシてッたテわタ
こコいイびビとトのノ
てナいヲ ...
真夏は
シャーベットが
ありがたかった
ザクザクの路面で
そんな日々を
思い出す
ギザギザの心は
まるで
氷柱みたいに
心を 射抜くから
少し 温まる頃
陽光に充 ...
俺達小農は機械貧乏さ
狭い田んぼに大型機械が
窮屈そうな顔して動き回る
鳥獣対策の柵の中を
窮屈そうな顔して動き回る
1年に半日しか使わないのに
何十万もする種蒔き機
1年に1日しか使わ ...
あれくらいしないと勝てないのさ!
俺達や勝つことが至上命令なのさ!
勝てば官軍負ければ賊軍
結果がすべてさ
ふだんしてない奴がやるから
ばれるのさ
いつもやっている奴は
もっと巧妙さもっ ...
一点の曇りない空から 一点の落下物
一羽の鳥が著しく体調を崩して飛ぶ力をなくした
深い河の水面は細波 そこに落ちて水没した
河に架かる鉄橋 電車が渡っていく
満員の車内で扉の近くに立ってい ...
溶けそうなキスしたら
逢えなかった時のモヤモヤが
完全になくなった
あなたは魔法使いだね
私の心の状態を整えてくれる
キスは甘いほどいい
心にダイレクトに浸透する
愛に身を委ねる ...
唇が羽ばたいて美しい言葉を吐くとき
肺が搾る情熱の{ルビ泡=あぶく}は音をかき鳴らす
心臓の歯車が{ルビ描=か}きなぐる視界のそのずっと奥まで
背中を押し続ける真実が、今キリキリと君に発火する
...
星の光が時を教えてくれる。
まだ1週間もたたないから
山頂から見た星をおぼえている。
夜風はまだ少し冷たくて、
あなたは小さな声を、
(寒い)
僕をみあげてそっ ...
壊れた
涙腺の
泣けない宙吊りの私
失った
良心
痛まない恐れ知らずの私
人の様で人でない
助けを求める
誰に?
結局は単細胞 原子の造りだす脳の
...
「自称詩人は
忘れられることはない
だって
誰にも覚えられていないから」
それについては特にない
どうでもいい
本当にどうでもいいんだ
寝たきりだか
立ったきりだか知らないが
...
1
夏とともに
現れるあなた
アスファルトの照り返し
眩しいほどに
額に滲む汗
そっと手で拭うと
ノースリーブから覗く
ディープブルー
あの衝撃が
私の時を
止めたままに ...
伸ばした髪が肩に届く頃
もう一度だけ君に愛される
そんな不確かな夢を持て余し
充電はいつも満タンにする
新しい発明の名の下で
思い出の続きを生きられるなら
誰よりも早く走って行くから
...
朝目覚めると
ライオンになっていた
金色の鬣
大きく裂けた口に鋭い牙
威圧的な眼差し
洗面所に立った私は
鏡に写った自分の顔に驚愕した
慌ててリビングに駆け込むと
家族は初めこそ
困 ...
どこまでじぶん中心なんだろう
じぶんの正しさを主張したとて
果して意味などあるのだろうか
素肌の日差しがまだやさしい
アスファルトもまだ溶けない
衣服にもまだ熱がこも ...
独り暮しで 卒寿が 過ぎた
もてなくって いぃ
もう もてなくっても いい
神秘の三次元に 許されるなら
だが そのとき
立っていられるだろうか
おのれの年齢に ...
新しい時計が時を奏で始めている。
今日海へ行った。
あなたは無邪気な子供のように、小さなカニの居場所を僕に告げた。
湿気を含んだ海風が僕らを包んだ。
さようなら、僕の遠い日。 ...
新しい季節は
昼の休憩時間に不意に訪れる
事務机(デスク)に寝そべりながら
その頭髪は午後の陽光にほんのりと茶色に透けている
まだ汚れも老いも知らない
化粧された瑞々しい肌と あどけなさの残 ...
ッポン ッポン スッポンポン
ちょっと不安な夜はね
お月様に弦をかけて
愉快にかきならして御息所を追い出すわ
獏 パクパク
かあさんてばアマテラスだったのよ
かっこつけすぎひねくれ ...
もし、
大切なものと
繋がる方法が
言葉しかなかったら
とても寂しいけど、
言葉だけはあると
そっと胸を撫で下ろせるだろうか
そんなはずはない
言葉は99%までは
満たしてく ...
朝露の潤んだ瞳。嘘ではない、この時を渡り、遠浅の君の素振りにこれまでの痛みを、
眠らせたかった。
あたし。
一花涙に浮び、まとった波紋。
心のトビラを、叩いたのは、誰?
