僕は眠りながら考えた
ただ自分の欲のためだけに生きるならば
どれだけ成功したにしても
人生は空しい
どれだけ健康で長生きしたにしても
人生は空しい
と
敵の飛行機が一機だけ群れからはぐれてしまった
首都を爆撃するために幾千の機体が飛来した夜に
無差別に投下された焼夷弾は
街を容赦なく火の海にした
それは
幾千の渡り鳥が
幾千の糞を ...
溺れないようにもがく
ここにあるものは肉体と
満たされない空と
注ぎ足されつづける水
酸欠の頭で考えることは
誰が注いでるとか、
どこまで行くのかとか、
そんなことではなくて ...
バンコクの光の中
仕事場へ向かう人たちと
そこから帰る人たちとで混み合うバス
ガイドブックに無いスーパーの前
バスに乗っていた僕だった
高架下はどこか寂れた冬の風景
暑いけれど ...
月や
完璧な嘘や
まるい
(でもさわれない)夜で
車内はぱんぱん
世界と わたしとのわかれめの
つねにつめたい線は
そう望んだような気がする
わたしが
わたしをわかるよう ...
小指で伝う葉脈のか細さをきみは知ろうとしない。生きるうえで不要なのが繊細さなら、搭載された生き物は最初から負けているの。きみはいいな、と指で葉をなじった。神さまを信じないきみこそが、神さまに愛されてい ...
アルフレッド・ヒッチコックの夕暮れのような空のなかで今日が竦み上がりながら死んでゆく、その悲鳴は、その悲鳴は…昨夜俺を悪夢から叩き出したその声とまるで同じで―なにを見ていたのか、なにを知っていたの ...
あれは嘘だったんだ
50年前にプロポーズした時の約束さ
君を一番喜ばせて
幸福にしたあの誓いは
人生最大の嘘さ
君と結ばれてから今までの
僕の本当の願いは
君より先に逝くことだったんだか ...
即興でヘンテコな文が生まれていく
吉田松陰の特殊スキルは未来合わせだった
力ずくで二枚貝を合わせた、今と未来
自ら泥をかぶつて尽きた
と、まあ、ライトノベルの感想は任せなさい
...
もう頂上かと思ったら
まだ上がある
今度こそ頂上かと思ったら
まだまだ上がある
上がまだあるかと思ったら
頂上だったりする
秋晴れの午後 カメラを下げて ぶらりと 初めての下町へ
坂を上がり 狭い路をぐるぐる ようやく辿り着いた 海に近い丘の上
タイムスリップした様な トタン屋根の集落 周囲の家は新しいのだが ...
よく分からないのですが
モーツァルトの曲にありましたよね?
銃乱射のニュースで
これはヘイト・クライム・マハトマガンジー
だって言ってたんで思い出したんです
でも、マハトマガンジーって
暴 ...
冷えた足元が
僕の思考を停止して
机の上に突っ伏して 瞼を下ろす
こうやって ずっと眠って 死んでしまえたらいいのにね
なにも成し得ない 人生に 意味などあるの
いつだっ ...
あなたは、
寒かった?
あなたは
寂しかった?
あなたは
苦しかった?
過去を振り返って
こころのありかを「問おて」いるの?
じゃあ、
わたしは
そのあなたに、問うわ
...
かろうじて嵐の前に帰っていった
君の寝ていたベッドのへこみがまだ残っている
新学期の飛び降りのニュース
こんな天気じゃ天使も飛べないだろう
4階からなら助かるかもしれない
ニュースに ...
天使は座って笑い
あたしは座られて笑ってる
天使はあたしを見て穏やかにほほえみ
あたしは天使に見られて下品な爆笑を投げつける
天使は逆さの世界で見目麗しいショートケーキを食し
あたしは逆さの ...
寂しいとき
なにを
どうすれば
いいんだろう
むずかしい
理性や知性が
犬の役にも立たない
感情まみれの
猫の世界では
もう
只
アッハッハ
と
笑って ...
ぼうっと過ごしている
この午後の一時を
自動車の走行音
黄金に照り輝く瓦
微かに揺れる送電線
何処までも澄み渡る蒼穹
この私が今此処に存ること
この午後の一時を
ぼうっと過ごし ...
もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない
喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ...
緑のざわめきが膝で笑い
風の咳払いが耳を撫でる
雲のフィルターが通した言葉に
洋服を着せた天使のはにかみ
夕陽に染まる頬はみんな同じ
空に浮かべた思いを綴るため
盛り付けられた一枚 ...
