蛇に出会えない
泉の滸(ほとり)にいない

けれど 硬い 蛇の兄弟の
運命への抗いを 忘れないで

見渡すこの街の遥か西方で
もつれ合うことを嫌った抵抗が
太陽に飛び込み自殺を図っ ...
事件や事故などがあると
真相解明という名のもとに
事実関係だけでなく動機や原因、背景まで
徹底的にテレビで取り上げる
当事者や関係者の心はそっちのけで
寄ってたかるかのように取り上げる
推 ...
肉体の、
肉体の檻が邪魔だ
空間をよぎって その声は
いつも私を焦らせる

部屋を暗くして闇にうずくまる
部屋の心音と私の動悸が重なって
あらゆる、存在に理由を付けたがる私の思考が
膨 ...
あなたがトマトといえばピザやパスタが出てくるのに
わたしがトマトといえば三割引の見切り品を
手渡されるのはなぜだろう

あなたがケーキと呼ぶだけでバースデーケーキが出てきて
わたしが ...
ホメロスを読まばや春の「意味わからん」次女と末っ子はしゃぐ春の陽


カレンダー裏紙争奪戦前夜予定調和に微笑む妻か


近付くなオーラを放つ長女その幼きころの写真の笑顔


お料 ...
生き返ろう
しばらくぶりの きょうだから

せぼねをゆかから
少し離して
元気 ということを
そらせた腰のちょっとへこんだあたりに
滑らせて

生き返ろう さあ
きょうだから
ま ...
ちょっと難しいことを

百人の私達の中に
セイウチの数を数えよう

セイウチは足が早くて
あっという間に廃れてしまう
ので

そんな
セイウチの仲間に おのれを数えよう
おのれを ...
朝陽の「おはよう」って声に「おはよう」と返す。
雨の日にカエルの人生相談に乗ってあげる。
自分の身体より大きなパンケーキをみんなで食べる。
そんな絵本みたいな暮らしがしたい。
冬のはじまりを
ことばにしたくなった
ときすでに、

むかし話のように
ふり続くゆきのような、
文字のられつ

呼ばれなくなった
なまえを口ずさむように
くり返し、くり ...
カローラ
ライダー
看護婦の井田さん
ここでモーニング娘の
二文字しりとりモードを
避けるため
私はポスティングを始めた
ポスティングが右の奥歯に
絡まって来る
戸の援護射撃に
絡 ...
小学生のころ
大きな紙いっぱいに
緻密な迷路を書いた
細いところで二ミリくらい
太いところで五~六ミリくらいの
血管のような道が幾つにもわかれ
そのひとつがまた幾つにもわかれ
それらがま ...
ある人には 最後まで欠けたままのパズルの一ピース 

ある人には 心に生まれ持つ鐘ことある毎に鳴り響く 

現に映す夢の面差し追いかけて魂の迷酔 わたしには




         ...
口紅をつけた
自分のか誰のかわからない血の赤
すると足元が浮ついて
堕ちた天使のよう爪先で滑るから
慎ましく知的 胸元に
悶えに悶えた腹を割いて取り出した
真珠ひとつ
それでも世界は殺風 ...
群衆の中で孤独を覚え
ふと虚しさに襲われる

抵抗する術もなく
笑い飛ばす寛大さも持ち合わせず
気づかないふりをすることもできず
時間だけが過ぎてゆく

なんとなく取り繕うために
空 ...
顕微鏡のようなカメラで撮られたら
一本のヘアーさえ
見落とさずに撮れるだろう
アマスポーツの競技でも
裸どうぜんのユニフォームだ
今やネット上では
そういう写真や動画があふれている
そし ...
夕闇にテイルランプをみつめては逃げ出すことだけ考えていた

居場所などどこにもないとひとりきりみんなと違う空を見ていた

さよならと書き殴ったページには余白だけがやけに多くて

目の前に別 ...
移り変わる季節
どの季節も美しい

隣にはあなたがいる
何も足りないものはない
幸せでいっぱい

散歩道
あなたと歩く道
人生の道

想像出来るから楽しい
あなたとなら現実に出 ...
 午前のアトリエに光は射し、人はいない。
 淡いキャンバスに薄くデッサンが描かれている。
 海だ。
 透明で純粋な世界がそこにあった。