どうぞ。好き ...
もう、いやッ!
どうして、こんなにも、声が届かないの?
私は、懸命に、喋っているんだよ。
でも、誰も、私を見てくれやしなかった。
春の夜空の星が綺麗なのだけれど、
見ているだけで ...
世界はもの凄い速度で進んでいる
今日いた人も明日にはいず
笑顔だけが残る
それでも止まらず進んでいく
ジャズみたいに
いつまでも続いて欲しくて
終わりの拍手をファーストフレーズから待つよう ...
撹拌する青は喧しい。
一人で騒ぎ、拗くれ、瘤になった。そうして青はうわばみになり駱駝となった
一本のヘビは丸飲みされて胃液で溶けて無くなった
胃液は程よい酸味を帯び
書斎の檸檬も鮮や ...
○「面倒くさい」
生きる目標がないと
生きるのが面倒くさくなる
朝起きて小便行って顔洗って
朝飯食って歯を磨いて大便して┅┅
○「心の闇」
殺人したことのない人が
殺人者の心の闇がわ ...
なんで傷つくんだろう
たかが言葉に
言われただけで
傷つくとは
石を投げつけられるよりも
傷つくとは
誰がどんなことを言ったかにかかわらず
ただ言われただけで傷つくとは
なんてやわな心 ...
通り過ぎた過去の時間が垂れる雨粒になって
私の脳内の真綿に落ちて滲みるよ
君が私にしてくれた事
二人の子供を産んでくれた
私が君にしてあげられた事
二人の娘をその子宮に運んであげた
...
空から何も降らない日が数日続いて 日中には
かわりに太陽の光と熱が 舗装された地面に照り返していた
風のない辺りの空気は温度が上昇していて 私の体の表面に張りつめている皮膚の毛穴からは汗が吹き出 ...
ひさしぶりに
そうして
はじめて
おともだちとあって
懐かしいように
つばめグリルでごはんとお茶をした。
三時はなんだかさみしい
おひさまがさがって
夕暮れがくるから
おわかれ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ハナミズキ
しょだまさし
自由詩
6*
18/5/19 19:38
五月の桜
ただのみきや
自由詩
6*
18/5/19 19:18
アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅/即興ゴルコンダ(仮)投 ...
こうだたけみ
自由詩
0*
18/5/19 15:54
忘れて
藤鈴呼
自由詩
1*
18/5/19 11:28
機械貧乏
zenyam...
自由詩
0
18/5/19 10:20
違法タックル
〃
自由詩
0
18/5/19 9:12
行き当たりばったり
こたきひろし
自由詩
1
18/5/19 7:01
キスは甘い
夏川ゆう
自由詩
4
18/5/19 5:13
羽撃く唇
ハァモニィベ...
自由詩
1*
18/5/19 2:57
みあげれば星、みおろせば街灯り。
秋葉竹
自由詩
4
18/5/19 1:20
わんわん泣く
暁い夕日
自由詩
11*
18/5/18 22:52
生きて行く価値
花形新次
自由詩
1
18/5/18 21:10
夏、新しい旅立ち
〃
自由詩
1
18/5/18 20:09
ピクニック
ミナト 螢
自由詩
5
18/5/18 15:39
金色
やまうちあつ...
自由詩
2
18/5/18 14:44
じぶん中心
ペペロ
自由詩
1
18/5/18 13:57
欠 題 その二 (無能な呟き)
信天翁
自由詩
3
18/5/18 11:17
新しい時間
ヒヤシンス
自由詩
5*
18/5/18 4:45
初夏
本田憲嵩
自由詩
2
18/5/18 1:04
下弦の恋
田中修子
自由詩
4*
18/5/18 0:57
言葉しかない
狩心
自由詩
2
18/5/18 0:04
窓際にて雨は降り走る君
おっぱでちゅ...
自由詩
2
18/5/17 22:45
君が月になったんだ、あ、間違えた、君が、好き、だった。
秋葉竹
自由詩
2
18/5/17 20:41
A列車で行こう
秋也
自由詩
1
18/5/17 14:09
青
古具をふね
自由詩
2*
18/5/17 13:38
独り48集
zenyam...
自由詩
1
18/5/17 7:34
傷つく心
〃
自由詩
1
18/5/17 6:51
記憶の河に
こたきひろし
自由詩
2
18/5/17 6:44
日常
〃
自由詩
0
18/5/17 5:31
小鳥と少女の呟き
田中修子
自由詩
0*
18/5/17 0:33
1161
1162
1163
1164
1165
1166
1167
1168
1169
1170
1171
1172
1173
1174
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
3.62sec.