切岸
目は塗れている
君は客体を食べ、俺を育てた
鉱物、炎
語れよ、カタルシス
有も無も
区別ないところから聳えた
君は自在に生み、俺を醒ます
文字を山なす腐肉の王者
呼ぶに理解なく ...
私は
私の人生の途中で二度
自らその命を絶ってしまった人の葬儀に参列した事があった。
一人目は同じ工場内で働いていた五十代の男性。
とは言っても勤める会社は違っていたからほとんど口を利いた ...
恋愛詩を好まない。
なぜだろう。
もともと、スターオタク拝見や、スター結婚報道があまり好きではない。さらに言えば隣の晩ごはんや、○○!お宅訪問なんかも好きじゃない。つまり、他人の生活や生活 ...
世界樹の葉脈にそって
我々は流れて
許されたばかりの一滴の雫
その愛し合う雫
地上に辿り着くまでの七色
七色の世界が
スコップで土を掘る幼児の
目の前に落ちた
ギリシア神話の案内役は
ペガサスにアンドロメダ
ペルセウス----
満天に
ダイヤモンドを散りばめて
光またたく秋の夜の
星座めぐりは 果てしなく
...
長い財布が好きと言いながら
長居する訳には非ず
久々に マジックテープの 出番です
そんな 一句を 引っ提げて
手提げ鞄に 入れましたるは
折り畳みたる 財布ちゃん
何 ...
父のお骨を眺めたら
諦める。という気持ちが
蘇ったらしい。
重たい陶器の蓋を閉めて
位牌と遺影を並べたら
合わせた手と手の隙間に
小さな水たまりができた。
三年間
私の人生は
オレンジ色でした
薔薇色ほどではないにしても
結構良さげに
聞こえるかも知れません
カリフォルニアっぽい感じで
────自称詩人 やすじゅん
白壁に囲まれた部屋に
ゴオォと響き続ける音、
独り存ることの恐怖を
予感のうちに告知する
混沌蠢く夜闇の奥、
次第に姿を現し
魂に帰依することを
唯一の寄す処として
私は静かに目を瞑る ...
「そうです、わたすが韓国人です
はい、♪へんな韓国人、あそれ、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
・・・・だっふんだ!」
はっきりした日本語 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
スーパーボランテイア
zenyam...
自由詩
1
18/10/29 6:19
空を飛ばない円盤
こたきひろし
自由詩
2
18/10/29 2:17
輪廻に溺れる
新染因循
自由詩
6
18/10/29 1:18
バンコクのスーパーマーケット
番田
自由詩
3
18/10/29 1:15
車内
はるな
自由詩
3
18/10/28 23:13
きみは最強のノーマルタイプ
青花みち
自由詩
1
18/10/28 23:10
混沌をまんべんなく敷き詰めた小さなベッドに(そして窓の外にや ...
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
18/10/28 22:48
夫の虚言
しょだまさし
自由詩
3*
18/10/28 21:52
● マッドバス ●
足立らどみ
自由詩
2*
18/10/28 20:42
登山は人生に似たり
zenyam...
自由詩
1
18/10/28 20:26
ひっそりと 過ぎ行く光
むっちゃん
自由詩
8*
18/10/28 20:06
ヘイト・クライム・マハトマガンジー
花形新次
自由詩
0
18/10/28 19:18
日曜の冷えた夜
赤椿
自由詩
1
18/10/28 19:08
抱きしめてあげる
立見春香
自由詩
6
18/10/28 15:47
僕が一階にしか住まない理由
青星円
自由詩
1
18/10/28 15:29
天使とあたし
まーさん
自由詩
1
18/10/28 14:06
けものよ
犬絵
自由詩
7
18/10/28 13:48
二階の窓(改訂)
ひだかたけし
自由詩
11*
18/10/28 12:56
血で血を涙で涙を汗で汗を
こたきひろし
短歌
7
18/10/28 9:51
自然協奏曲
ミナト 螢
自由詩
1
18/10/28 8:33
悪意
凪目
自由詩
0
18/10/28 7:34
陽向臭い匂いと雨の匂い
こたきひろし
自由詩
4
18/10/28 6:46
恋愛詩と病或いは不具
腰国改修
散文(批評...
2*
18/10/28 5:15
転生
〃
自由詩
1
18/10/28 4:27
星座めぐり
st
自由詩
1
18/10/28 2:05
長財布
藤鈴呼
自由詩
0*
18/10/28 0:16
命日
梓ゆい
自由詩
3
18/10/27 22:47
オレンジデイズ
花形新次
自由詩
0
18/10/27 21:36
帰依
ひだかたけし
自由詩
5
18/10/27 21:32
へんなおじさん
花形新次
自由詩
1
18/10/27 21:26
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1136
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7.15sec.