 時間と空間の概念をその筆に携えて、
 その海 ...
眠る前に夢を見るのがくせになって
耳から大事な言葉が抜けていくみたい
そうこうしているうちに
痛くない時間が過ぎていってしまう
注射針を避けながら歩く廊下
冷たいのか熱すぎるのか ...
いのちは
こころのかたすみで
ふるえながら狂っている
枯れた木が
記憶だけで
まだ水を吸い上げようと
こころみているように


まともなあんたは
ひびわれた ...
積んで
形を作る
崩しては組み替えて
別の形を作る
限界が来たら
新しい形のツミキを一つ足す

嫌になったら
全てのツミキを
部屋の壁にブン投げて
玄関から飛び出していく

町 ...
燃え盛る自分の家を見て
この火で
多裸子パス多を茹でたいと
思った
確かにこの家は
賃 貸 だ か ら
人権のある従順な
犬、猫を飼ってはいけなかったが
人権のない家畜
牛、豚であれ ...
上級生の君にわからないことを聞きたいけれど僕の頭の中を同級生の彼女に覗かれてしまったのでとても聞きにくくなった
僕達の住んでいるこの街は30才以上の人たちが管理していて
50才以上の人が中心となっ ...
俺の考えや気持ちに関係なく
毎日日は昇り沈む
時は過ぎ去る
俺がどんなに苦しもうと悲しもうと
世界は関係なく動いていく
世界は俺中心に動いてはくれない
俺が世界に合わせるしかない
俺がど ...
... トーク・トーク・トーク
真っ赤な空を見ている
古びたものを一つポケットにいれたまま
死んでしまう子猫の胸に手を当てて
なくなっていくものを拾っていく

構造について考えるはじめての休日 ...
お前の右足の踵が地面に着いたら
この世の中が破壊されてしまう

だからボクはいつも
右足をびっこ引いてる
決して踵を地面に着けないように
世界を終わらせてしまわないために

どうしてボ ...
それはあきらめではない

感情からにげているわけでもない

目に見えないものを見つめているだけだ

背景が実体を規定していることを受け入れているだけだ

だからそれはあきらめではない
...
『言葉を免罪符にするな、もっと尊べ。』

中学生のとき読んでいた本に出てきた一文だ。

十年たった今も、なぜか心に残っている。



そしてふとした瞬間に何度も思い出すのだ。

...
なんと言っても
オリンピックメダリストが
電車内で女性の足に
体液を掛けた疑いで
逮捕されたというニュースが
最高だろう

供述がこれまた秀逸だ

「体液を出したのは間違いないが
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
残照秋葉竹自由詩317/12/3 7:52
テレビの暴力ホカチャン自由詩017/12/3 7:43
家出娘為平 澪自由詩917/12/2 23:51
師走に鬼自由詩217/12/2 23:42
或いは家族本木はじめ短歌117/12/2 21:25
生き返ろうオイタル自由詩5*17/12/2 20:20
むずか自由詩517/12/2 20:04
暮らし水宮うみ自由詩2*17/12/2 18:59
はじまりをことばにしたくなったかんな自由詩5*17/12/2 18:14
でもしりとりは止めてほしくない間村長自由詩417/12/2 16:45
迷路ただのみきや自由詩13*17/12/2 16:09
しあわせ自由詩3*17/12/2 16:05
太陽は病んでいる自由詩5*17/12/2 15:49
今宵その夜坂本瞳子自由詩1*17/12/2 11:54
恥ずかしい写真ホカチャン自由詩217/12/2 11:20
ここではないどこかへ未有花短歌9*17/12/2 9:09
隣にはあなた夏川ゆう自由詩517/12/2 5:18
午前のアトリエヒヤシンス自由詩6*17/12/2 4:19
1cmだけ足りなかったらカマキリ自由詩317/12/1 23:42
あらゆることが語り尽くされたあとにホロウ・シカ...自由詩15*17/12/1 21:55
ツミキ狩心自由詩117/12/1 13:02
差異個パスのシコウ「適者生存」自由詩117/12/1 11:50
20171201_work0000@poetryNaúl自由詩217/12/1 8:41
世界と俺ホカチャン自由詩117/12/1 8:17
ひどいやつらだ竜門勇気自由詩2*17/12/1 1:59
わすれてる自由詩1*17/11/30 23:04
踵の秘密坂本瞳子自由詩1*17/11/30 22:52
新幹線待ち吉岡ペペロ自由詩017/11/30 22:26
「以後、気をつけます。」愛燦自由詩117/11/30 21:16
今日のトップニュース花形新次自由詩017/11/30 20:54

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