植林公園のいちばん奥の、目立たない遊歩道の終わりで大っぴらにまぐわっていた若いカップルが、綺麗に解体された状態で発見されたのは三月の終わりの日曜の朝のことだった、四肢は根元からすっぱりと切り落とさ ... ツツジがぎっしりと街道にこぼれている

太陽のまわりには虹のわっかがかかっている

そのしたにはノアの方舟みたいな形の虹がよこたわっている


きょうはなんの日なんだろう

きのうと ...
鳶がとび回る冷たい空は灰色です。

大きな声で言ってはいない。
イヤな人がいて
言葉はホログラム、清潔で、
ちいさな血のようなものが
ヤスリで間引かれる瞬間の悲鳴、
墓場までも ...
非常にたくさんのものが
(ほとんどあらゆるものが)残っていた
スプーンもフォークも、ぴかぴかなバイクも
時計も、携帯電話も

空気が
かろうじて光をのみこみながら
浮遊している
ね ...
原田知世が
朝ドラで
ブレイクしているとか
いないとか
小耳にはさんではいたけれど
そんなこととは関係なく

だからといって
少女が都会に憧れ
そして裏切られ傷つく
ありがちな物語 ...
スマホを取り出し
何気なく見た綺麗な空を撮り出す

ふと視線を感じて視線を辿ると
楽しげに笑うのは好きな君

予想外の出来事に取り乱す
【チンダルのはしご】








●●●●●●●●
●●●●●●●
●●●●●●われ
●●●●●かい無
●●●●つまりは
●●●てがかり無
●●いままで苦 ...



岬の先端に
一羽の越冬燕が佇んでいる
仲間の到着を待って
長い苦闘に
羽根はぼさぼさ
やつれて見る影もない
運命に持ち運ばれたとはいえ
惨めな姿だ
越冬燕は仲間を待ち ...
本日の糸魚川は風が強くてね
雨模様なのだけれども 粒が大きい

ともすれば
アラレにも見えそうな雰囲気だけど
まだ透明

山側の庭園を出る瞬間に
ふと息の白さに気付くみたいに

...
街の廃墟に
ネオンだけが点いていた
残された無数の足跡に
波があふれ 消えていった


人々は荒れ地を進んでいた
空を覆う霧には
ここで終わる
と書かれていた

...
なぜこんなかなしみだけがのこるならアソビの恋などするんじゃなかった

珍しい気持ちを私に向けたときふたりのママゴト教えてあげるわ

罪と言う女のこの花可愛らしい私もあんなピンクで枯れたい
...
仮の名前でインターネットの空に飛び交う鳥の群れ
それぞれは何の関わりもなく その実体を知らない
飛びながら排泄される糞は 落ちてネットにこびりつく

そのなかで 詩をくちばしにくわえていた鳥た ...
蛇は見ただけで怖い
なぜだろう
アナコンダのような大蛇ならわかるが
指ほどの太さの蛇が
なぜ怖いのだろう
よく考えると不可解なことだ
僕の脳のずっと奥の方に
僕の知らない何かが
インプ ...
種をまけば
芽が出る
不思議だなあ!
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びてくる
不思議だなあ!
やがて花が咲き実がなる
不思議だなあ!
僕は毎日何回も
不思議を観に行く
ビニールの傘
雨の滴が伝う

船の帆のように
ピンと張って
緩むことなく
風には向かう

弱くない
ひるまない

ボタボタと
雨に打ち付けられて
音を立てるけれども

破 ...
雨水
泥水
ダダダダダ
削って
まいて
絡まって

雨水
泥水
ダダダダダ
叩いて
はがして
ダダダダダ

あれが
これが
流される
削られ
剥がされ
流される
...
最近、分からないことが多くなった。
とても抽象的で、
曖昧なことに限って、
深く、
夜の私を、
もっともっと、
ベッドに沈めようとする。

毎週火曜は血液検査の日。 ...
ある朝神様が訪れ
世界を金色に変えて

日射しは蜂蜜の味になり
風はいつかの花の香り

人々は優しくなって
眠りは深くなった

時々は雨が降り
寂しさが夜を押し潰す日もあったが
...
  
答えてよ新宿

馬鹿馬鹿しいくらいに

線路が無数に重なって

枝毛だらけの細胞分裂


ヌケガラの街を

駆け巡り 人は どうやって

行きたい場所に辿り着く

...
テーブルの上のCD裏返したら書いてある
さようなら
もう一度確かめて捨てる
もう再生できない曲は
恋の歌
あなたの優しさを
僕しか知らないと思っていた
でもそれは違った
これから遠いと ...
黒焦げのトーストがいいマーガリンでいい
バターじゃなくていい
蜂蜜は国産 養蜂屋の小さな店先のがいい
種類にはこだわらないがシナ蜜なら尚いい

雨が降る前に用事を済ませたいが
用事の方がは ...
恋、パンイチで。
逃げられた残念。

ビクついてドボン。
とんずら交際中。

いつもディスカウント。

煙草はシケモク。

返す心。
お預け。

蓋はなし。

いつも蹴っ ...
悲しい日が続くと
通り雨を期待する
淀みを防ぐために傘をさしている
だけど、まだ日はさして
道化師の様にたたずむ毎日
待ちくたびれた頃に、心を洗うように
雨が降りだす
川面に跳ね ...
グレーチングに足をとられて
突然 目の前の女性が転んだ
最強の赤いピンヒールは 雪の中では
通用しない
美しさが万全なら
どんなことも快調な街が
ひっくりかえった

蛭みたいに艶やかな ...
まばゆい光と僕は共にあった
昼の光は邪悪で不純
見つかったあとで考える
なくした理由と
探さなかった理由

世界はいつも不穏で汚い
ここで生まれた僕らの矛盾
消える理由と存在の間で ...
 突然の水曜日の休日

 天気予報は朝から雨

 本当だったら

 雨かーーー という気持ちなのかな

 なのに この心の静粛はなんだろう

 外出しない理由にできる

  ...
趣味は雲を眺めること。

と公言して、
変人扱いされている
テレビタレントさんがいたが、
ちょっと真似してやってみた。




風が冷たい、名のみの春だが、
川辺の土手に ...
○「意見がちがっても」

意見がちがっても
仲良し
ほんとの夫婦は

意見がちがっても
仲良し
ほんとの友だちは

意見がちがっても
仲良し
ほんとの親子は

○「幸せ」
...
私の部屋にテレビが入れられると
彫刻家も入って来て
ショックだった
甘すぎる彫刻家に
肉を食わせて懐柔すれば
調子に乗って恋人の
シイちゃんまで連れて来て
いい詩に反対する

宇宙で ...
レディオヘッドのあとでぼくたちは
おもちゃの拳銃でたがいの心臓を撃ち抜いた
それで賞味期限はおわり
ぼくらのあいだにあったものは神さまへと返品処理された
不思議よね、と彼女が
「こん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
静寂がまた暗い口を開けるホロウ・シカ...自由詩1*18/4/27 0:31
きょうはなんの日ペペロ自由詩018/4/26 23:20
泣き出しそうな、墓標秋葉竹自由詩318/4/26 23:16
ほとんどあらゆるものはるな自由詩318/4/26 22:20
TOKIO×少女花形新次自由詩118/4/26 19:54
空が綺麗で千幸自由詩218/4/26 19:41
即興ゴルゴンダ三部作【嗚呼  夢よ うつつよ】るるりら自由詩1018/4/26 17:46
越冬燕杉菜 晃自由詩7*18/4/26 16:05
紅葉ブランケット藤鈴呼自由詩2*18/4/26 13:44
ひとつ 常光木立 悟自由詩418/4/26 8:16
愛の人秋葉竹短歌218/4/26 7:41
さびしさはこたきひろし自由詩318/4/26 7:11
蛇は怖いzenyam...自由詩318/4/26 6:02
家庭菜園自由詩118/4/26 5:35
気もそぞろ、雨の中坂本瞳子自由詩1*18/4/26 1:01
   浸食作用北村 守通自由詩218/4/26 0:37
散らばった彼らへの考察藤沢自由詩118/4/25 21:41
バターヤスヒロ ハ...自由詩218/4/25 21:26
答えてよ新宿ハァモニィベ...自由詩2*18/4/25 20:56
さよならCD黒髪自由詩1*18/4/25 20:47
50階ただのみきや自由詩9*18/4/25 20:07
20180425_work0000@poetryNaúl自由詩118/4/25 17:07
River Flows In You暁い夕日自由詩4*18/4/25 14:20
私のなかのるるりら自由詩10*18/4/25 13:26
山積みのガラクタが星になったら竜門勇気自由詩2*18/4/25 12:01
やっぱり雨が好き佐白光自由詩3*18/4/25 9:35
一人称が決められなかった詩(うた)秋葉竹自由詩218/4/25 7:34
独り言45集    zenyam...自由詩118/4/25 6:42
寝入って仕舞った様だ間村長自由詩418/4/25 1:50
ほんとうに言いたかったのはたぶんそんなことじゃなくてホロウ・シカ...自由詩2*18/4/25 0:41

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加筆訂正:
私のなかの/るるりら[18/4/25 13:28]
スレッド紹介を追加
3.88sec.